転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



舅の退院に備え、舅宅を掃除していたら、
ヘルパーさん方の『連絡ノート』があった。
介護の記録は所定の書式で毎回、記入され、
別のファイルに日付順にとじてあったが、
それとは別に、ヘルパーさん方が、まるで交換日記のように、
その日あったことや次の担当ヘルパーさんへの伝言を書きつづり、
全員で回覧して下さっていたのだ。

『○月×日 おとうさん(=舅)、腰が痛いとのことで
朝ご飯、召し上がっておられません』

『○月×日 ○○子さん(=姑)、はっきりと目覚められないまま、
全介助にて昼食を召し上がりました』

『○月×日 買い物しました。豆腐と青菜、冷蔵庫にあります。
夜の担当の方、もしできたら、おみそ汁をつくって下さい。
おとうさんが、お汁だと召し上がれるようですので』

『○月×日 電子レンジにかけるときは、食品はガラスの器に入れ、
ラップして下さいとのことです。そうしないと、中で散って、
レンジの掃除が大変だからとおとうさんが仰っていました』

『○月×日 おかずの味付けが甘いと言われました(^_^;)。
夜の方、すみませんがよろしく御願いします』

『○月×日 おかずをチンするとき、そのままだと硬くなるので
お酒かしょうゆを、小さじ一杯弱、ふりかけてからして欲しい、
と、おとうさんが仰っていました』

『○月×日 ○○子さん、こんにゃくは食べにくい様子でした。
噛むのに難しく、いつまでもお口の中にあるようでした』

『○月×日 おみそ汁はもう作らなくて良いと言われました。
おつゆを食べるだけで精一杯で、ご飯が入らないから、
とのことです』

『○月×日 おとうさんから、昼食にいなり寿司を買ってきて欲しい、
と言われました。千円、お預かりしました』

『○月×日 おとうさん今日は表情も明るく、夕食完食されました』

読んでいて私は涙が出てしまった。
ヘルパーさん方は、お仕事とはいえ、なんと細やかに、暖かく、
舅姑の日常に力を貸して下さっていたことだろうかと。
私などよりもっとずっと身近に、ヘルパーさん方がいて下さって、
その御陰で舅姑の毎日は成り立っていたのだ。

本当に、本当に、ありがとうございました<(_ _)>。
そして、どうか、またよろしく御願い致します。

もうひとつ、思った。
24時間一緒にいた頃は、舅は私に対してもきっと、
本当は山ほどクレームがあっただろう。
それを言わずに我慢して合わせてくれたのだなと(^_^;)。
そりゃそーだよね、ヨメさんはクビに出来ないから
人間関係悪くなりたくないもんね~。

ごめんね~、じーちゃんっっ

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さて、昨日のクロアチア館の話だが。

友人からの続報メールによると、クロアチア館は確かに
「こどもは大人について来なさい」な場所だった。

まず、クロアチアは製塩の盛んな土地なのだそうで、
入場すると最初に壁面に映し出された抽象的な映像を観て、
岩塩が敷き詰められ塩田をイメージした部屋に通されるそうだ。

この部屋はほぼ正方形で、真ん中に木で出来た通路があり、
そこを通り抜けると、客は皆、つきあたりの一画に集められる。
その場所はセリのようになっていて、全員が乗ったところで
ゲートが閉められ、これが上昇して行く。
すると、さきほど通った正方形の塩田に映像が映し出されるのを
上から観ることが出来る。

・・・ということだそうだ。
要するにこういうゴンドラに乗って映像鑑賞をする館なので、
危ないから子供はきちんと大人と一緒に乗れ、
落ちるといけないから乗ったら暴れるな、と。

入り口の注意書きは、ネタバレを避けようとしたためなのか、
単に省略し過ぎただけなのか(爆)、この点は最後まで謎だった。

映像そのものもなかなか面白かったそうだ。

(Special thanks to 友人S)

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