舅の退院に備え、舅宅を掃除していたら、
ヘルパーさん方の『連絡ノート』があった。
介護の記録は所定の書式で毎回、記入され、
別のファイルに日付順にとじてあったが、
それとは別に、ヘルパーさん方が、まるで交換日記のように、
その日あったことや次の担当ヘルパーさんへの伝言を書きつづり、
全員で回覧して下さっていたのだ。
『○月×日 おとうさん(=舅)、腰が痛いとのことで
朝ご飯、召し上がっておられません』
『○月×日 ○○子さん(=姑)、はっきりと目覚められないまま、
全介助にて昼食を召し上がりました』
『○月×日 買い物しました。豆腐と青菜、冷蔵庫にあります。
夜の担当の方、もしできたら、おみそ汁をつくって下さい。
おとうさんが、お汁だと召し上がれるようですので』
『○月×日 電子レンジにかけるときは、食品はガラスの器に入れ、
ラップして下さいとのことです。そうしないと、中で散って、
レンジの掃除が大変だからとおとうさんが仰っていました』
『○月×日 おかずの味付けが甘いと言われました(^_^;)。
夜の方、すみませんがよろしく御願いします』
『○月×日 おかずをチンするとき、そのままだと硬くなるので
お酒かしょうゆを、小さじ一杯弱、ふりかけてからして欲しい、
と、おとうさんが仰っていました』
『○月×日 ○○子さん、こんにゃくは食べにくい様子でした。
噛むのに難しく、いつまでもお口の中にあるようでした』
『○月×日 おみそ汁はもう作らなくて良いと言われました。
おつゆを食べるだけで精一杯で、ご飯が入らないから、
とのことです』
『○月×日 おとうさんから、昼食にいなり寿司を買ってきて欲しい、
と言われました。千円、お預かりしました』
『○月×日 おとうさん今日は表情も明るく、夕食完食されました』
読んでいて私は涙が出てしまった。
ヘルパーさん方は、お仕事とはいえ、なんと細やかに、暖かく、
舅姑の日常に力を貸して下さっていたことだろうかと。
私などよりもっとずっと身近に、ヘルパーさん方がいて下さって、
その御陰で舅姑の毎日は成り立っていたのだ。
本当に、本当に、ありがとうございました<(_ _)>。
そして、どうか、またよろしく御願い致します。
もうひとつ、思った。
24時間一緒にいた頃は、舅は私に対してもきっと、
本当は山ほどクレームがあっただろう。
それを言わずに我慢して合わせてくれたのだなと(^_^;)。
そりゃそーだよね、ヨメさんはクビに出来ないから
人間関係悪くなりたくないもんね~。
ごめんね~、じーちゃんっっ
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