転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



テッテー的に内向きな私(汗)にとって、
コロナ禍のStayHomeは素晴らしい経験(の始まり)であったが、
その時期に得られたもののひとつに「ストリーミング」があった。
ライブもオンデマンドも、いずれも私には恩恵が大きく、
この配信方式があった御蔭で、私は家に居ながらにして、
各地の公演が聴ける・観られるようになり、
自分の趣味に合った各種講座を視聴することも可能になった。
その楽しみの多くは、今も変わらずに続いている。

ライブに関してはなんといっても、ドラムのはせがーさん(長谷川浩二)が
出演される吉祥寺シルバーエレファントでの公演の多くが、
ツイキャスで配信されるようになったのが有り難かった。
広島に居たら、はせがーさんの演奏などまず聴くことができない。
コロナ禍前は東京まで遠征したりしていたのだが、
時間と旅費がネックになり、非常に機会が得にくかった。
今や、聴こうと思えば月に数回は、はせがーさんのステージが楽しめる。
東京まで往復+宿泊するのに較べて、話にならないほど安価なので、
私は時々、お茶爆(=ツイキャスで言う投げ銭)も送っている。
ここに費やす費用は、私の旅費でなくアーティストのものになるのだ。
なんと素晴らしいことか。

Chabo(仲井戸麗市)の配信ライブも欠かさず聴くようにしていたのに、
彼は、有観客ライブができるようになると配信のほうは止めてしまった。
こうなると、今度Chaboが広島に来てくれるときまで、
私は彼のライブを聴くことはできない。
いつも書いている話だが、私の今の生活では、
広島から東京まで往復するための移動時間が容易に捻出できないから、
私の残りの人生でChaboを聴ける機会は、激減したことになる。
実に残念な話だが、致し方ない。

歌舞伎座の公演も、MIRAILで翌月に演目ごとに配信があるので、
よく利用している。
歌舞伎オンデマンドをチェックしていれば、
上記MRAILのほか、楽天TVやStreaming+等の情報も一括してわかる。
松緑の『荒川十太夫』は初演も再演も配信で観たし、
鷹之資の『舟弁慶』などは生観劇と配信の両方で楽しめた。
舞台を観に行けても行けなくても、配信があるというのは有り難いことだ。
松緑の『紀尾井町家話』も素晴らしい。
歌舞伎座タワー他で開催されていた頃は、チケットを取るのが大変だった。
今は毎回、確実に聴けるうえ、再配信期間も開始当時より長くなった。
ときに、この『紀尾井町家話』に関しては、
私は2020年6月13日の第1夜より先だっての第137夜まで皆勤である(笑)!
明日の第138夜も既に買ってある。

一方、こうした舞台関係の配信だけでなく、
最近はNHKカルチャーにも大変お世話になっている。
折しも、NHK文化センター広島教室が、この3月31日までで閉鎖になったのだが、
NHKはオンラインやオンデマンド講座があり、見逃し配信のあるものも多いので、
全国のNHKカルチャーの講座のうち、配信のあるものは、
こちらが忙しいときでも、都合に合わせて受講できている。

最近申し込んだもののうち、見逃し配信も含めて今でも視聴できるものは
たとえば以下のようなものがある。
いずれも、広島に居たのでは接することが叶わなかった講座ばかりだ。

ベートーヴェンを読み解くことから聴こえてくる世界
(ピアニスト 仲道郁代)

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が明かす最新の宇宙像
(東北大学宇宙地球物理学科教授  秋山正幸)

名画を読み解く スペイン絵画最大の巨匠 ベラスケス 〜プラド美術館の至宝群〜
(フランス国立ルーヴル学院卒、美術作品解説家 矢澤佳子)
名画を読み解く3 ピーテル・ブリューゲル(父)
(フランス国立ルーヴル学院卒、美術作品解説家 矢澤佳子)

5/15竹本織太夫 文楽のすゝめ
(講師人形浄瑠璃文楽座 太夫  竹本織太夫)

地方に住んでいるために、いかに多くのものを手に入れ損なっているか、
ということについて私はしばしば悔しい思いをして来たのだが、
オンライン講座の御蔭で、そうした残念さはかなりの程度まで解消された。
演奏や舞台など、生でないことが惜しまれるものもあるが、
内容自体は、むしろ自宅の快適な環境でゆっくりと鑑賞できるし、
配信期間中は幾度でも繰り返して観る・聴くこともできるので、
ストリーミングの利点は大変大きいと感じられる。
これからトシを取るにつれて、更に外出も難しくなるだろうから、
配信を楽しめる時代であったことは、とても有り難かったと思っている。

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クイーンのブライアン・メイ、英国叙勲の式典で“ナイト”の爵位を授与され“サー・ブライアン・メイ”に(2023年3月16日)(U discover music.jp)
『ブライアン・メイ(Brian May)は 、世界的に有名なクイーンのギタリスト、ソロ・アーティスト、天体物理学者、動物愛護活動家としての音楽と慈善事業への貢献が認められ、2023年3月14日、英バッキンガム宮殿にて行われた叙勲の式典でチャールズ国王より“ナイト”の爵位を授与された。』

メイ博士、おめでとうございます!
ついに爵位を賜るまでに!
既に2005年に大英帝国勲章3等「コマンダー」(司令官/CBE)
を授けられているので、ブライアンの正式名はこれからは
「サー・ブライアン・ハロルド・メイCBE」となるのだ。
まさに、功成り名遂げた、今日の姿であることよ!

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T.M.Revolution広島公演に参戦してきた。
楽し過ぎた。
構成が良すぎ!!

T.M.Revolutionは、やはり楽しい!と心底、思った。
飽くまでこれも西川貴教のソロプロジェクトではあるが、
IkuoさんがいてSUNAOさんがいて柴崎さんがいて、
……と常連のサポートメンバーがある程度固定している御蔭で、
一貫したバンド的な魅力をも、醸し出していると感じた。
私は昨日今日の聴き手ではないという程度の自負はあるが、
その体験の範囲内で、今回のは過去のライブの中でも屈指の出来映えであった。
「西川貴教」名義も良いし、abingdon boys schoolでやりたいこともわかるが、
すべての根底にT.M.Revolutionがあることは疑いの余地のないことで、
西川氏には今後もそれを大切にして戴きたいと、切に願っている。
そろそろ、T.M.Revolutionとしての新作がリリースされて良い頃では…?

期間的に、ぎりぎりマスク着用で行けるライブ、ということで決行した(^_^;。
コロナ感染は相変わらずキショク悪いが、しかしライブは楽しい。
会場からも、Turboコールも含めたリアクションがあってこそ、
というのは、私だって決して否定しない。
ただ、私自身が次回からも行けるかどうかは、状況次第(逃)。


追記:会場について西川氏が、
「このホール、名前変わりすぎやん!?」と発言。
そもそも、90年代半ばに西川氏が初めてここで歌った頃、
会場名は「郵便貯金ホール」であった。
実は正式名称としては「メルパルクホール広島」だったのだが、
70年代以来の郵便貯金ホールの名が、普通に愛称として使用されており、
郵政民営化前も後も、メルパルク=郵貯は広く浸透しており、
この二種類の段階では、まだ何も問題はなかった。

しかしT.M.Revolutionとして公演するようになって以降、
途中で名称が「ALSOKホール」に変わり、
「企業さんの名前になってんやな」と西川氏は一応納得していたそうだが(笑)、
その次に来てみたら今度は「上野学園ホール」になっており、「なんでなん(^_^;?」。
そして更に今回は、「広島県立文化芸術ホール(上野学園ホール)」。
西川氏「カッコ、って!何なん!どっちなん!」www

地元民の我々も、このホールの名前は混乱のモトで、
「広島県立文化芸術ホール」などと言っても絶対に通じないので、
「白島(はくしま)の、アレ。元の郵便貯金ホール」と言っている。
平和公園のあっち側には「広島市文化交流会館(=元の厚生年金会館)」
もあるし、もう、泥沼ですよ(逃)。


追記2:書こうか書くまいか迷ったのだが、自分の記録として。
西川氏は、声量も声の強さも全く問題ないどころか超パワフルだったのだが、
滑舌については、私は今回は疑問が残った。すみません。
特に冒頭の、所信表明?みたいな演説の箇所、全体的に発音が、
「ダァシエリイェス(=ドア、閉まります)」系で、私には聴き取りづらかった。
私がお婆さんで、聴力がユルいというのが問題なんだろうとは思うが、
西川氏、もし選挙に出られるのでしたら(違!爆!)、
あれは高齢者には、超キツいです。
オンドゥル語のリスニングは、ファンでなかったら、やらないスよ(逃!)。

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ワンオクTaka、“声出し煽り”炎上でコメント発表(ねとらぼ)
『Takaさんは21日に出演したサマソニ東京(千葉)公演のステージ上で、飛沫感染防止のため禁止されている“客の声出し”をあおるパフォーマンスを実施。同フェスは撮影禁止ながら、SNSでは観客が撮影したと思われるMC中の動画が拡散されており、Takaさんは「メーガン(Megan Thee Stallion)でもあんだけ声出してたんだから、いくら出しても関係ねぇだろこれもう」「俺は今回の夏フェスに臨む前に、どのフェスも出禁覚悟でやってるからお前ら覚悟しとけよ!という宣言をして参りました。謝るから俺が最後もし怒られたら」など大勢の観客に思いをぶつけ、会場は大歓声に包まれていました。』『Takaさんは22日にInstagramを更新し、「ありがとうサマーソニック2022東京」と歌唱中の写真や大歓声をあげる客席全体をステージ上から撮影した動画を公開。“声出しあおり”のパフォーマンスが物議を醸している件については、「会場にいた人達には僕の気持ちは伝わってると信じてる。でもいいわけはしません。嫌な気持ちにさせてしまった人達へ。ごめんね」とコメントしています。』

同じサマソニ東京で、TakaのONE OK ROCKより先に出演した人たち、
例えばWANIMAは、ステージから、
「声は出せないけど俺がみんなの分まで歌う」
と語り、同じくHYDEは、
「声が出せないけど、隣に怖がってる人がいるのにルールを無視して騒ぐのはダサい!
その場所は3年かけておまえ達が勝ち取った場所だぞ!……有効に使え」
と呼びかけたと、Twitterに出ていた。

感染症とライブの在り方については、それぞれ考えがあって良いと思うので、
これがもしワンオク単独のライブであったなら、Takaの「気持ち」ひとつで、
「もういいじゃないか、声出し解禁!」
とすることも可能だろう。
会場が大歓声だったそうだから、そうしたい観客だって大勢いる筈なのだ。
しかし今回は夏フェス、それもようやく3年ぶりに再開なったサマソニだった。
一出演者の感性や考え方だけで、好きにしてよい場所ではない。
ほかの大勢の出演者が居り、それぞれのファンが来ていて、
観客は運営側の方針を踏まえてチケットを買って、集まっていたのだ。
そのような中で、個人のノリをルールより優先し、規則を破ろうと皆を煽るのは、
「言い訳しません」どころか、言い訳のしようのない独りよがりであったと私は思う。

上が勝手に決めつけたことには、とりあえず全部さからう、
のがロックの基本だろう(^_^;というのは、私にも感覚的にわかる。
『どのフェスも出禁覚悟でやってるからお前ら覚悟しとけよ!』
というのは、まさに、そういうことでしょ(^_^;。
しかしそれが、「ロックだから」で通る場面とそうでない場面がある。
夏フェスで、しかも今、社会問題となっている「コロナ感染防止」の問題において、
一出演者にあまりに堂々と規則破りをされると、
コトは御本人たちの「出禁」では済まされず、
最悪、フェスそのものの存続に関わって来る、
というところまで、先に考えるべきだった。
『怒られたら俺が謝る』は勘違いによる義侠心であるし、
『嫌な気持ちにさせてしまった人達』だけの問題では、到底、ない。
コトは、「声出しの是非」単独の問題とは全く次元が異なり、
「ルールが出演者によって破られるフェスの是非」の話になる。


追記:HYDEのMCにおける発言全容は、以下の通り。
HYDEの出演順のほうがワンオクより前なので、Takaの一件を踏まえたものではない。
「今日もたくさんカワイイ子が集まっててうれしい。でも、声は出さないで。あぁ~残念だ。こんなにたくさん人がいるのに声が出せないなんて残念だね。しかし感染者も増えてきたんで」「かといって『ルールなんて関係ねぇ!声出して行こうぜ!』っていうのもなんか違う。怖がってる人の横ではしゃぐのはダサい。残念だがルールがあるからこうやってライブができている」「コロナ前と違って、それぞれスペースがあるじゃないか、ちょっと崩れてはいるけど。その場所はお前たちが3年かけてコロナから勝ち取った場所なんだぞ!有効的に使えよ」
hydeの「ルールなんて関係ねぇ!声出して行こうぜ!っていうのもなんか違う」話題に(日刊スポーツ)

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KISS、11・30東京ドーム公演決定 まさかの“アンコール来日公演”(ORICON)
『米4人組ハードロックバンド・KISSが、11月30日に東京ドームで一夜限りの“アンコール来日公演”を開催することが決定した。2019年に“最後の来日公演”を行ったKISSがまさかの“大千秋楽”を行う。KISSの東京ドーム公演は3年ぶり5回目となる。』

ふははは、あると思ってたよ、『地獄の』集金!!

 11月30日(水) 開演19:00 東京ドーム
  SS席       25,000円
  SSバルコニー席  25,000円(1ドリンク・軽食付き/専用トイレ/専用入場ゲート)
  S席        20,000円
  A席        15,000円
 8月3日(水)正午より「ウドー・プレミアムメンバーズ」にて受付開始

しかし、KISS Army Japanのサイトにはまだこのニュースは出てないんだが……?

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スペシャル 「誇り高き悪魔 KISSジーン・シモンズ」(NHK ザ・ヒューマン)
を録画して、観た。

タイトル通り、テッテー的にジーン・シモンズ尽くしで(笑)、
ポール・スタンレーでさえ、「ジーンは兄弟同然」的な
コメントをする場面が一箇所あっただけだった。
ほかには、トミー・セイヤーが「ジーンは休みなく働く」と証言し、
エリック・シンガーが、メイクするジーンの後ろで、
「おばあちゃんより回数多く化粧した?」と笑っていたくらいで、
あとは全編、ジーンひとりで語りまくり、歌い続ける一時間半。
火噴きシーンが、リハを含めると4~5回あったのでは(笑)?

世界で最も成功したミュージシャンであり、実業家であるジーンは、
富の力で為し得ることが何であるかを、よく知っている。
ジーンの人生哲学は独特だが説得力のあるものだった。
一方で、夫人のシャノン・ツイードには全く頭が上がらない様子も、
大変微笑ましくて、良かった(笑)。
KISSは「我々は頂点のまま去る」のジーンの言葉どおり、
この、最後の来日公演まで全く勢いが衰えることなく、
ただただKISSそのものであり続けたのだと、映像を見て、改めて感銘を受けた。

しかし、それより何よりギョっとしたのは、
2019年12月18日の大阪公演のライブ場面で、
♪He-eh-eh-eh, yeah!
とコブシを突き上げる観客の中に、
このワタクシ自身の姿を発見した瞬間だった(爆)。

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RCサクセション、初の武道館公演の爆音上映会がスタート
キーボードgee2woの最新インタビューも
(ぴあ 22/5/17(火) 13:30)
『1981年の12月24日に行われたRCサクセション初の日本武道館公演の映像が、5月16日(月) 東京・EX THEATER ROPPONGIで爆音上映された。』『上映はまず、RCサクセションのキーボーディストgee2woの最新インタビューからスタート。忌野清志郎の命日5月2日にgee2woのプライベートスタジオで収録されたものだ。1990年のRC活動休止直前にバンドを脱退して以来約30年以上もの間、RCサクセションに関しては口を開かなかった彼の言葉は一言一言が重い。当時のエピソードやこれからの展望まで、ワインを飲みながらリラックスして当時を語るgee2woの姿に会場の観客は食い入るように見入っていた。』『今後、この爆音上映会は札幌・名古屋・大阪にて開催される。gee2woのコメントも各会場のバージョンで編集されているそうで、それも含めて、ファンならずとも後悔する前に足を運ぶことをおすすめしたい。また、この公演と1983年の渋谷公会堂でのライブ映像の2本立てが、配信でも見られるという情報も解禁された。詳細は6月9日にユニバーサルミュージックのホームページで発表される模様。』

いずれ配信があるようなので期待したい。
今の状況では、名古屋にも大阪にもすぐに出向くことは私には難しい。
コロナの状況を考えても気が進まないし、時間的体力的にも目下、余裕がない。
しかしgee2woのインタビューというのは、むちゃくちゃ興味がある。
私は、忌野清志郎の大ファンではあったが、
RCサクセションの根底を支えたのはgee2woのセンスだったのでは、
という仮説(!)をかねてから唱えており、
彼がRCサクセションにおいて果たした役割については、
並々ならぬ関心を持っている。
今回、彼が何を語ったのか、……それがたとえ主観的なコメントであろうと、
何かそこにヒントがあるのではないかという気がして、
できれば完全バージョンで聴きたいくらいだ。

時期的には、1981年のRCサクセションは記念碑的なものであり、
私が自分のネット上の名前によく使用しているrc1981rcは
まさに1981年のRCサクセションの再出発
――デビューは1968年で、81年は彼らの起死回生の年であった――、
を思ってつくった文字列だ。
尤も、私が最も熱烈に敬愛したのは1986~87年の彼らなので、
この武道館公演には、そこまでの切なさは私の側にはなく、
RCサクセションの原石の輝きを見るような感慨があるのみだ。
このあと、1982年の『い・け・な・いルージュマジック』から
『サマー・ツアー』のあたりで、彼らは一度、爛熟したような時期を迎えるので、
記事中にある1983年の渋公ライブは、ちょうどその頃、
清志郎やgee2woがピンクを基調としたメイクをしていた時代のものだ。
その後、満開になったものが一旦、削ぎ落とされて洗練されるのが、
私の惚れ込んだ80年代半ばの彼らなのだが、バンドとしての求心力は、
もしかするとこの頃から、落ち始めていたかもしれない。
勿論、彼らの内心はわからないけれども。清志郎は既に故人であるし。

ちなみに、私が熱中したもうひとつの日本のバンドはゴダイゴなのだが、
彼らについても、おそらく大方のファンの間で最も評価が高いのは、
1977年のセカンドアルバム『DEAD END』であり、
セールス的に一番成功したのは78年『MAGIC MONKEY』だろうと思うが、
私自身が最も愛しているのは、81年『M.O.R.』なのだ。
これを筆頭に挙げるファンは、そんなにいないのではないだろうか(^_^;?
私はどうも、バンドとしての勢いや熱狂が最大値を極めたあと、
緩やかな下降線に入りつつ、再度、本質を極めようとした段階の音楽に、
しばしば心惹かれるようだ。
Queenでも、75年『オペラ座の夜』が前期Queenの最高峰と認めつつも、
77年『世界に捧ぐ』の力の抜け方のほうが私には心地よく感じられるし、
Bay City Rollersにしても、大ヒットした76年『Dedication』より
翌年の下降気味(^_^;の『It's a Game』のほうが好きだった。

そういう意味で、RCサクセションについても、
81年武道館は、私にとっては個人的にはベストの時期ではない。
しかし、久保講堂、野音、武道館と彼らが駆け上って来る80~81年は、
向かうところ敵なしのエネルギーの爆発を感じる時期であり、
それが素晴らしかったことは全く否定しないし、
セットリストを見ると、いずれもRCサクセションの原点と言える
名曲揃いで、この時期の若い彼らでなければできない演奏になっているので
(今回のレストア版ではないが、以前のものは映像も演奏も知っている)、
それを今の時期に振り返ることには、大きな意義と感慨があると思う。

それより何より、gee2woですよ。
柴田さんは一体、何をお話になったのでしょうか(^_^;。
インタビュー部分の配信は、あるのだろうか!?


追記:1976年のRCサクセションのアルバム『シングル・マン』に
『夜の散歩をしないかね』という名曲があって、私は曖昧な記憶から、
バックのピアノ演奏をミッキー吉野かと思っていたのだが、そうではなく、
これがgee2woと清志郎の、最初のセッションであったようだ。
このピアノあればこそ成立した一曲だった。今聴いても素晴らしい。
夜の散歩をしないかね(YouTube)
なお、Wikipediaによるとミッキー吉野は、
このアルバムのレコーディングに確かに参加はしていて、
その点は私の記憶違いではなかった。
『夜の――』の次の曲にあたる『ヒッピーに捧ぐ』(こちらも究極の一曲!)で
ハモンドを弾いたそうだが、彼の名はクレジットはされていない。

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コロナ禍の御蔭で私が手に入れたもののひとつが、
充実したライブ配信ラインナップであった。
有観客の公演が難しくなって以来、様々なジャンルで、
有料のストリーミング配信がなされるようになった。
地方在住の私にとって、あり得ないほどの天国がやって来たのだ。
たとえば、今月のこれから半月の私の予定は、以下の通りである。

6月13日(日)15:30 雪組全国ツアー『ヴェネチアの紋章』『ル・ポァゾン 愛の媚薬 -Again-』
6月13日(日)17:30 THE ARAKURE b.永井敏己 g.米川英之 dr.長谷川浩二
6月19日(土)20:00 紀尾井町家話 第三十九夜 尾上松緑・松本幸四郎・片岡愛之助・中村松江
6月20日(日)18:00 仲井戸"CHABO"麗市 無観客生配信ライブ「いわき再演の約束ライブ」
6月25日(金)19:00 ヒカシュー 20世紀の終りを超えて

コロナ以前のように、こうした公演がすべて「生」しかなかったならば、
私は決して、これほど多くのものを広島に居ながら楽しむことはできなかった。
前後の仕事の日程をやりくりし、新幹線を予約し、宿泊を確保すれば
どれかひとつくらいは行けただろうと思うが、
たった半月で、これらすべてを制覇することは不可能だった。
仕事帰りに地下鉄に乗って会場に行ける人たちとは全く違うのだ。
地方在住のハンデは、途方もなく大きい。

それを一気に解決してくれた「配信」は本当に有り難かった。
私の道楽人生に、これまでなかった可能性が開けたのだ。
コロナの御蔭で、こんな良いことがあるなんて!!
各方面、これをビジネスチャンスととらえて、
今後も継続してくれると良いのだが、
イベント関連の自粛がなくなり、会場を満席にできるようになったら、
もう地方で配信を頼りに楽しむ者のことなど、省みられなくなるだろうか。
配信があるとそれで済ませる人がいるから会場に来る人が減る、と見るか、
会場に来る人に加えて配信分の客も確保できるようになる、と考えるか。

ワクチンが一気に普及し始めた今、
コロナの問題にも出口が見えて来て、それは喜ばしいことなのだが、
そうなると、この夢のような配信ライブの世界も、あと僅かかもしれない。
今しかない(かもしれない)!と思いながら、
私は日々熱く、配信を満喫している。

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KISSが大晦日にドバイから、有料ライブ・ストリーミングを行う、とのことだ。
1,000万ドルをかけた大規模な「今年最大のライブ・ストリーミング・イベント」!
KISS 2020 GOODBYE(kiss2020goodbye.com)

全長250フィートのステージを、50台以上のカメラで追い、
視野360°のパノラマビューを実現し、最前列の感動をも上回る!
通常チケットが約4000円、VIP設定のは最高額10万円!
………配信でVIP席とかって、普通、考えます(^_^;?
相変わらず商売はキッチリやるKISSらしいイベントである。
時差があるので、日本時間では2021年1月1日(金)午前2時からの配信となる。
もしや、オリジナルメンバーも集結する!??違う!???
Yee-haw!!!

―――は、まことに結構なんですが。
KISSが海の彼方でこの豪華絢爛のライブを展開する瞬間、
私もまた、必ずや、太平洋のこっちで、寝ずに新年を迎えている。間違いない。
しかし、観ることはできない。
なぜならば、例によって、村の神社でご奉仕中の時間だからである!!

私もKISS Armyの端くれ、この際だからチケット買うのはやぶさかではないんだが、
これ、アーカイブ配信はあるんですかね(^_^;?
無かったら、私のチケット代39.99ドルは、
完全に彼らへの御布施っつーか、お年玉っつーか。


追記:公式サイトからチケット購入ページに飛んで、理解した。
39.99ドルの場合、24時間以内なら何度でもアーカイブ動画が観られる。
49.99ドルの場合、72時間以内は観られる。
249.99ドルの場合は、30日間アーカイブ見放題のうえ、各種特典グッズつき。
999.99ドルの場合は、30日間アーカイブ見放題に加え、更に豪華特典つき。

……私は1月11日が終わるまでは全く休暇が取れないから、
彼らのライブ(の収録)をまともに観たいと思うなら、最低でも249.99ドル払うしかない。
そこで地獄の囁きが聞こえて来る訳ですよ、
「高過ぎるとでも?アナタはこれまで、どういうお金の使い方をして来ましたか?
26000円ぽっちで、東京や大阪まで道楽しに行って来られると思います?
ましてや、KISSは二度と来日しないのですよ。
海外まで行かなければ、金輪際、彼らのショウは観られませんよ?」
すべてを振り切り、49.99ドルのほうにしたとすると、文字通り体力勝負が待っている。
それか、もう、解脱して澄み渡った心で39.99ドルお供えして終わるか。
(『買わない』っていう選択肢は無いところが、長年のKISS Armyたる所以ですな)

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イナズマロックフェス2020、今年はオンライン開催ということで、
本日、私は9年ぶり!に参戦している♪自宅から!
イナズマロックフェス2020

近年は私は土曜日に会社があったし、神社の祭りの季節とも重なっていて、
9月のこの時期に滋賀県まで出向くことができなくなっていたのだが、
今回はオンライン開催、終了後24時間「見逃し配信」も利用可とあって、
現地に出かけていた頃より、さらに細かく隅々まで堪能できるようになった。
トップバッターは、ももクロ@横浜1000CLUB。
西川氏のいる滋賀県庁特設スタジオと各地会場がオンラインで繋がり、
こちらは快適な自宅でリラックスして楽しめて、なかなかイイ。

コロナのために各種ライブやイベントが軒並み影響を受け、
通常開催が難しくなったことは確かに災難ではあったのだが、その一方で、
こんな思いがけない可能性が開けて、私は夢じゃなかろうかと感激している。
今日は、このまま夜まで、イナズマを流しながら過ごそう(^^)。

(二番手は、BOYS AND MEN@名古屋BM Theater。
ももクロちゃんもそうだったが、どちらも西川貴教氏の結婚お祝いネタありwww)


追記:清春は「じたばたしないで配信に特化した活動をしている」
という意味合いの、独自の見解を述べていた。
「ライブはいずれ全面解禁になったとき全開にして思いっきりやる」
「今は月1でオンライン配信+音声ダウンロード可にして、
 2時間のMVを撮る気持ちで構成演出考えた音楽をやっている」。
清春が語る「配信ライブ」のあるべき姿(2020/06/19マイナビニュース)
コロナ禍のせいで以前のように出来ない、という地点で停滞したり、
元に戻るまでの繋ぎのような中途半端な活動に終始したりするのではなく、
こうして、今までならあり得なかったスタイルを編み出した人は強いと思った。
現状を逆手に取って利用し新境地を開いたのが、清春の凄いところだ。

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