転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ポゴ氏が、新しいワンコをお迎えしていた。
https://www.instagram.com/p/Crnk8VqoLnu/

クロアチアの街オシエクから来た、茶色いトイプードルの女の子Pixieちゃん。
とても賢くて元気いっぱいで愛情あふれる良い子だと、大変なご自慢である(^^)。
先代の白いMiaちゃんは、どうかすると20年近く居たのではないかと思うが、
さすがに天寿を全うされたのであろうか。

ポゴ氏の投稿は、自らUPされているのかどうかはともかく(!)、
普段は、演奏会の告知やリハーサル動画が主で、
プライベートな報告はほぼ無いと思うのだが、
新しい家族を迎えたという話題は、やはり特別であったのか。
かつてMiaちゃんは、ピアノの隣の椅子でリラックスしてたものだが、
Pixieちゃんもまた、パパの、尋常でない(逃)演奏にも
ヘーキでお付き合いできる子なのであろうか(^_^;。
それどころか、intelligentだとポゴ氏が褒めているのだから、
曲や演奏のどこが聴きどころか、わかっちゃったりなんかもするのかな。

フォロワーであるファンの皆々が、英語クロアチア語スペイン語etc、
各国語でお祝いを述べていた。
どうぞ御家族で末永くお幸せに~~。

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あらしちゃん(尾上松緑)オンステージな夏巡業 東コース
とりあえず福山と豊橋の、それぞれの昼公演三等席を取った。
現時点では、実際に7月になったとき行けるかどうか、全然わからない。
いろいろな意味で(汗)。
しかし、とにもかくにも「夢」を買った(^_^;。

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かねて依頼していた浴槽の交換をして貰った。
3~4時間かかるかもと事前に言われていたが、
それより遙かに早く、2時間半ほどで完了した。

入居して12、3年目頃から、バスタブ内部に、
黒ずみと、薄緑色の着色部分とが、徐々に目立ってきて、
清掃しても取れず、昨年業者さんに見て戴いたところ、
黒ずみは経年劣化、薄緑のは配水管から銅の成分が流れ出て酸化したもの、
とのことで、いずれも人体に無害とは言われたのだが、
一方で、一般にユニットバスの寿命自体が20年前後ということだったので、
ならば多少早めではあるが、この機会に浴槽だけでも
交換しておこうかと決心したのであった。
我々が中途半端に老いた頃に本格的に壊れて、漏水でも始まってはコトだし、
その頃に、同じ規格の浴槽が製造されなくなっていたりしたら、
ユニットバス全体のリフォーム工事になり、予算が途方もないことになる。

 

それにしても、なんと有り難い暮らしをするようになったことか。
官舎時代は、バランス釜で焚く通称「甕棺(かめかん)風呂」であった。
なぜ「甕棺」かと言うと、手足をおりまげて体育座りをしないと入れない、
狭い正方形というか立方体のような浴槽だったからである(汗)。
古びて冷たいタイルの床はヒビが入っており、壁などあちこちカビていたものだ。
それが今や、明るいユニットバスで、寝そべって入れる横長のバスタブで、
それを、割れたりカビたりする前に交換するだなどと!
身に過ぎるばかりの、清潔で文化的な、明るい生活(滂沱)!

これでまた、あと15年くらいモってくれれば、
我々夫婦も多分、そろそろここを引き揚げるときが来るだろう。
それまでの日々、我々が多少なりとも快適に過ごせれば良いのだ。
その後のことは、この家を貸すなり売るなり、娘に任せようと思っている。
どのみち娘本人が住むことはない(だろう)から、
彼女にとって、なんらかのタシになる処分の仕方をしてくれれば。

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本日は休暇だ(T_T)。ありがたや。
四日連続、実家方面に出かけ、神社社務所と授与所で働いたし、
村内の小さい神社二箇所の手伝いにも行ったし、
某老人ホームに出かけて両親と面会し、オヤツを渡し、
実家に届いていた両親分ワクチン接種券を詰所に提出する用事も果たした。
中区の自宅のほうでは、マンションの管理組合総会にも出席した。

怒濤の四日間であったが、これらの合間に、
自宅マンションのほうの不要品引取のため、
『固形状一般廃棄物処理業許可業者』さんに来て戴き、
滞りなく終わったのでとてもスッキリした。
この業者さんには2019年から実家の始末に関して大変お世話になっていて
先月末、我が家に見積もりに来られた、いつもの営業さんに
「今回は、(実家でなく)御自宅なんですね(^^)」
と言われたくらい、既に馴染み客となっているワタクシであった。
尤も、自宅マンションのほうはもともと大したことがなく、
この6年間の、自宅終活断捨離の最終仕上げ的な作業だったので、
内容も金額も、過去に例のない軽微なもので済んだ。

市のゴミ収集に出すことも不可能ではなかったのだが、
指定の日までに大型ゴミの予約をし、処理券を買いに出かけ、
主人と二人で、複数の大型ゴミを収集場所まで何往復もして運び出したり、
可燃ゴミ・資源ゴミ・その他プラ・不燃ゴミ、等々と仕分けして、
棒状のものや敷物などは切ってサイズを小さくし、
指定の袋に入れて、或いは紐でくくって、家のどこかに保管しておき、
それぞれ異なる指定曜日を間違えないよう、計画的に外に出して云々、
……という作業の反復が、業者さんにお願いすれば全部省略できたので、
それはそれで、有料でプロに来て戴くだけの十分な魅力があった(^_^;。
全行程が30分以内で終わり、心身ともに消耗せずに済み、
とてもとても助かった。ありがとうございました!!

今年は、このあと真夏になるまでに終わらせたい一仕事として、
実家のガレージ1階の北側半分に詰め込まれた品々の処分・整頓と、
改築部分のダイニングキッチンやリビングに残された有象無象の一掃、
を考えている。
これらを完了しても、まだ母屋のほうが全くの手つかずなので、
面積的には道半ばにも到達していないのだが、
2020年初夏に土蔵をヤったことは、私にとって大きな節目で、
あれを思えば、母屋全体とは言え知れている、
と私の心は当時よりずっと軽い(^_^;。
50代半ばで土蔵を終わらせておいたことは、おそらく、後々まで
自分を褒めたい一件となるであろうと、思っている。

そういえば先日はガレージで、商品券5000円を発掘した。ラッキー♪
ガレージには例によって至るところに棚があり、
錆びた移植ゴテとか、「灯油」と書かれた液体入りペットボトル(爆)とか、
ワケのわからないものがギュウギュウに押し込まれていたのだが、
その中に、黄色っぽい大判の封筒があり、
開けてみたら、親戚某家の葬儀のときの集合写真が入っていた。
写っている顔ぶれは、私の祖父の姉の嫁ぎ先の一族+実家父で、
かなり昔、そこの誰かが亡くなったとき葬儀に父が出席し、
その集合写真が四十九日法要のあと送付されてきたようで、
印刷の挨拶文とともに「茶の子」が同封されていた。
これが、開けてみたら某百貨店の商品券だったのですね(^^)。
ガレージの棚の奥に斜めに突っ込まれて、二十余年!!?

実家はゴミとホコリの塊なので、KF94マスクと軍手必携であり、
私の小学校のときの図画とか作文とか通知簿とか、
黒歴史が掘り起こされることもあり、どうも嬉しくないのだが、
たまにはこうして、ささやかなお宝発掘もあり得るので、
それを励みに頑張ろうと思っている(殴)。
真夏になったら暑すぎて出来なくなるから、
6月いっぱいまでのところで、今年の作業に目鼻をつけたいものですね。

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昨日、私宛に、広島市から、
『新型コロナウイルスワクチン接種のお知らせ』という封書が来た。
私は65歳以上という年齢枠には該当しないが、
高血圧症の基礎疾患があるので、希望すれば接種が受けられる。
回数で言えば6回目に相当する。

前回接種が2022年12月19日で、そこから3か月以上経過していれば
次の接種の対象者になると書いてあり、それには全く異存は無いのだが、
東京都のゲノム解析(PDF)を見ると、
予想どおりXBB系統の増加が顕著で、4月20日時点で68.7%を占めている。
XBB系統は免疫回避力が高いので、従来株+BA.4-5の2価ワクチンに、
今後どの程度の期待が持てるかは、正直、微妙になって来たかな、
という気はしている。

勿論、ワクチンの効果は0か100かではないから、
最新流行の型と完全に一致するものだけが良くて、ほかは全部意味無し、
という話ではない。
型が違えば発症予防効果は鈍るが、それでも全くないのとは違うし、
重症化や死亡を避けることに関しての期待はできる。
Durability of Bivalent Boosters against Omicron Subvariants(NEJM April 12, 2023)

追記:2価mRNAワクチンを5回目として接種した人のほとんどの血漿でXBB.1.5を中和、
という論文がLANCETに出ているので、私ごときが効果を疑うのは早計であったかもしれない。
17 of 18なのでサンプル数が少ないことは割り引いて考えないといけないのかもしれないが……。
Antiviral and bivalent vaccine efficacy against an omicron XBB.1.5 isolate
(THE LANCET VOLUME 23, ISSUE 4, P402-403, APRIL 2023))

また、広島県の解析ではまだ、BA.5とXBB系は拮抗しているので、
現時点では、現状の2価ワクチンそのものの意義も勿論ある。
何より、ほかに打てるワクチンが、今は無い(汗)。
XBBまで広くカバーするユニバーサルワクチンが承認されていれば、
私はそちらを選んだに違いないけれども、それが無い以上、
従来株+BA.4-5の2価を選択するのが次善だろう。

ということで、5月8日以降、どこかで予約して接種を受けることになるだろう。
初夏には総代連合会の1泊2日の研修があるし、そのあとは夏祭も始まる。
これらは仕事であり、参加しない自由は無く、
かつ、周囲は後期高齢者の総代さんが大半だ(大汗)。
最悪、自分で罹って後遺症が残ったり死んだりするのは、
自業自得で受け入れるしかないとしても、
私がウツしたせいで、総代さんのどなたかがどうかなったりしたら、
「80過ぎて死ぬのは寿命!コロナもインフルも同じ!」
と、よそ様に対して思ったり言ったりできるほどの神経の太さは、
私は持ち合わせていない。
我が親がそうなっても後味が悪いのに、ましてや相手が総代さんでは……。
どんな対策をしても、感染を100%防止することはできないのだから、
せめて、少しでも罹る確率を下げるために、
やれることを全部やっておく以外に無いだろう。

それにしても、広島市のサイトには接種案内は新たには出ていないままで、
これでは例によって情報も対処も遅いのだろうな、と思っていたところへ、
いきなり接種券を送って来たので、今回は驚いたというか感心したというか。
私はワクチンに関しては並々ならぬ関心を持っていて、
今年度の接種がどういう計画でいつから始まるのかと、
3月頃から広島市のサイトをチェックしていたのだが、何もUPされないので、
5月になってからようやくみたいな話かな、と半ば諦めていたのだ。
よもや、こんなに迅速にブツを送って来るとはね(^_^;。
そして、昨年私より早く、9月30日に接種を終えている転夫ころもんには
接種券がまだ来ていないのだが、そっちはどうなっているのか、かなり、謎(汗)。
基礎疾患があって、5月8日からの接種対象になるという点では、
ころもん氏のほうが、先に該当していると言っても良いのだがな……?


追記 1:県のワクチン接種コールセンターに電話をして尋ねてみたところ、
転夫ころもん氏も今回の接種対象になっており、接種券は届く筈だそうで、
私のだけが来たのは郵便事情等によるものか?とのことなので、
一週間くらいは待ってみることにした。
「ワシのは無いんね(--#)!?」と本人が憤慨していたものですから(^_^;。

追記 2:私自身のワクチン接種予約をしてみようかなと
予約サイトのマイページを開いてみたところ、「接種実績」の欄に、
私の分は5回目まですべて「実績」として記録されていたが、
ころもん氏のほうは、実績は3回目までで止まっており、
2022年9月30日の4回目は、確かに接種を済ませたにもかかわらず、
いまだに「予約表の出力」が可能な状態のまま、更新されていなかった。
やってないことになってる、みたいな???謎が深まる(^_^;。

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20日にもなって今更気付いたのだが、4月1日のダイヤ改正で、
市街地の路線バスのいくつかが大幅減便されていた。
この件は以前から報道されていたのだろうね(^_^;?
私は、コロナ禍突入以降、私用の外出が激減していたのと、
出かけるのは大半が神社の仕事関係による僻地方面になっていたのとで、
市街地で路線バスに乗る機会がなく、全然意識していなかった。

きっかけは、昨日、何ヶ月ぶりかで漢詩講座に出席できることになり、
早めに着くようにバスで行くかなと思って、
最寄りバス停の表示を見たら、次の便が433分後、とかなんとか
物凄い数字が出ていたことだった。
何これ?見間違いか?サミットの関係なら5月からだよな??
と妙な気分になったが、徒歩で行けば済む距離だったので
そのときはそのまま歩いて行った。
そして、帰宅してから思い出して調べてみたら、
バスの大幅減便があったことがわかったのだった(汗)。
広島バスの、旭町線・宇品線・横川線・吉島線・草津線などが、
今回のダイヤ改正で減便になっていて、過去にない規模であると、
数日前のニュースに出ていた。

そしてバス路線はなくなった 広島市内でも減便…(RCC 4/10(月) 20:01)

減便の理由は、コロナ禍で利用客が減ったことと、
深刻な運転手不足、それに「2024年問題(=運転手の働き方改革)」。
2024年4月から、勤務間インターバルを9時間以上取るようにと
決められていて、これまでダイヤは8時間を基準に組んでやって来たため、
今の運転手数では、もはや便数や頻度が維持できないことになるのだそうだ。
それで、一足早く今年度から減便で対処することになった、と。

ふむ。
記事にもある通り、「選択」と「集中」、ほかに解決法は無さそうではある。
不便にはなるが、どうしようもないものはどうしようもない。
そしてこれは、市街地の路線バスだけの話では、きっと、終わらないだろうね?
もしももしも、今後、実家の村の方面に行く路線がオワってしまったら、
私は、事実上、通えなくなるね!??
今回のは他線と重複した停留所の多い路線を減便したという話なので、
実家の村との行き来がいきなり全面的に遮断されるようなことには、
急にはなるまいとは思うのだが、
なにぶん、あっちは過疎法面で、利用客数が少なそうだからね……(汗)。

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♪藤の花房 色よく長く
娘の母校の中高の藤棚に、美しく香りの良い藤が咲いている。
毎年この時期、少し汗ばむくらいの陽射しになって、藤が咲いたら、
じきにゴールデンウイークが始まる。
連休、ったって私は休まないから別に何も面白いこともないし、
何より、もう春ではなくなりかけている、ということの絶望感が深い。
今年も藤の薫る季節になってしまった。早い、早すぎる(汗)。
この調子じゃ、夏みたいな何かがこのあと一瞬だけあって、
もう、すぐに秋祭、そして正月が来るのだね、きっと(大汗)。
小学生だった頃、私は学校が嫌いで、一日が長くて長くて、
朝9時過ぎから一時間目終了の9時40分になるまでの間さえ、
泣きそうなほど長く感じたものだったが、
トシのせいなのか、今は三ヶ月くらいが「あぁ」という間に過ぎる。
「あっ」という間、よりは、まあ若干長い程度ですね。

メンズ・カットだな
きょうは貴重な休日なので、自分なりに贅沢に時間を消費しようと考え、
できるだけ計画的に過ごさないようにした(笑)。
まずは手始めに、目的を持たずにパソコンの前に座り、
Reelsでランダムに再生される動画をしばらく観てみた。
出て来る各種ヘアカット動画を見ていて思うのだが、
もし、自分の年齢も境遇も何ひとつ顧みないで良いのなら、
私は、ツイストパーマのメンズカットにしたい。
後ろやサイドは刈り上げで、前髪は重めで、
バームやワックスで毛先を無造作に散らして仕上げたヤツ(笑)。
実際、若い頃はかなり長い間、ツイストパーマをかけていたのだ。
86年の夏に原宿の某美容室で試して、ドはまりして、
以後、長さは様々に変えたが10年足らずの間、ずっとツイストだった。
育児時代に突入してそれどころでなくなり、終わったのだが(^_^;。
いろいろ動画を見ていて、渋谷区神宮前に本社のある某美容室が特に気に入った。
私的には、レディスよりメンズのスタイルのほうが断然好みだ。
私が二十代だったら絶対に行ってるな~~。
今は、「社務所番してる還暦の太った婆さんの頭じゃねーよ(笑)」、
と思うから危険は冒さないが(^_^;、隠居したら、またやるかも……。

言うだけトラディショナル
次に、ReelsからInstagramに移って、いろいろな画像を眺めてみたが、
心惹かれるインテリアデザインは、年々、トラディショナルになっている、
と我ながら感じた。
私は大ざっぱには輸入家具とかアンティークとかに関心があるが、
ヴィクトリアン・スタイルの多くは装飾過多だと思うし、
ロココ調になると、自分の求める路線とは違うとはっきり感じる。
白地に金の縁取りコンソールとか、猫脚の椅子やテーブル、
フリルやスワッグバランスのついたカーテン、
スワロフスキーできらきらに飾ったシャンデリア、など、
三十代の頃までは良いと思ったこともあるが、今は趣味ではなくなった。
むしろ、直線的なラインの木目の家具調度や、
ヒダのまっすぐなドレープカーテン、濃い色の紙クロス、
アラバスターの照明、などが近年のマイブームだ。
和風にも関心が無いことはないが、何しろ築100年超の田舎家の出なので
良くも悪くも「昔の日本式の家」は、もう、いい。
やはりこれからは椅子やテーブルだろう。足腰のためにも(笑)。
とりあえずは、近い将来ベッドを買いたいものだ。
いまだに我が家は布団を敷いて寝てるのである(^_^;。
実態は、一体どこが英国風トラディショナルなのかという……。

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ビタミンカラーのガーベラの花束を買った。
今日明日、巧くいけば明後日も、神社や実家に行かなくて良い。
有り難や~~(T_T)。こんな日も無いとね。

****************

昭和の民なら分かってくれると信じてる 缶クッキー独り占めのロマン(おたくま経済新聞)
『ちょっとした特別なときやお中元お歳暮などで家へとやってくる「缶クッキー」。子ども時代の私にとってはとても特別な存在でした。』『3人きょうだいという事もあり、食べるときはもちろん「均等に」山分け。』『そんな子ども時代を過ごしてからうん十年……。すっかり当時の事なんか忘れきっていたのですが、ある日訪れたスーパーで偶然にも「缶クッキー」の特売が行われていました。記憶ってすごいですね、子どもの頃みた缶デザインに似ていた事もあり、見た瞬間思い出がぶわっとよみがえってきました。』『次に出てきたのが「今なら“誰にも邪魔されずに独り占め”できるんじゃ?」という欲望。』『あの頃夢見た「缶クッキー独り占め」が、大人になった今だからこそできる事に気がついたのです。』

私の日記に食べ物ネタが少ないことからも明らかなように、
私は元来が、「食」はどうでもいい人間だ。
健康管理上の栄養面の問題に関心があるだけで、
工夫したり手間暇かけたりして、より美味しいものを食べたい、
という熱意は、日常的にはほとんどない。
しかし、そのような私でも、上記の記事内容は理解できる。
子供の頃に特別だった品には、今でも奇妙な憧れや執着があるのだ。

写真の、丸形の缶のクッキーには、私も見覚えがある。
ロイヤル・ダンスクの青い缶のクッキーではないだろうか。
しかし私にとってはそれよりも、泉屋スペシャルクッキーズのほうが
ハッキリとした、しかも結構切ない記憶となって、心に残っている。
上の記事を読んで、そのことを久しぶりに思い出した。

私は一人っ子だったので、きょうだいと分け合うことへの不満を
日々の生活で経験することは無かったのだが、それ以前に、
「戴きものでなければ、決して我が家にやって来ない品」
というものが、いくつかあった。
泉屋スペシャルクッキーズはその最たるもの(大袈裟)で、
私にとって大変魅力的な品であったにも関わらず、
母が、「乾いたもんなんか美味しぃない」と常々言っていて、
クッキーとかビスケットなどのお菓子を家で買うことは無かったのだ。

泉屋スペシャルクッキーズは、贈答品などで忽然と姿を表すのだが、
神棚に供えられていて、開封する日は親が決めることになっており、
夏休みや正月など、親戚やイトコたちが来ていて大人数のときが多かった。
「乾いたもん」が嫌いな母は、家族だけのときには
食べきれないと考えて、そういう機会を選んでいたのだろう。
もちろん、皆で食べるので、クッキーはあっという間に無くなった。

母の好みは、和菓子では「練り切り」とか、
洋菓子でも「洋ナマ」、つまりショートケーキの類いだった。
私もそれらは別に嫌いではなかったのだが、
誕生日だとか祭だとかには買って貰える可能性が高かったので、
年に一度、登場するかどうかの泉屋スペシャルクッキーズの貴重さと、
それへの絶ちがたい憧れには、及ばないものがあった。
私は、泉屋スペシャルクッキーズへの憧憬を抱いたまま成長し、
学生の頃でも、百貨店の地下などで泉屋のコーナーを見ると、
何かとても好ましいものを感じたりしていたものだった。

時は流れ、今や私はレッキとした大人、というか、
かつての、小学生だった私の母の年齢を、遙かに超える婆さんになった。
母は、私よりもっと婆さんになり、私のほうが保護者になったので、
彼女はもはや、私のすることにとやかく言わない。
私は、誰かの許可を得なければ、クッキーを買って来られないとか、
それを開封できないという立場ではなくなったのだ。
今更自覚を新たにしたのだが、たとえ贈答品レベルの品であろうと、
現在の私には、自分の食べる菓子を自分本位に決定する自由も、
思いつきでそれを購入する財力もある(笑)!

――ということで、私はこのほど、ささやかな決意をした。
次に何か、自分の節目とか、自分をねぎらう必要のある日が来たら、
私はきっと、泉屋スペシャルクッキーズの、いちばん大きな缶のを買おう
5000円超するが、どうってことはない、宝塚大劇場のA席相当ではないか。
今の私には、一存で買える!

『「独り占めした事実」だけを満喫できればいいのです。』『誰にも邪魔されず、誰の手も伸びてこずに、一人でゆったり向き合える缶クッキーとの時間。あれから四半世紀以上の時がすぎて叶えた時間はまさに至福。』『「独り占めした」という体験を得られただけで大満足。』『あの頃の私に教えて上げたい「大人になって夢を叶えたよ!」と。』

まさにコレだ。子供の頃の夢を、今、叶える(笑)!
幼い頃、おそらく多くの人が、親が良いと判断したものしか与えられず、
家族やきょうだいで分け合わなければならず、
自分の望みどおりに買って貰ったり食べたりすることができなくても、
そういうものだと思いながら過ごした筈だ。
育てて貰っている間は、我慢せねばならないことが多いのは致し方ないのだ。
私自身も娘に対して、きっと抑圧的な親であったにちがいない。
しかし、一旦、自分が大人になりさえすれば、すべては思い通りだ。
この程度のことなんて、過去のあれこれは自由自在に、
取り返せるのであり、やり直せるのである(笑)。
例えばガチャガチャだって回し放題!食玩なんか大人買い!
大人になるって、トシを取るって、素晴らしいことですねぇwww

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市川左團次さん死去 闘病明かさず…盟友の尾上菊五郎、市川團十郎がショック
「毛抜」粂寺弾正「助六」意休など当たり役
(2023年4月17日 5時30分スポーツ報知 )
『歌舞伎俳優の市川左團次(いちかわ・さだんじ、本名・荒川欣也=あらかわ・きんや)さんが15日午前3時48分、右下葉肺がんのため死去した。82歳だった。最後の舞台出演は今年1月、国立劇場「初春歌舞伎公演」だった。』『がんを周囲に明かさず、今月2日開幕の歌舞伎座公演に向けて直前まで稽古に参加していたこともあり、突然の訃報に歌舞伎界に衝撃が走った。』『幼い頃から何度も共演してきた盟友の尾上菊五郎(80)は「本当に突然の報(しら)せでしたので、驚きと共にさみしい気持ちでいっぱいです」』『「いろいろな思い出が胸にこみ上げてきました。役者としても人間としても明るく優しい、ちゃめっ気もある、素晴らしい仲間です」。』『昨年12月の市川團十郎襲名披露公演では、松本白鸚(80)の代役で口上の進行役をつとめ、新團十郎に「日本のみならず、世界各国で大輪の花を咲かせることを期待しております」と激励した。團十郎は「生まれた時からお世話になった大恩人です。市川宗家としての私に対して『市川宗家である』ということを左團次さんは行動で示し続けてくださいました。歌舞伎界にとりましても大変な損失です」と別れを惜しんだ。』

病名は知らなかったが、左團次があまり元気でないということは
なんとなく聞いていて、年齢的にも心配はしていた。
舞台以外では、常に穏やか、かつ、飄々と機嫌の良い役者さんで、
それは裏を返せば素晴らしく強靱な精神力の持ち主であった、
ということだろう。
記事の写真は『助六』の『髭の意休』で、
左團次の当たり役と言われたものの一つだが、
役者にとって本当に心身ともに忍耐の要る、物凄くキツい役だそうで、
白鸚が幸四郎時代に演じ、千秋楽のあとカツラを投げたという逸話がある。
左團次ならばこそ、あれほどに意休を追求することができたのだろう。
そういえば、あらしちゃん(松緑)は左團次に意休を教わったと言っていた。

左團次が巡業で演じた『極付幡随長兵衛』の幡随院長兵衛も私には忘れ難い。
かなり昔の記憶だから、30年以上前かもしれない。
敵役を務めることの多い左團次が、町奴・長兵衛を
堂々たる男伊達として見せてくれて、胸のすく舞台だった。
最後の、湯殿の長兵衛は、文字通り、大きかったねぇ……。

最近では、菊五郎と演じた『夕顔棚』も心に残る名舞台だった。
コロナ前だったから、2015年6月の歌舞伎座だ。
今年の六月にも、観られる筈だったのに。
もう、あの「よしよし♪」と酌をしてくれていた爺さんは、居ないのだ……。
可愛い婆さん、未亡人になっちゃって、ひとりぼっちだよ……(泣)。

なつおちゃんが先代の團十郎を襲名したとき、
「これでようやく團菊左が揃った」
と皆が喜んだものだった。
初代辰之助が死んでからは、菊五郎の弁天の隣にいる南郷は左團次だった。
菊五郎劇団でもいつも左團次が一緒だった。
最後の出演となった『通し狂言 遠山桜天保日記』まで、私は見せて貰った。
趣味は「のぞき」と「パンツ集め」、好物は「油っぽいものなら何でも」(笑)。
いつだって、破天荒で可笑しい左團次だった。
どうかあの世でも、大いに「かぶく」人であってください(笑)。いつまでも!

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一瞬、カープが単独首位に立ったので、春の記念に残しておこう(笑)。
ちょっと連勝したら、ドン尻からいきなりトップに上がって、
シーズン開始直後は、いいよねぇ。
いつも春先には一度はこうして順位表を貼っているが、
やはり、こんなの、3月や4月にしか見られないかもしれないのでね(逃)。

「首位?まだ何試合?ですか(笑)?」
とアライさんも試合後に言ってた(笑)。
でも昨日がサヨナラ勝ち、きょうが大逆転、
という試合を連続してマツダスタジアムで見せてくれて、
地元的にはなかなか楽しかったよ。ありがとう(^^)。

セ・リーグ順位(4月16日現在)
1 広島  勝8 負5 分0 差 -
2 DeNA  勝7 負5 分0 差 0.5
2 阪神  勝7 負5 分1 差 0
4 ヤクルト 勝7 負6 分1 差0.5
5 中日  勝5 負8  分0 差2
6 巨人  勝5 負10 分0 差1

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