転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



一年が経ち、またハナニラの咲く季節になり、
いつもの泌尿器科に、尿路結石の定期検診を受けに行って来た。
2013年3月に右腎盂の1.5㎝の結石を衝撃波で治療して以来、今年で6年になる。
あれから自覚症状は何も無いが、「石の出来やすいヒトは繰り返すものだ」と
主治医から過去に幾度も脅されたので(^_^;、毎年春になると、
年1回の定期検診を欠かさず受けに行くようにしている。
今年こそ何か言われるのではないかと、気の小さい私は毎回ビクビクだ。

昨年までに学んだ通り、午前中の最後に滑り込む時間帯を狙ったのだが、
きょうは、到着してみると待合室が結構混んでいた。
貼り紙があり、水曜日と木曜日は午後が手術日となっていて、
外来の担当医師の人数が限られることと、
この3月から電子カルテを導入したばかりなので、
作業が不慣れであったりシステムのトラブルがあったりすると
若干、時間が余計に掛かるかもしれないこととが、書かれてあった。

それで一応、きょうは長いかもしれないと覚悟したのだが、
実際には見た目ほどではなく、着いて15分くらいで名前を呼ばれ、
定期検診のお決まりのコース、すなわち検尿→KUB→エコー検査、
とスムーズに巡ることができた。
KUBは腹部レントゲンのことだが、以前もそうだったように、
「金具のついた下着は着ていませんか」
と確認され、それがなければ着衣をずらして撮影できると言われた。
私は勿論、それに同意した。
そのあたりを見越して、きょうも上着以外は、上から下まで、
ワイヤーやスナップなどのないものを身につけてきたのだ。

呼ばれて、撮影の部屋に入り、台の上に仰向けに寝ると、
検査技師さんが、胸から腰までバスタオルをかけて下さり、
「ズボンをずらして、お腹を出して下さいね」
と言われた。
「股の下のほうまで、しっかり下げておいて下さい」
とのことだったので、私は思い切りよくやった。
すると技師さんは少し戸惑ったように、
「あの、パンツまでは、下げなくていいです……(^_^;」
バスタオル越しなのに、どうしてそれがわかったのだろう……。

ともあれ、検査3点セットは滞りなく終わり、
尿潜血・尿糖・タンパク他、検査項目はどれもマイナスもしくは異常無しで、
有り難いことに今年も石の再発は全く認められず、
「じゃあ、また来年春にね。今度からはレントゲンはせんでもええね、
尿検査とエコーだけやれば、ね」
と先生から言って頂いた。
ありがとうございました<(_ _)>。
来年はパンツを下げないようにしようと誓ったばかりだったが、無駄になった。

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オープン戦など長らく注目したことがなかったのだが、
なんと今年のカープは、23年ぶりに1位で終わったので、
四半世紀に一度くらいしかないことならばと、記録しておく(^_^;。

と言っても、他球団はともかくカープに関する限り、
その23年前は別に優勝したワケでもなんでもなかったし、
一方で過去数年はいずれも、オープン戦はブービー賞のたぐいで終わり、
シーズンが始まった途端に快調にトバして優勝したので、
つまり現時点の結果なんか、今後にほとんど関係ないとしか言い様がない。
むしろ、変なフラグが立っちゃったんじゃないかと心配なくらいだ(逃)。

でもまあ、勝負ごとだから、勝ったんなら一応、良かったねということで。
間もなくシーズン開幕だ。
どうか今年も、選手皆、元気よく過ごせますように(祈)。

 1位 広島 試合数16 勝8 負4 分4 勝率.667 差-
 2位 ソフトバンク 試合数15 勝9 負5 分1 勝率.643 差0
 3位 楽天 試合数14 勝7 負4 分3 勝率.636 差0.5
 4位 巨人 試合数16 勝10 負6 分0 勝率.625 差-0.5
 5位 オリックス 試合数17 勝9 負6 分2 勝率.600 差0.5
 6位 ロッテ 試合数14 勝6 負7 分1 勝率.462 差2
 6位 DeNA 試合数17 勝6 負7 分4 勝率.462 差0
 8位 ヤクルト 試合数17 勝7 負9 分1 勝率.438 差0.5
 8位 中日 試合数19 勝7 負9 分3 勝率.438 差0
 10位 西武 試合数15 勝6 負8 分1 勝率.429 差0
 11位 阪神 試合数17 勝5 負11 分1 勝率.313 差2
 12位 日本ハム 試合数13 勝3 負7 分3 勝率.300 差-1

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24日(日)の昼に国立劇場を、
25日(月)の昼夜に歌舞伎座を観て来た。
25日の開演前には、「初世尾上辰之助」展@松竹大谷図書館にも寄った。

下の写真は、国立劇場前の桜。
既に東京は今週にも桜の最盛期を迎えるということだった。
広島は、縮景園のソメイヨシノの開花が、数日前にニュースになったばかりだったが。

   

国立劇場のほうは、小劇場にて『元禄忠臣蔵』『積恋雪関扉』。
扇雀の徳川綱豊卿、大きさは素晴らしかったが、
声がときどき枯れているように聞こえて、少し心配だった。
又五郎の新井勘解由が背筋まで見事に決まっていて、シビれた。
菊之助の大伴黒主は、ニンではないのかもしれないとも感じたが、
とにかく声が素晴らしくて、さすが音羽屋の後継!と聴き惚れた。
立役の踊りとしては、これは必修科目のようなものではないだろうか。
着々とひとつずつ課題をこなして昇っていくプリンス菊之助の姿を
私は世代的に、目の当たりにすることができたと思う。
梅枝のは墨染が気に入った。まさに桜色に薄墨のかったお色気だった。

歌舞伎座は、今回は旦那さん(菊五郎)も松緑も居ないので
三階席から気持ちの面ではゆったりと観劇することができたが、
マホロン(寺島眞秀)がお父さんもお爺ちゃんも居ない中、
『盛綱陣屋』の盛綱一子小三郎として健闘していて、なかなか頼もしかった。
声も冴え冴えと、台詞明晰で素晴らしかったし、
花道を渡る姿も舞台上で座ったかたちもキマっていて、
マホロンもまた小さいながら役者の道を歩み始めたのだなと感慨深く思った。
高綱一子小四郎の勘太郎は更に見事で、8歳になったということもあり、
子役の中では大役中の大役を立派に務め、その芝居心には全く感心した。
私は千秋楽直前のを一度観ただけだが、
あの年齢ならばきっと、初日からここまでに大きな成長があったことだろう。
盛綱は仁左衛門、篝火は雀右衛門で、今日の決定版と言える配役だった。

しかし今回の歌舞伎座で、私にとって大変に注目度が高かったのは猿弥で、
昼の『傾城反魂香』では不破入道道犬を、
夜の『盛綱陣屋』ではご注進の愉快なほうである伊吹藤太と、
更に奇数日の『弁天小僧』では南郷力丸、と重要な役を次々と務めており、
個人的には三月大歌舞伎は「猿弥祭り」であった(^_^;。
私が猿弥に最初に目を留めたのは、2011年9月松竹座『幸助餅』の女房おきみ、
その次が2012年9月の公文協『熊谷陣屋』の弥陀六で、
何を演じても描線が太く(←体型の話ではない(汗))、
私好みのくっきりとした印象を残す役者さんなのだなと、
ここ何年かの間、密かに注目していたのだ。
今回は澤瀉屋の猿之助が出ているからか、何なのかわからないが、
俄に猿弥にスポットが当たったようで、とても嬉しく思った。
悪役と道化役、それに準主役級の男臭い兄貴分、と、
それぞれに色合いの異なる役を一日で見せて貰い、猿弥の魅力を満喫した。
大変、楽しかった(^^)!この手応えが、猿弥の良いところではないか。

24日の夜は、少し時間があったので池袋で娘と会い、夕食を一緒にした。
娘は変わりなく過ごしている様子だった。
某・地質調査&建設コンサルタント系の会社で営業職として働き、
週末には趣味の絵を習いに行ったりもして、結構楽しそうだった。
18歳で家を離れて一人暮らしを始めて、今年は早6年目の終わり、
娘は私にとって、日常的には近しい存在ではないが、
会えば自然に距離がなくなり、実に不思議なものだなと思った。

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実家両親の話は何をどこまで記録したか、記憶が曖昧だが、
結論を言えばふたりとも大過なく、某ホームで過ごしている。
入所してほぼ一年、それなりに暮らし方を覚え、
母のほうは同年代のお友達も出来て、
大変楽しく、…と言えば語弊があるのかもしれないが、
一応、淡々とだが不快なこともさほどなく、生活できているようだ。

ただ、2人に共通する、ほぼ唯一にして最大の不満が
ホームの食事が口に合わないことで、母は例によって、
「なんしろ私ら神戸牛を食べて暮らしとった人間やから」
と私と話すたびにご大層なことを言っており、
父は父で、出された食事を無言で大半残して菓子パン三昧という生活、
私としても、とつおいつ考える日々ではあったが(大袈裟)、
先日、近所の某百貨店で北海道フェアをやっていたときに、
かなり美味しそうなステーキ弁当が売られていたので、
私は思いつきで2人分を買い、昼前にホームに持って行った。
スタッフさんに申し出て、私の独断でその日の昼食はキャンセルして貰った。

弁当を見せると、俄にふたりは狂喜し、瞬く間に完食した
90にもなって、牛肉弁当がばりばり食べられるものだったとは
と、私は感心せざるを得なかった。
神戸牛云々はともあれ、牛肉が食べたいというのは真実であったのだ。
両名があまりに喜んだので、私も嬉しく思ったが呆れもし(^_^;、
北海道フェアはあと数日あるが、あの弁当をもう一度食べるか、
と翌日夜に母に電話したら、母は「食べる」と即答した。
「昨日持って行ったのと全く同じやけど、ええ?」
「ええとも」

ということで2日後にまた、ステーキ弁当を2人前仕入れて、配達した。
母に会うと、なぜか『一昨日は鰻弁当を食べた』ことになっていたが(謎)
ともあれ、またしても2人は牛肉を大歓迎して、完食した
一般的には、肉より魚のほうが体に良いということになっているようだが、
もしかして健康寿命を延ばすには、むしろ肉を食べるべきなのか、
いや、逆に、平気で肉を平らげる健啖家だからこそ、長寿を謳歌できる、
ということなのか(n=2)。

肉で脳の血流が良くなったのか、母はその夜、久しぶりにメールを送ってきて、
メールの打ち方を指が思い出した、と宣い、
「ありがとうありがとう。本当にありがとう。たくさん頂きました。
これでもう、当分、肉は食べなくて大丈夫です」
と書いていた。

嘘やろ。
2日で鰻さんに化けとったやないか

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今回、日記を4~5日サボってしまったなと思っていたら、
なんと、我ながら信じられないことに、
前回から既に十数日も間が開いてしまっていた。
いつの間にそのような日数が経過したのか、全く実感がない。
まさに、通常の3倍のスピードで時が過ぎる昨今である。
既に、かなり以前からそれはわかっていたが、
今回また改めてそう痛感した。

今年も、4月後半に恒例のピアノの発表会がある予定なのだが、
実は昨年9月以来、ピアノの蓋を開けた回数は十回に満たない。
これについても、時々は練習しないとな~という程度に思っていたら、
一度弾いてから次に弾くまで、どうかするとすぐに、
月単位で時間が経ってしまった結果だ。
それでも先生からは、
「ステージで公開練習になってもいい、何なら公開レッスンでも」
と言って頂いているので、発表会に出ることは可能なのだが(大汗)、
今の感触では、来月でなく「来週末に発表会」くらいに思っておくべきだろう。

***************

一方では大変順調なことに、本日と明日の2連休を取ることができた。
先月に引き続き、3月も「連休」を実現させることに成功したのだ。
それできょうは、食器棚とその近辺の整頓をすることにした。
私は食器というものに執着がないので、
自分で気に入って購入したお皿やティーカップ等はほぼ無く、
結婚するときに姑のくれた食器を今まで使い続けて来たのだが、
およそ25年の結婚生活の間には、何かの景品で貰ったコップとか、
引き出物で頂いた器ものなどが徐々に加わり、
気がつくと食器棚の中身は、手前のごく一部しか使っていない、
という状態になっていた。
別に不自由ということはないが、活動しているのは前面だけで、
食器棚の後ろ半分に全く血が通っていない、みたいな状態は、
考えてみると気持ちの良いものではなかった。
私は、ホームパーティなんかシんでもやらないし、
普段は主人と私の二人っきり、娘が帰省しても3人になるだけで、
食器など数種類が数組ずつあれば、それ以上必要ないのだった。

ということで、捨てた 捨てた。

本当はもっとスリム化したかったのだが、姑から貰ったものは
主人にしてみれば、自分の家の記憶に繋がるものもあるだろうから、
あれもこれも捨ててしまうのは申し訳ないかと思い、
私にとっては不要なものでも、一応それなりには残した。
しかし一方で、もはや二度と使わないとわかっているようなもの、
――ふちの僅かに欠けたどんぶり、薄く黄ばみの染みついた小皿、
何を何人分盛るのか不明なほどの大皿、
茶碗蒸し(←主人は大嫌いで絶対に食べない)専用と思われる器セット、
同じものがどういうわけか二十枚くらいあった平皿、
等々は、次々と袋に入れてマンションのゴミ収集所に持って行った。

今までありがとう、お前たちと随分と一緒にあちこち転勤したね。
使ったヤツも使ったことないヤツもいるようだが、
みんなまとめてお疲れさん、楽しかったよ、さようなら(^_^)ノ

部屋から収集所まで2往復して、重たい袋をすべて出した。
残った食器は全部取り出して、サイズごとに調理台の上に並べ、
棚板を一枚ずつアルコールで拭いて綺麗にした。
それから再度、使用頻度を考えて食器類を入れ直した食器棚はスカスカで、
何がどこにあるか一目でわかるようになった。

あー、スッキリした。

***************

キッチン関連では、シンク下の引き出しをそろそろ整頓しなくてはならない。
サラダオイルや未開封のしょうゆ、ドレッシングなどのボトル類と、
食器洗い洗剤、スポンジ、ラップにホイル、等々、
指定席は変わっていないが、入れ方が乱雑になったり、
在庫があるのに勘違いして買って、数が増えたりしているものがあるので、
これらを全部出して点検し、引き出しの内側も拭いておかなくてはと思っている。
何かを盛大にこぼしたというようなことがなくても、
引き出しの隅には、なんとなく小さなゴミやホコリが溜まっていたりするので、
できるときに清掃しておかないと、どんどん悪化してしまう。
もはや転勤族でなくなり、引っ越しをしなくなったので、
意識的にやらないと、しまいにうちの実家のようになるのでは(爆)、
と私は大変、恐れている。

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