転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



今夜、広島の市街地にある某公務員官舎で、
40歳の主婦が、体長約10センチの並太毛糸をしとめ、
家族を危険から救いました。

午後8時52分頃、広島市中区の某宿舎○棟1階の南側にある洋間から、
ひぃぃぃぃ~~!!!
という、男性の半泣きの悲鳴が聞こえ、家族が部屋に駆けつけたところ、
体長約10センチ、黒色の体に黄緑色の足が無数に生えた並太毛糸が、
室内の天井付近の壁によりそっており、
そばで転夫さん(43歳)が腰を抜かしているのが発見されました。
事件当時、この宿舎には、
妻の転妻さん(40歳)と長女の転娘ちゃん(10歳)がいました。

転妻さんの説明によりますと、
最初に熱湯をかけようと思ったが、天井近くの高さであったため、
誤って自分に湯がふりかかるのを恐れ、
とっさに、台所のキッチン鋏の柄で、並太を殴打したとのことでした。
並太は足が一部取れる重傷で、一時、テレビ台の下に逃げ込みましたが、
執拗な転妻さんの熱湯による追撃で、絶命しました。

『妻が野蛮で本当に助かった』
と転夫さんは大喜びでした。

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・矯正の話題
ブラケットを装着して5日経った。
痛みのほうはもともと大したことがなく、今は更に感じなくなったが、
ワイヤーの端があたるところ、つまり唇の裏とか舌先とかが、
口内炎になっていて、そっちのほうがよほど痛い。
前歯だけでこんな鬱陶しい思いをするのだから、全体につけていたら
もっとどんなにか大変だったのだろう、と想像している。
そういえば、イーヴォ・ポゴレリチは完璧な歯並びの持ち主で、
その美しさは矯正歯科においてある歯の模型もびっくりの、
全く、非の打ち所がないほどのものなのだが、
あれは自然にああなったのだろうか。実に羨ましいことだ。

・プログレ
CSの「宝塚スカイステージ」を観た人によると、
和央ようか・花總まりの、ポスター撮影風景が二分弱流れたとき、
バックにかかっていた曲が、イエス『こわれもの』だったとのことだ。
私はCSに加入していないから、その番組自体、観ていないけれども、
宝塚とプログレ、という組み合わせもさることながら、
そういう選曲になるというのが、つまりそういう世代が担当している、
ということなのだなあと思い、ちょっと感慨深いものがあった。
ここ数年、今更のようにQUEENが再ブレイクしたのだって、
結局、我々と同世代の人々が番組の「作り手」側にまわったことで、
往年の名曲を発掘して再び世に出した、というのがきっかけだと思う。

・フー・ツォンのサイト
前々から懸案になっている、フー・ツォンのサイトを作りたいと思い、
このところ、何日か連続して取り組んでいる。
と言ってもほんの少しずつなので、一体いつ完成するのだろうか(^^ゞ。
フー・ツォンに関しては、ポゴレリチほどにはデータを持っていないので
資料として公開できるのは年譜やディスコグラフィーくらいで、
あとは私の書いた感想文のたぐいが少々、という構成になりそうだ。
ところで、フー・ツォンが師事した先生方の系譜を見ると、
リスト系のヴィルトゥオーゾタイプの方々が中心で、
その点、ポゴレリチと全く同じだというのがちょっとした発見だった。
また、フー・ツォンのご長男と私は同い年であることも、最近、知った(^^ゞ。
そうか、彼は私の親世代のピアニストだったのか・・・!

・娘の進学塾
やる気あるんだかないんだかで一学期が終わりかけているのだが、
娘は相変わらず、300名中150番前後をうろうろし続けている。
娘本人は『女子校ってものに行ってみたい』という以外の希望はナシ。
市内の女子校名をみっつほど挙げてやったが、『どれでもいい』と
甚だテキトーなことを言う。んなことで受かる訳ないだろーが(^_^;)。
それと、このまま行くと、どうしても中学進学時に転勤が重なるので、
『すべて捨てて一から出直し(?)。一家転住で県外へ』
『主人だけ単身赴任で県外に行き、娘と私が広島に残る』
『主人が独立・開業して、一家で広島に定住する』
の三択を、そろそろ、迫られることになりそうだ。
娘の進学関連だけでなく、じーちゃん・ばーちゃんのことが心配なので、
主人は知らないが(え?)私はあと何年かは、広島に残る気満々だ。
ともあれ、この夏休み、娘にはとりあえず、塾の夏期講座に通って貰う。
もう受講料は払い込んだ。これは三択どころか一択だ、選ぶ余地なし。

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東京方面は猛暑のため、まだ早いのにアブラゼミが鳴き出した、
というニュースを先日、見ていて、いろいろ思い出したのだが。

私の、なんの役にも立たない特技のひとつに、
素手でアブラゼミが捕れる、というのがある。
いや、厳密に言えばこれは特技でもなんでもない。
だってアブラゼミは鈍いから、本当は誰でも簡単に捕れるのだ。
ただ、そういうことをやってみようと思う人が少ないだけで(^^ゞ。

幾度か話題にして来たことだが、私は物凄い田舎の出だ。
カエルにもヘビにもセミにもホタルにも不自由したことがなかった。
なんでカブトムシなどというものに都会のデパートで値段がつくのか、
私には子供の頃、不思議でならなかったものだ。
あれのツノが取れたらゴキブリだっつーに。

で、アブラゼミだが。
家の近所の神社には、セミが本当にたくさん居た。
セミの抜け殻など、道の途中にいつでも落ちていたし、
蝉が羽化するところも、私は幾度も見たことがある。

この神社に、夏休みの午後3時頃に行くと、
大概、アブラゼミがいっぱいいたものだった。
こいつらもアホではないので、子供らが大勢走り回っているときは、
用心して木の高いところにいるのだが、午後、ひとけがなくなると、
低いところに皆して降りて来て、木の汁を吸っているのだ。

そっとセミの背後から近づいて、いざ捕るときは素早い動作で、
手のひらでアブラゼミの下半身から順に、覆うようにして捕まえる。
ヤツらの目玉は上を向いているうえ、元来たいした反射神経はないので、
羽根の先に何かが(私の手だが)が触れても、すぐには飛び立てない。
次の瞬間には、私の手の中で、「ジジッ!」と悔しがっている、
という案配だ。

前に、あまりにも無数にいたので、左右の手で同時に取るという
「二刀流」(違)に挑戦したことがあったが、
私の反射神経もセミにケが生えた程度のものなので、両方とも失敗した。
「二蝉を追う者は一蝉をも得ず」を身をもって証明してしまった(^_^;)。

鳴くのはオスだが、鳴いていないときでも腹を見れば性別がわかる。
オスの腹には鳴くための袋みたいな出っ張りがあって、メスには無い。
若いセミは、オスもメスも、羽根がピンとしていて綺麗だが、
そろそろ地上での寿命を終える頃になると、羽根がボロボロになり、
腹や背に朱色のタカラダニをたくさんくっつけていたりする。

……という話をしたら、主人はそんなこと全然知らないと言った。
彼はまた、私の正反対で、都会でしか暮らしたことのない人なのだ。
「夜に田んぼのそばに行けば、ホタルだって素手で捕れるぞ?」
と私が自慢したら、主人は、
「いや別に俺は欲しくないけど」
と消極的に言ったものだった。

ちなみに、ツクツクボウシは低いところに来ないので、
あちこちで鳴いている割には、なかなか捕ることが出来なかった。
我々の間でさえ、ツクツクボウシは、アブラゼミとは一線を画した、
ワンランク上のセミだったのだ。
佐伯区の舅宅の近所の街路樹に、去年、ツクツクボウシがいて、
捕虫網があれば届きそうなところで鳴いていたので、
私はしばらく、それに見とれていた。

「ねえ、あれ、今なら捕れそうだよ!」
と私が興奮して言ったら、主人が、
「欲しいんか?捕って何にするんや」
とニベもなく言った。

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娘の学校で「おたふく風邪」が流行っているらしい。
次々とクラスメイトがこれに罹患して欠席し、
このところ、クラス全員が揃ったことがないのだという。

娘は満1歳のときにおたふく風邪の予防注射を受けているので、
もしそれで巧く免疫が出来ていれば、罹らないで済む筈だが、
十人に一人は予防注射しても駄目なのだそうだ。また、
『予防接種したヒトは、発病しても軽く済む』、
などということも、おたふくの場合、まず期待できないらしい。
う~ん。罹らぬでくれ(@と学会)。

私が、娘に予防接種までして防衛しようとしたのには理由がある。
何を隠そう、私がおたふくをやっていないからだ
『嘘つけ、その顔は、あきらかに後遺症だろう』
などというツッコミは、なしだ。

私は、どこをどう思い返しても、おたふく風邪にかかった記憶がなく、
不顕性感染の可能性もあるかと思いつつも、そんなことに自信は持てず、
娘が生まれてから、わざわざ、自分が抗体検査を受けたのだ。
そうしたら、案の定、おたふく風邪の抗体は、なかった。
抗体検査にも各種ある、と聞いたが、そもそも罹った記憶がないのだし、
一種類の検査でそれが裏付けられたのだから充分だった。

で、とにかく私は、娘のほうを予防することにした。
麻疹ワクチンより先にムンプスを希望した親なんて珍しかっただろう。
私はそれほどに、自分がおたふくになるのが嫌だった。利己心の塊だ。

ところが、私が例の極零細学習塾を始めてから、第二の危機が訪れた。
教室に通ってきていた小学生たちの間で、春先に、
おたふく風邪が流行し始めたのだった。
コトの起こりは一年生の『たかちゃん』(爆)という男の子で、
こいつがもたらしたムンプス・ウィルスが、次々と他の子にうつった。

戦々恐々としている私のところに、その『たかちゃん』が復帰した翌週、
今度は『たかちゃんの兄』が塾を休んだ。
久々に通塾を再開したばかりの『たかちゃん』に尋ねたら、
兄ちゃんはずっと下痢しとる、ということだった。
今度は、ロタウィルスによる、白色便性下痢症の到来だった。

教室の子供たちが、ぽつりぽつりと欠席するのを見ながら、
私は、『腹下したオタフク』と化した自分を想像せざるを得なかった。
怖気をふるった私は、ある日のこと全然知らない小児科に行き、
おたふく風邪の予防注射を打って下さいっ!!といきなり頼み込んだ。
成人に打ったことはあんまりないんだけど・・・・、
と困惑する先生に強引に頼んで、勿論全額私費で、私はそれを受けた。

受けた甲斐があったかどうかは、今もって確かめようがない。
ただ、私がもしいつかオタフクで倒れたら、
そのときこそ、注射代が完全な無駄銭だったと判明するだけだ。

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朝、頭痛で目が覚めて、きょうは一日、なんとなく不調だった。
梅雨時だから自律神経がおかしいのか、更年期のホルモン異常のせいか、
変な時期に歯列矯正なんか始めたから頭まで響いているのか、
市販の痛み止めを飲んでも、もうひとつすっきりしない頭痛だった。

頭痛があると、歯のブラケットが、これまたかなり不快だ。
私の場合は、痛みというほどのつらい自覚症状はないのだが、
歯が締め付けられて、ういているような、疼くような感じがするし、
ワイヤーの端があたって口内炎になりかけている箇所も痛い。
今、全部はずしたらどんなにすっきりするだろう、とつい思ってしまう。

92歳まで生きた父方の祖母が、晩年、入れ歯が合わなくなり、
80歳代になってから新調した入れ歯がどうしても不快だと言い、
食事時以外はほとんど使おうとしなかったことを、
私は、なんとなく、思い出してしまった。
なるほど、ばーちゃんも、こんなふうに気色悪かったのかもしれない。

(余談だが、このばーちゃんこそ、例のパンスーを愛用していたヒトだ)。

祖母の入れ歯は、それまで使っていたものは快適だったそうだが、
長年の使用のために破損してしまい、新調せざるを得なくなったのだ。
だが幾度手直しして貰っても、新しい入れ歯は前と同じにはならなかった。
当時の歯医者さんによれば、祖母の場合、
高齢で歯茎自体が弱って、高さが足りなくなっているので、
そこへしっかりと固定できる入れ歯をつくると、
どうしても締め付けた感じになってしまい、
そのせいで使用感が悪いのだろう、という説明だったものだ。
尤も祖母は、ぜんぜん人の話を聞いていなかったから、
あんには、ヤブじゃ(=あの人はヤブだ)」
とあっさり断定していたものだったけど(^_^;)。

ちなみに、この祖母は、本人の言によれば、恐るべきことに
三十歳代から総入れ歯だったということだ。
それでも92歳まで生きて、なおかつ家族の誰よりも体力があったので、
歯の丈夫な人は長生き、という俗説にかなり逆らった人だったと思う。

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実は今、小規模ながら歯列矯正をしている。
上下前歯三本ずつが治療対象なのだが、
いわゆる矯正用のブラケットをちゃんと、私もつけている。
まさか今更こんなことを経験しようとは思わなかった。

ことの起こりは、先日、何気なく歯科に行ったことだった。
40歳の節目検診の案内が来ていたし、
介護生活突入以来まる三年間、歯科に行ったことがなかったので、
こういう、なんでもないときに点検しておくのがいいだろう、
と殊勝なことを考えて、自発的に歯科に行ったのだ。

そうしたら、私の歯は案外、ちゃんとしていた。
歯も根も異常なく、歯肉溝も正常範囲で、虫歯もなく、
『三年間放っておいたとは思えない』、
と先生がヘンなふうに、誉めて下さった(^_^;)。
ただ、下前歯が一部、重なっているところがあるので、
今後十年くらいのうちに歯周病がそこから起こってくる可能性がある、
ということを指摘された。

そのことは前々から念頭にはあったのだが、
長期間の矯正治療をするのは身体的にも経済的にも負担だったし、
かと言って、悪くない歯を削って差し歯にするのも気が進まず、
若いお嬢さんでもないんだから見た目のことはもういいか、
となんとなく消極的に諦めていたのだった。

ところが、今回の歯科医は、かなり現実的な考え方の先生だった。
『理想を言えば、歯列をいじるときには奥歯からするものだが』、
と先生は私の歯形模型を見ながら仰った、
『転妻さんは、奥歯から犬歯までのかみ合わせは、悪くないです。
だから、前歯の小矯正のみでも、充分に対応できます』。

最近になって矯正のほうの研究が進んだということなのか、
それとも以前からこういう方法は考案されていたのだろうか?
私に対して提案されたのは、部分矯正のMTMと言われるもので、
ブラケットを付けるのは上下それぞれ左右の犬歯から犬歯くらいまでで済み、
個人差はあるが期間的にはだいたい数ヶ月で完了でき、
費用も普通の矯正の十分の一~四分の一くらいだという。

勿論、本来的には、奥歯から動かしたほうが歯列が理想的に整えられ、
かみ合わせの調整も全体のバランスをもとに考えたほうが良いのだが、
私は、歯周病がどうのという危険さえ遠ざけられれば満足なので、
すぐさま、この「部分矯正」という案に乗ることにした。

先生は更に、取り外し可能な矯正器具や、目立たない舌側矯正、
セラミックブラケットの使用などについても説明して下さったが、
私は費用対効果を重視して外観は度外視することにし、
最も頑丈で安価なメタルブラケットを、外側から付けて貰う
という方法を選択した。
先生も『それが一番、手堅くて速いです』と言って下さった。

で。
昨日の午後これを装着して貰って来た。
先生が、作業しながら鼻をグスグス言わせていらしたのが、
真下で大口あけて寝かされている私にとっては、
上からなんか落ちて来んかと、やや気になったが(^_^;)、
どうということもなく、前歯だけだから割と簡単に終わった。

今のところ、なんとなく締め付けられる感じはあるが、
友人から話に聞いていたほど痛くはない
(結婚後アメリカ転勤の際に現地で八重歯を矯正した友人は、
ブラケット装着後一ヶ月は流動食で過ごした、と言っていたものだ)。
だが、やはり硬いものは食べにくいし、噛みしめると鈍痛がある。
いきおい、食事量が減って、間食する気にもならなくなって来た。

これで旨い具合に、歯列が改善されてダイエットもできれば、
歯周病のみならず各種成人病も回避でき、
更に入らなくなっている洋服もいくつか復活させられるかも、
そうなれば一石五鳥くらいになるな、
と私は今、不快さに耐えつつ、かなり儚い期待を抱いている(^_^;)。

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宝塚公式HPに、次回の宙組公演のポスターがUPされた。

宙組公演 『炎にくちづけを』

真夏にこんな暑苦しいものを見せられたら、たまりませんな(^_^;)。
これだから宝塚は笑えるのだ。
だけど私は、こういうのが、実は結構、好きだったりする。
ヲイヲイ、大丈夫か(^^ゞ、と苦笑しつつもそこから逃れられない、
というのが、宝塚の不思議な味わいだと思うので。
昔、花組公演『春の風を君に・・・』のポスターで、
か~な~り~笑わせて貰ったことを唐突に思い出してしまった
(大浦みずきと朝香じゅんが白タキ着て駆けっこしている写真だった
しかも、まわりじゅうに脳天気な花だか星だかが飛んでいて。)。

それにしても、これのどこが『イル・トロヴァトーレ』なのだ。
レオノーラが、なんか、妖しくヌードっぽいし。
ルーナ伯が、こんな端に押しやられて、しかも、ちっこいし。
アズチェーナに至ってはどこにも映ってないし(爆)。

ポスター以上に舞台のほうが、腹筋震える展開になっていたら、
だうしやう(^_^;)。

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朝起きたら、左目の下が腫れていた。
一昨日、博多座に行ったときに、化粧室の鏡で見て、
左目の下がなんだか腫れているような?と気になっていたのだが、
今朝は明らかにそこだけ浮腫んでいて、左目が鬱陶しかった。
それに左だけ、下瞼がやや黒ずんでいるようにも見えた。

とりあえず痛みがないので「ものもらい」ではなかろう。
にも関わらず、片側性ってことは。
左涙嚢炎か。涙の分泌に異常がないようなので違うか。
では三叉神経鞘腫か。
いや、私はいつも左の鼻が詰まりやすい。
この前から目が見えづらいと思っていたのは、
老眼なのではなくて、実は何か、………!?
やばい。やばい。やばい。

さっそくネットに接続して『目の下 腫れ』で検索してみた。
私の今の症状に合致する病気は、何だ!?
何か、情報は無いか!?

…………(--#)。
出てきたのは、『目の下のクマ』『たるみ取り』『シワ取り』
などの美容外科のページがほとんどだった。
チクショウ、世の中は、なんて平和なんだっ!!

なので改めて、『目の下 上顎洞』でやり直してみた。
すると、ようやく、病気情報関連のページが多数ヒットした。
最初に開いたページには、体験談が出ており、
目の下の腫れで癌に気づき、手当の甲斐もなく衰弱し、
ついに、愛する家族に看取られて逝った、
可哀想なペットのうさぎの話が書いてあった。
……うっかり熟読してしまい、泣いてしまった(爆)。

ふと我に返ってみると、私は依然として情報を得られていなかったが、
なんとなく、起床時より腫れが収まって来たような感じがした。
鏡で見ると、確かに、この数時間で、腫れが引いてきていた。
日内変動がこれほど大きいということは、腫瘍性ではない。
もしかしたらクインケ浮腫か。

明日起きてまた腫れていたら、朝イチで眼科に行こう。
いや、副鼻腔であれば、耳鼻咽喉科か。
お馴染みの耳鼻咽喉科では、
『今度は一体、何ですか(^^ゞ?』
などと言われそうだな。
なにしろ今まで、咽喉頭異常感症を『中咽頭癌では』と言ったり、
耳鳴りを『聴神経鞘腫か』と騒いだりした前科があるもので。
私が医者なら、こんな猜疑心のカタマリで生半可な知識をひけらかし
そのうえ大仰で怖がりの患者なんか、いちばん嫌だと思う。

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最近の積み残し事項(順不同、道楽関係限定)。

・フー・ツォン(ピアノ)のページをつくる
・ポゴレリチ2004年アメリカ公演の記事をまとめたページをつくる
・美輪明宏『黒蜥蜴』の観劇感想を書く
・ソコロフのピアノリサイタル(FMからの録音)の感想を書く
・宝塚宙組全国ツアー『ホテルステラマリス』の観劇感想を書く
・俵萌子『子どもの世話にならずに死ぬ方法』の読後感想を書く
・読みかけの、小林和男『エルミタージュの緞帳』を読む
・読みかけの、宮田珠己『晴れた日は巨大仏を見に』を読む

・・・まだ、あったかな?
過去に、自分からやりたいと言ったのに未だにやっていないこと、
というのが、随分とたくさんあるような気がする(^_^;)。
仕事ではないのだし、提出期限の迫った何かでもないのだから
できなかったからと言ってどうなる訳でもないのだが、
特にサイト更新関連や鑑賞・観劇感想の文章については、
自分の記録として残しておきたいものも多いので、
やはり、どこかでなんとかしたいと思っている。

私はときどき、自分が5人くらいに分身できたらいいのにと思う。
それほどに八面六臂の大活躍をしている日常ではないのだが、
要は私はモノグサなもんだから、もっとのらりくらりと過ごしたいのだ。
今、ひとりでやっていることを、5倍くらいに薄めてやれば、
「のた~♪」とした気分で用事を片づけることが出来るのではないか?

例えば、5人のうちひとりは、まずは主婦としての家事をする。
次のひとりは、舅宅の用事をすることに主な時間を割く。
3人目は、稼ぐ(・・・って、また塾経営するのは、ちと辛いかな)。
4人目は音楽鑑賞や観劇関連を担当する。
5人目は、パソコン関係の用事を片づける。
この5人でローテーションを組めば、大変よろしいのではないか。

オヤツもその5人で一人前を分け合うといい。そしたら痩せられる

と主人が言った。
なるほど、それは良い考えだ。
五倍働いて(遊んで)、食費のほうは現状維持で行こう。

だけど、きょうは誰が4人目をやるかで、大喧嘩しないでね
とも主人は言った。
うむ。イイところをついている。
演奏会や芝居だけは、その日しかないものだから、
確かに、交互に行ければそれで平等というものではない
(特に、今度の6年ぶりのポゴレリチ来日公演なんて、
この5人のうち一体誰が行くというのか。血を見る争いだ(^_^;))。

・・・っていうか、この狭い官舎に、私が5人ひしめいていて、
しかも、誰が観劇するかを巡って大喧嘩・・・・。
我に返ってみると、そりゃ、かなり暑苦しい。それに絵ヅラ怖すぎ。

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博多座昼の部観劇。
十一代目市川海老蔵・襲名披露公演

実は私はこのところ結構疲労がたまっていて
きょうは寝ていたい!と朝起きたとき思ったのだが、
今、海老蔵の出演する公演は、とにかくチケットが取れないし、
菊五郎松緑権十郎(坂東正之助)も出るとあっては、
これを逃す手はないだろうと、やはり思い直して出かけた。

行ってみたら雀右衛門が体調不良のため休演との札が出ていた。
雀右衛門も大好きな役者なので休演は残念ではあったけれども、
お歳を考えれば、体調が整わないときは無理は禁物だろうと思われた。
それでも雀右衛門は夜の部の口上だけは出るとのことで、
私の観る昼の部「六歌仙」のお梶は芝雀の代演とあった。

その昼の部、目玉は団十郎の新演出による『源氏物語』。
勿論、襲名披露の主役である海老蔵が光源氏だ。
春に歌舞伎座で『源太勘当』を見たときも感じたことなのだが、
海老蔵は観客の心を掴む魔性の役者だと思った。
まだまだ芸を極めたと言える境地には至っていないし、
台詞や所作にも、見る人が見ればきっと注文があるだろうに、
それを越えて、舞台の海老蔵が放つ魅力と言ったらどうだろう。
あれに捉えられたら最後、容易に逃れられるものではないと思う。
そこに菊之助(藤壺)・松緑(頭中将)が並ぶ豪華さと言ったら!

……は、良かったのだが。
私は例によって三階C席二列目から観ていたのだが、
きょうは、三列目から後ろ全部が、中学生の団体鑑賞だった。
名札を見たら、市立住○中学校三年二組、と書いてあった。
幕が上がる前に、『今、漫画読んだら、いかんか』と囁きあっていて、
嫌な予感はしたのだが、結果は案の定だった。いや、それ以上だった!
はっきり言おう、キミら、観劇態度、悪かったぞ。迷惑したぞ。

幕が開いても喋り続けるし、大向こうさんの真似をしながら大笑いするし、
全然じっとしていられず、ごそごそし続けて私の椅子の背を蹴りっぱなし、
『あれ男?』『女じゃろ』『男、男!』と無遠慮に会話するし、
挙げ句の果ては、源氏と藤壺の逢瀬を見て『男同士でチュウ』だと(--#)。

舞台の上のものに一片の価値も認めない・ギャグのネタにしかならない、
と感じているのだとしたら、それはキミらの勝手だ。
全然面白くもなんともない、全く見たくもないものを、
先生に言われて嫌々見ているキミらは、ひどく可哀想だとも思う。
大いに同情する。三時間も完全に無駄に過ごしたキミらは気の毒だった。
だが、少なくとも私にとっては、二度とない貴重な三時間だったのだよ?

ということで私は、光の君と今時のお子様方の間を行ったり来たりしつつ
『源氏物語』を鑑賞せざるを得なかった。
あれだけ邪魔されても光源氏たり得た海老蔵はやはり大した役者だった。
もし後ろのヤツらが居なかったら、私はこの舞台を観たことで、
場合によっては海老蔵に魂を捧げていたかもしれないが、
幸か不幸か、きょうは茶々入れられた御陰でそこまでは行かなかった。

さて、最後は、『六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)』。
私がきょう来たのは、海老蔵のためもあるが、それと同時に、
菊五郎が喜撰法師を踊るのを見たかったからでもある。
これは立役と女形の中間を行くような所作が見どころで、
兼ネル役者の音羽屋ならこその味わいがあると私は思っている。
それに賑やかな住吉踊りも楽しい
(↑○吉中学のキミたち、ちゃんと気づいてましたか?)。
菊五郎の相手は、先に書いたように雀右衛門の代役で芝雀
源氏では六条御息所もしていたので芝雀大活躍だ(^^ゞ。

どこまでも軽妙で、コミカルで、とてもテンポが良かった。
こういう後味の良い作品で襲名披露に華を添えるのも良いものだ。
うしろの中学生も音羽屋の芸に見とれたか
(いや、単に疲れて眠気が来ていたのだろうかな(^_^;))、
このときには私語が割合と少なくなっていたので、
私の方も前半よりはずっと快適に見せて貰うことが出来た。

私は見られなかったが、このあとの夜の部のメインは、
助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)』。
お父上の団十郎の襲名披露のときには、
歌右衛門に続き、菊五郎が揚巻でお相手したものだったが
今回は菊之助が揚巻だ。
時の流れを感じるとともに、次代の魅力的な役者が多数揃って、
このうえない襲名披露となったことを嬉しく思った。

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