転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



馴染みのインテリアショップが主催する絨毯展示会があり、
覗くだけのつもりで行ったのだが、
かねて欲しかったパネル柄風のペルシャ絨毯に出会ってしまい、
ダイニングテーブルの下に敷くのに、買うかどうかとただいま迷い中。
一方は柄は大変気に入ったのだが、サイズが小さい上に値段が驚くほど高く、
もう一方は惚れ込んだというほどではないが、なかなか良い色合いで、
しかも中古、……じゃない、ヴィンテージで、価格は大変リーズナブル。
いや勿論、買わないのが一番安い、とは重々承知しておりますが…(汗)。
もうしばらく迷おう。
迷っているうちに売れてしまえば、縁が無かったということで、OK。

 

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前の採血は5月で、まだ厳密には半年経っていなかったのだが、
いつも血圧を診て下さっている、かかりつけ内科の先生が
「会社の健康診断など受けておられなければ、秋の分をやりましょうか」
と仰り、昨日の夕方、採血された。
その結果を、きょう、貰ってきた。

食後6時間の採血で、成人病関連や肥満関連の数値としては、
GOT19(前回20)、GPT14(前回16)、γ-GTP12(前回14)、
血糖98(前回91)、HbA1c5.3(前回5.2)、
総コレステロール207(前回223)、HDL-C62(前回65)、
LDL-C129(前回139)、中性脂肪96(前回111)、尿酸5.4(前回5.9)
ヘモグロビン13.5(前回13.4)、クレアチニン0.67(前回0.68)。
チェックがあったのはA/G比1.27のところだけで、↓がついていたが、
前回1.4、昨年1.3だったので特に病的意義は無さそう。
その他、蛋白や電解質、血球成分関係も基準値外のものは無し。
さしたる問題は無かったが、まあ、引き続き痩せろということだな(^_^;。
これでも秋は忙しいので、多少オヤツを減らしたらこの数ヶ月で2㎏減ったのだが、
もとが肥満体なので、そんな程度ではあまり数字には反映されていなかった。

更に昨日は、インフルエンザの予防接種もして貰った。
先月、主人の分も一緒に予約したので、
昨日行ったら、仕事帰りの主人が私より先に来ていて、待合室で出会った(笑)。
主人のほうは、今回は予防注射のみで終わり、
あともう少し減量してから、会社のほうで健康診断を受けるそうだ。

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鼻炎、ぴえん
昨日は鼻炎が結構ひどくて鼻づまり気味になった。
そのほかに咽喉痛や咳などは全くなく、風邪ではないと思われ、
やはり耳鼻咽喉科クリニックで言われたように、秋の花粉症らしかった。
念のため家から一歩も出ず、内服の抗アレルギー剤と点鼻スプレーを使い、
今朝も再度、薬を飲んだら、両方の鼻が通って鼻呼吸が可能になった。
秋から冬に向かう季節は、日々、冷えが体にこたえるし、
太陽光線も少なくなって、外では見た目も気温も、物寂しい感じ……(^_^;。
いや、そう思うのはこれから村の神社の大祭があるために
準備やその前後の忙しさを思って、私がウシロ向きになっているからか。

フォトン2、意外にも「音」が……
買ったばかりのPhoton Ⅱ、昨日、早速通電したのは良いのだが、
内部で金属が膨張するときの、カシャ、カーン、ピキ、みたいな小さな音が
1分間に20回近い割合で鳴り続け、昨夜は就寝用に試したのだがウルサくて眠れず、
途中で耐えかねて、物置から縦型のアングレイヤーを運んできて交替させた。
寝入りばなに失敗したので、今朝は起きたときから気怠かった。
それで、その音の件をメーカー代理店の株式会社バーグマンに電話して質問したら、
「本体が新品で大変『若い』状態なので、数日は様子を見て欲しい。
エイジングで解決することがある。来週まで使い続けても変化がなければ、
初期不良の可能性があるので、購入店に連絡して対処して貰って」
との返答だった。
私の観察では、サーモスタットが作動して通電の有無が切り替わるとき
その音がしていると思われ、設定温度が高いほど頻度が高く、
かつ音量も大きいように思われる。
室温とほぼ変わらない23℃設定なら音はかなり静かになるが、
それはほとんど通電(=加熱)していないからであって、
意図的に25℃設定にすると、途端にカーン・カシャ・ピーンと騒がしくなる。
1時間以上、作動させておいても、この音は止まない。
これでは、本格的に寒くなったら使い物にならないのではないか。
アングレイヤーを始め、古いヒーターはどれもこういうことは無いのだが、
新品のときは、こんなのだったっけ??もう覚えていないな……。

COVID-19
欧米では再び感染が急拡大している新型コロナだが、
日本でも全国的には感染増大の傾向が見える。
東京は元から多いせいか、そう急に増えたように見えないが、
先に冬に向かっている北海道や、大阪を中心とする関西都市圏など、
このところ明らかに感染者が増大している。
1日の全国新規感染者数が700名を超えるようになったので、
長らく5000人台を維持してきた全国の要療養患者数も、
今週はついに6000人台に乗りそうである。
もしこれが、誰でも次々と罹るかわりに、まずは死亡したりしない、
という状況に落ち着くのであれば、つまり「普通の感冒」ということで
もう良いと思うのだが、現状はまだそこまでは行っていない。
高齢者を中心に無視できない割合で重症化するし、
後遺症の問題も解決していない。
そうこうしているうちに、ハロウィーンが目の前だ。
若い人たちは今年も、いろいろ着込んで渋谷に集まるのだろうか。
東京新聞が「No! go to 渋谷」という見出しをつけていて、
言わんとするところは日本語的にはわかるのだが、
英語としては「違う!渋谷に行け」になっとるぞ(汗)。
否定の命令文はDon't~かNever~にして欲しかったが、
どうしてもNoで言わないと個人的趣味に反するというのなら、
「No "go to 渋谷"!(「go to 渋谷」反対!)」くらいでどうですかorz

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私の愛するCAMPA「遠赤外線輻射パネルヒーターPhoton(フォトン)」が
久々に新型を出していたことに気付いて、先日、買った。
期間限定セールで2万円台で出ていたので、即行ポチったのだ(^_^;。
カタログによると昨年秋に発売されたようだが、私は全然知らなかった。
メーカー希望小売価格は49800円と書いてあるが、
通販サイトを見比べたところ、今は一台39800円のが一番多いように思う。

これでも随分安くなった。
フォトンがそれだけ世間に浸透し、台数がハケるようになったのだろう。
25年前、私が初めて「通販生活」でフォトンの旧型に出会ったときは、
驚くなかれ、今ネットで買えるものの倍近い値段だった。
当時、価格に畏れをなし、さんざん迷ったものだったが、
どうにも松江の冬は寒すぎ、私は慢性扁桃炎で咽喉が辛すぎ、
ある日のこと意を決し、主人に内緒で清水の舞台から飛び降りた。
―――飛び降りてみるものだと学習した。そりゃもうハマりにハマった。
フォトンは私の命の恩人と言って良い。

それ以来、私は忠実なるフォトン信者となり、
旧型フォトンに続いて、同種で縦型の「アングレイヤー」を数年後に購入し、
更に小型の「ミディアン」「コメット」も中古品で手に入れた。
初代の旧型「フォトン」は、松江―神戸―今治―広島と連れ歩き、
使用20年を超えてついに故障して温まらなくなり、
代理店でも既に製造終了していると言われたので、一昨年、大型ゴミに出した。
このほか、コメットは娘の部屋に置き、アングレイヤーは私の居室に、
ミディアンは和室で私の就寝時の暖房にした。
それはそれは、快適な日々だった。

しかし、和室のミディアンが、昨年、変調を来したのである。
暖房はできるのだが、どうもコンセント部分が熱を持ちやすくなったことに
この前の冬に気がついた。
さわれないというほどではないが、暖房中はそれなりに高温になっていて、
特に設定温度を高めにしていると、加速度的に熱くなるように感じられた。
こ・れ・は(汗)!ヘタをすると火災になるのではないか。
就寝中に使うのだから、煙が出始めても爆睡しているとなると、かなり怖い。
そうこうするうちに、更に、接触も悪くなった。
スイッチONにしたのに、温度が全然上がらないことが頻発するようになった。
入れ直すと点いたりしたが、これはいよいよヤバいではないか(汗)。

思えば、このミディアンもまた15年以上愛用し続けて来た品だった。
中古だったのだから、製造から考えたらやはり20年モノ。
そうやって、ミディアンの経年劣化を不安に思うようになったタイミングで、
このほど、冒頭の「Photon Ⅱ」なる新型に某サイトで巡り遭ったのだった。
「買いなさい」という暖房の神様の啓示だった(違)。

高ふく射パネルヒーター Photon II 2019年10月版 - Dimplex(PDF)

遠赤外線輻射パネルヒーターは、初回使用時には
周囲や内部の埃や湿気が加熱されて匂いを出すので、
今、和室で新品の試運転をしている。
最初の匂いが出るだけ出て、飛んでしまえば、あとは匂わなくなる。
これから数時間、和室を暖めてみて、巧く温度が保たれ、
コンセントの接続部分も熱くならないようなら、買い換えてOKだった、
と胸を張って言えるだろう(^_^;。
新入りフォトンⅡ、きょうから頑張っておくれねっ。

ちなみに、私以外の人が必ずしもフォトンにハマる訳ではないことも、
過去20年ほどの経験でよくわかった。
主人はエアコンのほうが良いと言い、舅は「ぬくぅない」と嫌って、
どちらも私が貸したフォトンを全く評価しなかった。
娘にしても、家にいるときは就寝中だけ点けていることがあるが、
日常的には特段の愛着を持っている様子ではない。
私には最高の暖房なのだが。人それぞれなのだと思い知ったことだった。

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(写真は、現・エアコン@父の寝室。こいつを取り外す予定)

きょうから3日間は外に出る仕事を入れていなかったので、
さぁStayHome、……と思っていたが、雑事があってそうも行かなかった。
父の所有する土地に関して、何十年にも渡る厄介ごとがあったのだが、
それを私が、ここ3年ほどを費やして、
税理士さん不動産鑑定士さん弁護士さん司法書士さんを訪ね歩いて、
とうとう先日、決着をつけたので、きょうは午後から、
そのうちの司法書士事務所への支払いをして来た。
父が引きずってきた案件を、私の努力により解決したのだが、
その意義の大きさを理解するには既に父が年を取り過ぎていることが、
返す返すも残念であった。
喜んで貰いたかったし、ちとは感謝もして貰いたかったのだがね(殴)。
だが、まあいい、私自身も後顧の憂いがなくなったし、
これで娘に迷惑をかけることも回避できた。と思う(汗)。

そのあと、このところアレルギー性鼻炎をおこしている自覚があったので、
数ヶ月ぶりに耳鼻咽喉科に行った。
「秋の花粉症ですね」
と先生に言われ、鼻処置と、抗アレルギー剤と点鼻薬の処方をして戴いた。
耳鼻咽喉科はやはり、受付での検温があり、
診察室ではエアロゾルを避けるためか、ネプライザーは使用されていなかった。
それから薬局に寄って薬を受け取り、外に出たらまだ明るかったので、
思いついて、家電量販店に向かった。
実家の父の寝室の、20年越しのエアコンを取り替えたいと思っていたので、
今、何やらセールをやっているし、適当なものがあれば買おうと思った。

父の寝室は図面上では11畳なのだが、店頭で尋ねたら、
12畳用も14畳用も同価格だということだったので、
あまりデザインには固執せず、14畳用のセール対象商品から選んで決めた。
ダイキンのrisora霧ヶ峰のFLほどスタイリッシュな品ではなかったが、
実家は本宅ではないので、見た目の細部よりリーズナブルであることを優先した。
父の部屋の現エアコンは、写真のように配管穴が見えなかったが、
店頭で質問してみたら、穴は隠れているだけでエアコンの背後にある筈、
とのことだった。

取り付け工事日に関しては、1000円出せば時間指定が可能と言われたので、
11月某日、私が実家で半日は待機できそうな日の午前中を指定した。
これでエアコンがついたら、この冬は実家をしっかり暖房して頑張ろう。
新型コロナ騒動で神社の正月行事が短縮されることを私は望んでいたのだが、
政府の分科会が、来年は1月11日まで正月休みを延長せよと提言するそうで、
となると神社も開けていようという話に、もしかして、なるのだろうかね(汗)?
そうであれば、実家での待機時間が増える可能性があるし、
本格的に寒くなる前に、暖房だけはどうでも備えておかなくてはならない。
古いエアコンの下で呼吸していて、これ以上、鼻炎が悪化しても困るし。

ということで、司法書士事務所への支払いと実家エアコン購入、が片付いた。
明日はお歳暮の手配~~(汗)。

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私は数十年前から、防寒用に布マスクを愛用していたのだが、
今回のコロナ禍で、季節も気温も問わずとにかくマスクをつけて外出するのが
最低限のマナーとして世の中に定着し、
マスクの必要枚数や必要頻度も飛躍的に上昇した。
それで5月頃に、まとまった量の使い捨てマスクを買う気になった。

以前は不織布マスクなんて、旅行中など臨時に使うのに、
3~5枚入りのを買ったことがあるだけで、箱で買ったことなどなかった。
折しも世間はマスク不足で、春からしばらくはアホらしいほど値段が高かったが、
ある日のこと某通販会社の案内で50枚入りが1000円台になったのを見て、
その程度なら一箱持っておけば安心と、初めて箱でマスクを購入してみた。
……ら、これが、不良品の束だったのである。ゴムが取れる取れる。

外出前にマスクを箱から出そうとした途端、ぷっつりと行ったのもあったし、
出かけ先でマスクを直した拍子に、ぷつぷつっと左右が取れたのもあった。
家を出てから帰宅するまでモったのは、半数も無かったのではないか。
このパックの不良品ぶりに気付いて以来、
私は常に、数枚の予備を持ち歩くようになった。
写真は、昨日の外出中にイった3枚である。
外で捨てる訳にも行かず、使えなくなった3枚とも全部持って帰って来た。
昨日は病院受診と墓参り、買い物が主な用事だったのだが、
病院に到着する前の信号待ちのとき1枚が取れて、
予備から新しく出してかけ直そうとした途端ご丁寧に左右が一度に外れて、
病院受診が終わって墓に行くのに花を買おうと、
店の前でかがんだときに3枚目も取れた。
予備はこれだけしか持っていなかったので、仕方なくコンビニに入ったら、
Kowa「三次元マスク小さめサイズ」が運良く見つかり、それを買った。

あまり新しいのに取れてしまったものは、
セロテープで貼り直したり、ホッチキスで留めたりして使ったこともあるが
そもそもが使い捨てなので、取れた時点で廃棄→交換となったものも多い。
結局、安かったが捨てるペースも速く、消費も順調(爆)で、
10月下旬の今、50枚をほぼ使い終わった。せいせいした。
もう二度と、安いからという理由でマスクは買うまいと心に誓った。
値段に無頓着に買う訳には行かないが、やはりメーカーは要チェックだ。
私が以前から最も使い心地が良いと感じているのは、
ネピア「鼻セレブマスク」なのだが、今はまだそんなに出回っていない。
前述のKowa「三次元マスク」とユニチャーム「超快適マスク」は、
うちの界隈のコンビニではまあまあ見かけるようになったが、
それでも国産品は先に売り切れてしまっていることが多い。

これからは本格的に寒くなり、私の本来の防寒用・布マスク+当てガーゼ、
がいよいよ活躍する季節になって来るので、
使い捨てマスクの問題はそろそろなくなる見通しではあるのだが、
次に不織布のを買うときは国産品限定にしようと、私は決意している。
この不良品がなんという会社のものだったかは敢えて書かないが、外国製ではあった。
まさに「安かろう悪かろう」、「安物買いの銭失い」。
なんぼ3層構造だの立体型プリーツだのと謳っていようが、
次々とゴムが取れるような接着不良では、ウイルスも花粉も出入りし放題だろう。

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懸案だった尿路結石の定期検診を受けに、ようやく行ってきた。
有り難いことに、石は、再発していなかった(涙)。
とりあえず7年目が無事に終了。

2013年に治療が終了して以来、私は毎年3月下旬か4月上旬に、
某病院の泌尿器科に自発的に出かけて、きちんと検診を受けていたのだが、
今年はちょうどその頃、コロナの騒動で緊急事態宣言が出されたりして、
急ぎでも何でもない検診で病院に出向く気になれず、時期を逃してしまった。
それからずっと、COVID-19の流行状況を横目で見ながら、
石のほうは別に症状もないし何も困っていないのだから、
いっそ、今年はこのままバックレようか、
と、とつおいつ考えて過ごしていたのだが、
検診をサボると罰が当たって石が再発しそうな気もして、
ヘタレな私はきょう、意を決して受診に出向いたのであった。

行ったら、カルテに受診予定として「2020年3月」と大書されていて、
「検診?ですか?」
と看護師さんに二度見された。
変な時期にいきなり現れたので、何か症状が出たかと思われたらしかった。
しかも後でわかったのだが、いつのまにか病院のやり方が微妙に変わり、
最近は検診等は予約で来ることのほうが普通になっていたのだ。
この春以降、3密を避けるための工夫として、そうなったのかもしれない。
「こっ…、コロナが怖かったので、3月は、サボってしまって……」
と気弱にどうでもいいことを言い訳する私を、
看護師さんも先生も生暖かく眺めて下さった。ように思った。

1年半前の約束どおり、もうレントゲンは要らず、検尿とエコー検査のみ。
尿検査には全く異常なし。
エコーでは細かいところまで観察できる訳ではなかったが、
「100%石が無い、とは断言できませんが、治療の要るような石は無いですね」
と先生が仰り、きょうのところは放免して戴くことができた。
このあと、変わったことがなければ、次回の検査は来年の秋で良いそうだ。
次は受診予定の数日前くらいにでも電話して、予約を取ると良いそうだ。
はい、そう致します(^_^;。

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父がワケわかめな状態にして丸投げしてくれた神社の事務を
私はこの3年ほどで、自分なりに系統立てて理解するようになったが、
それでもまだ、いろいろと謎な部分が残されている。
領収証の右肩のナンバーが、27…から始まっているのは、もしかして
平成27年に使い始めたのが未だになくなってないってことですか、とか
夏の「五穀成就」の切札は2000枚ほど在庫があるのに、
冬の「大祓修符」の切札はあと300枚しか残っていないのはなぜですか、
……などは、まだ、どうでもよい部類だ。
未だ解明されていない前世紀最大の謎は、
巫女用品のクロスオーバー現象のほうなのだ。

そもそも、秋の大祭のときに、女児4名による巫女舞奉納があるのだが、
その舞を、代々、我が家の当主が指導してきた。
実は私自身も10歳のとき、巫女舞に出たことがある。
そのときは、同級生の女の子3人と一緒に、うちのパンスーの祖母に指導された。
昔は祖父が教え、祖父亡きあとは未亡人であった祖母が受け継ぎ、
祖母が死んで、長男である父が指導するようになり、その父も高齢になって、
ふと見回したら誰も居なくなったので、今度は私が教える側に回った。
一応、地元の人間なので巫女舞のなんたるかを知らない訳ではなかったが、
この3年、私なりに、近年の祭のDVDを見て俄か勉強をしましたよ(汗)。

……と、それは良いのだが、そういう訳で我が家では巫女舞指導をしており、
それも、地元の神社を含めて三カ所の神社の巫女舞の世話をすることになっている。
つまり、巫女4名×3セット。
薄謝は出るが、時給になおしたら会社のパートとは比較にならぬ安さ。
神社関係で儲けるという発想は論外だと思っているので、そこは不問にするとしても、
1社分で最低4回は稽古するので、3セットで12回分、時間はそれなりに取られる。
大嫌いな仕事というわけではないが、大好きでもないですね(逃)。
で、その3神社で使う巫女舞の扇と鈴、それに装束が、
変な具合に共有されていることに、私は目下、途方に暮れているのだ。

巫女舞には扇と鈴を使用するのだが、それらには稽古用と本番用がある。
稽古用は昔の錆びた鈴と、やぶれかけた扇で(私はこの扇を持つたびに、
『エリザベート』のヴィンディッシュ嬢をやりたくなるのだが(謎))、
本番用はきらきらと金色に光る鈴と、数年前に新調された舞扇である。
巫女装束にもやはり、稽古用と本番用とがある。
稽古用は汗染みの落ちなくなった舞衣とツギのあたった白衣、化繊の袴で、
本番用は新しくて光沢のある舞衣と白衣、それに本絹の袴、となっている。
昔は全部、我が家の土蔵の前の和箪笥に収納されていたのだが、
うちでカビさせても嫌だと思い(殴)、3年前、私はそれらを社務所に移動させた。
以来、巫女舞の祭具装束一式は神社に保管されるようになった。

3つの神社を仮にA神社(=うちの村)・B神社・C神社とすると、
鈴扇は、A神社とB神社は「稽古用」「本番用」ともに共有するのだが、
C神社だけは、専用の「稽古用」「本番用」のセットを持っている。
装束は更に込み入っていて、A神社とB神社は装束の「稽古用」は共有なのだが、
C神社には独自の「稽古用」装束一式があり、
「本番用」装束についてはA神社が専用を持っており、
B神社とC神社は同じ「本番用」を共有する。

……一回で覚えられました(笑)?
どういう理由でこんな変なことになったのか、私にはさっぱりわからない。
宮司さんの奥さんに訊いた範囲では、
いつぞや装束を寄付して下さった氏子さんがあったり、
同じ支部に所属する神社から、余った装束や鈴扇を譲られたり、
等々の経緯があったそうなのだが、だからと言ってなぜこんなに縺れたのか。

いつもの年はこの巫女舞の指導と世話だけでも、私は噴火しそうになるのだが、
今年はコロナの御蔭で、そう、敢えて言う、コロナの「お」「か」「げ」で、
3社のうち、巫女舞をやるのが1社しか無いことになった。
つまり私の巫女舞指導も1社分だけ、祭具と装束の心配も1社分だけ!!
こんなにシンプルで楽な年は初めてである!!

それで、多少冷静になった私は今、3社のうち比較的大きめなB神社に、
「そろそろ専用の装束をお買いになりませんか」
と勧めている。ここが装束一式を新たに購入したならば、
少なくとも3社とも、「本番用」については自分たち専用のものを持つことができる。
更に将来的には、B神社が鈴扇一式も新調すれば完璧だ。
装束カタログを見たところ、化繊で構わないなら巫女装束一式は一人分4万円弱だ。
舞衣と袴を絹で揃えようとしたらその3倍くらいするようだが、
まあ、そこまで気張らなくても、化繊で一度揃えるだけでも長く着られるし、
化繊だってテカテカのではなく、絹っぽい落ち着いた織物のがある。
何より、よそと共有でなく自分たち専用のものとなれば、
神社としても、愛着もひとしおになり、そのぶん手入れも行き届く筈だ。

余談だが、今は巫女舞に出て下さったご家庭から、クリーニング代を徴収している。
なんかおかしくないですか、頼まれて巫女舞に出るのに、更にお金も取られるって。
更に、実は神社から、巫女舞指導者(=私)宛てに、稽古初日には菓子折を持参せよ、
と保護者さんたちが言われていることを昨年知ったので、
私は今年は早手回しに「それは要らない」と連絡をまわした。
私は食べものは一切興味ないんだ、和菓子屋さんには悪いけどさ。
どうしても何かしてくれたいんなら、菓子代を薄謝に上乗せして欲しいわ(殴)。
縁あって巫女舞を奉納する以上、玉串料その他のお供えを神社にするのは良いことだが
あきらかに無駄になるとわかっている部分は省くべきだし、
特に装束のクリーニング代は、祭の経費として神社の会計が持てば良いのでは??
……と思うのだが、勿論、神社に向かって言ったことはありません(逃)。

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美智子さま、86歳に 医療従事者らの努力に心寄せる(朝日新聞)
『上皇后美智子さまは20日、86歳の誕生日を迎えた。宮内庁が発表した近況によると、新型コロナウイルスの感染拡大を気にかけ、外出を控えるなど上皇さまと静かな日々を過ごしている。医療従事者らの努力に心を寄せ、スポーツや音楽など活動を自粛する人々の置かれた厳しい状況を案じているという。』

上皇后美智子さまのお誕生日に、宮内庁から御近況について発表があったが、
長年のお疲れや、ご年齢的なもの、更にはご病気の治療の影響もあって、
最近のご健康状態は完全に良いとは言えないご様子だ。

『乳がんご手術後のホルモン療法によると思われる左手指のご不自由がおありで、ご移居後は数人の日本人作曲家の曲目を練習されることを楽しみになさっていらっしゃいましたので、おさびしいことだと思います。今まで出来ていたことを授かっていたこととお思いになるのか、お出来にならないことを「お返しした」と表現され、受け止めていらっしゃるご様子です。』

美智子さまのピアノは素晴らしかったのに、
指のご不自由が出て最近では練習されることも難しくなられたそうだ。
けれども美智子さまは、これまで出来ていた演奏は、
『授かっていたこと』と捉えていらっしゃるようで、
今はそれを『お返しした』と仰っているとのことだ。
なんとも見事な……。

かつて美智子さまご自身が御母上のことを詠まれたお歌が、今も思い出される。
『子に告げぬ哀しみもあらむを 柞葉(ははそは)の母 清(すが)やかに老い給ひけり』

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Happy birthday, our dearest Maestro Ivo Pogorelich!
I wish you another great year filled with lots of love and happiness!

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