<道楽で出かけることについて>
・昨日、ヴァイオリンを聴きに行って思ったのだが、
私が今、理想としている贅沢な余暇の過ごし方というのは、
まず、ゆっくりと支度して、ひとりで、音楽会に出かけて、
ほかのこと一切を考えずに二時間、音楽に浸りきり、
さらに、何時までに帰らなくてはならないという制約なしに、
終演後は、耳に残る音楽と、心ゆくまでたわむれていたい、
ということだった。
チケット代と僅かな交通費以外、かからない計画なのだが、
どうしてこれが決して実現できないのか、我ながら不思議だ。
多分、足かせは私の心の中にあるのだろうな(←自己完結)。
もし私に「老後」があったなら、この夢だけは叶えよう。
・上記のようなことを考えて、私は、ふと思った。
私は、主人が道楽のために出かけても、少しも腹など立たない。
絵画鑑賞でもグルメでも、東京まで泊まりに行って貰っていいし、
どこに宿泊するかとか、ひとりかとか(!)、
そんなことは、全然、詮索しようと思わない。何泊でもいい。
楽しい旅行をして機嫌良く元気で帰ってきてくれるなら全く構わない。
また、娘が出かけることも、私は大歓迎だ。
いずれは、友達同志でどこか旅行したり泊まりに行ったり、
本人が望むなら、ひとり旅をしたりしていいと思う。
なんだったら、主人と娘で父子旅行をして来てくれてもいい。
私は、家族が出かけて私ひとりが残ってもなんの不満もない。
だのに、なぜ、私が自分の都合で、ひとりで出かけると言ったら、
主人や娘から白い目で見られ、非難ゴウゴウになるのだろうか(爆)。
自分で稼いだ金で行け、などというレベルの問題とは違う。
もし私が仕事を本格的にやって、自分で稼いで好きに東京に行く、
などと言い出したら、主人や娘は、もっともっと怒るのだ。
なんでこんな理不尽な構造になっているのか。
<最近のマンションのコンセプトについて>
・最近のマンションや戸建てでよく見るのが、
「オープンエア・リビング」という形式だ。
私の感覚では、そんな広い、折りたたみ式の壁がついたバルコニーなど、
あっても仕方がないのではないか、と思うのだが、
そう考えるのは、バーベキューやビールに興味のない人間だからか。
だがこの点については主人も私に同意してくれた。
外のリビングなんて、周囲の音がやかましいからテレビが観づらいし、
砂埃や雨風で家具が傷むからファブリックや革のものは置けないし、
何より、冷暖房ができないではないか、ワシは全くくつろげない、
と彼は言った。
オープンエア・リビングは、本当に人気があるのだろうか。
・新しく販売される某マンションの間取りをネットで見ていたら、
オープンエア・リビングよりもっと理解できない箇所があった。
それは、メゾネットでもない普通のワンフロアなのに、
バスルームが二箇所、つくってあったことだ。
レッキとしたバスタブのある風呂が、
狭いマンション内の二箇所に設定されていたのだ。
トイレが二箇所、というなら理解できるのだが、
なぜに、風呂をあっちとこっちにつくらなくてはならないのか。
「欧米か!」
と主人が図面を見ながらツッコんでいた。
Trackback ( 0 )
|