2013年に会社勤めを開始して晩秋の健康診断が恒例になり、
更に、日頃血圧を診て貰っている近所の内科で、
「会社が秋なら、こっちでは春にやりますか」
などと口車に乗せられ(殴)、以来、およそ春と秋に、
血液検査その他を受けるのが決まりになった。
会社を辞めてからは、秋の検診もかかりつけ内科でやるようになり、
2022年以降は、なりゆきで6月と12月に受けている。
私もいいトシだし、ときどき検査しておくのも悪いことではなかろうと思い、
広島市のがん検診の受診券なども適宜使いつつ、
半年に一度、自分でも健診の季節と決めて、一定の項目の検査を受けている。
胃と大腸だけは、何年かごとに内視鏡で調べて貰うことにしているので
毎年のがん検診は、していない。
いつも年度始めに広島市から検診案内が送付されて来るので、
今回はまず4月に、2年に一度の乳がん検診を受けに行った。
これは以前にも書いた、検査に特化した乳腺検診クリニックで、
即日検査してその場で結果説明があり、更に精密検査が必要ならば
引き続きすぐ受けられるので、話の早いのが精神衛生に良く、気に入っている。
ありがたいことに今回も特に異常は認められなかった。
それから先月は、市の受診券とは関係ないが歯科検診にも行った。
3か月ごとに全体の検診とクリーニングを受けることになっていて、
前回が年末だったことを思えば本当は3月中に行くべきだったのだが、
忙し過ぎて一日延ばしになってしまった。
歯肉溝は2ミリまたは3ミリで、出血箇所もなく、特段の問題はなかったが、
右上7番が「動揺度1」だった。もっと歯ブラシが届くよう努力すべきだった。
そのときに、大昔になおした左下4番が、治療跡の劣化等があると指摘され、
今時のハイブリッドセラミックで綺麗にできると説明されたので、
経年劣化が避けられないものならばこの際やるかと、治療することにした。
それからまた忙しくてなかなか行けず、先週ようやく治療を開始し、
本日現在、白い仮詰めの入った状態で、約10日後に完成する予定になっている。
そして先週は、いつも血圧を診て貰っている、前述のかかりつけ内科で、
半年に一度の健康診断があった。
血液検査と尿検査と、心電図、心臓エコー、胸部X線。
血液や尿については何も問題は無かった。
高血圧が続くと心肥大や壁肥厚など起こしている可能性があるので
年に一度は心臓の状態を確認して貰っているのだが、今のところ大丈夫だった。
広島市の「肺がん検診」の受診券で胸部X線検査を受けたのだが、
ここだけチェックが入って、精密検査の胸部CTを勧められることになった。
「肋骨の先端を見ているのかもしれないけど、上のほう、
左右に白い影があって、特に左側のが去年より大きめに写っているので。
緊急性はないし、念のためだけど、一度は見ておいたほうがいいから」
という先生の説明があり、貰った結果票には、
「左上肺野の腫瘤陰影、肺がん疑いで要精検」
……私が医療ヲタで無かったら卒倒しそうな記載だぞ(^_^;?
肋骨の先端そのものが、特に石灰化などしていると余計に、
紛らわしい陰影になることがあるが、X線は平面でしか捉えていないので、
骨や心臓などと重なってがんが隠れている場合、見えにくいのは確かだ。
喫煙歴のない女性に肺腺がんが見つかるのは、それなりにあり得ることで、
機会あればCTで確認しておいたほうがよいというのは同意できることだった。
ということで、近所の、CTのある呼吸器クリニックに昨日、行ってきた。
完全予約制だったので、胸部X線と胸部CTをすぐに撮影して貰えて、
しばらく待っていたら呼ばれて結果説明があった。
肺、心臓、乳房、肝臓、膵臓など、胸部上腹部臓器に何も問題はなかった。
二重読影に出す決まりになっているので、正式な診断は後日書面で、
とのことで、万一何か引っかかるようだったら連絡します、とも言われた
胆石が点々と写っていたのと、胃に空気があるのが見えるとのことで、
「胆石はそのまま一生終える人も多いから、今は何もしなくていいです。
痛みや検査値異常が出てきたら、観念して手術しないといけませんけど。
胃に空気があると、逆流性食道炎まで行かなくても咳き込む場合がありますが、
そういうのはないですか。ピロリ菌は無いですね?」
等々と確認された。はい、ピロリ菌陰性は確認済みです。
咳はないが、2011年と2021年に胃の内視鏡をやったとき、
胃の噴門部すぐ上の食道下部がうっすら赤くなっていて、
軽い逆流性食道炎があることは指摘されているので、納得できる話だった。
何しろ休みがなくて仕事のストレス半端なく、呑気症気味でして(汗)。
という次第で本年度前半の健康診断、ひとまず終了。
私が検診を受けるのは、仕事に穴を空けないよう、万事早めに手を打つため、
というのが第一で、いつ死んでもそれが個人的な範囲の話で済む境遇になれば
これほど真面目に(笑)チェックしたりはしないだろう。
検診が万能でないことはよく承知しているし、
早期発見に意味のある疾患とそうでないものがあることも理解しているが、
とりあえず、やれるだけのことはやってある、
という態勢をつくることが、今の私には必要だ。
それと同時に、心情的には「無事だと言って貰って安心したい」という
確認恐怖みたいな面があることも大いに自覚している。
検査すればするだけ、疾病の見つかる確率も上がる訳で、
怖いなら受けないほうが良いくらいなのだが、
私の場合、あまり何年も調べずに放置していると、
妄想の中で悪性疾患がどんどん進展するので、精神衛生に悪い。
そのあたりがなかなか、人間の心理の難しいところである(^_^;。
また相反する話だが、まとまった期間の治療を要する疾患が見つかったら、
即座に仕事から完全引退したい、という気持ちも、ある(汗)。
同じ何かに罹患しているものであれば、症状が出てからわかるより
検査で早く発覚したほうが、それだけ早く仕事を辞める理由になる。
「シンドくなったから」などという自己中な言い様ではカドが立つが、
「病気治療のため」となれば円満に辞めさせて貰えるじゃないか、という(殴)。
しかし現時点限定だが一応、何の疾患も確認されなかったので、
それは勿論、大変幸せで、何より有り難いことであるとともに、
まだしばらくは働け、ということでもあった(^_^;。
無論、私がいちばん望んでいるのは、元気で日々の役割を全うし、
かつ、心身の健康があるうちに、1日も早く隠居することである。
はい、感謝をもって、頑張ります。
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