転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうは午後から、友人Uの結婚披露宴がある予定だったので、
一緒に行く友人のOが、朝10時半に私の家に寄ることになっていた。
彼女は我が家まで自家用車で来て、官舎の空き地に車を停め、
それからふたりで広島駅まで電車で出て、
披露宴の行われる徳山に向かって、11時20分の「のぞみ」で発つ、
という手はずだったのだ。

が。
約束の10時半を過ぎても、いっこうにOは現れなかった。
道が混んでいるのかと思い、私は10時40分まで待った。
しかしやっぱり来ないし、なんの連絡もなかった。
Oは常日頃きちんとしたヒトなのに、これは様子がおかしい、
と私は思い、まず、彼女の携帯にメールを打った。

『おはよ~。今、どこですか?』

五分待ったが、返信が、無かった。
交通事故でもあって、Oは連絡が取れない状況にあるのか!?
私はかなり焦って、今度は直接、携帯に電話をかけてみた。

これで応答がなかったら、いよいよ非常事態だ。
事故か急病か、何かのっぴきならないことが起こったに違いない!
・・・と思った矢先、三度ほどの呼び出しのあと、
世にも機嫌の良いOの声がした。
「もしもし~~♪」

私「いっ、今、どこにいるの?」
O「んとね~、娘のスイミングに来て、もうじき終わるとこ~」
私「・・・・・・・・・・!」
O「どったの~?よっちゃん、暇?」
私「Uの、・・・Uの披露宴、きょうだよっっ!!!」
O「ええええええええ~!!!!!

なんと、信じがたいことに、Oは完全に勘違いして、
披露宴を明日だと思い込んでいたのだった(激爆)。
結婚式の日取りを本当に間違えるなんて!
『のび太の結婚前夜』じゃないが、こんな人間が実在したとは!!
もう、ふたりで、笑った笑った。
人間、追いつめられると『笑うしかない』って本当だった。

仕方ないので、私が一足先に自分だけ行くことに決まった。
Oはこれから準備して、とにかく遅れても会場に行くと言った。
私のほうは支度が出来ていたし、家も広島駅に近いので、
辛くも予定通りの「のぞみ」に乗ることができ、
開宴に間に合う時間に到着することが出来た。
それで、会場について、招待客のOが遅れることを会場係に話し、
私は急遽、Oが間に合わなかった場合のスピーチを考えた
(Oと私はふたりで掛け合い漫才みたいなスピーチをする、
という予定になっていたのだ。だかツッコミが来てくれないなら、
ボケがひとりでやるしかなかった)。

結論を言えば、結局、Oは出番にだけ滑り込みで間に合った(爆)。
最初からいるような顔をして、私とのスピーチを堂々とやり終え、
あとは、席で脱力していた(^_^;。
高砂の花嫁にはビールをつぎに行き、Oと私とで謝った。

O「ごめん。遅れて本当に御免」
U「大丈夫だったんですか?お忙しいのにすみませんでした」
O「違うの。こんなおめでたい席じゃ、
 絶対言えないような理由で、私、遅刻したの、きょう」
U「え・・・・(^_^;)?」
私「あとで教えてあげる。むこう十年、笑えるよ(^_^;」

ちなみに(ちなむなよ)、花嫁Uは、実に実に美しかった。
白無垢、色打ち掛け、白ドレス、色ドレス、のフルコース、
しかし見事なほどスムーズなお色直しで、
本当に綺麗な花嫁さんだった。

花婿は、昔Uの理想だった「アゴが細くて指の長いヒト」とは、
正反対の、どちらかと言うとゴツい雰囲気の男性だったが、
大変、男らしく、たくましく、頼りがいのある感じのかたで、
花嫁衣装のUを終始、優しく気遣う姿が微笑ましかった。

朝からテンヤワンヤだったが、結果オーライ(殴)。

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