霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

味の違い

2007-07-30 21:05:06 | 野菜
バレーボールの仲間であるママさんチームのメンバーと「道の駅」で偶然顔を合わせた。
若いママさんなので幼子二人を連れて「お買い物」に来たようだ。
「今日トマト持って来てますか?」と訊かれたが、生憎「道の駅」への出荷分は無かった。
「ウチの娘は普段トマトを食べないのに、熊谷さんのトマトだけは食べるの。甘くて美味しいトマトなんだよね。」という嬉しいコメントを頂いた。

以前、誰かにホウレンソウでも同じ事を言われたことがある。
折角農薬を使わずに苦労して栽培しても、店頭に並べる時は他と同じ価格を設定せざるを得ない辛さをいつも味わっているが、このように「味」の違いの判る子供が居るということは大いに励みとなる。

子供と牛を同列にしたら怒られるかもしれないが、牛の前に農薬を使って育てた稲藁と無農薬栽培の稲藁を並べると、牛は無農薬の稲藁のみを食べるという。
色々な先入観で凝り固まっている大人では判別できない「味の違い」を純真無垢な子供や文字通り「動物的勘」が働く牛は簡単に見分けるのかもしれない。

一緒に練習しているママさんチームのメンバーは共働きで日中買い物が出来ない人が多いようなので、練習に「新鮮野菜」を持参して直接販売をしたら大歓迎されるのではないか、という気がして来た。
今度、一度試してみたい。
生産者と消費者の「お互いの顔が見える関係」を理想としているので、それを発展させるいいチャンスになるかもしれない。



梅干は、三日三晩干してから本格的に漬け込む。
若干色が薄いものもあるが、漬けている内に綺麗な紅い色に染まって来る。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (空兵)
2007-07-30 22:06:25
あんなに大きくて、おいしいトマトがスーパーの物よりずいぶん安かったので驚きました。
上手い販路が見つかれば、きっと喜ばれると思いますよ。
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Unknown (デンセンマン)
2007-07-31 00:44:03
デンセンマンは無農薬野菜を見分ける才能があります。丑年生まれの特殊技能です。バレーボール仲間へのオジサン野菜の販売なママさんたちからの受けは良いと思います。その前にどうですか、試食無償提供で仲間の欲する反応をさっぐて見るのも一つのやり方と思います。こっちの方でも一遍やってもらいたいです。是非その機会を創ってください。では、それまでを楽しみに期待してます。
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Unknown (青空)
2007-07-31 08:24:46
梅の実がきれいに色づいていますね。
親が子供の小さいうちから「無農薬の野菜」を食べさせていると舌が覚えているそうです。
何でもそうですが「生き物は小さい頃の影響が全て」といつも感じます。
オジサンのブログにはいつも人生勉強させてもらっています。感謝。感謝。感謝。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2007-08-01 09:19:40
空兵さん
コメントありがとうございます。
小規模多品種栽培を言い換えると「小規模野菜農家」ですから、小さな販路を大切にした方が正解かもしれません。

デンセンマンさん
アドバイスありがとうございます。
身近なところにファンを作るチャンスがあったのにと反省しております。
少量生産なので試食をさせると売るものが無くなるかもしれませんが、将来投資と考えてチャレンジしてみます。

青空さん
コメントありがとうございます。
歳のせいか最近、梅干のファンとなり食べる量が増えました。
人類の叡智が産んだこのような食材を大切に守り育てたいものです。

ところで、青空さんは何県何市にお住まいですか?
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