これまでずっとなんとかコロナに対応してきた我が国だが、
恐れていたオーバーシュートを、とうとう迎えることになりそうだ。
過去1年半、皆それなりに努力して、大勢の人々が自粛もし、
「大騒動したけど、コロナなんて、だいたい、こういう感じか」
とタカをくくったタイミングで、ラスボスのデルタ株が来た。
しかも東京五輪開催中。出来すぎではないか。
折しも、コロナ治療薬ロナプリーブを先日、厚労省が認可したが、
・軽症入院患者のみ使用可能
・酸素投与開始したら使えない
・発症から7日以内の患者にしか使えない
・登録されたコロナ病床のある病院しか申し込めない
という薬なので、今の東京では使用そのものが非常に実現しづらい状況だ。
既に症状のある患者が溢れており、希望しても入院できる段階ではない。
今や、東大病院ICUがコロナ以外の患者受け入れを制限しているのだよ?
ほかの疾病のICU管理ができないほど、
コロナ重症者が急激に増えているということだ。
都知事など昨日、「一人暮らしの人は自宅を病床に」と言っていた。
「入院している軽症患者」などという贅沢な存在など、
ほぼあり得ないのに、一体誰がこの薬を使う前提なのだろうか
(なお、「軽症」とは概ね「肺炎がない」状態を言う。
熱40度が一週間続いたとしてもSpO2が保たれているなら「軽症」であり、
「自然治癒する」とは自宅でその苦痛に自力で耐え続けることを言う)。
ともあれ、政府が全くアテにならないので、当面、自衛するしかない。
来週は私は、8月1日と3日に、それぞれちょっと大きめな仕事があるので、
今の広島市内の状況のままなら、これらには出て行かざるを得ない。
東京の爆発が地方に波及するまで、まだいくらかの時間的余裕があるはずと
私は自分の仕事のために、その残された時間をアテにしている。
あとは8月15日までは、オンラインその他で解決できる用件だけなので、
今後の感染状況次第では、その期間は本気で蟄居することになるかもしれない。
17日に二度目のワクチン接種を受ける予定で、
その後の10日間も、今のところ、空けて確保してある。
ここまで生き延びられれば、とりあえず一息つけるだろう。
勿論、ワクチンが終わっても、デルタ株には不顕性感染は十分あり得るので、
fully vaccinated+不織布マスク着用・三密回避・手指消毒を継続するつもりだ。
何を大袈裟な、コロナ脳が!と存分に嗤って戴いて構わない。
なにしろ年齢が四捨五入して六十のうえ、長年の高血圧なので、
私はデルタ株に出会ったら助からないという前提で過ごしている。
もうナリフリ構ってられませんのよ(^_^;。
「私は~、体の丈夫なのだけが取り柄で~」
の類いの人は、私とは別世界の住人なので、言語が通じないのも当然だ(笑)。
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