転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



以前、ご紹介したことのあるピアニスト高橋若菜さんが、
来月、東京での初リサイタルをなさいます。
若菜さんは、高校卒業後、クロアチア国立ザグレブ音楽院に留学され、
ポゴレリチ(ポゴレリッチ)の師マリーナ・アンボカーゼ女史から
愛弟子として9年間、きめ細かな指導を受けられ後継者と認められた、
日本では数少ないリスト・ジロティ楽派の流れをくむ演奏家です。

アンボカーゼ女史は長く、ザグレブ音楽院にて活動されましたが、
ご高齢となられ、数年前に音楽院の教授職を退かれてからは、
現在はジョージア(旧グルジア)在住です。
このたびのリサイタルに際し、若菜さんはこの夏トビリシを訪れ、
アンボカーゼ女史とともに、ムソルグスキーについては
とりわけ深く、研究を進めて来られました。
また、クロアチア人作曲家の作品も取り入れ、
いずれも思い入れのある曲でプログラムを構成されたとのことです。

ピアノのお好きな方々は勿論ですが、
ポゴレリチやクロアチア、リスト・ジロティ楽派の演奏法、
などに関心がおありの方には特に、今回の演奏会を強くお勧め致します。


高橋 若菜 ピアノ・リサイタル
11月22日(水)19:00(18:30開場)五反田文化センター 音楽ホール
チケット 全席自由 5,000円

ムソルグスキー:展覧会の絵
ペアチェヴィッチ:花の一生
ヨシポヴィッチ:ガラス玉演戯

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チケット購入(イープラス):日本クロアチア音楽協会 第11回例会
チケット予約・お問い合わせ:日本クロアチア音楽協会
Tel: 03-6869-5641
FAX: 03-6893-3931
Mail: jcms@outlook.jp
ピアニスト高橋若菜ホームページ

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記録しておきたいと思いつつ、リサイタルが終わって早一週間。
とりあえず、リサイタル翌日の夜にTwitterに投稿したものを貼っておく。
これらは思いついた順に書いた、メモ同様のものなので、
このあとできればなんらかの感想文にまとめ直したいと思っているのだが、
落ち着いた時間が、今のところ全く取れていない(汗)。
演奏者が考えに考え抜いてかたちにした演奏を聴いたときには、
聴き手としての私もまた、「短時間でチャチャっと」通り過ぎることなど
到底、できない。

『ポゴレリチ(ポゴレリッチ)の昨夜の演奏会は、私にとって、「なるほど、そういうことか!」と次々に種明かしがされて行くような面白さがあった。クレメンティのソナチネは三楽章まで聴いて、なぜ最初がああいう音だったのか納得が行った。ベートーヴェンも然り。そして後半のショパンが始まって、「そうか、だから前半はああいう音で弾いていたのか」とわかり、ラヴェルまで行って、「なんと!!このために今夜の演奏会はクレメンティで開始されたのか!!!」と膝を打った。そして、アンコール二曲目にショパンの作品62-2が始まったときこの曲は2010年5月の来日公演の一曲目だったので、「ああ!!時を経て、ここへ来たということだったのか~~!!!」という感動があった。現時点の彼にできる完璧版と言って良い構成・内容のリサイタルだったのではないかと思っている。』

『ポゴレリチ(ポゴレリッチ)の昨夜のリサイタルに関して、ベートーヴェンは私にとってこれまでにない彼の音だった。熱情は以前もプログラムに入っていたので、正直「またか」という感じがあったのだが、聴いてみたら全く一新された内容で畏れ入った。一曲について解釈が何通りもあると以前、ポゴ氏が発言していたが、なるほどと思った。一方、ショパンのバラード3番は、音も構成も私にとって実によく知っているポゴ氏だった。ほぼ、思った通りの予定調和のように展開されたので、これまた納得が行った(笑)。ラヴェル『ラ・ヴァルス』は初出し。彼の音楽は昔からそうなのだが、水平方向に「流れる」ことよりも、その瞬間瞬間の垂直構造がどうなっているかのほうに聴きどころがあって、昨夜のラヴェルはその典型だったと感じた。まるでパーツごとに、テンポ設定やフレージングがばらばらに為されているように聞こえたのはそのためだったと思う。』

『ポゴレリチ(ポゴレリッチ)の昨夜の『ラ・ヴァルス』は、2005年の来日公演のとき私が感じた「音楽のキュビズム」が一歩完成に近づいたものでもあって、ポゴ氏自身が好んで使う言葉だがまさにあれはphonomenonだった。クレメンティの時代から見てピアノという楽器とそこで奏でられる音楽が、200年経たないうちに、あのように巨大なものへと実ったのだということを、2時間に満たない演奏会で聴かせて貰った。』

『ポゴレリチ(ポゴレリッチ)のバラード3番は少なくとも来日公演では初めてだったが、昨日彼がバラードを弾き始めた途端に、それまでの前半とは打って変わって、まぎれもないポゴ節が聞こえて来たので、私は不覚にも笑い出しそうになったほどだった。こういう面は30年来、変わらずにあるのだなと。』

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DeNA、4連勝で19年ぶり日本シリーズ進出!(サンスポ)

さすがだ、ラミちゃん!
3位から上がっての日本シリーズ進出は、セ・リーグ初だそうだ。
カープ地元ファンとしては、カープ敗退は大変残念ではあるが、
ポストシーズンに入ってからのカープには、全然良いところがなく、
特に第2戦以降は勝てそうな気配すらなかったので、
これはもう、日本シリーズにはDeNAが行くのが当然の流れだと思う。

面白いことに、今夜のDeNAの勝利によりセ・リーグでは2011年からあと、
6球団すべてが順繰りに日本シリーズに進むかたちになった。
2011年は中日、2012年と2013年が巨人、2014年は阪神、
2015年はヤクルト、2016年にカープ、そして今年2017年がDeNA。
こういう平等(笑)なことが起こるのは、CSのシステムがあればこそで、
私はほぼ初めて、CSそのものをちょっと見直した。
リーグ優勝チームがそのまま日本シリーズに進むやり方では、
このようなことは実現しようがなかったし、
興行としても、やはりこれは成功というべきだろう。

リーグ優勝→CS制覇→日本シリーズ優勝、
と勝ち上がるのが完璧であることは間違いないが、
もし、この中で、どれかひとつしか得られないのであれば、
少なくとも私の感覚の中では、「リーグ優勝」に最も大きな価値がある。
これだけは半年間の積み重ねを経なければ到達できない栄光だからだ。
このことは、CS制度が導入された直後、
カープがAクラスにも入れなかった時代から、私の持論であったし、
もっと以前の、いわゆる「黄金時代」のカープの記憶を辿ってみても、
リーグ優勝については何年のがどうだったかと、いろいろ思い出せるのに、
それに続く日本シリーズで、どのような試合があったかについては、
今となっては、もう、さほど覚えていないのだ(汗)。
昭和50年の初優勝で大感動した世代のせいか、あれ以来どうも私は、
リーグ優勝できるかどうかのほうを中心に観ていたようだ。

一方、ポストシーズンに関しては、昔ならば、
リーグ優勝の上に直接、日本シリーズが繋がっている、と理解していたが、
今の私は少し違い、CS→日本シリーズは、リーグ優勝とは別の
「敗者復活を可能にする、もうひとつの優勝」という感じがしている。
レギュラーシーズン終了後、「ポストシーズン第1位争奪戦」を改めてやる的な。
何年か前の9月には、カープが3位や4位からCSを目指したことがあった。
(↑しかも、借金を抱えた状態なのに目指していた(爆)。)
リーグ優勝ができなくても、日本シリーズならまだ手が届くかもしれない!
というのはあのとき、カープファンにとっての心の支えだった。
選手たちも恐らく、それゆえにペナントレースの最後まで、
チームとしての目標を持って闘うことができた筈だ。
それを観る楽しみを、結果として6球団のファンがほぼ均等に得てきたのは、
観客にとってもプロ野球全体にとっても、良いことだったと思う。

ときに、私は、カープの15年連続Bクラスの時代を全部眺めていた世代だ。
15年のうち5位が11年あり、「見事な5位力」とさえ言われたものだった。
その頃に、常に5位6位の仲でツレだったのが横浜で、
両者は秋になると、ペナントレースの行方に全然影響を及ぼさない、
鳴かず飛ばず繋がらずの『(天王山ならぬ)天保山の戦い』を、
市民球場や浜スタで熱く繰り広げた間柄だった。
その有様はまさに、プロの不幸自慢であったと言えよう(爆)。
ゆえに、私の、横浜への思いは特別なものがあるのだ。
その2チームが近年はともに上り詰めるようになり、
昨年の日本シリーズにはカープが、そして今年はDeNAが、進出することになった。
私は今、横浜ファンがどんなに感激しているか、私なりにわかるつもりだ。
去年、カープが25年ぶりに優勝したとき、どれほど嬉しかったか。
こうなったからには、DeNAには目一杯、頑張ってきて欲しい!!
ラミちゃんは今、まさに冴え渡っている!!
行く以上は、きっと、頂点を目指すのだ!!

ということで、カープがファイナルで勝てなかったこと自体については、
終わったことだし、私は「とっても残念だったね~」くらいの感じなのだが、
最後の4日間の試合内容が、あまりに貧弱だったことはいささか心配だ。
薮田とジョンソン以外の先発投手に不安があることは予想できていたが、
打線もつながらず守備もちぐはぐで、そもそもがカープの野球になっていなかった。
今月初めに、石井・河田、両コーチの退団が発表されたことと考え合わせても、
もしかすると内部に何かが起こって、チームが壊れつつあるのではないか、
と勘ぐってしまうくらい、この4日間はナサケないテイタラクだった。

数年前までは思いも寄らなかった輝かしい二連覇を見せて貰ったので、
そんなに欲張って、あれもこれも望むものではないとはわかっている。
優勝優勝と騒ぐ年ばかりでなく、良いときも悪いときもあるのが普通だろう。
ただ、またぞろ暗黒時代突入みたいなのだけは、勘弁して欲しい(^_^;。
いくら地元球団だから応援すると言ったって、10年を超える間、
ずっと5位定着とか一度もAクラスになったことがないとなると、
やはり腹が立って来るワケですよ、しまいには(^_^;。
あれだけはもう嫌だからね?
どうか、また来季、熱い試合を見せて下さい。

さてそういうわけで、今夜、広島のプロ野球シーズンが終わった。
カープよ、今年もありがとう(^^)。
何はともあれ、やっぱり、楽しかったよ!これは本当(^^)。

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DeNAが今永投入 日本S王手 広島は3点リード守れず(東スポ)

広島地元としてはカープが負けたので残念ではあるのだが、
今夜の私はラミレス監督の采配に本当にシビれた。
ラミちゃん、あんたはえらい!

私はそもそも緒方監督とは気が合わないのだが(^_^;、その理由は、緒方には
「なりふり構わず勝ちに行く」という姿勢がなく、常にユルいからなのだ。
緒方としては別に、手を抜いているつもりではないのだろうが、
私は短気なので、「定石を踏んどる場合か!目の前のもんを先に取れ!!」
と観ていて歯がゆく思うことが結構ある。

長丁場のペナントレース中には、緒方流の息の長い闘い方が奏効する面もあるが、
短期決戦のポストシーズンが始まったら、腹をくくって別人になるべきではないか。
半年のスパンでやることと、CSファイナルステージは違う筈だ。
しかしそういう考えがなく、「いつでも自分らしく闘う」のが緒方という監督なのだ。
今夜だって、この際、薮田―野村―大瀬良―岡田くらいぶち込んで行け、
と私は内心で思っていたが(→何様)、残念ながら緒方にはそのような覚悟はなく、
3点先制していたのに、継投に入るのが後手後手になり、いつものリリーフ陣に頼り、
その間に案の定、同点→勝ち越され……。

だから、好戦的な継投策で行けとあれほど…(←いつ誰に?)、と思っていたら、
なんと敵方のラミレスが、今永を!セットアッパーで出してきたのだった!
外国人エースのウィーランドのあとを、日本人エース(よね?)の今永に!!
そーーーーだよ、こーゆーふうにやって欲しかったんだよ!!!
カープが負けている無念さも一瞬忘れるほど、私はラミレスに共感を覚えた(爆)。
今永が出て来たのを観て、「う!」と思わなかったカープファンが、居るか?
「勝ちに行く」とは、まさに、こういうことを言うのだ。
それは私は地元ファンではあるし、カープに勝って欲しいのはいつも同じだ。
しかし今夜の采配を見て、DeNAがここまで勝ち上がって来たのは、
ラミちゃんが短期決戦に特別な嗅覚を発揮しているからなのだ、とわかった。

そうだ、思い出したぞ、あれは去年だった筈だが、
黒田が「アウトひとつ取るだけでもいいから」と待機していたのを
緒方は全く使わず、あっさりと日本シリーズ敗退したよな?
黒田でさえ継投で使うという発想が、活きる場なのがポストシーズンなのだ。
日常毎回そんなことをやっていたら後が続かないが、
ポストシーズンではむしろ、「後がない」ところを最大限に活用すべきなのだ。
選手だけでなく監督も一緒に、リミッター解除せんでどうする!
黒田自ら示唆してくれていたのに、結局、緒方には何も響かなかったのかしらん。

まあ、せっかくリーグ優勝、それも連覇できたのだから、
今年もカープに日本シリーズに行って欲しい気持ちは当然あるのだが、
それはそれとして、ラミレス監督には是非、明日も、
胸の空くような采配を見せて貰いたいものだ。
広島の者が言うのは、本当におかしいとわかっているのだが(爆)。
敵ながらあっぱれとは、このことよ。
そのラミちゃんさえも出し抜くようなカープの闘いぶりが見られれば、
こりゃもう満点、言うことなしなんだがね(^_^;。

************

それにしても、私のような素人でもわかることを、
緒方監督が全く思いもよらない、というのも考えにくい。
あっちは何しろ、野球ひとすじの人間だ。
私の案そのものが全くの的外れでないことは、
今夜のラミレス采配で一応、証明されたのではないかと思うのだが、
緒方がそれをやらないのは、わかっていないからではなく、
やらないORやれない、何か「大人の事情」みたいなものが、あるからなのか?
ど新人や外部の人間のほうが火事場に強い、
的な経験は、思い返せば、仕事の現場では結構したような(汗)。

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これほど面白い新作歌舞伎は初めて観た。
期待を遙かに上まわる出来映えだった。
どうしてこれを、ポゴレリチのリサイタルの日の昼に
私は観なければならなかったのか!

『マハーバーラタ戦記』は、自分のその日のすべてを投入して
隅々まで味わい尽くし、時間をかけて反芻するに値する作品であったのに、
私は気持ちの半分以上を、夜のリサイタルのほうに持って行かれていて、
舞台を観ながら自分のキャパシティの限界を超えることを感じ、
勿体ない!勿体ない!勿体ない!と100万回(笑)思った。
『マハーバーラタ戦記』とだけ向き合いたかった!!
このような舞台には、そうそう出会えるものではなかったのに!!
まるで、粋を尽くした極上懐石料理の数々が目の前に並べられた途端、
「1時間後にすぐ晩餐会です。最高級シャトーブリアンが出ます」
と言われたくらいの無念さだったぞ(滝泣)。

音楽や視覚的な演出にインド神話の味わいを巧みに取り入れ、
新作ならではの劇的な展開と、歌舞伎らしい重厚な味わいとで、
今の菊五郎劇団・今の歌舞伎座だからこそ実現できる、
最高のエンターテインメントに仕上がっていたと思う。
役者良し、台本良し、演出良し!!
……悔しいことに、このようにしか今は書けないのだ。
なめるように観尽くし、その後に何日も浸っていたかったのに、
それが全く許されなかったのだから。
とにかく面白かった!!これに尽きる。
観ながら「次どうなる!?」とあのようにワクワクし、
その都度、「おおおお!!」と目を見張る展開に心躍らされたのは、
私の観劇歴の中でも稀なほどの経験だった。
心から、強く強く、再演を希望する!!

ちなみに、『マハーバーラタ』のあまりの面白さ美しさ楽しさに、
宝塚歌劇団だって、本当はこういうふうにやりたいのではないか?
と思っていたら、なんと休憩時に、植田紳爾・元理事長をロビーで見た。
……見間違いでなければ(汗)。
歌劇団としても何か感じるところがあってくれると嬉しい。

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19日の午後、まずは大阪に行って、
北翔海莉の出るミュージカル『パジャマ・ゲーム』を観て、
その足で、新大阪の最終の新幹線で東京に向かい、
翌20日は昼に歌舞伎座で『マハーバーラタ戦記』観劇、
夜はサントリーホールでポゴレリチのピアノリサイタルを聴いた。

みちこさんの退団後ミュージカル第一作は、
作品選択として大変良かったと感じた。
ヒロインが決して若くなく、それなりの人生経験もした大人、
という設定での、それでも甘い面も可愛らしい面もある恋の物語は、
今のみちこさんの存在感に、よく似合っていた。

『マハーバーラタ戦記』は、驚くばかりの傑作に仕上がっていて、
もしポゴレリチの来日がなかったならば、
私は10月をこれに捧げ尽くしても悔いはなかっただろう、と思った。
菊之助が企画、構想、脚本製作、振付を担当。
カズくんは今や最高潮だ。

しかしポゴレリチのリサイタルがまた、唸ってしまうほどの見事さで、
印度伝とポゴ氏と、一日で一度に味わってしまうなんて、
良すぎて勿体ない経験だったと、……このうえなく感激しつつも、
何か後悔せざるを得ないような複雑な気分を味わった。
超弩級の舞台や演奏会には、それに見合った長さや濃さの、
「浸りきる時間」や「反芻する余裕」が本来的には必要なのだ。
それを得ることが許されていない今の境遇を、恨めしく思った。

そして、21日は土曜日でも休みどころか、
私は午前11時からいつもの仕事が始まる予定になっていた。
そのために、品川6時始発の「のぞみ99号」で帰って来た。
ホテルで4時起きだった。
朝5時半になるまで、JR品川駅の新幹線改札は閉鎖されている、
ということを、今回初めて知った(^_^;。
新幹線の中でサンドイッチとコーヒーの朝食をとり、洗面所で歯を磨き、
そのまま爆睡して、9時41分に広島着、
怒濤の勢いで家に帰って荷物を置いて着替えて、
いつもは徒歩通勤なのだが特別にバスに乗り、会社に滑り込んだ。
間に合った!

最初から最後まで、休憩なしに走り続けた2泊3日が、終わった。
何かこう、体積が3立方センチしかないのに重さが1トンあった的な……。

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TwitterのKAJIMOTO‏@Kajimoto_Newsに、
10月16日、ポゴ氏到着の報が出た。
以来、早速に都内某所でリハーサルをしているという話や、
生け花を背景にして立っている写真などが公開されている。

ポゴ氏の私服は、5年以上前からアイテムが同じだ。
ポゴ氏と言えば、夏はラコステのポロシャツ、
冬は縞のシャツにフリース、そして赤いリュック。
「黄色い熊が赤い短シャツを着たら顔が何であれプーさん」
みたいなもんで、ほとんどイメージ・コーデの域に到達している(爆)。

リサイタルは、10月20日(金)19:00 開演 (18:30 開場)@サントリーホール。
イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル INFORMATION(KAJIMOTO)
プログラム
クレメンティ: ソナチネ ヘ長調 op.36-4
ハイドン: ピアノ・ソナタ ニ長調 Hob.XVI-37
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」
ショパン: バラード第3番 変イ長調 op.47
リスト: 超絶技巧練習曲第10番/第8番「狩」/第5番「鬼火」
ラヴェル: ラ・ヴァルス

作曲年代からすると、楽曲を音楽史の順に辿る構成になっている。
楽器としてのピアノがどのように進化したか、
そして、各世代の作曲家がどんな工夫でピアノの響きを探り
新しい音楽の方向性を開拓して来たかが、
ポゴ氏の解釈によって、ひとつのリサイタルの中にまとめられていることだろう。

奇しくも、10月20日は彼本人の誕生日。
今年で、59歳になる。来年は還暦だ。
私が初めてポゴレリチの名を知ったとき、彼は22歳だった。

遙けくも来つるものかな……

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夕食後、天気が良いようだったので外を歩いて、
ちょっとだけ十五夜の月を愛でてきた。
あなたの好きな「お月様」だよ、清志郎……。

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