日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

カーブミラーの新任務

2013年07月06日 | 地域
           

 駐車場、待ち合わせらしい女性グループの一人が「見えた見えた」とカーブミラーを指さした。ミラーには狭い道をこちらへ小走りでくる女性が映っている。「車注意、歩行者注意」の役割にしか捉えていなかったカーブミラー、思ってもいなかった利用法を知った。 

 監視カメラはある目的のために監視を行うためのビデオカメラ。スーパーで「監視カメラ動作中」という表示を見かける。何もしないのに、とあまりいい気持ちはしないが、店としては犯罪防止上欠かせない設備だろう。都市部では監視カメラのない場所や通りを探すのに苦労する時代かもしれない。

 この監視カメラ、最近は犯罪捜査になくてはならない機器、捜査員のような活躍をしている。凶悪犯を店で、通りで、駅で、と撮らえた映像をつなぎ合わせて追い詰める。そこには、足で情報を集め犯人を追い詰める捜査員の姿は出てこない。バーチャルリアリティーの世界が実社会に居座った。

 監視カメラが備わっているのは都市部の人の集まるところ。地方の小さな町の、小さな通りに設けられることはないだろう。カーブミラーの新利用法を知ったとき、このミラーに内臓できるカメラを装着したら、裏通りの防犯力を高めることにならないだろうか。その時、必ず「人権」が問題になるだろうが、そこは知恵を出しあおう。

 子どものころ虚像や仮想、漫画の世界だったことが現実になりつつある。直近ではロボットが相手を認識して会話をしているなど仮想と現実との境界が分かりにくくなって来た。巧妙化する犯罪に対応する捜査情報収集補助のひとつにカーブミラーの活用、今はバーチャルかもしれないが、一考に値しないだろか。そんなことを思っていたらダム放流を知らせるサイレンが現実へ引き戻した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする