転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



朝10時から、ケアマネさんと、ヘルパーさんのチーフの方とで、
舅宅に集まって、今月からのケア計画についての話し合いをした。

姑については、以前通りの生活ということで、特に変更はなかったが、
強いて言えば、とても体が活発になって来たので、
『見守り』というかたちでの訪問を増やすことも視野に入れておこう、
ということになった。

問題は舅のほうで、食欲がないことで体力が低下しているので、
当面は訪問看護の点滴と、エンシュアリキッドの摂取で補い、
家事についてはヘルパーさんからの支援を増やして貰う、
という方針が、ほぼ決まった。
ちょうど、舅は介護保険の更新時期にあたっていて、
病状から言っても介護度はおそらく上がると思うので、
訪問時間は保険の範囲で確保できるだろうということだった。

舅は、家事に関してはもともと彼一流のやり方がいろいろあって、
私やヘルパーさんに家事を任せることを好まなかったのだが、
この際、療養が優先だし、現に本人も倦怠感が強いので、
全面的に家事支援を受ける方向で、本人も一応、納得した。

ケアマネさん「洗濯物を干したり取り込んだりも、
 ヘルパーさんに御願いしましょうね」
舅「ああ。そうしてもらわにゃ、ワシがもたんからな」
ヘルパーさん「そうしましたら、朝の時間配分によっては、
 洗濯物を干すのが午後になる日もあるかもしれませんが、
 それは、よろしいでしょうか」
舅「・・・・・・・・・・・・・」

舅は、気に入らないらしく、返事をしなかった(^_^;。
そうなのだ、舅流には、洗濯物は朝十時までに干さねばならず、
午後四時までに取り込まなければならないのだった。
朝っぱらから早く干してしまうと、朝露などの湿気が来るし、
午後は、三時に取り込んだのでは日が高いのに勿体ないし、
五時になってしまっては、冷えと湿気が来るから遅いのだという。
私自身、同居していた頃、そのご高説は幾度も拝聴したので、
ここで私が勝手に返事をする訳にいかず、黙っていたら、
この件は誰も返答せず、宙に浮いてしまった(爆)。

話し合いが終わって、午前のサービスのヘルパーさんが入られ、
まずは掃除から始まった。
掃除にも舅は恐るべきコダワリがある。
きょうも、ヘルパーさんが粘着テープのついたコロコロで
床を掃除しようとして、テープがベタっと貼り付いてしまった時、
舅はすかさず、それを見とがめ、

舅「それは床をやっちゃ、いけんのじゃ。
 そいつで、まず、布団をコロコロやって、粘着力が落ちて来た頃に
 最後に床をなでるとええんじゃ」

と指導した。
ヘルパーさん、どうか、じーちゃんのコダワリを許して下さい<(_ _)>。

これからしばらく、家事指導が彼の生き甲斐になるかも(逃)。

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一昨日、姑は、私の同乗する介護タクシーで、
施設から自宅に戻ったのだが、
「さあっ、帰って来ましたよ~!」
と盛りあがっているのは私ひとりで、
姑は、運転手さんの介助で、車椅子で家に上がると、
迎えに出た舅を見て、
「どしたん。あんたも、よそのうちに泊まっとるん
と、すっかり、お客さんに来た的な立場で発言していた。

姑はどうやら、なんらかの知人(=私)に連れられて、
どこかの家に遊びに来たという気分だったらしいのだが、
そこにひょっこり、パジャマ姿の舅が現れたので、
夫まで同じ家に招かれて泊まっていたのかと感心したらしかった。

舅は、退院以来、食欲がなく、あまり元気でなかったのだが、
昨日は、私が姑を迎えに行っている間に、
雨戸を全部開け、洗濯をして干し、玄関も全開にして、
起きて待っていた。嬉しかったのだね(*^_^*)。

姑は居間に入ると、
「まあ。ええがに(良い具合に)しとるね」
と片づき具合を誉めたが、それは勿論、舅が片づけたものだった。
そして、姑は舅の顔を改めて見ると、
「おとうちゃん。あんた、顔があおいよ」
と指摘した。
さすがに、姑の目にも、舅は具合が悪そうに見えたようだ。

なんも食いたくない、なんぞノドごしのええもんはないか、
と悩んでいる舅とは正反対に、
なんと姑はこの一ヶ月で、とても健康になっていた。
太っていたのだ
姑は、入所時に持参した服がキツくなりかけていて、
去年まで外出時に着ていたブラウスやパンツなど、
家に起きっぱなしにしていた服に至っては、
どれもこれも、ぱつんぱつんになっていた(O_O)。

しかも、施設からの申し送り事項には、
姑の体動はかなり激しく、ベッドから落ちそうなこともあるので、
観察を充分にし、目を離さないように、などとも書かれてあった。
入所前は、褥創が出来そうなほど体が不自由だったのに、
この一ヶ月、施設でリハビリに励んだ効果が出て、
姑は筋力がついて来たらしかった。

良かった。ばーちゃん、元気になったね。
良かった。良かった。

良かった。んだけどさ。

ヲイ。
ばーちゃんがベッドの柵から足や顔を出して
乗り越えようとしているのを、
四六時中見張る者は、この家には、居ないぞ(^_^;?

どうするだ?

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