みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

手に剣はなかったが

2024年07月08日 | サムエル記第一

サムエル記第一 17章41−58節

 初夏のひんやりとした、しかし陽射しの強い絶好の天候の下で野外礼拝がもたれ、礼拝の後で流しそうめんと、子どもたちのスイカ割りも行われました。たくさんの子どもたちが浴衣を着て集まってくださり、夏のイベントに彩りを添えてくれました。

 子どもたちにもよく知られた大男ゴリアテとダビデとの一騎打ち。今日の箇所ではダビデが石投げと石一つで大男を倒したという劇的な展開が見られます。

 以前もこの箇所について書いたように思うのですが、神学校の卒業式で理事長がこの箇所から宣教してくださったのを今でも忘れません。神学校を出たばかりの者は、ここでのダビデのようにほとんど素手で大男に立ち向かうような働きに就くだろう、だが主の戦い、信仰の戦いに赴くのだから恐れひるむことはないという力強い話でした。

 43節にペリシテ人ゴリアテの「俺は犬か。杖を持って向かって来るとは」ということばは、ユーモラスでさえありますが、それはゴリアテが自分の力を過信したところから出てくるものだと思うのです。自分が普段用いているものが、強力な武器となりうるというのは、「信仰の戦い」においては有用なのかもしれません。50節の「ダビデの手に剣はなかったが」ということばからも、そのことを改めて考えさせてくれます。

 背伸びして使い慣れていない何かを手に入れれば解決する、などと考えてはいないかと自問させられます。


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