午前中に、某家電ショウルームに行った。
このあたりで、キッチンのカップボード側をなんとかしたい、
と最近、強く思うようになっていたからだ。
これはインテリアの範疇には収まらず、
部分的にせよリフォームが関わってくる話なので、
レイアウト変更と業者さんをセットで案内して貰うため、
まずはショウルームから攻めよう、と私は計画を立てた。
実は私は前から、我が家のキッチンのレイアウトが気に入っていなかった。
そもそもが、LDKなどという「何もかも一緒くた」なコンセプトは趣味でなく、
少なくともリビングとDKは切り離したいと、私は思っていた。
リビングで解放されてゆったりと過ごしているときに、
視界の隅にせよ「流し台」だの「蛇口」だの「作業系」のものを見たくないのだ。
ソファで静かにくつろぐ部屋に、どうして厨房が同居しているのか(--#)!?
バーカウンター的なものならまだしも。
また物理的な問題としても、調理の匂いや油煙などは、私の感覚では
リビングの家具調度やカーテンからはできるだけ離したいものだった。
しかし、今時のマンションはLDKが基本であるうえ、
購入と入居を決めた当時、もはや建築がかなり進んでいたために、
内部の構造変更は一切、出来なかった。
それ以前に、そのときは何しろ、官舎という凄まじいものからの転居だったので、
新築マンションだなんてそれだけで、
スラム街からベルサイユ宮殿に来た的な深い深い感動があり、
LDKに心から賛同できないことなど、ほぼ黙殺できた。
やがて年月が流れ、マンション居住も足かけ15年目の今年、
このLDK問題を、構造的な根本解決は費用の点から無理としても、
もうちょっと見た目くらい、マシな方向に持って行けないものか、
と私は思うようになった。すなわち、
・キッチンカウンターに、水はねガードパネル的なものを設置して
ダイニング側からの視線を更に遮る
・レンジと炊飯器がLDから丸見えにならないように、
カップボード側をスライドインなどのタイプに変更する。
・中途半端に中身の見える食器棚部分の戸の前面を、
完全な木目にするか、ステンドグラス等に変更する。
キッチンカウンターの上半分を壁にするか、
窓ふうの引き戸を設置することも考えたのだが、
やはり元々がLDKとして設計されている間取りなので、
ここで大きく視界が遮られると圧迫感が半端ではない、と思われ、
キッチンを独立させる考えは、放棄せざるを得なかった。
背の高すぎないパネル程度のものを設けたうえで、
カウンター照明をダウンライトでなく、ペンダントライトにする等により、
気分的なセミ・クローズド程度まで持って行くことを目指したい。
ということで、これまた前々から「あそこにあるな」と気付いていたショウルームに、
予めネットで予約を取り、間取り図のコピーにキッチン関連部位の寸法を記入し、
写真とともに持参して、具体的に相談をした。
残念ながら、このマンションのカップボードは奥行き45センチまでしか取れず、
製品としてのスライドインは奥行き65センチで、そのままでは無理だったが、
リフォーム業者さんに造作家具としてオーダーするなら対応可能で、
LD側から見えている部分を、ほとんど壁のように「隠す収納」に変更することは
私の考えていた予算の範囲で、十分にできることがわかった。
それでとりあえず一社、リフォーム会社を紹介して貰った。
特に締め切りのある話ではないので、これから時間をかけて検討したい、
と思っている。
昨日の話じゃないが、官舎にいた頃の私なら、
「どこが問題なのっっ!?贅沢言うんじゃないわよ!!」
と思ったに違いない案件だ(笑)。
瞬間湯沸かし器やガスコンロを買ってくるところから始めなければならなかった、
ゴキやムカデと同居するプロパンガスの台所からしたら、
今の私のコダワリなど、完全な世迷い言なのである。
ああ、わかっているとも!!
Trackback ( 0 )
|
|