転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



午前中、時間があったので縮景園の桜を見に行った。
「平日月曜」&「隣の県立美術館休館日」&「お天気下り坂」
のトリプルコンボをキメた日なので、きょうは空いているだろう、
という私の目論みは当たり、大変快適な花見をすることができた(笑)。
これほど人の少ない縮景園は、地元住まいの私にとっても初めてだったかもしれない。
特に、よく絵はがきになっている「しだれ桜」全景を、この、花の季節に、
人波に遮られることなくゆっくりと眺められたのは、希有な出来事であった。

(以下、クリックで拡大します)
   
  

今にも雨になりそうな空模様で、御蔭で眩しくなく暑くもなく、
庭園内を歩いて花を愛でるには、とても心地良いひとときだった。
縮景園内は、途中あちこちに石段等があり、池を渡る橋も幅が狭いので、
足腰がある程度は丈夫でないと、くまなく自由に見て回ることは難しい。
行けるときに行っておかねば、いずれは満喫できなくなる、
という危機感みたいなものが、毎年、なんとなくある(^_^;。

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東京から友人が来ていて、ここ数日は地元で一緒に観光した。
世界平和記念聖堂、縮景園、宮島、など。
COVID-19の5類移行や、マスク着用の個人判断など、
様々な対策緩和が決まったことで、
既にどこもかしこも空気は緩み、賑わいが戻って来ていた。

世界平和記念聖堂は、友人が村野藤吾の建築のファンで、
大聖堂にはやはり行っておきたいということで、
本当に久しぶりに日曜朝9時半のミサに行ってみた。
 

教会そのものは感染症対策について依然として厳密で、
入口での氏名・連絡先の記入や、検温、手指消毒など徹底しており、
聖堂内では全員マスク着用が求められ、
間を空けて着席するよう場所が定められていた。
聖歌も、聖歌隊だけが歌い、出席者は聴くだけだった。
また、接触感染を避けるためか、献金箱が回されることもなく、
聖堂出口に箱が設置されているという、お賽銭箱的な形式であった。
四旬節第1主日ミサで、説教は「誘惑に打ち勝つことについて」。
イエスが40日間断食したあと荒れ野で悪魔の誘いを退ける場面の
聖書朗読と司祭の説教、それに洗礼志願式があった。
2023年2月26日 - 四旬節第1主日ミサ(YouTube)

ミサのあと、近所なので徒歩で縮景園に行った。
ちょうど梅が見頃で、梅林にはウグイスが来ていた。
梅の季節の縮景園は、私にとっては4年ぶり!であった
来ようと思えばいつでも来られる近さであるがゆえに、
かえって私自身は縮景園には来ていない。
こうして一度来てみると、そのたびに、
「次の花の季節に移る頃、また必ず来よう」
と思うのだが、そうこうするうち瞬く間に日が過ぎてしまい……。
友人の御蔭で、今年は梅を逃さなかった。ありがとう(^_^;。
 


その翌日は、宮島で過ごすことに前々から決めてあった。
市街地のホテル泊だった友人と、朝、広島駅近くで待ち合わせ、
まずはJRで宮島口まで行き、JR西日本宮島フェリーで島に渡った。
平日だったが結構、混んでいて、フェリーは甲板にも乗客が大勢いた。
外国人観光客も多かった。
宮島に関してはコロナ禍前の状態まで、ほぼ戻っているのではなかろうか。


友人とともに厳島神社に詣で、大願寺にお参りし、
砂浜を歩き、商店街でもみじ饅頭を食べるという、正統派の観光をした。
この日のハイライトは、友人がシカに紙袋をかじられた一件であった。
もみじ饅頭をおみやげ用に箱で買い、お店で紙袋に入れて貰ったものを、
友人は手に下げて、海を見ながら私と喋っていたのだが、
そこに、背後からシカが一頭、文字通り音も無く近づいて来て、
その紙袋をいきなり囓ったのだった。
ばりり、と囓られるその瞬間まで、
友人も私もシカが来ていることに全く気付いていなかった。

シカには気配がない、ということを今回、友人と私は学んだ。
例えば野良猫は、シカよりずっと小さいが、
居れば結構遠くからでも、猫の存在に私達は気がつくものだ。
それは、猫が「気配」を出しているからだろう。
「あいつ触るヤツか?逃げたほうがいいか?なんかくれる?」
と猫は、意図的に距離を置きながら我々を見つめ、オーラを発している。
散歩中のよその犬でもそれは同様で、
「仲良くするヒト?遊ぶ?好き?オヤツある?」
と、多少離れたところからでも、こちらにアピールを送って来る。

その点、宮島のシカは違うのだ。
彼らが佇んでいると、しばしば、置物か何かのようで、
あまりの気配の無さに、こちらは随分近くに行くまで気付かないことがある。
シカたちは日頃から観光客に慣れているので、
我々が何をしていても彼らには単なる「モノ」でしかないらしく、
私達への意思表示など全くせず、恬淡(てんたん)とした風情でいる。
それでいて良い匂いがすると、不意に距離を詰めてきて囓ろうとするのだ。

友人は紙袋の一部を囓りとられたが、幸い、もみじ饅頭は無傷だった。
箱に入れられ、外側も包装されていたので、本体には影響は無かった。
「ヤギかっ(^_^;!!」と慌てる友人を、シカはただ、
囓りとった紙袋の一片をもしゃもしゃと食べながら、無表情に見送っていた。
追いかけて来るでもなかった。
きゃつらは、とにかく淡々と我々の存在を右から左に流すのだ。

帰りは、宮島松大汽船のフェリーで渡り、路面電車で八丁堀まで帰った。
JRと違ってゆっくりだったが、これはこれで市内を眺めることができ、
原爆ドーム前も通るので車窓からの観光もできた。

……ということで、友人の御蔭で、日頃行けない場所に次々と行けて、
なかなか楽しい二日間を過ごすことができた。
2月の最後に、思いがけず良い休日が持てて、有り難いことだった。
お天気にも恵まれ、完璧な休暇であった。シカ以外。

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11月9日(火)10日(水)の一泊二日で、
1年9か月ぶりに東京に行って来た。
築地の定宿に泊まり、歌舞伎座顔見世を観てきた。

新型コロナ感染状況を見つつ、10月半ばあたりから、
「今のうちに一度、行って来なくては。今を逃しては…!」
と感じていたのだが、10月中は忙しくて時間が取れず、
当初11月半ばあたりで計画していたところ、
東京の実効再生産数がじりじりと上昇してきたので、
こりゃマズいのではないかと予定を早め、この火曜日水曜日で決行した。
辛くも間に合った、のではないかと自分では思っている(汗)。

築地本願寺も1年9か月ぶり。
報恩講が始まる直前の時期だった。
このあとのコロナ再拡大の波が小さいものであることを願う。

歌舞伎については、また、いずれ。
みっくん(巳之助)の曽我五郎が目当てで、それは勿論素晴らしかったが、
それ以外にも収穫が多かった。観に行って良かった。

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昼に、天気が良かったので縮景園に行ってみた。
今年、広島は桜の開花宣言が全国でいちばん早かったのだが、
きょうの時点で、花はまだ満開にはなっておらず、
どの枝にも、咲き始めのつややかな花と、固い莟みとが混在していた。
   

近年は毎年そうだが、私の「花見」は、文字通り花を見ることであって、
下に座り込んで飲み食いし大騒ぎをすることではない(^_^;。
かつて、職場では毎年花見があって、私はそれも仕事のうちと捉えて、
できる限り参加していたのだが、実は私はそういう席が大嫌いだった(逃)。
昔の恨み言を言うようでアレなんだが、本当に嫌いで嫌いで。

飲み会を断らない女』が先日、話題になっていたが
私自身は、あの発言の意味が実感として理解できる。
今でこそ、多少なりとも各自のプライバシーが尊重される世の中になったが、
現在五十代くらいの女性が働き始めた頃は、飲み会も仕事であり義務だった。
男性でもそれは同様だったのではないか。
バブルの頃なんて、全員二次会三次会が当然で。違いますか(汗)。

少なくとも私は、体質的に全然飲めないにもかかわらず、
独身時代は宴席に基本的に全部行くようにしていた。
断るのは、欠勤に等しい罪悪感があった。
上機嫌で盛り上がるオッサンらの話を、何時間でも笑顔を絶やさずに聴き続け、
自分は喋り過ぎずに巧い返しをするように心がけ、
頃合いを見計らいながら席を移動し酌をし続け、ヘタしたら開始から6~7時間も。
苦痛でない訳がないじゃありませんか(汗)
それでもそういう席に欠かさず行くことに意味があったのは、
酒の席に「居る」のと「居ない」のとでは、あとの仕事が違って来るからだった。
自分の立ち位置とか、上司や周囲との意思疎通とか、任される仕事内容とか。
そういう席だからこそ手に入る情報も多々あったし。

しかし、現在の私はもう、そのようなものから一切、自由になった。
そもそもコロナ禍で、飲み会そのものが「悪いこと」と見なされるようになった。
とりあえず現時点では、大人数での宴会など、やってはならないのだ。
今、私は真っ昼間に思いつきで出かけることができ、誰の話も聞かなくて良く、
ただ、見たい花だけを存分に、自分本位に、眺めて楽しむことができる。
きょうは、平日午後で人も少なく、心ゆくまで桜を眺めて、極楽であった。

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コロナは、感染者とすれ違った程度で感染するものではない。
自宅中心で暮らしている私だが、人の少ない時間に外を歩くこと、
つまり、マスク着用のうえでの散歩は、良いことだと思い、実行している。
これなら、人にウツす心配も、ウツされる心配も、ほぼない、……筈だ。

そもそも、コロナで騒動になるより前から、
私は、晩秋以降は咽喉と鼻の保護のため、マスクが欠かせない人間であった。
長らく慢性扁桃炎持ちであったので、冷たい空気が大敵だったのだ。
それが今や、世間で出歩いている人々のほぼ全員が常時マスク姿になって、
私の格好も、極めて常識的なものと見なされるようになり、大変嬉しく思っている。
更に、自宅外では、室内に入ってもマスクを外すことがなくなったので、
化粧していないのを気にしなくて良いし、大助かりである。

ということで昨日は、天気も良かったし、夕方前に、散歩の延長で縮景園に行った。
ちょっとした空き時間に足を伸ばしたのだが、紅葉狩りには十分だった。
もちろん、ちゃんと入園料を払って中に入った。
隣の県立美術館の二階から眺めた、などというズルをしたのではなく(笑)。

名勝 縮景園

   
   

園内は、明後日からの「もみじまつり 紅葉ライトアップ」の準備が進行しており、
あちこちに電灯をつけるための配線の作業中だったが、
散策する人は多くなく、ゆったりと思いのままに歩くことができた。
カメラを提げて撮影を楽しむ人や、池のそばの椅子に座って読書する人などもあり、
秋の、平日の午後のひととき、美しい紅葉を満喫することができた。

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先日、神社の総代連合会の研修旅行があり、
先週、80名弱の団体バス旅行二泊三日で、関西のほうに行った。
伊勢神宮の外宮と内宮、熊野那智大社、に参拝した。
着いた日は外宮に参拝、おかげ横町を冷やかしたところで夜になり、
夕食も普通程度の宴会だったが、
翌日は朝5時半にホテルロビー集合で内宮早朝参拝、朝食後に内宮正式参拝、
午後には炎天のもと石段470段を登りきっての、熊野那智大社参拝、
と、やたらと体力勝負な旅をさせられたうえ、
宿では飲めや歌えの大宴会、〆はラーメン、更に街でカラオケ、
と深夜までエラいめにあったorz
翌朝7時、何事もなかったように爽やかな顔で食堂に集合し、
朝食でご飯をおかわりするおじ(い)さん達を見て、
私は到底、彼らには勝てぬと思ったorz

しかし団体バス旅行でもなければ、
なかなか那智の滝のほうまで行くことは
私にはできなかっただろうと思うので、貴重な数日間だったと感謝している。
帰りのバスの中で、綾小路きみまろの公演DVDが上映され、
「中高年のバス旅行!3日行って、4日寝込む」
という件があり、私は首がもげるほど頷いた。

     

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午後2時半発の飛行機で羽田に帰る予定になっていたので、
ゆっくりとホテルをチェックアウトして、新千歳空港へ。

友人某氏がわざわざ空港まで来て下さり、
出発までの時間、お土産を買うのにつきあって下さったり、
某氏のほうから娘に鮭トバなど買って下さったり等々で、
再び大変お世話になった。

更に少し時間があったので、我々家族3人は別行動になり、
私は友人某氏と、国内線ターミナルビル3Fのファイターズ・カフェへ。
FIGHTERS DINING ROSTER

北海道日本ハムファイターズ直営の飲食店。
食事もカフェも楽しめる。
オリジナルラテアートもあり、
カフェラテにファイターズの選手の画像をプリントして貰える(笑)。
私は西川遥輝バージョンのひとつを選んだ。
2016年の日本シリーズで中崎から打った因縁のヤツだったので、
飲み干してやろうと、……じゃない(^_^;、
期間限定バージョンだったので逃したくなかったのと、
やはり、イケメンだったからですよ勿論(^_^;。
店内では、日ハム×西武のデーゲームが放映されており、
これまでの節目の試合のポジション図がテーブルのデコレーションに、
そして番号札は、ナンバーの入ったボールとキャップ。

  

帰路もまた天候に恵まれ、順調なフライトだった。
機種は往復ともボーイング767-300。
帰りは、久しぶりに窓際の席をあてがわれたので、景色が見られたし、
スマホを機内モードにして写真を撮影することもできた。

 

羽田から、浅草線直通の京急に乗り、板橋に帰る娘は三田で降り、
主人と私は定宿のホテルを取ってあったので東銀座まで。
北海道旅行、ともあれ無事に終わった(^_^;。良かった良かった。

しかし、私はまだ終わっていないのであった。
このあと、ビルボードライブ東京でゴダイゴを聴き、
明日は歌舞伎座で團菊祭の昼の部を観る、という予定が、
まだ、残っていたのだ(^_^;。

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北海道は広いので、「来たついでに」と思っても、
簡単に観光地をハシゴすることはできない。
私の長年の希望である「岬巡り」は、
バスツアーか道内飛行機でも利用しないと不可能だし、
旭川や富良野だって片道何時間か見ておかないといけないから、
札幌からちょっと行って来ようという距離ではない。
第一、富良野なんてまだラベンダーの季節になっていない(爆)!

それで今日は、無理なく往復できる場所で、私の行ってみたいところ、
を主人が優先してくれて、苫小牧に出かけることになった。
苫小牧には、旧ソ連時代の宇宙ステーション『ミール』の予備機が
内部まで見学可能なかたちで展示されているということと、
太平洋に近いので、波打ち際から大洋が眺められるということ、
の二点が、私にとって大変魅力的であったのだ。

なぜ苫小牧にあるの? 世界唯一の宇宙ステーション「ミール」とは(北海道ファンマガジン)

札幌からJRで苫小牧まで、千歳線で1時間ちょっと。
特に混雑することもなく、順調に到着した。
まずは苫小牧市科学センターまで徒歩で。
10分ほどで行けるし、何しろ平野なので坂道等もなく、快適だった。

苫小牧市科学センターには、飛行機のモデルや、
重力関連の実験装置なども多数、展示されており、
休日に家族で出かけるにはとても楽しい場所だ。
その中でも勿論、ミール1号機の予備機を見学できるところが最大の魅力で、
作業服や、無重力対応ベッド、吸引式トイレなど、
実際の宇宙ステーションでの生活ぶりがリアルに想像できる、
様々な「本物」が並んでおり、宇宙ステーションの内部に入って、
それらを自分の目で見たり、写真に撮ったりすることができるようになっている。

    

それから更に、南のほうに10分ほど歩いて、太平洋岸に出た。
気温が10度程度で結構冷たい風が吹いており、海も波が高めだった。
小樽に行くのに日本海側の海岸線をJRで辿り、
きょうはこうして太平洋側にも来ることができて、
水辺が好きな私にとっては、なかなか収穫の多い旅になった(^^)。
札幌を真ん中に、余市から苫小牧まで南北に渡りきった感じだった。

苫小牧は製紙業で有名というのを、遙か昔、小学校の社会科で習った記憶が、
50過ぎてもなお、私の頭に残っていたのだが、
行ってみると駅からほど近い場所に、グランドホテルニュー王子という
かなり規模の大きなホテルがあり、その他にもビジネスホテルが多く、
やはり王子製紙その他の製紙業関連の出張で来る人が多いのだろう、
という印象だった。
太平洋岸の港湾都市は、工業地帯として発達しているし、
新千歳空港にもほど近く、苫小牧は立地としてなかなか良さそうだった。

 

午後からはJRで恵庭まで戻って、現地在住の友人某氏のご厚意で、
夕張郡栗山町の小林酒造に連れて行って頂いた。
某氏が自家用車で案内して下さった御蔭で、快適に最短距離で
現地まで行くことができた。
折しもこのあたりから天気が崩れて雨模様になり、
酒造に到着した頃にはかなり激しく降っていたので、
我々だけでバスやJR利用で動いていたら、とてもこのようには
小林酒造まで出かけることは出来なかったと思う。
改めて、友人某氏に感謝している。
ありがとうございました<(_ _)>!!

蔵元に行けば、娘には嬉しい試飲コーナーがあり、
飲まない私にはわからないが、娘はいろいろと試して、
気に入ったものを購入し、東京の自宅宛に送って貰うよう手配していた。
ちなみに、娘は量はそんなに飲めないので、小さい瓶で複数種類、
という買い方が楽しくて良いのだそうだ。

ときに栗山町には、名前が縁でファイターズの栗山英樹監督が居住されており、
その関わりは、ファイターズが北海道に来る前から始まっていたとのことだ。
小林酒造でも「栗山英樹」ラベルが販売されており、
近くには栗山監督がつくった「栗の樹ファーム」もあった。
帰る頃には雨がかなり強くなっていたので、
某氏の車の中から見せて頂いただけだったが(^_^;、
ログハウスや野球場に、実際に行ってみることができたのは貴重な体験だった。

****************

この日の夕食は、上記の友人某氏と、もうひとり、
たまたま帰省中だった、手稲出身・現在は東京在住の某氏にも来て戴き、
皆で、札幌で夕食ビュッフェを楽しんだ。
友人ふたりと私とは、実はもう20年ほど前からの宝塚観劇仲間で、
最初はインターネットの掲示板で知り合ったのだが、
観劇等でこれまでも幾度も一緒に行動してきたので、
今回はうまい具合に札幌で顔を合わせることができて嬉しかった。
宝塚人事評論家ころもんにとっても、興味深い話題がいろいろ出て、
思った以上に意義深い時間となった(笑)。

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本日より令和元年。
この佳き日に、我々家族3人は、札幌で遊んだ。
北海道は、まさに桜の季節を迎えようとしていた。
本州から来た我々にとっては、なんと、ひと春で二度目の花見!

まずは、旭山記念公園へ。
高台から札幌市内が一望でき、桜に彩られた美しい風景を満喫した。
札幌は大都市であるにも関わらず、その周囲まで含めて本当に平野が広く、
何にも遮られることなく、どこまでも見渡せる。

  

それから、地元民の友人某氏のお勧めに従い、円山公園~北海道神宮へ。
やはり令和元年五月朔日であるからして、神宮へまずは参拝せねばと、
境内に向かったらば、これがなかなかの賑わいであった。
期せずして令和元日の初詣になったので、
ここは襟を正し、我が国と世界の平和を願い、家内安全を祈願して
振り返ってみたら、背後には御朱印を頂くための長蛇の列があった。
我々は誰も、御朱印帳を持ち歩く趣味は無かったので
そこは眺めただけでやり過ごし、娘がおみくじを引いたら「中吉」。

    

そして、社殿の外側にある庭園では、道民は花見の真っ最中であった。
かつて漫画『動物のお医者さん』で読んだ通り、
それは我々広島人の知っている花見とは若干、様相が異なり、
どの桜の木の下からも、もくもくと白い煙が上がっていた。
そう、……ジンギスカンであった。さすが北海道!
ピクニックシートに座って花の香を楽しみつつお弁当を食べるのではない。
どのグループも、木の下に立って、肉や野菜を焼いているのであった。



上空には、その進行状況を伺うカラスたち。
『カラスに肉を見せないでください』という看板もあったが、
ちょっとくらい隠したって、カラスはパァではないので、
物凄い高速の低空飛行でたびたび迫って来ていた。

更に、居並ぶ露店の中に、なぜか見慣れたオタフクソースの絵があり、
広島焼き』。ふ(^_^;、なるほどな(^_^;。
しかし少し歩くと、『大阪焼き』というのもあり、
公平であったので、許すことにした(何様)。

もうひとつ驚いたのは、札幌では梅の花が、
桜と同時か、桜にやや遅れて、満開を迎える、という事実だった。
本州の大半では、梅は2月・桜は4月、の筈なのだが、
北海道神宮では、桜の花見ジンギスカンの脇で、梅林も賑わっていた。
なんとも贅沢な(^_^;。



「2月に梅、って花札だけだと思っていた」
とは、前出の地元在住・友人某氏の弁。

*****************

夕方からは、札幌シネマフロンティアで、映画『翔んで埼玉』。
主人と私は既に広島で観たのだが、娘がまだだと言うので、
是非観るべき映画である!と彼女を誘って、3人で出かけた(笑)。
この映画は、埼玉や東京を知っていても知らなくても笑える。
札幌でもほぼ満席、要所要所で爆笑が起こり、大変支持されていた(^^)。

夕食は、札幌駅の『北○』(←伏せ字ではない。店の名前がキタマル)で。
改めて話を聞いてみたところ、娘はすっかり日本酒に開眼しており、
食べ物も酒に合うかどうかで選ぶようになっていたことを、
私は今更、知った。
なめろう、鮭トバ、等々、もはや私の知らない世界であった。
家でオヤツを食べるときも、以前のように甘いものでなく、
チー鱈などを好んでいる、と娘は言った。塩分過剰!
今、目の前にいる人物は、外側は娘のようではあるが、
中身はもしかしたら別の人間なのではないか、
と主人と私は、とても、いぶかしく思った(^_^;。

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……ということで、昨日は到着して小樽のホテルにチェックイン、
主人は早速大浴場へ、娘は小樽の街を散策、私は部屋で休息。
夕食付きではないプランだったので、夜は3人で居酒屋へ。

そして今朝もまた、天候に恵まれたので、3人揃ってバスに乗り、
娘の主目的である、余市のニッカウヰスキーへと出かけた。
4年前の夏にも来ているので見学は二度目なのだが、
何しろ今回は娘がウィスキーに目覚めていたので、
展示されている各年代の商品や、醸造の過程の展示などを
大変興味深く眺めている様子だった。
そして、最後は念願の(!)試飲コーナーへと。
有料つまみを購入してまで、主人と娘は
オンザロックやハイボールを存分に楽しんだ。
私は、例によってアップルジュースでお相伴(^_^;。

      

3人とも、ホテルの朝食ビュッフェで食べ過ぎていたので、
昼食は要らないということになり、余市から小樽に戻って
そのまま市内観光。
前に来たときには無かった「小樽芸術村」というのが出来ていて、
似鳥美術館、アールヌーヴォー・アールデコ グラスギャラリー、
ミュージアムショップなどのある複合施設になっていたが、
私はその中のステンドグラス美術館に特に心惹かれたので、
そういうものに感心のない主人と娘とは別に単独行動を取り、
しばし、中世ヨーロッパの世界に遊んだ。



お土産品として、チョーサーの『カンタベリー物語』のステンドグラスが
3万円超で売られていたが、さすがに買う気には、なれず(^_^;。

その後はまた3人で、小樽運河を眺め、堺町筋商店街を冷やかし、
北一硝子では主人と娘がまたしても日本酒とワインの試飲をした。

夕方には今夜の宿泊地・札幌へとJRで移動。
午後から結局、観光しつつソフトクリームを楽しんだり、
小樽「かま栄」でパンロールを食べたりしたので、
夜もさほど空腹でなく、主人と私はラーメン屋へ行き、
娘はひとりで狸小路を歩いて、目に付いた居酒屋に入り、飲んで帰って来た。
全然知らない街で、ひとりで店を物色し、一杯やって来るとは、
我が娘ながら天晴れ、漫画『ワカコ酒』状態だな(汗)。


これが、我々一家の、平成最後の一日であった(笑)。

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