霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

理事退任

2011-08-26 20:51:29 | 産直
生産部長は厳美の「道の駅」の理事の職にあって、二期目の任期はあと1年半ほど残しているが、今月限りで
退任することに決め今朝通知した。

月に一度の定例理事会やイベントの応援等に割く時間は僅かだが、生産活動に専念するには大きな
負担となっていたし、その負担に見合う役割や責任を全うできていなかった。
また、「純田舎風組織」とはもともと肌が合わない面があったことも否めない事実。



「証文の出し遅れ」のアスターの第二弾を収獲して来た。
前回分はほぼ完売だったのでそれに続く取り組みで、これが最後の収穫となる。
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宣伝部長

2011-08-25 20:58:02 | 経営
Kさんとの交流の始まりは二年前の「秘伝」の予約からだったと記憶している。
「枝豆大好き人間」を自称するKさんだが「新鮮館おおまち」では以前から「熊谷千代子ブランド」の野菜に注目していて
「どんな生産者がどんな場所で作っているのか」を一度確かめたいと思っていたらしい。

ご主人を伴って買い出しに訪れたのはその後間もなくのことで、自ら畑で収獲したりしながら買い物を楽しんでいる雰囲
気だった。
その後も何度かわざわざ山間僻地まで「買い出し」に訪れている。

栄養士の資格を有し長年学校給食関係の仕事に従事されていた食材のプロのKさんに我が家の野菜が評価されたのは
大変名誉なことと受け止めている。

熱烈なファンになってくれているKさんは、その幅広い交友関係を活かし「熊谷さんの野菜は美味しいよ」と「新鮮館おお
まち」の利用者に口コミで熱心にPRをしてくれているという。

小規模多品種栽培の零細農家に生産部長と営業部長のほかに宣伝部長も誕生したようだ。



昨年までモチ米を作付していた川向いの田んぼが今年は豆畑に変身している。
除草した所と不十分な所とでは作物の生育に差が出て来ているのは当然のことか。
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お礼状

2011-08-24 21:00:58 | 野菜
厳美の「道の駅」でインゲンを購入された仙台のお客様から「道の駅」にお礼と注文のハガキが届いた。
敢えて全文を紹介したい。

先日、美の郷道の駅で野菜を求めました。
その中の熊谷千代子さんのインゲンに「農薬を使わずに育てました」と記してあり、食べて驚きました。
いくら細い平たいインゲン(見た目は同じ)でも味がぜんぜん違い、遠い昔の味がしてやわらかくいた
だきました。(甘味もあり)
しかし、農薬を使わないもののインゲンは手に入りません。出来れば送料共着払いで20袋でも30袋
でも送って頂けないものかと。
袋に入れなくとも結構です。
とにかく何年振りで味わいました。
ありがとうございました。

「農薬を使わずに育てている」ことを表示することは他の生産者や直売所側から色々な形で
バッシングを受ける。
「農薬を使わずに育てるなんて当たり前のことで、そんなことをアピールするのはおかしい」とか、
「そんな表示をすると、まるで他の野菜が農薬を使っていることを暗示することになる」更には
「自分だけ売れればいいのか」等々。
表示をしていたPOPを毎日捨てられる嫌がらせを受けたこともあった。

そんなバッシングに耐えることは、農薬を使わずに野菜を作る以上に大変なことに思えたことも
あった。

しかし、農薬を使わずに育てることは単なる利害損得だけでは続けられないし、そんな簡単なこと
ではない。
自家消費分のみを作るのであれば簡単かもしれないが、商品価値のあるものをコンスタントに
出荷しようとした場合は、よほどの覚悟が無いと続かない。
殆どの生産者は農薬を使っているし、「使っていない」と言う生産者も除草剤や殺虫剤は
「農薬ではない」と誤解している例が多いのが実態となっている。

そんな環境下で、このハガキから大きな力を与えて貰った気がしている。

ちなみに、「懐かしい昔の味」との評価はトマト、ジャガイモ、ニンジン、枝豆では何度か頂戴
しているがインゲンでは初めてのことだった。



枝豆やトウモロコシは鮮度が命。
甘く食べられるのは収穫してから「せいぜい二日」と言われているので、できるだけ新鮮な内に
お客様に提供できるよう「朝穫り」にこだわっている。
しかし、枝豆については時間的に困難なので、夕方畑から根付きのまま抜いて来て立てておき、
早朝に脱莢することにしている。
それによって「朝穫り」同様の鮮度を保つようにしている。

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ふれあい交流販売

2011-08-23 21:02:02 | 産直
「新鮮館おおまち」で定例の勉強会を開いている「おいしい野菜を育てる会」の主催で、
生産者が店頭に立って直接販売する「ふれあい交流販売」があった。

店頭に立って販売する機会を持てるというのは大変貴重で、全く想定しない意見
や要望なども頂戴したりして学ぶべき事の多い二時間となった。

以前からこのような機会が欲しいと思っていたが、実はお客様の側も「生産者との
交流の場」を期待しているという手応えも感じられた。

ろくに新聞を見る時間も無いような多忙な日々を送っているが、この種の企画には
時間を割く価値は十分にあると思っている。



「誰が店頭に立つか」で夫婦で意見が分かれた。
野菜の調理法が話題になる可能性が高いので生産部長が適任ではないかと
思われたが、生産ラインがストップすると「明日の出荷に支障を来す」ので、結局
本来の役割分担通りに営業部長が立つことにした。

その間、生産部長はオクラ、インゲン、ニンジン、ミョウガの収穫を済ませ明日に
備えていた。


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葉大根

2011-08-22 21:20:12 | 野菜
大根は漬け物やヘソ大根に加工することにして、生の大根で出荷することは殆ど無くなった。
コンスタントに出荷しているのは葉大根のみ。
品種はその名もズバリの「ハットリくん」。

「葉物野菜が足りない」と先日の勉強会で聞いたので葉大根を収獲してみたが、虫の被害が
多くて困ってしまった。



時期をずらして作付けしているインゲンの支柱を立てる際に、近くで獲物を待ち構えている蝮を
発見した。
この蝮と相まみえるのは今回で三度目のこと。
三度目の正直で、持っていたスコップでようやく仕留めることができた。

これでインゲン収穫時の不安が一つ解消した。

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