転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



10月から、ラジオ『まいにちフランス語』『まいにちスペイン語』
の後期が開講された。
どちらも入門編は2019年前期の再放送で、
フランス語は『世界のフランコフォンと話そう!』
スペイン語は『スペイン語 音の風景』。
かつて本放送があった当時、私は忙しすぎてほとんど聴いていないので、
再放送ではあっても、私には新作同然だ。
秋は秋で、神社の祭の手伝いで忙しいのではあるが、
以前より楽になっているので、なんとか頑張りたいと思っている。

ときに、先日、ほかのことを検索していたときに偶然、
『完全予想仏検○級』シリーズの準1級編が発売されていたことを知った。
かつて仏検2級受験時に、これでもかこれでもかと鍛えて貰い、
もっと早くこの本に巡り会っていればと、しみじみ心酔した教本の、
待望の準1級版が、ついに世に出たのであった。
 『完全予想仏検準1級ー筆記問題編ー』(駿河台出版社)
 『完全予想仏検準1級ー書き取り問題・聞き取り問題編ー』(駿河台出版社)
私の、余生の最大の目標は「仏検準1級合格」だな。
もし私に、この『完全予想』をやり遂げる力があるならば、
必ずや仏検準1級の出願が実現するであろう。
――「合格」ではない。「出願」だ(笑)。
この2冊がしんどくてやり遂げられない程度なら、受かる訳がないから
出願しても無駄なことなのだ。

問題は、仏検準1級は毎年、秋季試験しか実施されない、ということだ。
今年で言えば11月21日(日)。
神社の七五三が最も忙しい時期の、しかも日曜日なので、
「フランス語の検定試験があるので休みます」
などと優雅なことは、てんてこまいの総代会にむかっては到底、言えない。
神社の仕事を休むのに、仏検だなどと正直に言わなくても良いのではあるが、
何にしてもこんな日に私だけ居なくなることの、説得力ある理由が見当たらない。
私本人が57歳にもなると、遠方の伯父伯母の危篤とか創作しようにも、
もうあんまり生き残ってそうな年齢じゃないしね(逃)。
6月の春季試験なら時間が取れるのだが、こちらは1級しか実施されない。
2級以下の級は毎年、6月と11月の両方で試験が行われるのだが、
上のほうの級になると受験者数が少ないので、年1回になっているのだ。

更に、もっと重要な、そもそもの問題は、
私がフランス語の大半をとっくに忘れてしまった、ということだ(爆)。
ラジオの入門編や初級編について行く程度の仏語力は残っているが、
仏検2級を取ったのが8年も前なので、今受けたら既に2級さえ受からない。
まずは2級合格当時くらいの語彙力や聴解力を、
取り戻すところから着手せねばならないのだ。
それができたところで、そこから準1級までの隔たりがまた、
相当なものがある訳で、本当に気の遠くなるような話だ。
そして何より、この級では、仏語学習の最大の難所のひとつである、
「名詞化」表現の数々に、いよいよ本気で取り組まなければならない。

……まあ、そういう訳で、私の老後の最大の目標を、
「仏検準1級取得」としておきたいと思う。
叶うかどうか全くわからないが、「目指さにゃ受からん」という
我が高校時代の恩師の言は正しいのである。
実際に受験できるようになるのは、神社の仕事から解放された後だろうが、
『完全予想』も発売されたことだし、そろそろ現実問題として
準1級を目標として意識するようにしたい。
学生時代から壮年期までは、結局のところメインは英語であったので、
これからの余生は、ゆったりと、しかしシツコく丁寧に、
フランス語の勉強を友としてやって行きたいと思っている(^_^;。

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(昨日の続き)

仏検2級の二次試験は面接で、要項を見ても特にテーマはなく、
試験官と約5分間フランス語で会話する、とだけ書かれている。
私のように、周囲にフランス語話者が全くいない境遇だと
(自称ふらんす人の配偶者は、おるのだが(^_^;)、
まともなフランス語会話など、仏検受験までやったことがなかった、
という受験生も、結構いるのではないかと思う。

どのような質問が出るかを事前に当てることは不可能だが、
当日はたった5分だし、軽い自己紹介的な話題に終始するので、
自分の仕事・家族・趣味・語学学習歴・幼少時の思い出・旅行経験、
などについて、予め、言いやすいフランス語で考えておくと良いと思う。
また、面接過去問が『完全予想』の巻末に少し収録されているので
(私の買った版は、姉妹編2冊のどちらにも掲載されていた)、
それらにフランス語で返答できるように、自分で話してみる、
あるいは仏語作文をしてちょっとした原稿を作ってみる、
というのも、良い対策になると思う。
いくつか自分の典型的な答えをフランス語で考えておくと、
似通った質問が出た場合に転用可能だ。

自分から発話するほうに関しては、上記の対策で良いと思うが、
それよりネックになりやすいのが、聴き取りの能力だろう。
聴解力、それも瞬時に相手の言っていることを理解する力が、
面接試験では不可欠になって来る。
たいした内容でなくとも、会話だから一定のテンポが要るのだ。
私は初めて語学スクールの体験レッスンでフランス人と喋ったとき、
『週末は、どのようにして過ごしていますか』
程度の質問でも、音声が頭の中で即座に意味をなしてくれず、
自分で反芻してみて、ようやく質問のフランス語がどうなっていたか、
頭の中で再現でき、内容の理解に至る、という状態だった(汗)。

これを改善するには、実際にフランス語での会話を体験するのが、
最も効果的であることは明らかなのだが、
周囲にフランス語を話す人がいなくて、お小遣いにも限度がある(汗)、
という学習者の場合、レッスン受け放題というわけには行かない。
私が試したのは、まずは語学スクールの無料体験レッスンのハシゴだった。
通える範囲に語学スクールがあるならば、
何校かまわってみることで、仏語会話が体験できると思う。
また、有料でも、初めての人のための「お試し」設定で、
格安の複数回レッスンを組んでいる学校もあるので、
可能ならそういうものも併せて利用して、
なるべく多く、フランス語で話す経験を積むのが良い。

語学スクール巡りが難しい場合は、ひとりでやることになるが、
『仏検対策2級問題集』に面接試験用のページがあり、
CDに音声も収録されているので、これを使って、
実際の試験のつもりで再生し、その場で返答する、
という練習をするのが良いと思う。
要は、言われたことが、モタつかずその場でわかって、
すぐ答えを話し始める、という状況に慣れることが必要なのだ。
本番は多少なりともアガることを計算に入れるなら、
自宅での練習時には、聞き返しはしない!くらいの制限を
自分につけても良いのではないかと思う。

とは言え、仏検2級の二次試験の合格率は、
過去のデータを見ると、毎回80パーセント以上であるようなので、
よほど失敗しなければ、大半の人が通っているわけだ。
確かに、私でも通ったのだし(爆)。
そういう意味では、あまり悩まなくとも、
一次試験を突破できたくらいの仏語力があれば、
二次試験も普通に準備しておけば、なんとかなる。
……筈だ(^_^;。

私のフランス語会話がどれだけデタラメだったかについては、
仏検2級 二次試験(2013年01月27日)をご覧下さい。
こんなんでも通るんだ!?
と、きっと元気を出して、二次試験にお出かけになれることと思います。

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拙ブログに来て下さる方の検索語として、
6月と7月、11月と1月に、必ず上がって来るのが仏検関連だ。
私自身、2級受験前にはあちこちのブログを巡って
受験体験談を読ませて頂き、どれくらいやれば合格できるのかと
大いに参考にさせて頂いたものだったので、きょうはご恩返しとして、
主に昨年度秋季検定受検用に、自分の試した勉強内容を、
ここに記録しておこうと思う。
ちょうど今年度の春季検定案内が始まったところではあるし、
これから受験なさる方への、情報提供になる部分があれば嬉しく思う。

少なくとも、「こんなヒトでもウかるのか…」という、
勇気づけには、して頂けるのではないだろうか(^_^;。
なにしろ私の成績は、一次も二次も合格基準点ぎりぎりだった。
私は、仏検2級合格のための最低ラインはコレだ、
ということを示す見本としてなら、大いに貢献できると思っている
仏検2級一次試験結果仏検2級二次試験結果)。

*************

仏検は準2級あたりまでは、少々ユルい勉強でも、
なんとか合格することが不可能ではないと思うのだが、
仏検2級になると、さすがにそういう甘い考えは通用しない。
やはり丹念に語彙力の穴を埋める努力をしてからではないと、
『なんとなく』2級に受かろうというのは、無理だ。
↑なんとなく受かろうとして2回も失敗した私だから言うのだ。

その『丹念に語彙力の穴を埋める』ために最適な対策本が、
完全予想仏検2級―筆記問題編(富田正二)駿河台出版社
だったと私は思っている。
これは問題量がとても多く、極めてシツコい構成の本だ(^_^;。
ひとつの語彙が様々な熟語で使われて幾度でも出て来て、
やってもやっても忘れる学習者を、
これでもか!これでもか!と鍛えてくれる。
2級合格が目標で、その壁を高いものと感じている受験生の場合、
この本をやり遂げられたら、2級合格がグンと近づくと思う。
裏を返せば、この本がシンド過ぎて最後までやれない間は、
まだ学力的に、2級合格は無理ということだ。

完全予想 仏検2級 -書きとり問題・聞きとり問題編-(CD2枚付)(同上)
も姉妹編としてセットで使うのが良いと思う。
amazonのレビューにもある通り、どちらの本も、
本番の2級より難しい内容になっていて、
とりわけ、こちらの『書き取り・聴き取り編』は難度が高いので、
準2級を取ったばかりの段階では、ひどく難しくて歯が立たない、
という印象を受けるのが普通ではないかと思うのだが、
私は、こちらの聴解力関連のテキストは、本番通りでなく、
最初はとにかく、何度でも繰り返し聴いて良いことにして、解いた。
どの音が、どういうフランス語なのかを、まず覚える必要があり、
特にディクテ(全文書き取り)は、できる限り緻密にやることを心がけ、
同じ素材を短く区切って、繰り返しCDを再生して書き取るようにした



筆記試験も聴き取り書き取り試験も、どちらの勉強も、
語彙力がついて来ないと話にならないので、
私は、勉強中に出会ってあやふやだった単語や熟語は
すべて愛用のノートに書き出すようにした。
ノートを美しく仕上げることが目的ではないので、
すぐに意味が出てこなかったり活用できなかったりした語は、
以前やったことのある筈の語だと思っても頓着せず、
幾度でも同じように書き出して、どんどんノートを消費した。
ノートは試験勉強中に7冊目を使い終わり、試験前夜、
「どうしても不安な語は、会場で最後にもう一度見よう!」
と思って、自信のないページに付箋を貼り始めたら、
付箋だらけになって困った、という記憶があるが(^_^;……。

くどいようだが、2級の、特に筆記試験の勝敗を分けるのは語彙力だ。
長文読解の文章など、言ってはナンだが誰でも読める程度の内容だ。
読解問題は満点狙いで行くべきで、落とすところがある場合には、
やはり単語の意味がわからなくて、本文あるいは選択肢を誤読した、
というのが大半だろう。
そうした勿体ない取りこぼしをしないためと、
前半の語彙問題・文法問題で、1点2点でも稼いで上乗せするためには、
頼るものは語彙力しかないのだ。
『完全予想』セット2冊で、2級試験に耐える語彙力をつける、
という方針で頑張るのが、一番の近道だと私は思っている。

もうひとつ、仏検対策2級問題集(モーリス・ジャケ、舟杉真一)白水社
も、定評のある、とても良い本だ。
このシリーズには私は、仏検5級受験の頃からずっとお世話になっており、
2級本は受験のたびにやったので、全体通して三回は解いたことになる。
2級出願時の仏語力が既に高くて、細かい勉強の要らない人と、
逆に、最初は力が足りず到底『完全予想』には手が出せない人、
の両方の役に立つ内容だと思う。
前者は、これ一冊あれば、ほど良いブラッシュアップになって
『完全予想』に付き合わずとも、そのまま仏検に通用するだろうし、
後者は、この本で心構えをしてから、『完全予想』に挑戦すれば良い。

いずれにしても、仏検2級は、私のように、
フランス語圏への渡航歴がなく、仏語専攻だったこともないような者には、
やはり努力が必要な級だった、というのが今の感想だ。
なんちゃってフランス語、でなんとかなったのは準2級までで、
2級となると、楽しい勉強だけやっていて受かる級では、
さすがに、なかった(^_^;。
語彙力増強に終始し、難行苦行のように問題演習に耐えるのが、
語学の学び方として、あるべき姿なのかどうか、の議論はまた別だ。
ここで問題にしているのは、仏検2級という試験に通るか通らないか、
ということだけだ。


二次試験対策については、また改めて。

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娘の入試の騒動のために、周囲の誰からも完全に忘れられ、
ケほども問題にされていなかった、私の仏検2級だが、
……合格した(笑)。

ネットから申し込んだので、仏検サイトでの合否確認をしたら、
なんと、基準点18点のところ、18点で合格していた。

凄いだろう。
私のフランス語の口頭表現力は、
仏検2級として、文字通り、ギリギリ許容範囲ということだ。
私よりヘタな人だと、この級には受からない。
私は身を以て、合格最低基準を示した(爆)。

この次のレベルというと、準1級になるので、
そんなものを私が受ける日が来るかどうか、完全に不明だ。
検定試験から日にちが経った今、既に、
仏検2級一次試験に通る能力を保持できているかどうかさえ、
かなり怪しいので、これ以上となると、
娘じゃないが「無理ゲー」な感じがする(汗)。

しかしこういう資格には、有効期限があるわけではないので、
とにもかくにも、2級は取れた、ということを喜んでおこう。
合格証書には成績は書かれてないしね。

デメタシ。

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娘のセンター試験に引き続いての、母のヘルニア騒動で、
もはや家族の誰も覚えていなかった・問題にもしていなかった、
私のフランス語検定2級の二次試験が、本日、あった。
さすがに私は、行くのを忘れていたわけではなかったが(^_^;、
何かもう、「今それどころじゃないんだ!」みたいな気分が
先週からずっとあって、しかし欠席するのも勿体なく、
中途半端な準備と気構えのまま、出かけることになった。

ええい、いいんだ、きっといくら時間があったって、
私の仏語力が無いことにはかわりは無いのだ。
いつどんな具合に受けたって、同じことさ(T_T)、
と私は朝から幾度も自分に言い聞かせた。

今回の会場は、広島テレビの建物内にある、日仏学院で、
試験場は12階の、会議室みたいなところだった。
朝、指定の時間前に行くと、待合場所に10名くらいの人が
既に受付を済ませて座っていて、試験会場は、
向かって右手が準2級、左手が準1級・2級、と表示されており、
二部屋が同時進行のようだった。

やがて私の番になり、呼ばれて部屋に入ると、
奥の真正面に、フランス人男性と日本人男性がいて、
最初にフランス語で名前を確認され、受験票を渡すよう言われ、
着席の指示があった。
この二次試験は、5分間、フランス語で会話をする、
ということしか決まっていなくて、日常的な話題について、
訊かれたことに対してフランス語で返答ができれば良いのだが、
きょうの私の面接は、「家族と何について話をするか」に終始した。
質問はほぼ全部、フランス人の試験官のほうから、された。

試験官「家族はいますか」
 転妻「はい。夫と娘がいます」
試験官「家族と何について話をしますか」
 転妻「(勘違いして)家族は、夫の名前は……」
試験官「いや、家族について、ではなくて、家族と何について、話すか」
 転妻「何について……」
試験官「そう」
 転妻「すみません。アガリ過ぎてました(笑)。はい。
  理解しました。家族と、え~、テレビ番組について話をします」
試験官「そうそう、そういうこと。で、それだけ?」
 転妻「それから、…娘の将来について夫とよく話します。
  娘は今、大学入学試験のために勉強しているので、彼女の将来について」
試験官「娘さんは、いくつ?」
 転妻「17歳。高校生です」
試験官「娘さんの将来について、旦那さんとだけ話すの?」
 転妻「あ、いえ、娘とも話します」
試験官「ほかには」
 転妻「ほかに……。私はピアノを弾くのが好きなので、
  クラシック音楽のことも、よく話題にしています」
試験官「好きな音楽家がいますか」
 転妻「作曲家のベートーヴェンが好きです」
試験官「あなたはピアノの先生なの?」
 転妻「いいえ、違います」
試験官「趣味で弾くんだね。ふむ。で、ほかには?」
 転妻「ほ、ほかに(^_^;。え~と、娘の好きな歌手のことを話題にします」
試験官「どういう名前の人ですか?」
 転妻「西川貴教という人です」
試験官「知らないなあ」
 転妻「はい(笑)。ロック歌手で、40歳で、エネルギッシュな人です」
試験官「あなたもファンなの?」
 転妻「はい、好きです」
試験官「そう。テレビ番組のこと、娘さんの将来、音楽のこと、歌手のこと、
  ……これで全部ですか?ほかのことをまだ家族と話したりしますか?」
 転妻「ほかのこと、ですか」
試験官「そう」
 転妻「私の、母のことを夫とよく話します。
  彼女は病気で、脚が痛いと言っていますので」
試験官「わかりました。(日本人試験官に)いいですか?」

……こうして再現してみると、かなり内容の無い(爆)会話だ。
私のとんちんかんなフランス語には、とても呆れられたことと思うが、
この試験の、合格最低ラインがどのあたりかわからないので、
とりあえず今回は、二次試験及び、生のフランス語会話を経験した、
ということで、ヨシとしようと思っている(^_^;。
良かったのは、とにかく止まらず、フランス語で何か言い続けたこと、
悪かったのは、フランス語の聴取能力が低く話が混線しかかったこと(大汗)。

再挑戦は、7月の春季検定二次試験ということで(涙)。

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11月18日に受けた実用フランス語技能検定試験2級一次試験
の結果が、昨夕、郵送されて来た。
基準点61点のところ、68点で合格していた(T_T)。
試験後の自己採点と照らし合わせてみると、各設問の得点は、

 筆記試験
  1(前置詞選択穴埋め)………2点(4点満点)
  2(日本語対応文完成穴埋め)………2点(10点満点)
  3(動詞選択活用同義文完成)………8点(10点満点)
  4(長文穴埋め選択)………8点(10点満点)
  5(文選択対話文完成)………10点(10点満点)
  6(長文内容正誤判定)………14点(14点満点)
  7(対話文完成穴埋め選択)………6点(10点満点)
 書き取り試験………8点(14点満点)
 聴き取り試験
  1(対話内容把握穴埋め)………4点(8点満点)
  2(談話内容把握)………6点(10点満点)

という内訳だったようだ。
女の語り手なのに、私はすべて男性形で書き取っていたという、
あの勝手に性転換させていたディクテが、14点満点中8点はあった。
やはり一律に、ミスひとつにつきマイナス1点という採点では無いようだ。
1箇所ミスしたが満点だった、という体験談も以前読んだことがあるので、
ミス2つとか3つごとに、マイナス1点と数えるとか、
語そのものが抜けたときと、活用語尾が違っただけのときでは
減点の仕方が異なるとか、何か仏検特有の決まりがあるのだろうと思う。

ともあれ、なんとか2級一次合格までは辿り着けた。長かった(T_T)
(2級の記録:2011年秋季受験結果2012年春季受験結果)。
基準点をぎりぎり上回っただけとは、とても効率的(爆)な合格だった。

それで、次なる関門は1月27日に行われる二次試験だ。
今回か、来年春季検定のいずれかで二次を通過しないと、
このせっかくの一次合格が無効になり、また出直しになってしまう。
だかしかし、二次は、試験官とのフランス語会話……。
どうするよ(大汗)。
私は、自慢じゃないが、前回仏語検定準2級の二次試験を終えた日以来、
フランス語だけで人様と会話したことなど、一度もございません(爆)。
きょうから女優になって、見えない誰かと仏語会話することにします。

べっせべっせ どでゅぼば~ ぼそへそふ~
でフランス語を表現していたのは、秋里和国だったかな(^_^;。
あの漫画とあんまり変わらんよワタシのフランス語は。

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昨日は、実用フランス語技能検定試験の2級一次試験を受けに行った。
今回で通算三度目の受験だった。
前回6月の春季検定のときは、ろくに勉強していなかったうえに、
5月にポゴレリチ来日公演があったばかりで、私の頭は破壊されていた。
あの状態でも「受験すればなんとかなるかも」と思っていたなんて、
当時の私は、あまりにも仏検とポゴレリチをなめていた(爆)。
それで今回は、ひととおりの反省をし、出直しの気分で臨んだ。

折しも、この秋から、
私の『なんちゃってフランス語』をどうにかしよう、
と決心したところだった
ので、
……と言っても実質10月以降だから、まだ1ヶ月ほどにしかならないが、
とにかく最近は、これまでになく丁寧にフランス語を勉強した。
うっとうしくていつも後回しにしていた、不規則動詞の活用を、
直説法現在・半過去・単純未来、条件法・接続法現在、について、
最低限、口頭で確認し、アクサン記号の動くものは書いて確認し、
忘れたときは何度でも例のノートに書き出して、見直すようにした。

御蔭で今回の仏検では、動詞の活用の設問と読解問題に関しては、
かなり手堅く得点できた気がした。
問題が例年より易しかった可能性もあるとは思うが、
過去二回受験した2級一次試験のいずれと較べても、
筆記だけは、格段に良い点数が取れたと思う(←本人比(^_^;)。
ディクテ(全文書き取り)の採点基準がわからないので、
合計するとまだまだの点数になってしまうかもしれないのだが、
これでスベっていても、勉強の方法は会得した手応えがあったし、
確実に次に繋がると思うことができたので、今回は満足だ。
やはり、今の私程度の学習段階では、
仏語力=語彙力と言っても過言ではないと、改めて思った。

**********

ところで、英検の場合は、試験翌日に解答速報が公式サイトに出るが、
仏検は試験後に即、会場で「正解及び解答例」が貰えることになっている。
これは、私が仏検受験に行くようになった2005年から既にそうだった。
試験が終わる頃になると、教室出口に、正解のプリントが人数分用意され、
各自一枚ずつ取って出るようにと、解散前に監督者から指示がある。
これさえ貰ってあれば、もう、やろうと思えば帰り道にも、
大体の採点が、自分で出来てしまうわけだ。

昨日は、試験会場の建物から出た、すぐのところで、
大学生とおぼしき若い女の子たちが、正解例を読みながら、
「全然、だめ……(T_T)」
「もう……。シにたい……(T_T)」
と絶望していた。
その時点で私自身は、まだ全く自分の出来を調べていなかったが、
駄目駄目な経験は過去にいくらでもしているので、
彼女たちの『シにたい』気持ちは、それだけで、よ~くわかった。

死ねばいい!!
と、私の中でトート閣下が言った(逃)。

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フランス語を頑張る、という話を昨日書いたのだが、
私は実は今、早速、早くもっっ、壁にぶち当たっている。
それは、……ノートが無い、のだorz。

四十代も半ばになって語学を再開して以来、
私はずっと、A6版の小さいノートに、
自分にとっての新しい単語や、覚えにくい例文などを
書き出して、日常携帯して、暗記するようにしてきた。
ノートは、かつて今治で極零細学習塾を経営していた頃に、
某100円ショップで、確か3冊100円でまとめ買いしたもので、
当初は教室の諸々の記録用だったのだが、
廃業してからも、結構何冊も未使用のまま残っていたので、
近年、検定試験などがあったときに、少しずつ消費してきた。
やり方は、1ページを自分で横に四段に区切り、
更に真ん中にタテ線を引いて左右に分け、
左側が外国語、右側が和訳、と対照させて
覚えたいことを書き込むという方法だった。

それが、このほどついに最後の一冊に差し掛かったので、
さすがに新しいノートを用意するときが来たかと、
多少なりとも感慨深く思いながら、昨日、某100円ショップに出かけた。
似たようなものを新しく仕入れて来れば良いだけだと
最初は本当に軽く考えていた。
それが、店に行ってみてわかったのだが、
案外、難しいことだったのだ(汗)。

まず、私が求めていたのは糸綴じのノートだったのだが、
今時はこういう小型のもので、糸綴じは案外少なくて、
無線綴製本というのか、接着剤で固めたタイプが大半だったのだ。
何も悪いことはないではないか、と普通の方はお思いでしょうが、
気難しい私は、左側のページに書き込むときに、
ノートの背の部分が固められていると、段差になって右手に当たり、
とても字が書きにくいので、昔から無線綴が嫌いなのだ。

そして、もとのノートに関して私はずっと、
深い考えもなく1ページの行数を四等分して使ってきたのだが、
それは、言うまでもなく1ページにある行の数が、
きれいに四で割れた(20行だった)から、できたことだった。
店頭で見てみると、意外とそのようになっていなくて、
21行とか17行とか、なんだか最後に1行余る(爆)ものが多かった。

100円ショップだからいかんのか、と考え直して、
普通の文具店や大型書店、東急ハ○ズにも行ってみたが、
状況は同じだった。
世の中、なんでも金で解決できると思ったら間違いなのだ。
某店にだけ、たったひとつ糸綴製本でA6という、
奇跡のようなシロモノがあったのだが、
な、なんとこいつは、52枚綴りで、えらく分厚かったorz。
こんな太って重いヤツは要らんのだ、30枚くらいで十分なんだっ。

A6版・糸綴じ・32枚・B罫で1ページ20行。
私がこれまでなんの有り難みもなく使い続けてきたノートは、
これだけの理想的な(→私にとっての)条件を備えた、
奇跡のようなノートだったということが、昨日、発覚した。
こういうものは、おいそれとは売っていなかったのだ。
そうか、それならこれまで使っていたノートのメーカーに、
インターネットで問い合わせて、注文すればいいではないか、
と私はいつしか、たかがノート相手に燃え上がっていた。
落ち着いて考えれば、適当に妥協すれば済む程度のことなのに、
ここまで来たら、退かぬ!媚びぬ!省みぬ!の心境だった。

それで改めて、愛用のノートを裏返し、
どこのメーカーのものだったのかと、確かめてみた。
答えは、……「ダ○ソー」。
そうか、……100円ショップ自らが作っていたノートだったのか……。
もとのを買ったのは、10年くらい前のことだったが、
果たして、今でも製造されているのだろうか?
ちょっと検索してみたところ、通称ダイスキンと呼ばれる、
モレスキン(イタリアのブランド手帳)もどきのブツが製造中止になる?
という記事はいくつか見つかったのだが、
私のように、糸綴じ20行32枚に拘泥している人は居なかった。
いずれにしても、100円ショップの3冊100円のノートをネットでお取り寄せ、
って、可能だとしても、やっぱりさすがになんか間違ってるよね(^_^;。

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実用フランス語技能検定試験の2級一次試験に行って来た。
いやはや、もう目もあてられない出来無さ加減だった(爆)。
『仏検対策2級問題集 これで合格!』(白水社)を通してやっただけで、
直前半月のニワカ勉強で受かれば誰も苦労はしないわけだが、
それにしても出来ませんでしたorz。

前回、わずか2点足りなかっただけ、というのがかえって悪かった。
あともう少し何かやれば合格できそうな錯覚を起こしていたと思う。
反省としては、相も変わらぬ語彙力の無さが第一だが、
それに加えて、やはり学習のワキが甘いというか、
どこもかしこも、おおまかには合っているのだが、覚え方がザツいために、
完全正解になっていなくて、点が取れていなかった。
きょうの試験の例で言えば、tenir compte de~を使って、時制は未来で、
というところまではちゃんと思いついて、やろうとしているのに、
活用してtiendrasにするときsを書き忘れ、最後までそれに気づかないので、
結局、何も書いていない場合と得点では同じ(=0点)になってしまった。
ほかにもアクサン記号がデタラメ、複数形にするべきところがなっていない、
等々、等々、発音に影響のない語尾変化がだいたい大嘘だった(爆)。
自分に甘く、フィーリングだけでやっているから、基礎力が無さ過ぎなのだ。

私は一応、「検定受験のたぐいは、同じ級なら3度まで」、
と内心で決めているところがあって、3度受ける間に通らなかったら、
その試験からは一旦、撤退しないといけない、と思っている。
『3度』には特に科学的な根拠はないので、
『2度』でも『4度』でも実質的には良いのだが、
まあ「ホトケの顔も三度」くらいの感覚だ。
少なくとも、受けても受けても落ち続けるものを際限なく受け続ける、
というのは間違っていると、自分自身に関しては思っている。
繰り返し落ちるときは、つまり自分の現時点の実力が、
その検定レベルに全く届いていないわけで、
受験以前の状態だと思うのだ。

というわけで、仏検2級一次は今回落ちたら二度目の不合格なので、
次回に勝負をかけるか、一旦離れるかを考えたいと思っている。
二度あることは三度あるか、三度目の正直になるか。
何であれ、もうこれ以上、受験料を払って落ち続けるとしたら、
フランス語教育振興協会に貢ぎ過ぎだろう(爆)。

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今週はこれからとても冷えると、天気予報がさかんに言うので、
晴れているうちにと思って、昼に舅姑の墓掃除・墓参りに行った。
気温が例年より低めなのか、この頃はいつ行っても花が割と綺麗なままだ。
いっそ一ヶ月くらい放置しても、花は大丈夫なんじゃないか(殴)。
じーちゃんがあの世から指令を送って来ない限り
私の墓参りの基準は「花が見苦しくないかどうか」だけなのだ
(最近はじーちゃんが諦めたのか、私の神経が太くなったのか
あまり指令を感じることがなくなった←完全に電波系だ)。
ともあれ、特に見苦しいわけではない花を、更に綺麗なのに換えて、
最近愛用の、年末に比叡山で買ったお線香をあげて、ゆっくりお参りした。
きょうは風が強くて御灯明が消えやすく、その点だけ少し難儀した。

終わってバスに乗り、市街地まで帰ってきて、耳鼻科に行った。
私はそろそろここ数日、何か鼻炎の気配があるのだ。
先生に伺ったところ、今年は気温が低いので花粉症のスタートは遅く、
多分2月20日頃から本格化すると思われる、とのことだった。
しかし勿論、年明けから既に花粉症の始まりを自覚している人はいるし、
日によって鼻炎を強く感じることはあっても当然だ、とも言われた。
先生に診察と鼻処置をして頂き、両鼻にネプライザーをし、
症状がひどいとき使うようにとアレグラ錠とリノコートスプレーを処方され、
滞りなく耳鼻科受診は終わった。

それから本屋に寄った。
昨年秋に、ネットの書き込みで出版予定を知り、ずっと待ちわびていた、
杉山利恵子『中級をめざす人のフランス語文法』を見つけて買った。
これは『まいにちフランス語』応用編で私がとても気に入っていた、
「文法&表現力を磨こう」というシリーズを書籍化したもので、
やはりこういうものが出たということは、
私がこれぞと思った(^_^;杉山先生の講義は人気があったようだ。
このシリーズは、初級文法が終わりかけた、私のような学習者が、
不徹底だったり紛らわしく感じたりしている事柄について、
まさに痒いところに手が届くという絶妙な切り口で解説してくれるので、
放送時、私は霧が晴れるような爽快感を幾度も味わっていた。
当時のテキストは、今後の勉強に末永く使うつもりで残してあったのだが、
このたび加筆もされ付属CDもある単行本となり、本当に有り難いことだった。

あとはアレだ、NHKがこのようなCDブックとして出してくれるならば、
小野潮先生のサトシのナント留学記の初級編も、是非欲しいところだ(笑)。
私は初級でも応用でも、このテの文法をしごいてくれる講座が好きなのだ。
何しろ私は純然たる楽しみのためだけにフランス語をやっているので、
フランス語での、自己紹介も買い物も道案内も、全くする必要が無い。
むしろ、もっと理詰めで読めるようになりたいというのが私の希望だ。
そういう意味では、これまで私が聴いた中では、
初級なら小野先生、応用は杉山先生が最高だったと思っている
(ほかの講座もそれぞれ良さはあったし、恩義も感じている(^_^;。
楽しさ+わかりやすさでは、清岡先生・レナさんが抜群だと思う)。

ということで、冬ごもり用の本も手に入れたことだし、
もし明日から本当に冷え込んで雪が降るのなら、
私はおうちで、フランス語のお勉強と、娯楽の読書をして静かに過ごそう。
娘も今週はA中学入試関係で、水曜・木曜の二日間、在校生は休日になる。
本来は連休でもなんでもない1月下旬の一週間なのだが、
我が家はそういうわけで、今、短期休暇に入ろう的な気分が漂っている(^_^;。

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