日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

トワイライトエクスプレス

2015年03月17日 | 回想


 山陽本線に新型車両が導入された。なんと32年ぶりという新型電車は「レッドウイング」と呼ぶ。北陸新幹線が長野から金沢まで14日に延伸開通で、金沢から東京まで2時間半に短縮され、沿線は祝賀ムードに包まれている。一方では最後の寝台特急ブルートレイン「北斗星」が27年間にわたる定期運行の幕を同じ14日に閉じた。その前日にはトワイライトエクスプレスが26年間の運行を終えている。山陽本線からブルトレが消えて久しい。

 トワイライトエクスプレスを利用したのは50歳の時、永年勤続記念として会社からのプレゼント。それは運行を初めて間もなくだったことを、運行が終わるニュースを聞いて気づいた。大阪から札幌の下りを手配したがダメ、仕方なく上りに変更「やっと取れました」、その時の旅行会社担当者の笑顔は今でも浮かぶ。運行間もなくで人気は高かった。そんなことから食堂車は利用できなかったことは残念だった。乗車して気づいたのは乗客の多くは団体さんだった。

 青函トンネル、海底駅でしばしの停車、ひとかけらの不安を抱くことなく技術の素晴らしさを感じた。そこを抜けると、大阪までひたすら日本海を眺めながらの旅は、ブルトレや新幹線を利用しての東京出張とは違うのんびりゆったりだった、と懐かしい。

 トワイライトエクスプレスや北斗星の最後の定期運行に駆け付けたフアン、北陸新幹線開通に喜ぶ駅ホームの映像を見ながら思い出す。40年前、山陽新幹線が博多まで延伸開通した日、4月から小学生になる息子と初乗りをした。普通車は満員で「子どもは膝に」という自然発生の声に誰も異なる声が出なかったのは開通の喜びからだろうか。0型の丸みが懐かしい。 

 
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