転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘の夏休みが、いよいよ今日で終わりだ。
娘の高校は相変わらず三学期制のままで、
しかも土曜は通年で普通に学校のある日なので、
二学期の開始は9月1日からなのだ。

それで、きょうは娘が、秋用のカーディガンが欲しいと言い、
確かに、学校が始まると忙しくなるから今のうちかと思って、
午後から二人でユニクロに行った。
今はまだ残暑の季節だが、すぐに涼しくなるだろうし、
羽織りモノを仕入れたい、というのが娘の希望だった。

お値段的に気軽で良い、という理由から娘はユニクロが好きで、
ここ何年も、服を買うというと彼女にはユニクロが第一選択なのだが、
実のところ、必ずしも常に思い通りの買い物ができるわけではなかった。
というのも、ユニクロのオンラインストアではサイズ設定が多彩だが、
うちから近い店舗だと、女性用はSMLの三種類しかないことが結構あり、
ガタイの良い娘と肥満体の私には、厳しいことも多かったのだ(^_^;。
それでも、身長のある娘のほうは、モノによっては
シャツなどメンズのMやLのほうが似合ったりしたが、
私は背が低いのに幅だけあり過ぎる体型なものだから、
はっきり言ってユニクロ自体が無理(爆)という状態だった。

しかし今年は、ニーズがあったのか流行になったのか知らないが、
Aラインやラグラン袖のデザインがたくさん出てきて、
あまり体型を厳密に選ばないトップスが多く、有り難いことだった。
娘はイメージした通りのニットとパーカを、
いくつか試着した中から案外容易に見つけることができたし、
私もラクそうなチュニックを一点、買った。

そして、
「こういう店に来ると、痩せんといかんなと思うよ」
と語り合いつつ、帰途には某カフェに寄って、
ケーキセットを平らげた我々であった(殴)。

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昨夜は、コジマ・ムジカ・コレギア第22回定期演奏会を
聴きに行った(@アステールプラザ大ホール)。
小島秀夫 音楽塾

小島先生の活動の素晴らしいところは、
精力的なヴァイオリン指導を長年継続なさっているにとどまらず、
その成果を生徒さん達が発表する場として、
室内楽やオーケストラの規模によるコンサート形式の公演を
様々に企画し、高いレベルで実現なさっていることだ。

ヴァイオリンを習う子供達は勿論のこと、ピアノや、
各種弦楽器・打楽器などを専門に勉強している生徒さんたちが、
「弓の会」や「ジュニア・オーケストラ」、それに今回の
「コジマ・ムジカ・コレギア」などの公演に参加することにより、
各種アンサンブルや、オケと共演するソリストの立場を体験できることは、
ほかでは滅多に得られない、本当に貴重な機会となっている。
しかも、取り上げられる曲目が多種多彩で、公演としての内容も高度だ。
昨夜の場合、楽章単位の抜粋も含めると全部で7曲の協奏曲が演奏され、
様々な年代の、色とりどりの形式の楽曲が、
若いソリストを迎えて存分に披露されていた。

プログラムは、以下の通り。
1. ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番ヘ長調作品102(全楽章)
2. グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16より第1楽章
3. ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11より第1楽章
4. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58より第1楽章
5. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218より第1楽章
6. クレストン:マリンバ小協奏曲
7. チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35より第2・3楽章

ここに登場したソリストたちは、小学生から大学生までの年齢だったが、
幼くても若くても、主張のある音楽は聴く者の心を捕らえるし、
高校生くらいになればもう、その音楽は立派な一人前の演奏として、
聴衆に訴えかけるものを備えているのだった。

私も聴きながら、いろいろなことを考えたり感じたりしたが、
特に思ったのは、才能のある子や学生さんは少なくないのだということ、
そして、才に溺れず志を曲げることなく成長し得た者だけが、
初めて演奏家としてのスタートラインに立てるのだということだった。
そして世界には、天与の才に恵まれた弾き手が、更にたくさんいる。
そうした人達に互して、大成し名をなすというのは、本人の研鑽だけでなく、
いくつもの恵まれた偶然が揃ってこそ、初めて実現することだ。
ここで演奏した前途あるソリストの方々も、どうかこの先、
損なわれることなく、大きく伸びて欲しいものだと思った。
これからの日々、このコジマ・ムジカ・コレギアで演奏した夜の思い出は、
彼女たちの原点として、きっと大きな力を発揮すると思う。


コジマ・ムジカ・コレギア定期演奏会~ふれあいチャンネルより(YouTube)

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2008年10月から、某所で漢詩鑑賞を習ってきたのだが、
このほど、来月いっぱいでこの会が解散することになった。
理由は、これまでご指導下さっていた先生が、
ご高齢(数え年で87歳)のため、引退をお決めになったからだった。

先生は、いつもとてもお元気そうで、
私にとっては初めてお会いした四年前と今とで、
少しもお変わりになったようには見えないのだけれども、
先生ご自身、大きな声が出にくい等の体力の衰えを感じていらっしゃり、
また、夫人や娘さんたち御家族も、とてもご心配になっているとのことで、
定期的に指導に出て来る生活には、申し訳ないが区切りをつけたいと思う、
というお話が、きょう、あった。

私たち生徒のほうも、そのようなお話があっては、
もう、何を申し上げるということもなかった。
寂しくは思うけれど、先生がお考えの末に決定されたことではあるし、
先生の御年齢を思えば、よくぞここまでご指導下さったと、
心から御礼を申し上げなくてはならないと思った。
先生とともに長く勉強して来られた生徒さんが多くいらっしゃる中で、
私などは、ここ、ほんの四年ほどの関わりに過ぎなかったが、
大変多くのことを教えて頂いたと思うし、大いに啓発され、
漢詩の世界への手ほどきを実に丁寧にして頂けて、幸せだった。

「漢詩を読んだり、漢詩を作ったりする勉強は、
これから家にいても出来るので、続けて行きます」
と先生は仰った。そして、
「皆さんも、ときどきはプリントを取り出して、思い出して下さい」
とも。
実質、まだあと二回はこの会が開かれることになっているので、
その時間を、より大切に過ごしたいと思った。
来月の最後が、先生の最終講義になると同時に、
私たち全員にとっても、その日が互いのお別れ会になるのだ。

それから、先生はいつも通りに、李白と杜甫のお話をして下さり、
更に、漢詩をやったと言うにはこれをしなくては、と
白居易『長恨歌』を解説して下さり、全員で読んだ。
帰り際、私の前の席のおばあちゃま(この方も80歳超でいらっしゃる)が
ウフフと振り返って、小さな紙片を私に下さった。
開いてみると、美しい手書きで、

『ひとり去り ひとり往きなむ 現世(うつしよ)に
 一期一会の 思いは深し      ――読み人知らず
(あなたに会えて幸せです!)』

と書いてあった。

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突然ですが。
ワタクシいつぞや、エゲとアガの話を、したやないですか?
(2012年7月30日:恵下山に行こう(いずれ。今は暑い)
あれから、あの話が予想もしなかった方向に発展してしまい、
どうやら来月中に、私は「英語遠足」をするハメになりそうです。

**************

コトの起こりは、週1で通っている英語教室でのことだった。
今月の初め、何の流れだったが、古代史の話題になったときに、
私はついつい、
「広島市内にも古墳時代の遺跡や住居跡の復元があります」
と自分でも調べたばかりの話を披露した。
アメリカ人講師のM先生も、ほかの出席者も、誰もそれは知らなかったので、
そんなものがあったのかと、皆、なかなか喜んで聞いてくれた。
そして、「それは見学可能です」と私が言ったものだから、
だったら、そのうち実際に行ってみようよ、という話になった。

しかしその時点では私は、まだあまり深く考えていなかった。
全く行くつもりのない社交辞令ではなかったにしても、
『今度いっぺん行こうや!』
という話は、えてして、その場の勢いで終わってしまうものだ。
現実には、皆それぞれ予定があって忙しいものだし、
具体的に決めなかった以上、本当に実現する可能性は低いだろうな、
という程度に、そのときの私は考えていた。
まあ、行ければ行く、くらいのこと。当分の間、予定は未定。
だいたい、今はまだ毎日暑いし……。

ところが、アメリカ人にはそんなニュアンスは全くなく、
まさに、「文字通り」だったのであります(^_^;。

「ヨシコ!古墳、見に行こう、いつが暇?9月○日はどう?」
と先週、アメリカ人講師M氏は、手帳を片手に、陽気に私に言った。

えっっ。行くの?ホントに?もう?

そうだった。
長らくアメリカ人と私的な付き合いがなかったので、私はうっかりしていた。
彼らは、例えば日本語からの直訳風英語で、日本人から、
『是非、我が家に一度、お越し下さい』
などと言われようものなら、まんま、
『一回のみ、招かれている。二度目は無いらしい』
と考える人々だ。つまり、この考え方で行くならば、
『今度、行ってみましょう』
となった以上、今月か来月か、そう遠くないうちに本当に出かけるのが、
英語としての「筋」というものだった。
行きましょうと言ったくせに、いざ行こうと言われて意外そうにするなんて、
ロジックとして、全然なっとらんのだよ>自分(^_^;。

ほんなら、行こうやないか、この際。

ところが、M氏は、やや、誤解もしていた。
恵下山は安佐北区で、広島市内の北寄りの場所だ、
と私が前回言ったのを覚えていて、
「広島の北部の、古墳だと言ったよね?ってことは、三次?庄原?」
と彼は言った。
うぅむ。三次市や庄原市となると、それはもう広島市内ではない。
既に「広島県の北部」になっとるぞ(^_^;。
いや、最初の私の英語が、その程度にいい加減だったとゆーことか(爆)。

しかしこれがまた、ひとつのきっかけになった。
県北まで出かけてみても良い、という勢いがあるのなら、
広島市内の恵下山で手を打つよりも、いっそのこと、
「みよし風土記の丘」に行ってみられるではないか、と私は思いついた。
恵下山も悪いとは言わないが、ごく小さな遺跡とその復元に過ぎないから、
わざわざ出向いて行っても、見るのは短時間で終わってしまう。
それなら、多少遠くても三次市の「風土記の丘」のほうが、
西日本最大の古墳群が見られるし、資料館もあるし、
天気や時間や体力に応じた散策コースも選べて、良いのではないだろうか。
私も話に聞くだけで行ったことがないので、どんなところか興味があるし、
M氏だって、もう広島滞在期間はあまり残っていないと言っていたから、
こういう機会は、今後、二度とは無いかもしれないではないか。

広島県立みよし風土記の丘・広島県立歴史民俗資料館

ということで、本日、この「みよし風土記の丘プラン」を
改めてクラスで提案してみた。
果たして、OKだった。
M氏も、同じクラスの日本人生徒のK子さんも、
更にカナダ人講師の先生も参加したいと申し出て下さって、
午前中に広島バスセンターから出て、90分くらいで三次市内に着いて、
あとは路線バスかなんかで現地まで行けば良いだろう、
という話が、簡単にまとまった。

よしっ。来月某日、三次ツアー、ケテーイ♪

それでさきほど帰宅して、私は早速にネットで、バスの時刻表を調べてみた。
三次方面まで行くなら、高速バスでないと駄目だろう。
昔、松江転勤の頃によく広島との往復で乗った、一畑電鉄のバスなんかが、
この路線ではなかったっけか。懐かしいなぁ。
検索してみると、広島―三次は、1時間に2~3便出ていることがわかった。
試みに鉄道を検索してみると、JR広島駅―三次駅では「みよしライナー」が
所要時間としては84分で最速ではあったが、日に二往復くらいしか無いし、
かと言って各停に乗ったのでは、100分超の乗車時間になってしまうから、
やはりバスのほうが何かと便利であるように思われた。

さて、広島バスセンターから三次バスセンターまで、高速バスに乗る、
……と、これは良いとして、問題はその次だ。
「風土記の丘」へ行くには、三次バスセンターから
更に乗り換えをしなくてはならないのだ。
三次市内のバスって、どこの会社になるのかな?と思って調べたら、
備北交通、または中国バス、であることがわかった。
そして、なななんと、風土記の丘発着は、日に4便しかなかった。
そういえば、青森のJR野辺地駅から六ヶ所村スワニーまでの路線が、
下北交通バスで一日4便
という話が、確か、あったよねえ(^_^;。

これは接続をちゃんと考えて出発しないと、えらいことになりそうだ。
乗り換え後は20分で着くようだから、さほど遠いとも思われないが、
それにしても、三次バスセンターというのは、どんなところなのだろう。
乗り継ぎ便を逃した場合、タクシーをすぐ拾えるような場所だろうか。
かつて広島―松江をバスで往復していた頃に、毎回通過していたとはいえ、
休憩所は島根との県境の赤名峠だったし、私は三次で降りたことがなかった。
松江から、中国山地を越えて三次まで来ると、
とても開けた街に出た、という気分になったことは覚えているのだが、
バスセンターというのは、サービスエリアくらいの感じだろうか?
いっそ、余裕を見て早めに着いて、ここで一旦休憩したり食事したりして、
改めて路線バスに乗って風土記の丘に行く、というほうが賢いかしら?

……と思って、「三次バスセンター」で検索してみたらば。
バスセンターと名乗っているものの、発着箇所は一箇所しかない。
そのため○番乗り場という番号なども当然ながら存在しない。
待合室の中にはトイレと売店、自動販売機などがある。
』(Wikipedia)

すみません、思いっきりナメてました(逃)。

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夕方から、どうもあまり元気でなくなった。
今月半ばから、なんだか鼻炎気味だな、と思う日がよくあって、
花粉症のように強いものでなかったので、気にしていなかったのだが、
それに続いて、一昨日あたりからだんだん咽頭炎が起こってきた。
そして、そうやって体調が不安定になって来ると、
この時期は特に、室温に関して気難しくなるのが私の常で、
エアコンをつけると寒いし、切ると暑いしで、
今もまさに、気持ちの良い温度がうまく見つけられないという気分だ。

ちなみにきょうの晩ご飯は、主人と娘のリクエストにより、
カレイのポワレにオレンジソースをかけたものを作って、
二人にはかなり好評だったのだが、私は全然美味しいとは思えなかった。
やはりこれは、私の体調が悪いということなのか、
それとも、私は自覚がなかっただけでカレイが嫌いだったのだろうか(爆)。
しかし有り難いことに、今のところ腹部不快は感じていない。
例の急激な下腹痛の発作と、この程度に怠い咽頭炎と、
どっちがイイかと訊かれたら、そりゃ迷うことなく後者だね(^_^;。

ともあれ、きょうは薬を飲んで、寝よう。
早寝の友は、『百姓貴族』1巻2巻(荒川弘)だ。

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今夜は主人と二人でマツダスタジアムに行った。
カープVS阪神の19回戦。

「1回オモテから試合が崩れて、すぐ帰るようになるかもしれんけ」
と主人が言うので、それなら始まる前が一番楽しいだろうと(爆)
夕方5時頃からマツダスタジアムに出かけた。
折しも、日本海側へと通過中の台風のせいか、風がよく吹いていて
残暑の時期の屋外とは言え、とても気持ちの良い夕暮れだった。

このところセ・リーグ6球団は、各々の優勝時の復刻版ユニホームで戦う
「グレートセントラル」というイベントをやっており、
カープは75年の初優勝時の薄青いシャツ
(でもオーバーソックスのせいか?足は短かめに見える……逃)、
阪神は「大阪タイガース」時代のもので、キャップに「O」の頭文字、
また、そのデザインでの限定グッズも売り出されていて、
選手達も客席も、なんだか普段とは多少雰囲気の違う球場風景だった。

何より、試合前に盛り上がったのは、始球式が、
広島OBの北別府と阪神OB掛布の一騎打ちだったことだ。
近所の公園で頑張って練習してきたという北別府は、
初球こそストライクを決めたが、そのあとは3球続けてボール、
掛布の仕事は5球目にファウルを打ったのみで、
最後はまたボールで終わった(笑)。
しかしこんなところで掛布を観ることができるとは思わなかったので、
カープ側でありながら、主人と私はウケまくった。
いや~、なかなか豪華で楽しいものを見せて頂きましたワ。

それで、肝心の試合はどうだったかというと……、
まあ今日はもともと期待はしていなかったのだが、
5回に丸がヒットを打つまでは、もしやスタンリッジはパーフェクトゲーム?
と真面目に思ったくらい、カープ打線の沈黙ぶりが圧巻だった。
気の短い主人は結局、広島0-3阪神という展開に呆れ、
「3点差は大きいよ」と見捨て(爆)、ラッキー7を待たずに帰ると決めた。
私は、阪神の藤川球児を初めて生で観られるのでは、と思って、
その点だけ、終盤の展開に対して執着を感じないではなかったのだが、
カープのためには、私が粘っていると良くないような気もしたので、
切り上げて、球場をあとにした。
私たちが出てから、広島2-3阪神まで追いついたのだが、
20:45現在、まだ試合は終わっていない(^_^;。

追記:あとで速報を見たら、やはりカープが負けていた(笑)。
きょうはスタメンを見ても「まぁね(^_^;」という感じだったし、
私は別にイイのだが、主人は「接待野球が!」と言って怒っていた(^_^;。

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Do not restore

昨日のNHKニュースでも報道されていたが、
「世界最悪」の修復キリスト画に集まる賛否両論の声(AFPBB News)
『スペインの教会にあるキリスト絵画を善意で修復し、オリジナルとは似ても似つかぬものとなってしまったことで、「世界最悪の絵画修復」とやゆされている80歳女性、セシリア・ヒメネス(Cecilia Gimenez)さんが、世界的に話題の人となっている。』

やはり素人は怖い。
巧まずして、人類の進化の途中を描いてしまったか、
という出来映えだと私も思うのだが、
ヒメネスさんご本人の評価はどうなのだろう。
これは、我ながら会心の作品、だったのか?
80歳過ぎて世界の寵児になれるとは、人生ってわからないものだ。

この修復画が既にTシャツになっていた、というのには笑った。
http://lockerz.com/s/237751619
更に、「世界最悪の絵画修復」と非難が集中する一方で、
オリジナル復元に反対する運動(笑)も結構盛り上がっており、
こっちはこっちで、ちゃんとバナーまで制作されているそうだ。
http://neweccehomo.tumblr.com/post/30044251919
どなたもこなたも、仕事、はやっっ。

追記:Tシャツどころぢゃなかった。みんなヒメネスさんに夢中。
A Star Is Born: Internet Loves Disfigured Jesus Fresco(Hyperallergic)

****************

ピアノ協奏曲第1番ホ短調

『ピアノの森』22巻を読んで、転夫ころもんから質問があった。
「本選のショパンのピアノ協奏曲っつーのは、1番弾くほうが偉いわけ?」
なるほど、そのように見える設定だ、『ピアノの森』は(笑)。
確かに、ショパンの協奏曲の1番と2番を較べた場合、
コンクールなら一般的に、1番のほうが「演奏効果のあがる」曲で、
「弾ける」ことを審査員に印象づけたい出場者の場合、
大抵こちらを選ぶことになるのだろう、と私も感じている。
内容的には2番のほうが、コンクールを受けるような若い人たちには
気持ちを合わせやすい面が多々あるのではないかと思うのだが、
演奏内容をもって2番で勝負するのは、ひとつの賭けなのかもしれない。

転妻「でも2番を弾くから不利ってことはないよ。1番を弾く人が多い中で、
 かえって目立つから良い、という戦略もあるし。
 それに本当に巧かったら1番も2番も関係ないよ。弾き手次第だよ。
 ダン・タイ・ソンだって、2番を弾いて優勝しているんだし」
転夫「ポゴレリチは、どっち弾いたん?」
転妻「…………」
転夫「あっ、そうか、弾いとらんのか!落ちたんよね!ごめん!!」

いいんだよ別に。
そんな、入試スベったみたいに、気をつかってくれなくても……。

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朝は舅姑の墓へ行った。
お盆に来て以来で、10日ほど経っており、
お花が茶色くなりかけていたので、全部取り替えた。
墓には、親戚の人がお盆の間に来て下さった形跡があり、
『灯籠お供え』という紙に氏名の書かれたものが供えられていた。
……ヨカッタ、お盆の週末に早めに来て綺麗にしておいて(汗)。

それから、暑くて舅宅まで足を伸ばす元気は出なかったので、
市街地に戻り、昼食の買い物をしてから、書店に寄り、
『憧れの輸入住宅を建てる』2012 SUMMER(リクルート)を買った。
これは私が密かに毎号楽しみにしている、目の保養雑誌だ。
美しい輸入住宅の実例20邸が掲載されており、しかも500円(笑)。
いつの日か、ころころっと10億円入ったときのために、
私はきょうもこうして、住居研究に余念が無いのであった。

帰宅し、昨日の続きのカーテンの洗濯をやっていたら、
間無しに昼になり、娘が学校の補習から帰って来た。
と、そこへ主人も一時帰宅し、見たら某書店の袋をさげており、
中身は『鬼灯の冷徹』と『ピアノの森』のそれぞれ最新巻だった。
昼休みにこういうものを買いに行っていたのか(^_^;。
「あんたは駄目。勉強のサマタゲになるから」
と娘は主人に意地悪をされていたが、
勿論、娘だってあとでしっかり読むであろうことは明白だった。

その後、主人が再度、出勤し、我々も昼食を終え、
洗濯のできたカーテンの取り付けもすべて終わったので、
やっと座って、届いていた郵便物に目を通し始めたら、
音羽会から10月御園座の吉例顔見世の案内が来ていた。
六代目中村勘九郎の襲名披露で、今回は音羽屋父子も出るのだ。
菊五郎ファンとしてはやはり、昼の部最後の『伊勢音頭』と、
それに夜の部最初の『菊畑』が見逃せないので、
これは昼夜通しでないと観られないな、
しかし10月か、遠征は今のところエル=バシャだけか、
……と、しばし悩み、とりあえずチケットぴあに行ったら、
本日発売初日で、席はまだいくらでもあった(爆)。
それでとりあえず、某日の昼夜それぞれを三等席で買った。

本当は、いつの日か、こういうチケットを音羽会に頼んで、
当日、ゆったりと番頭席に寄って笑顔で受け取るのが夢なのだが、
今はとにかく三等席あたりでないと回数観られないし、
いつもぎりぎりに駆け込み・駆け上がっての観劇だし、
そもそも私は、何か差し支えがあって当日出かけられなくなる、
という可能性もある境遇なので、なかなか会席など頼めない。
音羽屋関連は、来月下旬にも国立劇場で、
二世藤間勘祖二十三回忌追善があり、菊五郎が素踊りで出るので
(寿式三番叟/弓矢立合)、これも観たいのだが、到底無理だ。
こういうことで遊ぶのは、まだまだ、老後の楽しみということで……。

あ、いや、娘が首尾良く来年から東京の人間になってくれれば、
私がこういうとき、国立劇場まで行く口実も出来ないことはないのか(殴)。
やっぱりヤツには、漫画を読ませている場合ではなかったな。

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各部屋にある24時間換気の通気口用フィルターを
きょうは全部、新しいものに取り替えた。
これまで外して水洗いしては、乾かして使っていたのだが、
入居して6年目ともなれば、それも限界だった。
先月、管理会社から管理組合を通じて、交換用フィルターの
購入案内があったので、とてもタイミングが良かった。

それから、天気が良かったので、カーテン三窓分を洗濯した。
晴天の昼間なら、洗濯機から出してすぐ吊っておけば、
そのまま乾くので、この季節はカーテンの洗濯にはとても有り難い。
残り三窓は、できたら明日やろうと思っている。
以前の私は、癇性にも数ヶ月に一度、全部のカーテンを洗っていたが、
「排気ガスをまともに浴びているような道路側ならともかくも、
ここだと、カーテンの洗濯は年に一度で十分だ。洗い過ぎると早く傷む」
とインテリアデザイナーの某氏に注意されて、慎むようになった。
今年は、だから本日8月23日に洗ったと、ここに記録しておく(笑)。
つまり、来年はまた、夏休みに洗えば十分ということだ。

結構、暑さが緩んできたので、動ける気がしたのだが、
終わってみると、やはり疲れていたし、腕が若干、筋肉痛になっていた。
フィルター交換もカーテン取り付けも、高いところの作業なので、
背が低いうえに、常日頃から運動不足の私には、
これでもちょっとした労働だったようだ。
いとナサケなし。

***************

ここ三日ほど続けて、娘がいろいろと本を貸してくれた。
漫画が多かったが、娯楽小説もあった。
いずれもラクに読めて、かつ、楽しいものばかりだった。感謝感謝。

超訳百人一首 うた恋い。』1~3巻(杉田 圭)メディアファクトリー
「うた恋い。」【異聞】 うた変。』(杉田 圭)メディアファクトリー
百人一首を題材にしたコミックエッセイで、六歌仙や有名歌人たちの
様々な逸話が、短編集のかたちで多数描かれている。
好きな歌があってもなくても、百人一首の知識があってもなくても楽しめる。
私のお気に入りは、「性格が悪しゅうございますな」と業平が評した陽成院と、
当子内親王に気に入られ困りながらも彼女を愛する藤原道雅、の二人だ(笑)。

視(み)えるんです。』3巻(伊藤三巳華)メディアファクトリー
禍禍(まがまが)ライフを生きる三巳華さんのコミックエッセイで、
オカルト好きな娘がハマり、私もこれで3巻目まで続けて読ませて貰った。
私は幸か不幸か霊感がなく、この世のものでないものは見えないし、
気配も感じることはないのだが、こういう話は割と信じるほうだ。
特に、この方の漫画は、怖いのは怖いのだが、絵柄も可愛いし、
温かさや救いのあるところが、とても後味が良くて気に入っている。

爆撃 聖徳太子』(町井登志夫)PHP文芸文庫
最初にこれを選んだのは主人で、店頭で笑ってついつい買ってしまい、
次に娘が読んでまたウケまくり、「おもろいよ」と私に貸してくれた。
ふたりの反応を見て爆笑小説かと思い、次に題名を見てSFかと思ったのだが、
実際に読んでみると、ユニークな設定の痛快古代史小説、という感じだった。
山岸凉子が漫画『日出処の天子』で描いた厩戸皇子も強烈だったが、
聖徳太子というのは、どうも現代の書き手を惹きつける、
謎めいた魅力を、いろいろと持っている存在であるらしい。
この作品に出てくる聖徳太子もまた、際だって特異なキャラクーだった。
そしてもうひとりの主人公・小野妹子が物語終盤で語る、
戦争というものの本質を捕らえた言葉は、実に重く、印象的だった。
読み終えてみたら、単なる快作では済まされず、結構手応えのある小説だった。

……ということで、今晩からは、一昨日主人が貸してくれた、
漫画『ましろのおと』(羅川真里茂)講談社
を読むことになっている(^_^;。

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・娘は、きょうから学校の後期補習が始まった。
理系数学は先週から既に開講されていたが、娘たちは今朝からだった。
受験対策とは言え、日本史などは普段の授業とほとんど同じことで、
二学期の中間考査範囲に含まれる箇所をやるのだそうで、
早くも、午前中だけ学校が始まった、というのに等しかった。
夏休みはだらだら過ごしていたのだから、適切なウォームアップだろう。
早起きの日々がまた戻って来てしまったと、娘はぶつぶつ言っていたが、
その反面、お友達と会えるのは、やはり嬉しくてならず、
昼前に帰宅した娘は、かなりご機嫌になっていた(笑)。


・さらに娘は午後からは、いつもの予備校に行き、その帰りに、
歯医者さんへ(今度こそひとりで・笑)寄ることになっている。
「歯医者、か……」
と、さきほど娘はうなだれて、出て行った。
娘は生まれてこのかた、「歯痛」というものを経験したことがなく、
彼女にとって歯科とは、自覚としては全くなんともない歯をいじられ、
ときに痛い思いさえさせられる、理不尽な場所であるとのことだ。
私が彼女くらいの年齢のときには、歯医者さんと言えば、
放置した虫歯が痛くて我慢できなくなったとき、最後になんとかしてくれる、
駆け込み寺みたいなもんだったがな(殴)。

追記:夕食前、帰宅して言うには、
次回は六ヶ月後くらいに検診しましょう、と歯医者さんで指示されたそうだ。
虫歯は小さかったので、治療はきょう一日で終わったということだった。


・高校を卒業してしまうと、娘は「制服」という便利なものを失うので、
フォーマルウェアを持っていないことになる、と私は最近、気がついた。
ここ数年、身内の結婚式も葬儀も法事も、娘は何かというと制服で、
これひとつで完全な正装になるうえ、日頃から着慣れていて準備も要らず、
実に重宝していたのだが、大学生・社会人になれば、そうは行かないのだ。
それで私が以前着ていたブラックフォーマルを、娘に試着させてみた。
そうしたら、問題なく入った(^_^;。というより、緩いくらいだった。
娘は私より身長が10センチは高いが、若いだけあって胴体は私より細かった。
良かった、ともあれ娘にも着られるフォーマルがひとつは確保できた。
あとは折りを見て、黒ストッキングや黒パンプス、喪バッグ、ふくさなど、
葬儀や法事関連の小物を、いざというときのために揃えておけば良いだろう
(慶事は、普通一ヵ月以上前には予定がわかるから、さほど焦らなくても)。
まったく、本当にちょうど良かった。
娘が私のブラックフォーマルを活用してくれるなんて、私も助かった。
実は私は年々、肥満しているので、もう普通のフォーマルは着られないのだ。
360度ストレッチが謳い文句の、「らくのび~」とゆーヤツでないと(逃)。

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