霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

2011-08-21 21:00:40 | 野菜
米作り一筋の農家を引き継いでから畑作物に重点をシフトして来た。
畑は長年原野状態になっていた休耕田を開拓(?)して作付けするので条件の悪い耕地が
殆どだった。

そんな耕地にノウハウの無い素人百姓が挑戦したのだから、悪戦苦闘するのは当然のこと。
でも知らない者の強みで「農業はそれが当たり前」と思ってやっていたのだからメデタイ。

最近になって耕地が畑らしい土に変わって来ていて、連動して作物の出来も良くなって来て
いることに気付いた。
この分で行くと「これからは良くなるばかり」ではないかと楽観したくなって来る。
しかし、耕地が年々良くなるとしても一方で「老衰」という大敵がジワジワと忍び寄って来る
ので楽観は決して許されない。



同居している娘のリクエストでゴーヤを初めて作った。
最近、産直の店頭でもよくみかける沖縄野菜。
自家消費だけでは余りそうなので出荷メニューの一つに加えようかと思っている。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピンチはチャンス

2011-08-20 19:15:14 | 産直
夏になると「新鮮館おおまち」ではナス、キュウリが店頭に溢れ、供給過剰状態が続く。
それが一段落すると今度はインゲンが溢れかえる。

今はまさにその状態で一日の販売量を大きく上回るインゲンが日々出荷され、店頭に
山と積まれている。
タイミング悪くそんな時に我が家のインゲンも収獲の最盛期を迎えてしまった。


(インゲンやオクラは夕方に収獲する。収穫量が少なくて「ホッ」とするようではいけないのだが・・・)

しかし、まさに「ピンチはチャンス」で、苦しい中で知恵を絞ると色々と面白いアイデアが
生まれて来るようだ。
出荷先の産直を複数抱えている強みを活かし、新たな販売手法を試みてみたらかなりの
量を捌くことができた。

簡単に諦めることなく「まずはチャレンジしてみること」が大切であることを今回も学んだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放射能汚染

2011-08-19 21:42:38 | 環境
県から「鶏の餌として野菜くずを与えてはならない」との通知が来た。
福島原発から200km近く離れているので安心していたのだったが、予想外に強い数値が
出ているらしい。

既に食べてしまった野菜や山菜も汚染されていた可能性が高いが、案じられるのはこれから
収獲を迎える米の汚染度。

岩手県の調査体制の不備にイライラしていたら、隣接する宮城県栗原市での直近の調査結果
では、野菜も米も「基準値の一割未満の低レベル」だったと聞いて少し安心した。



お盆用に準備していたアスターが一週間遅れで花を咲かせた。
「証文の出し遅れ」はお天道様頼みの農業では日常茶飯事のこと。

それでも口惜しいのでダメモトで明日の産直に出荷することにしている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久し振りの雨

2011-08-18 21:03:26 | 天気
枝豆は花が咲く時期に雨が降らないと実を付けられない特性を有している。
昨年は秘伝の畑一枚分がダメになった苦い経験がある。

その二の舞は避けたいと思い堤の水の栓を昨日の朝から全開にして畑に注いだ。
しかし、その直後から久し振りの本格的な雨となった。

堤の水を開放したのが「雨を呼んだ」のかもしれない。



「ニンジンは作り方が難しい」とよく耳していたが、経験を積むほどにその言葉の重みを
感じている。
それに手数がかかる割には産直での相場は低めとなっている。
そんなこともありニンジン畑から遠ざかっていたら、いつの間にか立派に成長していた。

洗った後の綺麗な色に元気づけられ出荷の準備を始めた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トウモロコシ

2011-08-17 19:27:33 | 野菜
今年はトウモロコシの収穫期とお盆繁忙が完全に重なったため、販売上は好都合だったが
稼働的には記録的な過密スケジュールとなって二人とも完全に顎が上がった状態になって
しまった。

そんなヨレヨレ状態の心に鞭を打って夜露に濡れた早朝のトウモロコシ畑で収獲に精を出した。
収穫しながら幹を足で倒して行くと、固い幹は「バリバリ」という音を立てて倒れて行き、林立し
ていたトウモロコシは小一時間程で消えてしまった。




「面積当たりの売上」という観点からするとトウモロコシは枝豆に較べるとかなり劣る。
加えて熊や狸それにカラス等の被害に遭い易いことから生産者が毎年少なくなる傾向と
なっている。
しかし、夏場のトウモロコシの需要は枝豆を完全に凌駕しているようだ。

そんな根強い需要があるので、大変だったけれど来年も今年規模で作付けしたいと思って
いる。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする