霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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セピア色

2007-07-17 18:39:31 | 思い出
先日のクラス会で40年振りに再会した所沢市在住のM君が、懐かしい高校三年時代の写真をメールで送ってくれた。
校舎が放火で消失し、かろうじて残っていた体育館をバックに撮影したもの。

この体育館は、バレーボールの練習場所としてだけでなく、新人戦県大会で強敵盛岡一高を破りベストエイト入りを果たした思い出深い体育館でもある。
ベストエイトなどそれ程威張れた成績ではないかもしれないが、それまでの二年間は先輩達の無様な負け試合の連続だったことを考えると「大躍進」と言えた。
部活は特に顧問の先生が指導してくれる訳でもなかったので、授業中にその日の練習メニュー作りに知恵を絞る充実した毎日だった。
お陰で学業成績はイマイチだったが、この時の経験が社会人になってから大いに役に立った。



オバサンとオジサンは二~三年と同じクラスだった。
オジサンはこの時既にオバサンと結婚することを心に決めていた。
何も知らないオバサンは、今よりもふっくらとして幸せそうな顔でカメラに収まっている。
今で言う「ストーカー」に悩まされる日が近づきつつあることなど、この時は気付くはずもなかった。

あれから40年も経つのに、まるで昨日の事のように鮮やかに甦って来る。


今日は曇りの予報が外れて雨。
雨合羽を着て二人で「手取り除草」に勤しんだ。
40年前に今日の「晴れ姿」ならぬ「雨姿」を誰が予想したであろうか。
百姓の道を選ばなくても進むべき道はあったのに、敢えて二人がこの道を選んだのは凄いこと。

ああ、神よ! 我に艱難辛苦を与え賜え!
コメント (9)
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