日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

素人展

2013年07月12日 | 陶芸
           

 「素人ですけえ」、趣味で作った作品を褒められると謙遜してこう答える人は多い。素人、辞書的には「ある物事に経験のない人。そのことを職業としない人」などとある。そのことを職業にはしていないが、長い経験と研鑽を重ねた人を「素人」と単純に位置付けるのはどうかと思う。プロではないがセミプロ、準職人ならどうだろうか。

 そういう位置づけは別にして、最近はプロでない人の作品展というか、作品を発表する催しが多い。同好会や趣味で作り上げた作品を来場者に鑑賞(?)してもう。その反応を糧にして次にいそしむためのいい機会となる。

 同じ粘土を使っての陶芸教室。しかし、仲間の作品をじっくり眺めることはあまりない。作品発表会では、その作品をじっくり眺め、教室では気づかなかった発見が得られる。どうしようか、と悩んだ出展への戸惑いはいつのまにか忘れ、自信への芽を呼びさます。

 陶芸同好会へ入会前から開かれている「しろうと展」は第7回。今回もデジカメ同好会との共同開催。写真は撮影者の感覚に響いた被写体の一瞬を切り取った作品、陶芸は狙った形を造りそれに色づけする。作品の形状は平面と立体の違いはあるが、打ち込む姿勢は変わらない。「趣味です、素人です」の一線を越える仲間がいつか現れる、そう思いながら、会場を回った。
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