転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



食欲の全然沸かない舅は、このところ、
目に見えて衰弱して来た。
本人はしっかりしていて、言動も全くマトモなのだが、
目が落ちくぼみ、体もやせ細って、どう見ても、
・・・じーちゃん、死兆星が見えるやろ?(爆)

『ちゃんと食え』と主人は今までも幾度も心配して言ったし、
舅は舅で、『食うとるわい』と反抗していたのだが、
きょう、どう考えてもこれではモたない、と我々には思えたので、
舅を通さずに広大の主治医に主人から直接、電話をかけた。

それで広大から某個人病院を紹介して貰い、
そこへ入院して、高カロリー輸液などの点滴を受け、
体を建て直す、という方針がほぼ、決まった。
何も思い詰めたふうに考えなくても、
そこで体調が良くなれば、また退院すればいいのだ。

舅は、『入院なんかで元気もりもりになる訳じゃない』
とまだ反論していたが、
『癌は悪くなってないのに、栄養失調で倒れてしまうなんて
モトもコもないじゃないですか』と私が強引に言ったので、
オナゴには怒れん、という男らしい(^_^;じーちゃんは、
『ほんなら、あんたのええように、してみてくれ』
と、しぶしぶ、同意してくれた。ありがとう、じーちゃん。

それで広大のほうにまた連絡を取り、
先の話にあった通りに個人病院の手配をして貰い、
明後日の午前中に、そこへ入院する、ということが決まった。

姑のほうはきょうも絶好調でトばしていて、
姑「私は、○○さんよ(←自分の旧姓)」
夫「そうやな、おかあちゃんは、○○さんやったな」
姑「○○さんって、だれ?」
夫「自分が○○さんいう名前だったんだろ」
姑「え」
夫「自分じゃろ?」
姑「ユリ・ゲラー?」

と完全に腰砕けな会話を展開してくれていた。
姑のステイ先はすぐケアマネさんが手配してくれたので、
私は明日、一足先に姑のほうの支度をして、
介護タクシーでステイ先に送り届ける手はずになった。

じーちゃんの行く病院は、総合病院に緩和ケア病棟が併設されていて、
緩和ケアと治療とを、並行して行うホスピスを持っている。
例えば、モルヒネ等による疼痛管理と同時に抗ガン剤治療を受けて
一時的にせよ社会復帰できるような患者もある、
ということが病院HPには書いてあるのだ。

マミヤみたいに、じーちゃんの死兆星はきっと消えるよ。
全然慰めにも元気付けにもなってない、意味不明な例えだけど(逃)。

Trackback ( 0 )