霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

81歳の現役

2007-07-19 22:41:14 | 野菜
産直の生産者仲間には高齢者が多い。
最高齢は85歳。
毎日自転車で「道の駅」まで野菜を運んで来る。
ただ、この方とは時間帯が異なるので会う機会は少ない。

二番目の高齢者が間も無く81歳の誕生日を迎えるTさんだ。
ジイチャンよりも二つ年上だが、気持ちに年寄り臭さが無い。
野菜作りの大ベテランで竹細工や藁細工もこなし、それらも出荷している。
長年培った野菜作りのノウハウも、訊けば偉ぶることなく丁寧に教えてくれる。
そして、常に新しいものにチャレンジする姿勢を崩さず、年寄りに有り勝ちな「知ったかぶり」をすることもなく謙虚に学ぶ姿勢にはいつも感服させられる。

立派な野菜をいつも出荷するが、特に里芋は芸術作品並で、お盆の頃になると自慢の里芋の株が店頭に所狭しと並ぶ。
産直への出荷は「生活のため」というよりも「生きる歓び」となっているように見受けられる。



昨日、厳美の「道の駅」で生産者仲間の圃場見学会があった。
多忙な時間を割いて参加したオバサンはTさんの里芋畑等諸先輩方の丹精込めた野菜畑を見学して大満足だった。
写真は、ハウスのパイプを利活用したSさんの立派なカボチャ棚。

Tさんの生き方は我々夫婦の進むべき方向を示す羅針盤のような役割を担っている。
二人の20年後もTさんのような「若さ」を持って迎えたいものと願っている。


コメント (7)
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