みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

世の光

2019年03月22日 | 出エジプト記

出エジプト記 37章

 日本では桜の開花が報じられていますが、当地も春の花々が至る所に咲き始めています。ウォーキングをしていますと身体がホカホカしますので、同伴者は上着を脱いだり着たりと忙しくしています。

 本章には、25章とほぼ同じことが記されています。きのうも書きましたが、25章では神がモーセに作るようにお命じになったことが、そしてここでは、ベツァルエルがそれらを次々に作り上げていったことが書いてあるのです。それにしても、ベツァルエルはすばらしい技量を神から授かった人物なのだと改めて思います。29節には、彼が調香の技法を凝らして、聖なるそそぎの油と純粋な香り高い香を作ったともありますので、手先の器用さばかりでなく、嗅覚などにおいても傑出していたことがわかります。どのような人なのか、一度会ってみたいものだと思いました。

 きょうの「みことばの光」は、ベツァルエルが作った契約の箱について詳しく述べていますので、ここでは純金を打って作った燭台のことを書くことにします。画像などで確認することができますが、燭台(ヘブル語で「メノラー」)は、独特の形をしていて枝は左右に三本ずつ六本出ており、真ん中の一本も含めてその上にはともしび皿が一つずつ全部で七つ置かれます。純金1タラントとありますので、およそ34Kgというかなりの重さです。

 この燭台は聖書に置かれました。聖所は四重の布や皮でおおわれていましたので、この燭台の灯のみによって照らされます。ヨハネの福音書は、イエス・キリストがご自分を表わす七つのことばを記していますが、その一つが8章12節にある「わたしは世の光です」ということばです。神から離れた人間は闇の中を歩む者となったのですが、イエスは「すべての人を照らす…まことの光」としておいでになりました。

 イエスさまを信じなかったなら私は…と、今でも考える時があります。まことの光に照らされながら毎日歩むことができるのは、感謝し尽くすことのできない喜びです。


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