転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘の、長かった受験生活が、とうとう、終わった(T.T)。
ここ数日の私は、限りない開放感で、全身が弛緩している。
塾長先生の話じゃないが「運が良かった」という要素は大きいけれど、
それでも、娘なりに二年間よく頑張った成果が、あったと思っている。

娘は、かねて第一志望だったA中学に合格できたので、
通知を見たときなど、涙ぐんで私に抱きついて喜んだ。
恐らく、娘にとって初めての「嬉し泣き」だったのではないだろうか。
彼女は今や、A中学の真新しい制服を着た自分が、
学食で美味いうどんを食しているところなどイメージして
とてつもなく自分本位な夢を見てうっとりしている(^_^;)。

主人は、中学受験経験者だけに、偏差値の高い学校に憧れがあり、
巧い偶然でB女子中に引っかからんかな、と甘い期待をしていたのだそうで、
「やっぱり、実力以上のことって、起こらんもんやねー」
と苦笑していた。
そーですね。絶対ないとは言わないけど、少ないでしょうね普通。
ということで、主人としては、B中がだめならA中ということで、
これ以上は全く、異存はないそうだ。
「入学式か~。ワシも行こうかな~~」
と、ちょっと楽しみにしている様子だった。

一方私は、娘の希望通りで良いのだ、とは重々思いながらも、
自分が説明会で非常に感銘を受けた共学中学
(ここは、主人の受験時代には無かった新設校だ)、
自分の祖母・伯母・従姉が学んだ伝統的女子教育のC女子中とに、
どうしても気持ちが傾いていたので、
せっかく合格したのに、この二校のどちらにも行かないのは、
勿体ないのではないか、という未練が、
正直なところ、今もまだ、ちょっとばかり、残っている(^^ゞ。

しかし、突き放して考えてみれば、どんな学校だって、
オーダーメイドのように自分にとって居心地の良いものである筈がなく、
大なり小なり、不愉快な欠点は、いくつか、あるものだと思う。
入学して、実際に中学校生活が始まってそれらに気づいたとき、
本人が、それでもなお、自分の学校の美点の方を愛して、
この中学を母校と思えるかどうか、という問題を考えると、やはり、
本人の基本的な思い入れのある学校を選ぶのが良いと思う。
何より、6年間通うのは、親ではなく、本人なのだ。

今、幸運にして選択の余地がある状態なのだから、
ここはやはり、娘本人が以前からずっと第一志望だと決めていた、
A中学を、娘の進学先にすべきなのだと私は思った。
ごくありきたりの、共学の公立育ちだった私は、
宗教教育のある女子校という特殊な環境に娘を預けることには、
一抹の不安と、僅かばかりの抵抗感がないではないのだが、
娘の視野が広がるような工夫は、家庭でもできることだし、
そうしたユニークな環境でなければ身に付かないことも多いだろうから、
やはりここは、全面的に娘を支持し、応援して行こうと思った。

ということで、娘は四月から、

私立A女子中学の一年生に、なります♪

おめでとう(*^_^*)!


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祝!合格

27日に受験した私立C女子中学から、合格通知が、来ました(T.T)。
これで、娘の中学受験の一切が、晴れて終了しました。
四校受けて、三勝一敗。本当に本当に良かったです(T.T)。

お世話になりました皆様、お見守り下さいました方々、
娘ともども、心からお礼申し上げます<m(__)m>!!

娘なりに、この2年間、ずっと一生懸命頑張ったことを、
親バカですがいっぱい誉めてやりたいと思っています。
エラかったぞ~~(T.T)!!

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四時から、私立B女子中の合格発表をネットで見ることが出来たので、
アクセスしてみたのだが、さすがに、娘の番号は、なかった(^_^;)。

いや、娘の場合、成績から言って、無いのはほとんど当然なのだ。
実は、今まで極力、学校の難易度には触れないで書いてきたのだが、
地元の方ならよくご存知の通り、私がB中と呼んできたこの学校は、
広島県内でトップ・ランクの偏差値の女子校なのだ(爆)。
もしかして、万が一にも、なんかの間違いで、
引っかかることがあるかなと思ったんだけど(殴)。

しかし、とても良い記念になった。
元気で果敢に挑戦して敗れたのだから、全く悔いはない。

よー頑張ったな(*^_^*)。

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祝!合格

24日に受験した私立共学中学と、
26日に受験した私立A女子中学の、合格通知が、来ました~~(T.T)。


(以下、後日記)
この日は、娘にとって最終となるB女子中入試だった。
ここまでで、娘はまだひとつも、発表を経験していなかった。
合格を見れば安堵して後が台無しになるし、
不合格を見れば失望のあまり、やはり後がダメになるから、
最終日まで合格発表が一校もないように日程を組みたい、
というのが娘本人の希望であり作戦だったのだ。

朝、娘をB中まで送ってから、私は急いで帰宅した。
A中と共学中の合否通知が、速達で来るとわかっていたからだ。
昨年受験なさった先輩お母様方からの情報では、
B中の入試が始まって控え室にいるときに、
自宅の家族(ご主人やお祖父様など)からの連絡で、
合否通知が来たことがわかった、という話だった。
また、その封筒が分厚かったら「合格」、
薄かったら「不合格」または「補欠」である、
ということも、私は経験者のお母様方から聞き及んでいた。

我が家は、この日、仕事で徹夜明けの主人がいた。
が、私が帰り着いてみたら、このヒトは、部屋で爆睡していた。
仕事で寝ていなかったのだから無理もないとは思うが、
しかし、娘の合否通知が来ることはわかっているのに、
なかなかどうして神経の太いオヤジだと私は感心した。

家の郵便受けを見ても、速達はまだ来ていなかったので、
私はそれから、気もそぞろで待った。
A中なんか走っていけばすぐそこに建っている学校なのに、
前日に速達扱いで発送された合否通知は、一体、
何時頃、この家のあたりにやって来るのだろうか?
速達なんだから、少なくとも午前中だろうか。

チャイムが聞こえないと困ると思い、掃除機もかけずに、
私はひたすら待った。
待った。
もしかして、勝手に郵便受けに入れられている可能性があるか、
と思って、下まで降りてみたが、やはり、無かった。

昼になって、主人が起きだしてきた。
私「まだ来(き)いひんねん」←心理的抑制がきかない私は関西弁
夫「遅いな。午後になるんかな」
私「昔、東京からの速達を、出勤前に受け取ったことが
 あってんけどな~。あれは確実に9時前やったけどな~」

そのとき、ピロリロ、ピロリロン、
とマンション入り口のチャイムが鳴った。
私の胸は轟いた。慌ててインターフォンに飛びつき、
私「はいっっっっっ!!!」
男「宅配便でーす」
私「・・・・・・・・・・(--#)」

しばらくして、主人は業を煮やしたらしく、
「わし、スポーツクラブ行って来る」
と言い、リュックに水泳着とタオルを詰めて出かけてしまった。
そうだった、なぜ主人が出勤もせず寝ていたかというと、
この日は、日曜日だったのだ。
日曜日の速達は、遅いのか(T.T)???

とうとう午後になり、私はもう座っていられなくなった。
いつになったら、この事態に決着がつくのか。
まさか夕方まで待たねばならないのか?
私は、到底、昼食を取る気分にさえなれないというのに!

A中入試のあと、本人は、出来た、と言っていた。
だったら合格している、だろう、か。
でも、「できたできた」ほどアテにならないものは無いよな。
もしかして不合格?やっぱりそれは落胆するだろうな。
いや補欠というのもあるか。
2月まで一縷の望みを抱いて、生殺し状態、
みたいな事態になるのは、ツラいな。
共学中学のほうは、どうなんだろうか。
試験後の感触から言うと、ダメそうな感じだったっけな(T.T)。

A中と共学中の両方がダメとすると、
今やっているB中は、当然、期待できない。
こうなると、C中が先に終わっていてくれて本当に良かった。
だけどC中だって、合格できているかどうかなんてわからない。
いや、頭では、もうずっと前から、よくわかっているのだ。
全部ダメでも、なんの問題もないのだ、と。
地元の公立中学に行けば、それはそれできっと楽しいのだ。
私は公立で高校まで通して、公立の良さはよく知っている。
ああ、だが、しかし。娘は受験生活を体験してしまった。
小学校の少なくとも最後の2年間を、中学入試目指してやってきて、
ただのひとつも合格を貰えずに終わるのは、残酷過ぎる。
暑い日も寒い日も、疲れた日も、夜遅くまで塾で頑張り、
合否判定に一喜一憂して、ここまでやっと辿り着いたのではないか。

合格したい!合格が欲しい!!!
早く、早く、合格の文字が見たい!!!

ピンポーン♪

な、なんと、この部屋のドアのチャイムが、
ダイレクトに、鳴らされた。

私「はいっっっ!?」
男「郵便局です!」

私はドドドドとドアに突進した。
開けた途端、手渡されたものは、二通の封筒だった。
A中、共学中、それぞれの事務封筒、
オモテ書きは、出願の日に私が自分で書いたものだ。

ぶ、分厚いやんか~~(T.T)(T.T)!!!!

私はガクガクしながら、まず、A中の封筒を開けた。
『合格者登校日について』という書類が最初に目に入った。
合格者、合格者、合格者!!!!!!!

次に開けた共学中学の封筒からは、最初に、
『入学金振り込み用紙』が出てきた。
入学金、入学金、入学金!!!!!!!

二校とも合格したのだった(T.T)!!!!!!!


「A中、共学中、どちらも合格です。ありがとうございました!」
と私は主人にメールした。すると、
「やったね!おかーちゃんの頑張りの御陰だよ!おめでとう!」
と主人から即レスが来た。

やった、やった、やったぞ~~~(T.T)!!!!!!!

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昨夜も娘はぐっすり寝た。
私は今朝は5時に起きて、「勝負弁当」をつくった。
ああ、とうとう、きょうで入試が終わりだ。
嬉しいっ(T.T)。

結果はともあれ、きょうを無事に迎えられたこと、
四校とも入試当日に悔いの残るような事件もなく
順調に受験までこぎ着けたことを、
心から嬉しく有り難く思っている。
神様、じーちゃんは勿論のこと、主人や実家の両親、
学校や塾の先生方、親子それぞれの友人知人、
皆さんにお世話になり、見守って戴いた御陰で、
本人ともども、ここまで来ることができたと感謝している。
ばーちゃんも、いつも元気でニコニコしていてくれたし。
姑は何も言わないけど、これだって、とても大きな応援だった。
ありがとうございました<m(__)m>。

娘はきょうも全然緊張感なく、元気よくリュックを背負い、
勝負弁当にスリスリして、家を出た。
JRで二駅、降りて徒歩で15分のB中まで、
母娘で雑談しながら大勢の人のあとについて歩いた。

娘「こんだけ同じ方向にみんなで歩いていたら迷わないねえ」
私「まったくまったく。助かるよね」
娘「この学校、いいんだけど坂道が、いや(--#)」
私「まあ、そう言うな。見晴らしが良くていいじゃないか」
娘「もう息が切れてるんですけど」
私「だらしないな」
娘「今時の若いもんは」

坂を上った丘の頂にB中は建っていて、
娘は、それまでの上り坂の疲れもどこへやら、
同じ小学校の友達を見つけた途端に駆けて行った。
娘らは、何か喋り始めてすぐ大笑いになり、
受験票を見せ合ってキュウキュウ言っていた
(志願者約700名のところ、娘の受験番号が600番台半ばで、
例によってとてもデカい番号なので、ウケていた模様(^_^;))。

家を出るときから、「きょうは自分で帰れる」、
と娘は言っていたので、打ち合わせも必要なく、
私は娘に手を振って、今来た坂道を、今度はひとりで降りて、帰った。

とうとう最後の入試だ。頑張れよ。
本当に、よくぞ、ここまで(T.T)。

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三校目のきょうは、私の趣味で選んだ(殴)C女子中学入試。
娘はこの中学校に関しても、やっぱり学食と制服が好きだ(蹴)。

娘は、昨日に引き続き、風邪だが熱はなく気分良好という、
本人的ベストコンディションで起きられた。
この学校は、自宅からほどほどに近くて、
ちょっと頑張れば徒歩でも行けるが、今朝はバスを使った。

ここの入学者選抜は二段階になっていて、
娘の受けた共学中学と同じ24日に専願入試が行われ、
数日前にその合格発表が済んでおり、
定員の半数あまりに相当する100名ほどは、既に入学が決定している。
娘がきょう受けるのは、残り半数を決める一般(=併願)入試だ。
志願者数は400名弱、娘の番号は290番台の終わり(^_^;)。
今までと違うのは、娘にとって初めて面接試験があることだ。

娘「面接で、ほかの学校合格したときここに来ますか?
 って尋ねられたらどう言えばいい?」
私「『入学したい学校ばかりを受験しているので、もし合格できたら、
 試験が全部終わってから、もう一度、考えたいと思っています』」
娘「なっ、なるほどっ!おかーちゃん凄い!天才!」

失礼な。私が何か、うまい言い逃れでもしたかのように言うな。
完全に本当のことぢゃないか。行きたい学校しか受験してないだろ?
(まあ、私の『行かせたい』学校も、実は、入っているけど(^^ゞ)

私は本当は、娘にはここを専願で受けさせて、
一発で決めて貰いたい、と考えないではなかったのだが、
娘がA中に惹かれていたことと、もうひとつ、
ここの専願入試は学力検査と面接だけでなく
作図や工作などの「総合的な課題」という科目があって、
手先の不器用な娘がそれを非常に嫌ったため、
結局、普通の学科試験と面接による併願入試のほうだけを
受けるという選択になった。

まあ、専願で出しても簡単に受かるものでもなかろうし、
初日から不合格になったりしたら、ショックが大きく、
あとに続く他中学の受験が台無しになったかもしれない。
娘が受けたいところや親の好みの学校をいろいろと受験してみて、
その中で、ご縁を頂ける学校があれば、そこに進学する、
という考え方が、結局は正解だったんだよなと今は思っている。

門を入ったところで塾の先生に出会い、
きょうは娘が一緒だったので、直接、ご挨拶できた。
娘も恥ずかしそうにではあるがニコニコしてお礼など言っていた。
「いいものあげるー」
と先生はごそごそと袋の中から「はちみつレモン」の飴を
ひとつ取り出して、娘に握らせて下さった。
「見て見て。はちみつ、100パーセント」
と娘を覗き込むようにして仰る、ふっくら体型の男の先生が
なんだか妙に愛らしかったりした(爆)。

保護者・受験生控え室となっている、正門脇の講堂のほうに、
受験番号と面接会場・予定時刻の表が貼りだされていたので、
それで終了予定時刻を確認し、
その時間に私がこの講堂まで迎えに来るという打ち合わせをし、
「んじゃ」と娘は試験会場の校舎に入っていった。

*********************

午後、迎えに行ったら、娘は予定通り出てきた。
きょうも機嫌は良さそうな感じだった(^^ゞ。
面接は受験番号順だろうから出願の遅かった娘は最後だろう、
と私は勝手に決めつけていたのだが、実際にはそうではなかった。
面接は6会場だか7会場だか設定されていて、各々同時スタートで、
70人か80人くらいずつ各会場に割り振られていたので、
娘は、自分の会場ではちょうど真ん中あたりの順番だった。
待ち時間は、本を読んでいたので、寝なかったそうだ(^_^;)。

面接の形式は受験生三人一組で、先生が二人。
質問は、「何が得意か、将来何になりたいか」というもので、
娘は「漫画を描くのが好きなので、将来は絵の仕事をしたい」
と答えたと言っていた。先生のひとりが、さらに、
「学校の勉強がこれから忙しくなりますが、両立できますか」
と質問なさったそうで、娘はそれに対して、
折を見て、作品を描きたいと思っています」
とワケのわからん返答をしたとのことだった(爆)。

ともあれ、きょうも終わった。あと一日を残すのみ。

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ついにこの日が来た。娘の本命、A中学の入学試験~~!!
近いから・学食がイイから・制服が可愛いから、
などとゆー理由で決めていいのか、オマエ!と思いつつ、
なんだかんだと日々は過ぎ、とうとうきょうが本番だ。

じーちゃんが守ってくれたみたいで、ありがたいことに、
娘の体調のほうは、昨日の午後一眠りしてから急速に回復し、
咽喉の痛みや鼻炎など風邪の症状はあるものの、
晩もグウグウ寝て、今朝は元気よく起きられた。

私「考えてみたらな、アナタが今まで、成績優秀者欄に載ったり、
 びっくりするような良い判定が出たテストって、
 必ず、風邪ひいてたときに受けたヤツだったんだよねー」
娘「ホント!?」
私「ホントホント。間違いない。成績が良かったなんつー快挙は、
 つまり回数が少ないから、おかーちゃんは、よう覚えとる」
娘「(^^ゞ」
私「だから、きょうは、ベストコンディションだ。わかるな?」
娘「うんっ♪風邪ひいたんだもんねっ」

・・・と、娘は単純に満足して、出かけた。ふっっっ

ここは広島の女子受験生がほぼ全員受けると言われる学校で、
志願者数は約1100名、娘の受験番号も1000番台(^_^;)。
きょうは友達もみんな来るぞ~と娘は楽しみにしていたが、
正門前の広くない通路に受験生と保護者と塾関係者がひしめいて、
人を探すどころではなかった。

娘が校舎に吸い込まれていって、
私はそれ以上、何もすることがなく、きょうも家に帰った。
一昨日と違って、A中は、自宅まで、
てってってっと歩いて帰れるくらい近いのだ。気楽このうえない。
帰りも迎えは要らないと娘は言っていた。当たり前だな(^_^;)。

*********************

昼過ぎ、帰宅した娘はいたく機嫌が良く、
「できた!これは合格できた!・・・と思う。・・・かもしれん(^_^;)。
 まあ、理科とか、いろいろ、あったけど。悔いは、ない」
と、なんだか不気味なことを言った。
例によって私は訊いてないのに、なんでキミは自分で出来を喋るんだ。
子供が「やった!バッチリ!」というときは、その学校はあきらめろ、
というのが、塾業界ではよく言われていることで、
私は内心『やめてくれ~~(T.T)』と思った。

だが、何はともあれ、無事に、受験できたことだけで、
私としては九割方、満足だ。
私がカクランしていたり、本人が高熱だったりして、
ひどく不本意な状態での受験で終わったら思いが残るけれども、
気分よく受けに行けて、滞りなく試験が終わったのだから、
あとは結果がどう出ようと、それが実力ということで納得できる。

晩、娘はB中の学校案内を改めて取り出して読んでいた。
B中は明後日だから、何か期するところがあるのかな、
と思っていたら、ふと顔をあげた娘は、
そうか~!まだB中、受けに行っとらんのよね!
と言った(--#)。

アホかっ。
きょう受けに行ったのは、どこの中学のつもりだったんだ!?

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今朝、起きた途端に、娘は、
「喉が痛い。鼻もつまってる(^_^;)。だるい」
と言った。かかかかか風邪かっ
げげっ、と額にふれたら熱い。
しかし熱を測ったら、36度9分。びみょ~(--#)。
それは、ただの微熱か、それともこれから高熱になる前哨戦か!

有り難いことに、きょうは入試のない日で、
娘は当然のように学校に行くつもりになっていたが、やめさせた。
確かに、いつもならその程度の風邪で休んだりはしないが、
今は特別だ。とにかく悪化させないのが第一だ。
娘はまだ、「縄跳び週間なのにー。大縄だったのにー」
と残念がっていたが(--#)。

昼前にいつもお世話になっている小児科に行った。
「えっ、明日入試っ?」
と看護師さんも顔色を変えて下さり、先生は先生で、
「う~む。咽喉赤いね。まあ、風邪ですね。
さーて、どうしようかなあ。といってもどうしようもないのよね。
抗生剤と、対症療法ってことになるよね~。
当日は、邪道なんだけど解熱剤と点鼻薬プラスね~」
と処方箋を書きながら、
「ここんとこ、多いんですよ、入試だから点滴して下さい!とか。
でも結局、何をやっても風邪を途中で終わらす方法はないからね~。
とにかく薬ね、鼻炎のは、眠くなるから試験の朝は飲まないで。
解熱剤のほうは、一錠半まで飲んできっちり下げていいから。
点鼻、小児だから二倍希釈だけど、鼻の粘膜を収縮させるから、
鼻が一時的にだけど、すきっと通りますからね。
明日の試験、普通の?論文、・・・のワケないよね中学だから」

最後に、カルテと処方箋を持って来て下さった看護師さんまで、
「ファイトよっっ。だいじょぶっっ!」
と拳をつきあげて下さった。ああああ皆さん、ありがとうございます。

神様~、この程度で終わってくれますように(T.T)(T.T)(T.T)。
じーちゃん、助けて下さい~~~(T.T)(T.T)(T.T)。

****************

今夜は、こんどはクラスの女の子から電話があった。
「明日は学校、来ない日だよね?試験がんばってね~(*^_^*)」
と、やはり、言ってくれたそうだ。

なんだか、みんな、良いお友達ばかりで、
おばちゃん嬉しいです~~(T.T)(T.T)。
こんな娘のために、ありがとうございます~(滝泣き)

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娘にとっての入試初日は、私立共学中学から始まった。
説明会で私がかなり感銘を受けた例の学校だが、
説明会そのものは市内の某ホテルで行われたので、
学校の校舎まで行ったのは、実は、母娘とも、きょうが初めてだった(爆)。
JRとバスで小一時間かかって、乗り継ぎがうまく行くかどうか心配だった。
下見くらいしとけよ!と呆れられそうな話だが、
正月早々、私がカクランしたものだから、結局、出来なかったのだ。

『なんで緊張するん?テストやるのは、どこへ行っても同じやん』
という、かねてからの言葉通り、娘は昨夜も爆睡、起きても全く普通で、
こいつはエラいのかニブいのか、私には完全に不明だった。

某進学塾の出した出願速報によると、ここの志願者数は1000名弱で、
娘の受験番号は900番台。私は本当に出遅れた母だった(^^ゞ。
正門で同じ小学校のお友達に出会って、何番?という話になり、
先方は400番台で、お友達は娘の番号を見てウケまくってくれた。

門を入ったところには塾の先生もいらしていたのだが、
娘は私の予想通り、こそこそと教室に行ってしまったので、
仕方がないから私が満面の笑顔で挨拶しておいた。
「夕べ、寝られました?寝られた、そうですか!じゃあ大丈夫だ!」
と、先生は、本来子供に言うべきことを、
しょーがないので私に言って下さった(^_^;)。

うちの塾は先生が数人、立っていらっしゃるだけだったが、
ほかの塾は、私が楽しみにしていた通り、
旗を持って、たくさんの先生方が並んで、
受け持ち生徒を側に呼んでは、最後の激励をしていらした。
それはそれで、なかなか感動的な光景だった。
どの子にとっても、きょうは決戦なのだ。

さて、子供が入ってしまうと、それ以上することがないので、
私は回れ右して一旦、帰宅した。
JRで小一時間の距離だったが、四時間も控え室で待つよりは
帰ってまた出直したほうが、家事もできるし、ラクだった。
掃除して洗濯して、ついでに昼寝もしてやった(^_^;)。

終了時刻の二時半に着くように家を出て、
最寄り駅で娘の好きな鯛焼きを買って、朝と同じ正門前に行ったら、
ちょうど、娘が校舎から出てくるところだった。
こういうときの保護者の心得として、大事なのは、
『どうだった?』などと問いつめてはいけない、ということだ。
『できた?』なんて尋ねても、子供は答えに窮するものだ。
私は賢いマニュアル母、既に対処は万全だ。
・・・と自画自賛しつつ、また満面にっこりで、
「お疲れ様~!鯛焼き買ってあるよ、さあ帰ろう♪」
と言った。

娘「ねえっ、理科が、理科がヤバいっ。算数は、書いた!
 ・・・でも、できとるなんてことはあり得んか、げー、どーしよう。
 社会は、びみょ~。なんかようわからん資料問題が出たんよ。
 国語、一応、ちゃんと読んだとは思うんだけど。
 ああ、でもしまった、やだっ、今、気づいたよ、
 漢字の問題で『穀倉』を『穀物』って書いちゃった!


・・・・・・・・・・・・・・・をい(^_^;)。
訊いてもないのに、本人が、開口一番、出来を一気に喋っちまったぜ。

娘「『近畿』の『畿』ってなんの意味?『都』で合ってる?
 被爆者援護法なんかの取り組みをしている省庁って、どこ?
 五箇条の御誓文が出たときの、天皇の住まいって、東京?京都?
 博多と福岡の違いって、博多は町人の街、福岡は城下町、でいい?」

えー。いやー。その。そんな矢継ぎ早に、私に聞かれても。
済んだ試験の答合わせはするな、と塾で言われなかった?
二番目のは多分、厚生労働省、三番目のは『京都』だと思うが。

娘「あああああシマッタよホントに、やっちゃったよ!
 理科のねえ、酸素と水素のつぶを合わせて水をつくるのが
 もう、つぶの数とグラム数でこんがらがって、
 もうもうもうもうカンで答え書いてさー。
 できたの生物単元だけ。あと四題、全部苦手なのばっか。
 これって駄目かもーーー!!」

んなこと言っても、出しちゃった答案のことは
駆け戻って訂正できるわけもなく、今更どうしようもないんである。
うそー、私ってアホアホ!みたいな勘違いやケアレスミスは、
多分、みんなが大なり小なりやらかしている。
こんな問題、見たことない!できん!という動揺だって誰しもある。
そのうえでの合否判定なんだから、平等だ。それが実力だ。
あとは、受験番号や名前を、忘れずに書けていることを祈るのみ(爆)。


帰りの電車では、私の背後で、男子生徒のお母様とおぼしき、
女性ふたりが、落胆した声で話し合っていらした。

母A「塾にやり始めた当初はねえ、○中を受けさせたかった。
 でも成績が伸びないから、あきらめました」
母B「うちも駄目なんですよ。特に算数がねえ」
母A「直前まで迷ったんですけどね。やっぱり駄目!って思って。
 どうせ受からないから、受験料が無駄と思って、出願やめました」

そんなーーー。受けさせたいなら、願書出せば良かったのにーーー。
それに、受験料は合格証代じゃないよ、合否判定料金だよ?
そう思わなかったら、こんなアパなのに、この学校を受けに来た、
うちの娘のことなんか、どーしたらいいのか(^_^;)。
娘の点数や偏差値を聞いたら、お母さん絶対元気出たと思うよー。
塾の最後のテストまで、算数30点台だったもん(爆)。

なお、本日の共学中学の発表は、28日に速達で来る。掲示は、なし。
即日か翌日発表の多い中学入試の中で、
ここだけは例外的に合否判定まで四日も費やすスケジュールだ。

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あとは野となれ 山となれ

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