みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

神が…証人

2013年03月20日 | 創世記
創世記31章36-55節


 今日は春分の日。日本では、土曜日や日曜日に続いて祝日が来るように、ずいぶん前から変更されましたので、「体育の日」や「成人の日」などは毎年変わります。東京オリンピックの開会を記念して10月10日を「体育の日」としていた頃が、わかりやすくてよかった…と思うのは、歳をとった者だけの嘆きかもしれません。
 けれども、「春分の日」などは土曜日や日曜日に吸い寄せられることなく、週の真ん中辺りにちゃんと休みます。個人的には、こちらのほうが好きなのですが…。
 
 ヤコブとラバンは戦って傷つけ合うことなく、平和のうちにそれぞれの人生を歩み始めた、というのがきょうの箇所でしょうか。ヤコブはここで、20年彼の心の中にあったものをラバンの前で吐き出しました。ラバンへの不満ももちろんあったでしょうが、ラバンのために自分がどれだけ働いたかということでした。

 ラバンは、ヤコブの口答えを聞いても怒りませんでした。主の命令に従ったからです。石の柱を立て石塚を築いてヤコブとの間に契約を結びました。「神が私とあなたとの間の証人であることを…」ということばを心に留めました。

 二人のやりとりを見て、互いの間に鬱積(うっせき)するものがあったとしても、恨みつらみがあったとしても、口答えをしたりされたりしても、このようなくくり方ができたらよいのに…と思いました。
 それは、「みことばの光」が解くように、二人とも神の主権に服するという姿勢を持っていたからです。
 
   


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