娘が、どーしても!というので、「中央公園ファミリープール」に行った。
ここは混み合うという評判で、去年までは敬遠していたのだが、
中区に引っ越してきたことだし、この地の利を生かさないテはないと、
今朝は気合いを入れ、家から徒歩で出かけて開園時間ちょうどに着いた。
さすがに、午前9時の屋外プールはガラ空きだった。
スライダーあり、流れるプールあり、50メートルプールありの巨大施設に、
まだ数人しか客が居ず、娘は、やりたい放題(^o^)!!
朝っぱらから出てきた甲斐があった。
娘は水泳の好きなヒトで、放っておけば半日でも遊べるので、
私は泳がないことにしてプールサイドのテントの下でサボっていた。
今朝ほど、オリンピックでシンクロナイズド・スイミングを見た娘は、
「あれをやる」
ということで、早速、プールの中で逆立ち状態になり、
足先だけ水面に出すポーズをさかんにやっていたが、
私から見るとそれはどうしても『犬神家の一族』だった。
犬神家の太った長女は、私の前を流れて行き、そのうち、見えなくなった。
十時を過ぎると、さすがにお客さんが増えてきた。
ほとんどは小学生の子供達と、その保護者たちのようだった。
オムツをしているような小さい子も結構来ていた。
近頃はオシッコしてもある程度大丈夫な水泳用パンツがあるようで、
私の近くに座った一家のムスコは、モコモコ特殊パンツをはかされていた。
よちよち歩いているのは可愛い『ドナルドダック』みたいだった(^^)。
また、中には、割と年配の女性もいて、
黄色地に真っ赤な花々、緑の葉、という模様のあでやかな水着を、
ふくよかなお体の上にお召しになっていて、頭にはツバ広の帽子、
その姿を眺めていると、『歩く毒キノコ』という語彙が私の脳裏を過ぎった。
すびばせん(^_^;。
やがてテントの下も人でいっぱいになった。
やはり朝から来て場所取りをしておかなければ、
到底太刀打ちできないのだった。
今度来るときは大きなビニールシートと快眠枕を持って来よう、
と私は心に誓った。できればタオルケットも(殴)。
途中、休憩を幾度か入れながらではあったが、
娘は結局、四時間半も泳いだ。
「ぷは~~~っっっ」
と本格的にゴーグルを外した娘の顔は、
ゴーグルのあった両目のまわりだけ白く、他は黒く日焼けしていて、
『ダンパ』(=逆さパンダ)そのものだった。
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