母の保険証3点セットは、郵送でのやりとりで再交付して貰うことにした。
昨日区役所に訊いたら、後期高齢者医療関係と、介護保険関連は、
それぞれ異なる窓口だとのことで、電話番号を教えて貰い、
各々、郵送の手続にて再交付を希望する旨、連絡をしたところ、
きょう早速、私あてに再交付願の書類が別々の封筒で送付されてきた。
後期高齢者医療のほうの発送元は「厚生部健康長寿課」、
介護保険関連のほうは「厚生部健康長寿課介護保険係」。
……なるほど、違うんですねコレ(^_^;。
ちなみに私は本人でなく娘で、代筆で良いかと尋ねたら
後期高齢者のほうも介護保険のほうも、どちらもそれで良く、
届いた書類を見ると、別に免許証等の本人確認書類のコピーを
同封するようにもなっておらず、私自身の証明も要らず、
窓口であれほど「御本人様、御本人様」と厳格な割りには、
郵送となると、誰が書いたか本当は不明な書類でも問題ないようだった。
ちなみに、再交付された保険証類は、母本人の登録住所である両親宅に
いずれ送付されて来るとのことだ。しかも普通郵便で(^_^;。
窓口に来た、素性のわからぬ人間に手渡しするのでなく、
公的に証明されている本人住所に送付するのだから安全ってことか。
……保険証の大切さの程度が、ホントのところよくわかりません。
ということで、保険証類については一応、解決の目処がついたのだが、
母が昨夜電話してきて言うことには、
「バターが盗まれた」。
お、おぅ(^_^;。
財布とか通帳とかでは無く、バターっスか(^_^;。
ホームでは、朝食にパンの出る日が決まっており、
母はそれにバターをたっぷりつけて食べるのを楽しみにしていたそうだ。
自宅から持参したバターナイフと、
外のスーパーで買ってきた雪印のバターを専用ケースに入れ、
母はそれを歩行器のカゴに常時、乗せたままにしておいて、
パン朝食の日になるとテーブルに出して使っていた。
それが先日、何者かに盗まれて、ケースごと無くなったのだそうだ。
「雪印のバターなんて、売店には売ってへんから、
私が食べよるのを見よって、『あれはエエ』と思うたんやろうよ。
気がついたら、あれへんねん。もうびっくりして」
母は、バターを冷蔵庫に入れず、バターナイフも洗わず、
常に歩行器のカゴに入れっぱなしにしていたそうで、
私などから見ると、その状況は相当キショク悪い訳だが(爆)
それを盗んでまで手に入れたいと思った人が居たとのことだ。
本当にびっくりする(汗)。
ちなみに、「バターが盗まれた」という母の訴えを聞いた父の返答は、
「あんたがよほど、美味しそうに食べよったんじゃろうよ」
というもので、それにより母は更に、
「やはり、私のバターを羨ましがった人が、盗んで行った」
と確信を深めたようだった。
しかし歩行器は常に母が押して歩いていて、
そうでないときは自室の中に置いてある筈で、
どういうタイミングでバター一式を盗むことができたというのか?
「ドアをそおっと開けて入ってきたんや」
「私かて、部屋におるいうても、寝とって気づかんこともあるもん」
母はバターを盗まれて以来、パンに何もつけずに食べているそうだ。
しかし、バターはまだもう一箱、冷蔵庫にはあるとのことだ。
バターナイフも家から数本持ってきてあるし、
次のバターを使えば良いだけでは?と思うが、
それは「もう、しぃひん(=しない)」と言う。
「集団生活なんて、ほんまに、何者がおるやらわからん」
「バターつけへんでも、もそもそ食べられんことは無いけど」
「あ~あ。バター塗って食べるの、楽しみやったのに」
「ほんまに、どんどん暮らしにくぅなるわ」
そう思うのなら、何も諦めなくとも、バターは基本的に冷蔵庫に入れて、
パン食の朝だけ取り出して使い、終わったらまた冷蔵庫に入れれば、
部屋のドアを開けた程度で盗まれるような事態は避けられ、
かつ、今後もパンにバターを塗って食べることが継続できるのでは。
幸い、冷蔵庫にまだ手つかずのバターが残っていることだし。
…と一応言ってみたが、そういう解決は母の感性にそぐわないようだった。
今の老いたる母は、自分の気分に合うことだけしかせず、
それが通らないときは誰かのせい、ということになるのだ。
まあ年寄りなんだから、そこんところはどうでも良い。
母には母の理屈があるのだ。私には所詮わからぬ。
それより、どうか本当に、母のバター+バターナイフが、
きちんと盗まれたのでありますように、と、今、私は強く願っている。
いつの日か物凄い腐乱状態になって、母の部屋から発見されるのだけは、
それだけは、絶対に勘弁して欲しい(T_T)。
お願いします(T_T)。
追記:そういえば、実家両親は、昔からバターを冷蔵庫に入れなかった。
冷房もない頃から、我が家ではバターは基本的に常温保存で、
臭くなってきたら捨てる、という有様だった。
物心ついて以来、私はそれが気持ち悪くて我慢がならなかった。
「ったく、なんでバターを冷蔵庫に入れんのかね(--#)」
と今夜、私が言ったら、主人が、
「固ぅなるけぇじゃろ(^_^;」
と言った。なるほど!!!
確かに、冷蔵庫から出したばかりのバターは固くて塗れない。
主人のほうが、私などよりずっと母の性癖を察する感性を持っている!
畏れ入りました!!
後日記(9月5日):9月の第一週のうちに、再交付された保険証類が
両親宅に届いていたらしく、本日行ってみたら郵便受けに入っていたのだが、
開封して調べてみたら「介護保険負担割合証」が来ていなかった。
それでまた、「厚生部健康長寿課介護保険係」に電話をした。
これまでのいきさつと氏名を言い、調べて貰ったら、
「まだ送っていないようだ」とのことだったorz
どうしてそのようなことになったのか、私には詳細がわからぬ。
ともあれ、「後期高齢者医療被保険者証」「介護保険被保険者証」の2つを
本日、老人ホームに届けた。「負担割合証」は後日だ。
まあ別に、今すぐ命にかかわるような話じゃないから、ええけどもよ。
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