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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



インフルエンザが全国的に感染急拡大している。
インフル、全国で注意報レベル 専門家「コロナ禍前に戻りつつある」
(朝日新聞 2024年12月20日 17時00分)

昨年はA型のH3N2が流行したが、
今年はH1N1pdm09のほうが増加し、同じA型でも株が異なるので、
去年罹った人も今年また感染する可能姓は十分にある。

一方、この冬用の日本のインフルエンザワクチンは、
A型(H1N1株とH3N2株)とB型(山形系統株とビクトリア系統株)
の4価だそうで、幸いなことに流行の種類をカバーできている。

インフルエンザウイルス流行株 抗原性解析と遺伝子系統樹 2024年12月24日
(NIID 国立感染症研究所)

インフルエンザワクチンは接種後2週間から効果が現れ始め、
個人差はあるが、約5ヶ月程度、継続すると言われている。
ワクチン接種は計算上、発病を60%減らし、重症化を50%減らすので、
私は接種の効果を認めて、近年は毎年打つようにしている。
体験としても、20~30代の頃、全然接種していなかった約20年の間に
2度インフルエンザ(と診断されるもの。昔は迅速検査キットが無かった)に罹り、
相当な高熱とその後に長く続く咳や扁桃炎に悩まされ、ひどい目に遭った。
少なくとも私自身は、接種するようになって以降、そのような経験はしていない。
30代後半から現在までに2度罹ったが、比較にならないほど軽く済んだ。

ちなみに、B型山形系統は、2020年からのコロナ禍の、
徹底的なマスク着用や外出自粛等の感染対策の中で消滅したらしく、
2021年からは検出されたことがない。
そもそもコロナ禍と言われた時期は、
日本だけでなく世界的にインフルエンザ報告数が激減し、
2020年5月以降 2021年9月まで、流行がほとんど見られなかった。
海外では日本より更に強く、COVID感染防止対策が取られ、
ロックダウンやマスク着用義務化などが行われた時期だ。

これにより、山形系統はもともと数が多くなかったのも相まって、
感染者が極端に減少し、絶滅かそれに近い状況になった。
米国では今後、山形系統を除外した3価ワクチンにする予定だと
今年の春頃に何かの記事で読んだ記憶があるのだが、
本当にこの冬はそうなっているのだろうか(^_^;。
地味だがイイ話ではないかね。
感染症はひとつでも減ってくれれば有り難い。

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昨日は、かかりつけ内科での健康診断のあと、
午後から転夫ころもん氏と二人で、市街地の某クリニックに出向き、
新型コロナワクチン2024-2025版(JN.1系の1価ワクチン)を受けた。
6000人超の参拝客を3日でサバく正月奉仕があるので、
私の場合、年末の予防接種はマストだ。

かかりつけ内科でも実は新型コロナワクチン接種の扱いがあったのだが、
院内にその告知ポスターが貼られる前に、私は早手回しに、
夏に任意接種を受けに行ったクリニックのほうに
冬の予約もしてしまっていたので、今回は仕方なかった。
来年からは、かかりつけ内科で扱いがあるかどうかを先に確認しよう(汗)。

今回私が打ったのは、製品名コミナティ、いわゆるファイザー製である。
「今のワクチンは、新型のレプリコンなんでしょう?」
と言う人がときどきいるが、それは誤った、というか先走った情報である。
確かにレプリコン(販売名コスタイベ)は今季から接種が始まっているが、
取り扱いのある医療機関は全国的にも非常に限られているので、
普通の人が思いつきで予約できるようなところには、まず置いてない。
前も書いたがコスタイベは1バイアルが16名分なので、
然るべき医療機関の募集に応じるかたちでなければ、望んでも打てないのだ。
徐々に、もっと使い易い単位で出回るようになるのでは、
と私は期待しているのだが……。

ということで、私が打ったのも、2021年からあるファイザー製の、
これまで接種したのと同様のmRNAワクチンである。
ファイザーのは1本が1人分なので、多くのクリニックで普通に打てる。
値段(15000円)以外は、インフルの予防接種と同じ感覚だ。
今、接種から24時間くらい経つが、特に発熱しているようではない。
仕事は普通にできるが、休憩時などじっとしていると、
なんとなく気怠いような不快感が、あることはあるので、
微熱程度は出ているかも?と、さきほど検温してみたが36.7度。
接種部位には軽く筋肉痛がある。
ファイザーとしては毎回こんなもんで、同じ程度の副反応である(^_^;。

ともあれこれで、健康診断と歯科検診が終わったし、
インフル(11月)とコロナ(今回)の、ワクチン接種も完了したので、
正月奉仕を前に、年末にやるべきメンテナンスは、終わった、かな?

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広島市では10月15日から、65歳以上を対象に
新型コロナワクチンの定期接種が始まる。
定期接種の費用は自治体によって違うが、広島市では3200円。
64歳以下も希望すれば自費で打てるが、
価格は医療機関により異なり、概ね15000円前後する。

広島は接種券等の送付はなく、インフルエンザの予防接種と同様なので、
取り扱いのあるクリニック等を自分で探して、
各自で予約して、接種を受けに行く、という方法だ。
ゆえに、私ほど執念深く調べる人間のほうが特殊なのであって(^_^;、
大半の人達は、定期接種であっても必ずしも打ちに行かないのではないか。
気付いていない人もいそうだし、どこでもやっているワケではないし、
政府も全然、広報に努める気など無いみたいだし(逃)。

日本でこの秋に提供されるのは、JN.1系の1価ワクチンで、以下の5種類である。

 【ファイザー社】コミナティ  mRNA
 【モデルナ社】スパイクバックス  mRNA
 【第一三共社】ダイチロナ  mRNA
 【Meiji Seika ファルマ社】コスタイベ  mRNA(レプリコン)
 【武田薬品工業社】ヌバキソビッド  組み換えタンパク

武田薬品のは最初は社名でノババックスと呼んでいたものであり、
これだけが不活化ワクチンの系統で、いちばん副反応が少ないので、
過去にファイザーやモデルナで高熱が出た人には、良いかもしれない。
ただし前回接種から6か月経過していないといけない。
その他のワクチンは前回接種から3か月空いていれば打てる。
私は、mRNAの量が多いモデルナでも、特に困った経験はないので、
自分に関しては、打てるなら原則的にどれでも良いと思っている。
国産に限るという人は第一三共が現実的な選択肢になるだろう。

Meiji Seika ファルマも国内のメーカーで、データを見る限り、
ファイザーより効果の持続の点で優れているので、
年1回接種にするなら、これが最適ではないかと私は思っているのだが、
残念ながらコスタイベは、望んでもまず、打って貰える状況ではない。
なぜなら、コスタイベは1バイアルが16人分もあり、発注は20バイアル単位、
開けたら6時間位内に使い切らないといけないので、
接種希望者が大勢集まるような集団接種レベルでないと使えないのだ。
なんでこんな規格で発売してしまったのだろう(^_^;。

私のシツコいリサーチ能力をもってしても、
現時点で広島市内でコスタイベの取り扱いがあるのは、
某院一箇所だけしか見つかっていない。
大規模接種会場の設定がない今は、あまりにも流通しづらく、
現実的に接種を受けられる人はほとんど居ないとみるべきだろう。
大部分のクリニックは、1本が1人分のファイザー中心になるしかなく、
次点が1本で2人分の第一三共、この2種類が主流ではなかろうか。

そういう状況なので、私はワクチンの種類は敢えて問わず、日程優先で、
年末年始の神社奉仕に照準を合わせて接種しようと考えている。
夏に軽く罹ったので、これまでより抗体価は高い状態だろうとは思うが、
コロナの抗体は長く続かないし、ワクチンでブーストしておきたい。
「コロナ脳は一生、家から出るな!」
と怒っている人がときどきSNSに居るのだが、
それが出来たら私だって、ここまで困らない。
StayHome検定十段の私が(違)、
大晦日から正月休みが1日もなく10日間以上、出ずっぱりになり、
勤務先では連日、何千人もの人に接する仕事があるから、悩んでいるのだ。
ずっと家に籠もって、誰にも会わず、本でも読んで過ごすのが理想なのに。

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今回のコロナはだいたいなおった、と自分では思っていたのだが、
完璧に終わった訳ではない、ということがわかった。
普通の会話なら何ともないが、
たとえば人前で何かを説明したり読み上げたりするのに、
呼吸量が増えたり声量が上がったりすると、
ときに、発作のように咽頭が痒くなり、乾いた咳が出る。
咄嗟の対処には龍角散のど飴、それに麦門冬湯の服用を
しばらく続けてみようと思っている。

コロナ療養復帰者の飛沫を目の前で浴びても全く何も思わない、
という人は普通ではなかろうから、
私はやはりまだ、マスク着用で過ごすのが原則であろう。
私自身は、7月にブースター接種&8月末にコロナ罹患したため、
今だけは抗Sも抗Nも獲得した、いわゆるハイブリッド免疫状態にあり、
過去イチ、自分はコロナに感染しにくい体になっていると思われるのだが、
一方でコロナ後は既得免疫がリセットされている可能性があるから、
インフルその他の感染症には、私は当分かえって脆弱であるかもしれない。
何にしても、マスクはあったほうが良いだろう(^_^;。

それと、……この十日余り、あまりにもゆっくりと休んだので、
サボり癖がついてしまい(殴)、私は外へ行く意欲がなくなった。
もともとインドアである自覚はハッキリと持っていたのだが、
ずっと家にだけ居て、転夫ころもん氏と会う(爆)のさえ朝と晩だけ、
という生活をしていたら、あまりにも安楽で快適で、
このまま自室だけで過ごす余生を送りたい、と思うようになった。
多少なりとも「そろそろ人と喋りたい」と思ったりしないか、
と期待しているのだが、未だにそういう気分には全くならない。
気を使わず、いつまでも好きなだけ黙っていられるのは最高だ。
私は、褒めて言えば孤独に超強く、
けなして言うなら絶望的に社会性が欠落しているということだろう。

しかし、さすがにこれでは駄目だ。わかっている。
仕事もあるし、母の介護もあるし、神社奉仕もせねばならないし、
十月大歌舞伎も観なくてはならないし、ポゴ氏だって来日する(^_^;。

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鼻炎がなくなり、咳がほんの時々、という状態で、
もともと体は元気だし、主観的には「なおった」と感じている。
しかし、31日にリバウンド傾向が認められたときに、
「あと5日間、追加で療養推奨」
と主治医に言われたので、今日のところはまだ大人しくしている(^_^;。
 
昨年夏前に買った検査キットが今年9月12日使用期限なので、
取っておいても先がないから、今朝ほどテストしてみたら、
冒頭の写真のとおり、ほんのうっすら陽性線が出ていた。
最初に陽性になったのが8月23日だったから、コロナ禍初期の、
「陽性から10日間かつ症状軽快から72時間経過するまで自宅療養を推奨する」
という基準は、体験的に概ね正しかったことになる。
 
ちなみに、5類移行後の療養推奨期間は、
「発症翌日から5日間(かつ症状軽快から1日)」となっているが、
リバウンドを意識した8月31日時点では私のテスト結果は、これ↓である。
 
今の基準を、数字的な部分しか取り入れなかったならば、
これほどバキバキ陽性の人間であっても「療養解除」と自分で判断し、
「マスクは個人の自由」と言って出歩くことが可能なのだ。
5日で皆が皆、綺麗サッパリなおっているとは到底思われない。
少なくとも私は、身を以てこのテスト結果を確認したので、
改めて、キショク悪く思っている(^_^;。
いや、わかるのだよ、誰も彼もが私のような役立たずの年寄りではない。
そんなに悠長に10日も休んでいられないから、無理をしてでも仕事に出るのだ。
しかしそれならそれで、公衆衛生というものをもう少し重視し、
せめてマスク着用くらい徹底したらどうなのだろうか。
 
一般の風邪ならこんなに神経質にならない。
2020年以降、世界の平均寿命を縮め、医療大国の日本においてさえ、
2023年の1〜4歳の死因第5位にランクしているCOVID-19だから、
私はこれほどに、うつすこともうつされることも避けたいと願っているのだ。
こんなもんに何度罹っても大丈夫などという自信は、私には無いし、
私のがうつってもお互いさまだから構わないよな?
と人さまに言えるほど神経も太くない。
 
医療機関に出向く前に
「インフルだと思うが、このあと受診に行ってよいか」
コロナに罹った今回など、今でもまだ、家の中でも
自室を出るときはFFP3マスク着用しておりますよ(^_^;。


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8月22日(木)Day0 咽喉の乾燥感
8月23日(金)Day1 コロナ陽性、37.3→38.7、左咽頭側索腫れ、鼻炎、パキロビッド内服開始
8月24日(土)Day2 36.6→37.8→37.1、 終日微熱、少し痰の絡む感じ、SpO2=98
8月25日(日)Day3 平熱、下痢、その他の症状は軽快、SpO2=99
8月26日(月)Day4 朝のみ頭痛、午後から各種症状ほぼ消失、SpO2=99
8月27日(火)Day5 自覚症状ほぼ無し、内服終了
8月28日(水)Day6 自覚症状ほぼ無し
8月29日(木)Day7 寛解状態
8月30日(金)Day8 左咽頭側索のあたりに軽い咽頭痛+左側鼻炎
8月31日(土)Day9 両側鼻炎+微熱
9月1日(日)Day10 両側鼻炎+くしゃみ+乾いた咳
9月2日(月)Day11 ほぼ軽快

……という経過で、8月30日から再び軽く風邪症状が出てきたが、
外出していないので、新たなウイルス感染をしたとは考えられず、
いわゆるリバウンド、パキロビッドで根絶し損なった残党との掃討戦と思われた。
8月31日と9月1日は花粉症のごときダーダー(^_^;で、空咳もあり、
体は元気だったが、外見的にはよほどわかりやすい感冒様となった。
これらには、アレグラとシングレアを服用して対応した。

そして本日9月2日(月)Day11、有り難いことに症状は格段に改善した。
もうハナは出ていない。空咳はまだあるが。
咳には、かねて買い置きのメジコン咳止めを寝るときだけ服用することにした。
パキロビッド内服後のリバウンドは、
「内服終了後2~8日目に発症・軽症、追加治療なく3日前後で軽快」
というのが典型的で、私はおよそ教科書通りに経過していると思われる。
リバウンドがあった場合は、5日間、療養推奨期間が追加されるので、
私は今週半ばまでは蟄居を続ける身の上となった。

世の中の皆さん、「マスクは自由」(←本当は「個人の判断」)とばかり、
マスク着用など忘れて身軽に歩かれているが、
今、もし私のほうも「5日で療養解除」「マスクは自由」
という頭しかなくマスクなしで社会復帰していたならば、
出会った人たちの間でほぼ確実に、次々とうつしまくっていたであろう。
8月31日の朝、自宅で抗原検査をしたら、バキバキの陽性だったぞ(^_^;。

昨夕、マンションの下までゴミ捨てに出たとき、
エレベーターで降りたら、一階では上階の住人が待っていて、
そのかたは勿論マスク着用しておらず、
私が、部屋着にFFP3マスク着用という異様な風体で降りてきたのを見て、
「(どうしたの、このヒト(^_^;?)」
と、入れ違いにエレベーターに乗りながらおかしく思われたことだろうが、
私こそ実は、今まさに、ウイルスをばんばん出しているのである(^_^;。
だから高機能マスクでがっつり覆って(笑)あるのだ。
そうしなかったら、狭いエレベーターの中は、
私が咳で放出したイキイキのウイルスで満たされているところだ。
世界は危険に満ち満ちているぞよ(^_^;。

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今回、初めてコロナに罹ったわけだが(汗)、
陽性になったときに備えて考えていたことをだいたい実行できたので、
自分に関しては、少なくともやれることはやった、と納得している。
いざ寝込んでから、どうしたら良いかわからず困った、
ということはなかった。
また、最も近所のかかりつけ医が、常日頃から、
COVID-19に関する認識や、ワクチン接種・治療薬処方への考え方に関して、
私の求める方向と合っていたことも、大変幸運であった。

今回、検査キットで陽性がわかったとき、既に前日から症状があったので、
私は治療薬を希望する旨、すぐに申し出たのだが、
その段階では、ゾコーバを提案されるかなと思っていた。
現在三つある治療薬の中ではゾコーバが一番安価なので、
値段ゆえに今、最も多く処方されていることを私は知っていた。
しかし私の主治医はわかりやすいヒトだった(^_^;。
「パキロビッドにしよう、これが一番効くからね」
と最初からアッサリ仰ったのだ。ありがとうございます<(_ _)>。

3万円を薬代にすると思ったら、確かにひどく高い。
私も20年前なら「今月のパート代が…」「子供の一ヶ月の塾代が…」と思った筈だ。
しかし今は婆なので躊躇は無かった。
また、道楽代金に較べたら格別高いワケではないことも、前回書いた通りだ。
今月は計画していた東京遠征が実現していなかった。その代金なら、ある(^_^;。
できることは全部やって被害を最小限に食い止めるのが、私の第一の務めであった。
という次第で、私はパキロビッドを、
症状発現の翌日、Day1の昼前から服用開始したのであった。

パキロビッドは、それなりに大きめな3錠を一度に飲む。
ニルマトレルビル2錠とリトナビル1錠が一組、これを12時間ごとに服用する。
このピンク色のニルマトレルビルが、結構、苦い。
内服したあと、体を巡っている10時間くらいの間、口の中に苦みが涌いて来る。
私には許容範囲だったが、人によってはこれが不快過ぎて、
ずっとスポーツドリンクなどを少量ずつ口に含んでやり過ごしていた、
という体験談もあった。
副作用として「味覚不全」も説明書には出ているが、
私の場合、口の中が苦くても、食事をすればものの味や匂いは
問題なくわかったので、その点は有り難かった。

もうひとつ、副作用かなと思ったのは服用3日目にお腹を壊したことだ。
発作的なシャアが昼食前の1時間くらい続いて、
このまま止まらなかったら救急に行くべきか、と悩んだ瞬間があった。
幸い下痢はそのときだけで、新ビオフェルミンS+を飲んでいたら何とかなり、
翌日からはそこまで酷い目には遭わなかったので助かったが、
コロナそのものでも胃腸症状はあるので、これは薬の副作用だったのか、
コロナのせいだったのかは、判断がつかなかった。

パキロビッドを服用しても、最初は熱が38度7分まで上がり、
少なくとも症状発現から服用初日は普通にコロナが進行していたと思うが、
体がつらいとか節々が痛いということは、ほとんどなかった。
服用2日目には熱が37度台に下がり、よく言われるような
「連日の高熱」「ひどい頭痛」「焼け付くような咽喉痛」
「眠れないほどの咳」「嗅覚障害」「味覚障害」
などを経験しなかったので、服用の効果は大きかったのではないかと思っている。
また、併せて処方された、メジコン、ムコスタ、トランサミンを
毎日三度三度、真面目に飲んでいたら、とても鼻が通ってスッキリしてきて、
鼻粘膜がよく修復された実感があった(汗)。

ときにパキロビッド登場直後、この薬を使用した患者では
一旦完全寛解が得られたあと、リバウンドが観察される、
という可能性について指摘があったが(バイデン大統領の再陽性の件など)、
最近の研究では、抗ウイルス剤を投与した患者と投与しない患者を比較すると、
リバウンドは未投与群でも起こり、投与の有無との関連が見られない、
という結果が出ている。
SARS-CoV-2 Rebound With and Without Use of COVID-19 Oral Antivirals
(CDC、December 22, 2023)

ゆえに、治療法がどうであれ、リバウンド(定義にもよるが一種のぶり返し)は
コロナ患者の間で見られる現象なのであり、
その意味において、私もまた、気を付けなくてはならない。
なおりかけに無理したことは、その後も長く祟る場合があるので、
このあとも心がけて、サボるようにしなくては、と思っている(汗)。
なお、リバウンドはあっても軽症で、皆、短期間で回復しているが、
その間、周囲への感染性は維持されているようである。

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なんとついに私、コロナ陽性になった。23日のことであった。
感染経路もハッキリしていた。
陽性判明後ただちに、自分にできる最善の対処をしたので、
本日27日現在、有り難いことに、ほぼ何も症状はなくなった。
療養推奨期間「5日」は本日で終わるが、
統計的に、罹患後10日は感染性のあるウイルスを排出しているから、
私はこのあとも外出自粛は続ける意向だ。
以下、時系列に沿って、何が起きたかを記録しておく。


8月20日(火):午後、仕事関係のA氏とB氏と会い、2時間、打ち合わせ。
今どきなので両名ともノーマスク、私はいつも通りKF94を着用していたが、
お茶を飲みながら喋るときはマスクを外していた。
話をしながらA氏が咳をしているのが、気には、なった。

8月21日(水):朝イチで、A氏が「コロナ陽性になった」とB氏に連絡。
 (↑ただし、私には連絡が無かったので、私がこれを知ったのは23日になってから)

8月22日(木)Day 0:午後から咽喉に乾燥のような違和感を覚えて、嫌な予感。

8月23日(金)Day 1:朝、B氏「昨日から発熱、今39度2分になった」と私に連絡あり、
 ここで初めて事態を知る。
 私はこの時点で37度3分、昨日からの咽喉の炎症に加え倦怠感があり、
 買い置きの検査薬でテストしたところ、うっすらだが陽性線が(汗)。
 母の病院に電話し、陽性の件と、昨日昼に面会に行ってしまったことを報告。
 それから、いつも血圧を診て貰っている内科に電話し検査キットの結果を伝え、
 「必要なら確定診断をして貰い、適応があるなら治療薬を貰いたい」
 と申し出た。
 電話で症状の問診と感染経路の確認があり、自己テスト陽性をそのまま診断とし、
 処方箋を出すので来たら医院の外から電話して欲しい、等々と指示が。
 年齢60歳、BMI25以上、高血圧の既往、で適応があることになりパキロビッド処方。
 このあと発熱38度7分、左の咽頭側索の腫れと若干の痛み、鼻炎、咳ときどき。
 自覚としては案外元気で、ロキソニン服用で夜には36度5分まで解熱。

8月24日(土)Day 2:熱は朝36度6分、昼の37度8分が最高。SpO2=98
 気怠い風邪程度の自覚症状だが、やはり細かいことはシンドく感じて
 仕事用スマホを留守電状態にして一日、寝まくり。

8月25日(日)Day 3:平熱に戻り、気力体力が戻ったことを実感したが、
 お腹がユルめ(^_^;。咽喉の痛みは改善。
 電話は通常通りにして、応対再開。SpO2=99

8月26日(月)Day 4:朝少し頭痛、午後からほぼすべての症状が消失。SpO2=99
 家事その他再開して動き回っていたら、夕方、息が上がり期外収縮が出たので、
 さすがに急に動いてはいけなかったかと反省し、早めに就寝。


……という顛末で、発端はつまり20日のA氏だったとしか言い様がない。
ワクチンアップデートをしKF94着用していても、
ノーマスクで咳をする人が、室内の目の前で2時間、喋って行ったら
感染は避けられなかった。
そもそも、お茶を飲みながら喋るときは、私もマスクは外していたので、
小一時間とはいえ、至近距離でノーガードではあった(^_^;。
しかし吸い込んだウイルス量が少なかったか、パキロビッドが効いたか、
ワクチンアップデートの甲斐があったか、諸々、確認しようはないが、
ここまでのところあまり苦痛なく過ごすことが出来て、その点は有り難いことだった。
パキロビッドは有効性が高いが、リバウンドもあり得るし、まだ注意せねばならない。

なお、パキロビッドは5日分3割負担で約3万円であった。
これを「高い」として却下するかどうかは、ひとえに各自の価値観であろう。
私は日頃、3万円の服だったら高すぎると感じ絶対に買わないが、
道楽生活においては、その金額の意味は異なる。
東京一泊で歌舞伎座昼夜観劇となれば、総計5万円は出している。
和央ようかディナーショーなら一公演で4万円、
オペラの来日公演であれば3万円はD席1枚だ。
ポゴレリチのリサイタルを聴くなら東京で2公演相当か。
肉体的な苦痛を軽減するためなら、私は3万円はポケットマネーで出せる(汗)。
若い人には適応がないのだから、ババアの特権である!
後悔はしていない(汗)。


追記:『ほぼすべての症状が消失』などと威勢の良いことを書いたが、
考えてみると、私にとって今回のコロナは胃腸にキている感じが結構ある。
味覚嗅覚の異常はないのだが、食欲があまり湧かないし、腸も気持ち良くはない。
オミクロン以降のコロナの症状として、胃腸関係は結構よく見られるものだが、
パキロビッドの副作用としてもあり得るので、今のところ何のせいとも判断できない。
あとは少し痰が絡む感じも残っている。まだまだ療養に努めたい(汗)。
これで終わったとは思われない(汗)。
しかしこんなことでもないと、これだけ何日も連続して休むことなど、
到底許されなかったので、その点ではコロナに感謝(大汗)している。

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新型コロナ 広島県内の新規感染者数40%増 「医療ひっ迫注意報」継続中(テレビ新広島 7/18(木) 13:16)
『広島県は18日、先週1週間(7月8日~14日)に広島県内の定点調査で確認された新規感染者数は、定点あたり8.56人と発表しました。前週と比較して40%増え、2週連続で増加しました。(前週は定点あたり6.10人)』『このため県は、注意報を継続し、手洗いや換気など基本的な感染対策を呼びかけています。』

手洗いも換気も勿論大切で、励行すべきなのだが、
ここに至っては、何よりマスク着用が肝要なのではないだろうか。
手指で顔をじかに触らないためにも、
鼻や咽喉に吸い込む飛沫量を直接に減らすためにも、
マスクは安価で便利なツールだと私は思うのだが。
話題の劇症型を含め溶連菌だって、鼻や口から入る菌だ。
咽頭粘膜についてしまったウイルスや細菌は
いくら手を洗っていても流れない(汗)。
また、症状のある人は勿論、症状発現前の感染者がマスクを使えば、
撒き散らかすウイルス量が抑えられ、社会的利益は更に大きなものになる。

「四六時中マスクを着用する」のと「基本的にマスクを着用しない」、
の二択しかないみたいなのは、硬直した考え方ではないだろうか。
状況次第で、臨機応変につけたり外したりするべきで、
今のような流行期であれば、屋内屋外を問わず人の多い場所では
皆がマスクを着用するのが、基本的に良いことだと私は思う。
季節的に、マスクをつけると顔が暑いのは私も同様なので理解できるが、
さすがにコロナ罹患したときの苦痛は、「顔が暑い」程度では済むまいよ。

ニューヨーク市保健精神衛生局は、7月10日付けで、
バスの車内のイラストつきでMask Up, NYC!というポストをしているし、
同じ日にWHOも
『Travelling in crowded and poorly ventilated public transportation?
#WearAMask to help keep you and your community safe
from COVID-19, flu and other respiratory illnesses』
という動画をUPしている。
いずれも、混んだ室内や乗り物内では皆が適切にマスク着用することで
互いに各種のウイルス感染から守られる、という主旨だ。
もともとマスク文化のなかった米国でさえ、
KP3流行中の現在、maskという語にダイレクトに言及している。

米国では今も新型コロナワクチン接種は無料で行われているし、
台湾などでも、コロナ検査や治療、パクスロヴィド処方などが無料だ。
日本も以前はそうだったが、今や完全に自己責任扱いになった。
コロナに関する限り、公衆衛生という概念を、政府が放棄したかのようだ。
広島県の新規感染者数は40%増だが、大阪あたりは同期間60%増であり、
この勢いだと、今年の夏は過去最大の流行となるだろう。
政府はもうお金を出してくれないので、我々にできるのは自衛しかない。
緊急事態宣言の頃のように社会活動を控える方向で考えるのではなく、
マスクを始めとする対策を講じた上で経済活動を維持するべきだと
私は思っている。

再三書いた通り、コロナは、ミクロ的には大したことがないが
(=個人が見聞きする範囲内では、大半の人は死んだりしていないが)、
マクロ的には度しがたい感染症である
(=社会全体としての感染者数が莫大になって来ると、
入院加療を要する人の絶対数も膨大になり、医療が逼迫するし、
後遺症で社会活動困難になる人の数も増え、社会的負荷が積み重なる)。
自分や周囲がコロナに罹って簡単になおった体験から、
「コロナなんか気にしなければいいだけなのに、いつまで闘ってるんですか」
と医師に言うアカウントがXにも時々あるのだが、
医療従事者は、常にマクロ的なところを相手にしているから
見ている風景が違う。

ときに、私が直接知っている某氏60代が、一昨年コロナに感染した。
氏は頑健なスポーツマンで、ワクチンを嫌って接種しておらず、
常々「コロナなんか風邪みたいなもん」と言っていたのだが、
感染判明後、一週間経っても体調は悪くなるばかりで、再度受診したら、
肺炎をおこしているとわかり、総合病院に送られ、入院となった。
それから更に容態が悪化してしまい、挿管されICU入室、
家族には「助かるかどうか、五分五分」と主治医から話があったそうだ。
大変心配されたが、本来の体力の御蔭か、有り難いことに某氏は持ち堪え、
一ヶ月半に渡る療養ののち回復し、退院することができた。
2年経つ今も体は完全に元通りとは行かず、スポーツ等は無理になったが、
日常生活や通常の外出等には問題なく、穏やかに生活できている。
「コロナで大変な目にあった、病院に感謝、これからはオマケの人生」
としみじみ述懐しつつ、今も、「コロナはただの風邪」と言っている。
どういう理解になっているのか、私には伺い知れないところだが、
それもまた一見識と思って尊重しており、今も良い友人関係を維持している。
ただ、とりあえず某氏ほど健康でない私に限っては、
その「風邪」では、死ぬほうのグループに入りそうだ、とも思っている(汗)。

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昨日午後、市内の某クリニックで、
新型コロナワクチン任意接種を受けてきた。
ファイザーのオミクロンXBB.1.5、1価ワクチン。
全額自費で15000円。
接種のためだけに初めて行ったクリニックだったが初診料的な支払は無し。

東京都のデータを見る限り、現在支配的になっているのは
JN.1の子系統のひとつであるKP.3で、XBBではもう、
ぴったりと型が合っているとは言えなくなったのだが、
現状、これが最新版ワクチンなので致し方なかった。
完全に合致していなくても一定の中和活性は見込める、
という点に期待して……。

地味に不満はありつつも接種を希望したのは、
来月、かなりの「密」が必至となる、泊まり込み仕事が控えているからだ。
参加者の中に、もしも感染者や無症状キャリアがいたら、
数日後にクラスターが発生することは避けられない内容と日程なのである。
常日頃、私自身のマスク着用や手洗い励行、三密回避は継続しているが、
仕事上、致し方なく譲らなければならない場面は往々にしてあり、
来月のこれは、その中でもかなり、どうしようもないものなのだ。

まず自分がウイルスキャリアにならないようにしなければならないし、
暑い季節ゆえ、周囲の人達の多くはマスクを着用しないだろうから、
感染する・させる両方の危険性が高いことを前提に、
今から、出来る自衛は全部やっておくしかない。
それでも罹るときは罹るとわかっているが、
来月の仕事で感染した場合に、LongCovidへの移行を避けるためにも、
ワクチンのアップデートは私にとっては必要だと考えている。
併せて念のため、近隣でコロナ治療薬を処方してくれる内科を調べ、
売り切れに備え、第一類医薬品の抗原検査キットを楽天で追加注文しておいた。

……ということで、接種から21時間経ったが、今のところ体調は変わりない。
接種部位の上腕部には、触れると軽く熱感があり、動かせば筋肉痛を感じる。
全体的に気怠いような感じはするが、体温36.6度で、平熱である。
幸い、きょうは仕事を入れていないので、涼しくして本を読んで過ごしている。


追記:16時20分現在、接種からおよそ25時間半、
夕食の支度を終え、やや怠い感じがするので検温したら37.1度。
微妙だが、副反応、かな??という程度。
接種翌日は、毎回、こんな感じ。

追記2:19時50分現在、怠いのは軽快した感じがする。
ときに、友人某氏に訊かれて気付いたのが、今回の接種記録は紙で貰っただけで、
公費接種の頃に使っていたIDは引き継がれなかったので、
オンラインの接種履歴とは繋がらなかったことになる。
マイナンバー保険証を使えば、一貫した記録として入力する方法があるだろうか?
今回は保険証も提出しなかったから、現時点では紙以外に何も残っていない訳だが。

追記3:7月4日(木)接種翌々日、12:50現在。
きょうは起床時から全く怠さ等なく完全に普通の体調だ。
接種部位は、腕を上げると若干筋肉痛を感じるが、これも昨日より軽くなった。
ちなみに同じ日の夕方、転夫ころもん氏も同じ医院で接種を受けたのだが、
彼は例によって、若干、腕が痛い以外には何も副反応を感じなかったそうだ。

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