創世記 29章15−35節
月曜日は山の中をドライブしました。平地ではハナミズキが満開ですが、到着した所は桜が満開。ちょっとしたハイキングをしましたが、ゼンマイが群生していて驚きました。
兄をだましてハランにまで逃げて来たヤコブは、ここで伯父のラバンにだまされます。ハランの井戸の所でのラケルとの出会いは、父イサクの妻を探しに遣わされたアブラハムのしもべがリベカと出会った時のことに重なります。あの時しもべは、妻としてふさわしい女性とその家族のために多くの贈り物を携えて来ました。しかし、逃げて来たヤコブは何も持ち合わせません。
そこで彼は、ラケルとの結婚のために七年間働くのです。いつ読んでも「ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた」ということばに目が留まります。ラケルへの愛が彼を支えたのです。
ところが、伯父ラバンはヤコブをだまし、結婚して初めての夜に、ラケルではなくレアをあてがうのです。理由はこの地の当時の習慣のゆえに……。それなら、七年前にヤコブがラケルのために働くと申し出た時に、「いや、それはできない。この地では……」とラバンは言うべきでした。
このように、神が天から降りて来られてヤコブに祝福を約束されたにもかかわらず、それは目に見えるところではなかなかヤコブにとって理解しがたいことでした。それがレアへの冷ややかな態度の理由の一つでもあったのかもしれません。
結婚しながらも夫に冷ややかにされるレアの悲しみ、寂しさを主はご存じでした。そして主は、彼女に喜びを賜ったのです。