みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

あれは殺されることはない

2024年07月10日 | サムエル記第一

サムエル記第一 19章

 火曜日は日中の気温が31度まで上昇。夕方6時前に外に出ましたが、実は当地はこのぐらいの時間帯が気温が最も高かったりします。帰宅してすぐに水分補給して一安心!

 サウルはダビデを恐れて、ついに殺そうとしていることを息子ヨナタンや家来たちに明らかにします。ここでのヨナタンの行動を心に留めたいと思いました。彼は両者をとりなそうとするのです。ここでは、父サウルがダビデを殺そうとすべきではないと、父を刺激しないように説得します。

 互いの関係に亀裂が入るような時、双方とつながりのある自分はどうするだろうかと考えました。一方の話を聞いて、「あなたの言うことは分かる」「たいへんだね」と言い、もう一方の話を聞いて、「あなたはとても辛い思いをしているのがわかる」などとそれぞれに寄り添うようなことは言えるかもしれません。

 しかし、一方が他方に悪を行おうとしている時に、そのようなことをすべきではないと、けんか腰にならずに言うことができるでしょうか。とりなす側に置かれていながら、双方に都合の良い態度をとり、安易なことばを届けるなどという誘惑があります。

 本章の後半では、ダビデのいのちを狙うサウルの使者たち、そしてサウル自身も不思議な体験をしています。ダビデを守るために神が行われたことなのですが、サウルやその部下たちを力でかく乱するというのでなく、彼らも預言する者とするということによって、結果的にダビデ殺害の企てを骨抜きにしてしまったのです。

 それによって、サウルがヨナタンに誓った「主は生きておられる。あれは殺されることはない」ということばどおりになります。そしてこのことばは、このあともずっと力を持ち続けるのです。


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