転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうは午前中に実家地元神社の幟立てがあり、
午後からTOEIC公開テストがあった。

朝6時台に家を出ないと実家の村の行事に間に合わないし、
昼は昼で、幟立ての作業が終わってから実家を出発したとして、
果たして市街地のTOEICの試験会場まで遅刻せずに戻って来られるのか、
などと考えていると、時間的制約だけでも大いにストレスになったのだが、
そもそもが幟立てもTOEICも全然楽しい行事ではないので(爆)、
私は昨日からもう、きょうの何もかもがイヤでイヤで困った。
幟立てとTOEIC、私は果たしてどちらが、よりイヤなのだろうか、
と昨夜は真剣に考えたほどだ。
幟立ては、朝早いのと地元の人々から根掘り葉掘り身辺調査されるのがイヤ、
TOEICは、例によって例のごとくシンドい英語の試験だからやるのがイヤ、
……考えれば考えるほど、いずれも甲乙付けがたくイヤであった。

ともあれ、朝8時前に実家に着いた頃には、とっくの昔に作業は始まっていた。
いつものことだが、田舎の朝はとてつもなく早いのだ。
私だって同じ土地の出だからわかってはいたが、
こちとら、今は市街地から出勤して来るというハンデがあるのだから、
朝5時から起きているようなじーさんたちに勝てるわけがなかった。
重役出勤のような私に、非難の視線があったかもしれないが私は黙殺した。
私なりに、ベストを尽くしたという自負があったのだ(^_^;。

仕事は、来週に迫った神社の大祭のために、地元の者たちで集まって、
幟を立て、社殿を掃除し、参道の灯籠の窓に障子紙を貼ることだった。
作業しながら、またしてもうちの父と叔父が、人さまの前だというのに
言った言わない・やったやらない的な内容で、ハデな兄弟げんかをしていた

80過ぎても小学生みたいな兄弟げんかするのか、と私は常々呆れているのだが、
もしかしたら80過ぎたからこそ、こんなくだらんケンカをするようになったのか。
本当に懲りない人々だ。もうそのまま一生やってろ(--#)。

一方、私はあまり話をしないで済むように雑巾を持ってうろうろしていたのだが、
しまいに某おばーさんに捕まって、その人の通っている華道教室に関する噂話を
延々と拝聴する羽目になった。
私が一度も会ったことのない人たちの話を次々と聞かされたが、
「え~、そーなんですか!」「うわ、凄いですね」「なるほど~!」
とやっていたら大丈夫だった。石田純一の説は正しいとわかった。

11時前に作業が終わり、実家に戻ったら母からは感謝されたが、
この時点で既に、私にはあまりにも時間がなかった。
TOEIC公開試験は12時30分の集合時間に遅れると、受験できなくなるのだ。
私は世間話もそこそこに家を出た。
愛想無しの娘で申し訳ないとは思ったが、本当にマジで急いでいたのだ。
何もこれは、一生がかかった入試などではないのだし、
今回受けなくても次回があるのではないか、とも途中で思ったが、
やはり払った受験料が惜しいという理由で、私は焦った。
とても間に合いそうにないと思い、途中からはタクシーにまで乗った。
どんどん費用がかかっているという……(^_^;。

試験会場の敷地内に入ったら、
私の前を数人の受験生とおぼしき人々が走っており、
「受付12時30分までとなっております」「お急ぎ下さーい」
と案内係の人たちが呼ばわっていた。
またこれが、会場となった校舎は上り坂の上にあり、
玄関まで階段が続いていたorz
息せき切って着席した途端、試験官が来て受験の注意事項説明が始まる、
という滑り込みの経験を、今回、私は初めてした。

教室そのものは、悪くなかった。
リスニングの音声にも不満はなかったし、
長机だったが、私はいちばん端だったので出入りできないという圧迫もなく、
隣の受験生が欠席していたお蔭で(殴)、スペース的にも開放感があった。
強いて言えば、私の背後の受験生が、
読解のとき英文を口の中で(声を出さずに)読み上げるタイプの人だったので、
後ろから英語の囁きというか吐息みたいなものがたびたび聞こえたが、
まあ無視できる程度のものだった。

ちなみに、英語の学習方法として音読は大変効果的だが、
一定レベルに達したら、むしろ音読から意識的に離れなくてはならない、
と私は思っている。
読み上げる速度以上の速さで読めないヒトになってしまうからだ。
日本語(母語)にしても、小学校低学年の国語なら、音読は定番かもしれないが、
読書をするのに、口の中で単語をひとつずつ発音しながら、
声なき読み上げをやっている大人は、普通居ないだろう。
口の動くスピードなど、たかが知れている。
それは読書と呼べる速さではない。
速読のためには、黙って目だけで即座に読めるようになることが不可欠だ。

テストそのものは普通にやれた。出来映えはともかく(汗)。
リスニングのPart3と4で、問題文だけでなく選択肢も複数回、先読みしておく、
という作業が、きょうは割と巧く行ったと思う。
朝からの疲労で集中力を欠いていたことは否めないが、
半日労働のあとという、万全とは言えない状況下で200問解ききることが、
きょうのチャレンジだったと思っているので、
途中で乱れることなく解き終えられて、とりあえず満足している。

……テストが終わって解散になり、立ち上がったら、
右腰から右足にかけて鈍痛があった。
夜になった今、動かすといっそうハッキリと痛みを感じるので、
朝から走り回って肉体労働したために、どこか傷めていたかも知れない。
もともと私は腰の下部のほうに、少しヘルニアっぽい箇所があると、
整形外科で過去に指摘されている。
どうしようもないので、とりあえず家にあったシップを貼っておくことにした。

昼食も完全に取り損ない、全くもって余裕のない一日だった。
主人も仕事で出ていたので、さきほど二人で近所のうどん屋さんに行った。
温かいぶっかけうどんで、やっと、和んだ(T_T)。


<付:11月16日正午Web結果発表>(11月21日スコアシート着)
L475 R475  Total 950

平々凡々な結果であった。結局このへん、ということだな(^_^;。

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・楽しい一泊二日があっという間に終わって、昨日は慌ただしく出勤日となった。
 「♪遅れたわね」
 「♪この忙しさよ 少し休みたいわ」
 「♪とんでもない 仕事はすぐに」
…と頭の中でゾフィーとルドヴィカが歌っていたのであった(T_T)。(@『エリザベート』)
忙しいのは勿論、自分が出歩いて遊んだのが原因なので、会社のせいではなかった。


・日曜日に歌舞伎座に行った帰り道からずっと、
当代・河原崎権十郎の前の名前が思い出せず、ホテルでも悶々として、
またなぜか、先代権十郎の八汐@『先代萩』の扮装ばかりがたびたび脳裏をよぎり、
「いや、今欲しいのは鬼山崎じゃなくて」
(↑八汐は苛め役。権十郎の屋号が山崎屋)
と呻吟した挙げ句、さきほど洗濯物を干していた時ついに、
「そうじゃっ!坂東正之助じゃった!」
と思い出した。非常にすっきりした(爆)。


・職場に歌舞伎座みやげのクッキーを持って行ったら、イギリス人同僚に、
「どんな歌舞伎を観たの」
と尋ねられた。

 私「えーと、私はたくさんの歌舞伎を観ました。
  一番面白かった物語は、ギャングスターでヘアドレッサーをしているヒトのものでした」
 英国人「gangster!?ワオ!!」
 私「江戸時代のです。
  彼は店を持ってなくて、それぞれの客の家を訪ねるヘアドレッサーでした。
  彼は悪い計画を持っており、ある日、ひとりの若い女を誘拐します。
  彼女は金持ちファミリーの娘ですので、彼は彼女の親から金を取ろうと計画します」
 英国人「あ、わかった!それで二人は恋に落ちてしまう!」
 私「いいえ。ある意味で彼は彼女を気に入っています、なぜなら美しい娘ですから、
  しかし、お金への希望のほうが恋より大きいです」
 英国人「なるほど」
 私「彼の先輩が、この計画は良くないと言って説得に来ますが、
  彼はそれを拒否し、娘を自分の家に閉じ込めます」
 英国人「ほほぅ。で、身代金は結局、取れるの?」
 私「いいえ、彼は最後には失敗します。そして、先輩は彼のことを怒っていて、
  暗いときに彼を待っていて、いきなり斬りかかって来ます。彼は死にます」

髪結新三ってどこが面白いんだったっけ

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第33回ANAチャリティー大歌舞伎 広島特別公演の
「抽選結果のお知らせ」葉書がきょう届いた。
予想通り落選していた。
とにかくクジ運の悪いワタクシのこと、きっとこうなると思っていた(T_T)。

『約13,000通の中から、厳正なる抽選の結果、残念ながら……』
と通知葉書の文面にあり、13000の応募があり当選が400なら、
それはまあ、結構な倍率ではあったようだ。

いいんだ、とっくに長門公演のチケットを買ってある(T_T)。
行きますとも、プリンス菊之助のためなら山口県の日本海側まで。

宗五郎、ルネッサながとで会おう。

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日本時間では10月20日になった。
イーヴォ・ポゴレリチの誕生日だ。彼は今年で57歳を迎えた。
今、おそらくポゴレリチ本人は演奏旅行でケルンに滞在中だろう。
この秋は、ラフマニノフの2番の協奏曲を続けて演奏している。

各種インタビューを見る限り、この曲は1980年代前半から、
演奏会で弾くことを前提に手がけていたようだったが、
実際に公開の場で弾いたのは1999年が最初ではなかっただろうか。
50分を要する長大な演奏になり、幾人もの指揮者と衝突を繰り返し、
当時、公演したアメリカ各地の新聞で幾度も取り沙汰されたものだった。
その後、2003年にもヨーロッパで演奏したが、
その頃も、「行き過ぎた解体」として彼の解釈を否定する批評が大半だった
と記憶している。

しかし2015年の秋、もはや、そのような批判は無い。
私の感触では、2011年あたりを境に、ポゴレリチはひとつの段階を昇った、
という気がするのだが、勿論ご本人の理解がどうなっているかは定かではない。
いずれにせよ、この秋ポゴレリチが披露しているものは、
少なくともその表層に現れた音楽としては、
過去のラフマニノフとは大きく異なった何かだと思われる。
これ(YouTube)が、私の知る限り、彼の最も新しいラフマニノフの姿だ。

ファンとして私は、彼がここまで来られたことを嬉しく思うと同時に、
過去の様々な時点においての、彼の自画像があったことを
伝聞も含めてだがリアルタイムで知ることができ、実に幸運だったと思っている。
予定通りであれば、来年2016年の暮れにはポゴレリチは来日し、
読売交響楽団との共演で、このラフマニノフをいよいよ日本で披露することになっている。
私はその日を、心から楽しみに、待っていたい。
予想としては、……飽くまで自分勝手な予想としては、
私には、第二楽章が物凄く「染みる」のではないかと思うのだが……

ともあれ、Happy Birthday, our dearest Maestro!
彼の地で、マエストロが幸せな一日をお過ごしになっていますように!

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あらし(松緑)ちゃんの曽我五郎@『矢の根』を堪能したあと
旦那(菊五郎)さんの長兵衛@『文七元結』。
いやもうもう、良すぎ(笑)。

幕間に、昨日の肴売新吉の舞台写真を三枚買った。
何年か前に竹垣道玄@『加賀鳶』を観たときに
「(旦那さんの当たり役は大抵見せて貰ったと思っていたのに)
 これほどの大当たりがまだあったのか」
と感じ入ったものだったが
今回の肴売りがまた近年では一番の私的大ヒット。
いや~、旦那さんは際限なく楽しいね(笑)。

こうなると、いつぞやの南座の蝙蝠安@『源氏店』を観なかったことが
今更だが改めて悔やまれる(^_^;。

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松緑の髪結新三を観るために、歌舞伎座に来た。

いつものことだが、土曜の仕事があまりに忙しかったので、
私は疲労の極にあり、今回はもう新幹線に乗ったら心身が緩み、爆睡した。
岡山と新大阪の記憶だけはあったが、あとは京都も名古屋も全く知らず、
窓側の席だったため、隣人の乗り降りの際に私が動く必要もなく、
こんこんと寝続けた挙げ句に、目覚めて外を見たら新横浜に停車していた。
全然車内販売が来ないなと夢うつつにどこかで思ったのだが、
それもあまりに寝過ぎていて気がついていなかっただけだった(汗)。
広島―東京は全然遠くなく、寝たら一瞬だということを実感した。

**************

さて、その松緑の新三なのだが、
私にとっては今まで観たことのないタイプの新三で、とても気に入った。
松緑の新三は、若くてワルで才気漲り、極めて導火線の短い男だった。
艶っぽさはさほど無かったが、そのぶん、新鮮さが稚気にも通じており、
十分に悪いことをしているのに、愛される「やんちゃ」な雰囲気があったし、
牢屋暮らしの経験や入れ墨を自慢する件なども、かえって微笑ましかった。
髪結いの仕事をしながらの台詞がリズミカルで、
松緑ならではの、くっきりとした発音との相乗効果もあり、小気味よかった。
亀寿のシャープで冷徹な勝奴との並びがまた、実に絵になっていて、
この二人が若々しいだけに、老獪な大家(左團次)にやり込められるのも
「亀の甲より年の功」という納得感があって、面白かった。

……しかし、旦那(菊五郎)さんファンと致しましては、
あまりに鮮やかな肴売新吉の一挙手一投足に
一瞬、すべてを持って行かれそうになった今宵であった(笑)。
こんなチョイ役での旦那さんを観ることがあろうとは。
そしてそれが、これほど魅力的であり得ようとは。
旦那さんの「かっつおい!」の売り声、ワタクシ一生忘れません(笑)。

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・今月の第204回TOEICの試験日すらまだ来ていないというのに
12月13日に行われる第206回TOEICの案内メールが、昨日、もう来た。
既に11月15日の第205回TOEICの申込は済ませてあるのだが、
もし今、案内メールに従って第206回を直ちに申し込んだならば、
10月16日現在、「受験手続済み公開試験」が3つたまることになる。
私のような者には、そりゃいくらなんでも精神的圧迫がただごとでない(汗)。
今月の歌舞伎座もまだ観ていないのに、
既に来月の歌舞伎座のチケット手配が終わっている、
というのに一見よく似ているけど、……全然違うって(爆)。

「学校の勉強なんて役に立たないじゃん!」と言われたら、どう諭す?(教えて!goo)
うちの娘は「きょうはコレをやることになっとるんや」と言われたら
あまり疑問にも思わず「さよか」とテキトーにやる(←完成度イマイチ)、
というタイプだったので、私も『諭す』経験はしなかったのだが、
今改めて考えてみると、私自身に関しては学校の勉強は大変役に立ったと言える。
習い覚えた知識そのものも決して無駄ではなかったと思うが、それ以上に、
「全然やる気のしないことでも、一定期間つきあう」
「つまらないと思う作業でも、締め切り日までに完成させる」
などは、私に限っては学校の勉強があったからこそ身についた態度だった。
私は、一旦面白いとなったら、それにばかり熱く長く執着し続ける性格なので
(例:私がどれだけポゴレリチ関係資料をしつこく集め続けて来たか)、
そうしたやり方しか知らずに大人になっていたら、例えば今の職種などでは、
就職してから筆舌に尽くし難い苦労をするところだった。
『そんなお前でも立派な社会人になったのは、学校の先生のお蔭だろお前。
文部科学省に感謝しろ』って、馳浩が引退試合で言った通りだね(爆)。
●プロレス 馳浩 引退試合(YouTube)↑5:50あたり)

・……というわけで明日も仕事だ。
こうして毎週、休暇から休暇へと綱渡りをして終わっている気がする。
なんかこう、もうちょっと気を確かに持って暮らさなくては(汗)。

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吉例顔見世

今朝は10時から、11月歌舞伎座のチケットが発売された。
吉例顔見世大歌舞伎 十一世市川團十郎五十年祭(平成27年11月1日(日)~25日(水))

海老蔵が出るうえ、海老蔵長男・堀越勸玄 初お目見得もあるということで、
相当な激戦が予想され、私は今回これまでになくいろいろと対策を立てた。
まず、私の動けそうな週末や連休に関してはもう、
勸玄くんの出る部は即日完売に近いだろう、と予想し、
事前に各種旅行会社やカード会社の公演案内を調べたところ、
案の定、どこも夜の部から予約がいっぱいになっていたので、
夜の部に関しては一般発売を待たず、某会員先行予約で押さえることにした
(情報提供・ご指導等々、お力をお貸し下さいました某氏に
このような場ではありますが心からの御礼を申し上げたいと思います)。
本当はこのとき昼の部も取ってしまいたかったのだが、
その某先行予約には枚数制限があったのと、
忠臣蔵趣味のある娘が、『元禄忠臣蔵』を観たがっていて、
娘(とその友人)のために安価な三階席を入手する必要もあり、
先行の段階では夜の部のみに的を絞った。

そして一般発売開始の本日は、チケットweb松竹とイープラスとチケットぴあ、
の三種類を開いてスタンバイし、最も早く繋がったイープラスで、
無事に、希望日昼の部の三階A席を手に入れることができた。
後日の参考のために記録しておくと、きょうチケットWeb松竹は
開始後30分経つまでビジー状態で入れなかった。
そしてその段階になると、さしものチケットweb松竹でも、
私が先にイープラスで手に入れた部の同等席は僅かに2枚、
それも連番では取れない状態でしか残っておらず、
松竹のみに固執しなかった今朝の作戦は、成功だったことがわかった。
また、どの日・どの部が貸切で、一般発売がどの程度あるか無いかに関しては、
発売前の早い段階から、成田屋のサイトに席種にまで言及した情報が出ており、
観劇予定を立てるうえで大変参考になった。


ピアノ

目下、ピアノ業界は第17回ショパンコンクールで盛り上がっている。
私は、ショパンの曲はいずれもさほど好きでないのと、
何であれ長時間の動画を観ることに耐えられないのとで、
コンクールの配信そのものは全く観ていないのだが、
facebookその他で様々な方々が書かれるレポや感想には、
大いに楽しい思いをさせて頂いている。
2000年第14回コンクール優勝者のユンディ・リが審査員になっているのだが、
1次予選の途中、私用?で抜けて審査席から姿を消し、
昨日の2次予選の最中にまた戻ってきたとかで、
現地は勿論、日本の視聴者の間でも問題にされ、かつ、非難されていた。
ことの真相は私にはわからないが、しかし審査員が途中で出たり入ったりして
顔ぶれが一定しないことについては、規定上の問題はないのだろうか?

一方、私自身の弾いているピアノのほうは、最近は更に時間がなく、
ろくに練習できていないが、ツェルニー40番だけは大変楽しくやっている。
今は第7番と第8番をやっていて、第10番までのツェルニー40番はまだ、
内容的に平易で、音域が広いだけのツェルニー30番、という趣だが、
それでもこの曲集全体のタイトルが『速度教本』であることを頭において、
常に、速度を出すことを意識した練習をしている。
指定速度は二分音符=104(四分音符=208←メトロノームの目盛りの最高速度!)
となっているのだが、さすがにこれは無理なので(汗)、
とりあえず二分音符=66~72で弾くように心掛けている。
これでも私の技術ではミスなく弾ききることはできない。

Czerny: Etude Op. 299 No. 8 (real speed) - Estuardo Hernández)(YouTube)
↑ほぼ指定速度に近いツェルニー40番の第8番。
いかになんでも、これは並みの学習者には無理(^_^;。

現状では、同じ音型が続くところや、普通のスケールなら外さずに弾けるが、
音型が不規則になったり音が飛んだりすると、途端にほころびができ、
私のテクニックはいかにもシロウトでレベルが低い、ということがよくわかる。
それでも地味にリズム練習したりして頑張っているわけだが、
このような者から見れば、あのショパンの至難のエチュードを
コンクールでノーミスで弾く人たちは、およそ人間ではありません(爆)。

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以前からYouTubeには公開されていたポゴレリチの昔のテレビ番組映像が、
このほど新たにDVDとして発売されるようだ。
少し前からFacebookのポゴファン仲間の間で噂には出ていて、
私はあまり信じていなかったのだが、
こうしてタワレコのサイトに出た以上、本当なのだろう。
2015/11/24発売予定とある。

http://tower.jp/item/4081463/Ivo-Pogorelich---A-Film-by-Dan-Featherstone

内容は、ヨーロッパのファン仲間の噂が正しいのであれば、多分これ↓の完全版だろう。
https://youtu.be/ZmLvLeuYeiY
Dan Featherstoneによる映像で、Arthaus Musikから発売という点でも一致している。

『夜のガスパール』を、今は亡きアリス・ケジュラッゼとともに
仕上げていく過程が収録された映像で、
ふたりの共同作業がどのようなものであったかが偲ばれ、
若き日のポゴレリチの記録として大変価値のあるものだ。
もともとは、1983年イギリスのテレビ番組『The South Bank Show』で
放映されたのが最初だったと思う。

なお、上記の映像は今も、Arthaus Musikの公式版だけでなく、
ほかの人がUPした番組録画のかたちのものがYouTubeで相当量、視聴できるのだが、
一応、仁義を重んじ(^_^;、それらのURLはここに貼らないことにする。
探し当てるほどの人は、おそらくポゴレリチ・ファンであろうとは思うけれども。

また勿論、発売されるものがどこまで番組映像と同一か、そうでないかは、
現時点では私にはわからない。
収録内容詳細を記述した記事は、まだどこにも出ていないようなので、
全貌はDVDを観てのお楽しみ、ということだろう。

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(写真は、広島ならではの『カープ坊や お薬手帳』と
アンデルセンのパン『カープ坊やのデニッシュ』)

【広島】マエケン、泣き崩れる大瀬良を慰める(スポーツ報知)
『◆広島0―3中日(7日・マツダスタジアム)
3位・阪神にゲーム差なしの4位で今季最終戦を迎えた広島は、0―3で中日に敗れ、3年連続のCS進出を逃した。エース・前田が中4日で登板し7回無失点の力投も、2番手・大瀬良が8回に決勝点を奪われた。打線は中日投手陣の前にわずか1安打と沈黙し、3年ぶりのBクラスでシーズンを終えた。9月12日の阪神戦(甲子園)で田中の打球は中堅フェンスを越えたが、ビデオ判定の結果、インプレー(三塁打)とジャッジされた大誤審が響いた。』

今夜はまさに、今季のカープを象徴するような試合だった。
先発投手の超人的な頑張りと、
それに応えないテッテー的なカース打線、
選手たちの行く手に立ちふさがる「緒方の馬鹿の壁」(爆)。
そして結果的に勝率の数字において、あの「誤審」が最後まで祟った。
誤審があったために、カープはCSに行けなかった!
敢えて言ってやる。そうとも、今、言わんでどうする(--#)。
カープが非力で貧打で駄目な球団だからと言って、
誤審があってええという話にはならんのんじゃ。

『8回から登板した2番手・大瀬良が誤算。決勝点となる3点を奪われ、前田から託されたマウンドを守りきれなかった。ベンチに下がった大瀬良は涙をこらえきれず目を真っ赤に腫らした。』『逆転でのCS進出を逃すと大瀬良は再び泣き崩れた。その姿を見かねた前田が、そっと近づくと右手を肩に回し、号泣する大瀬良を慰めた。』

きょう(に限らないが)勝てなかったのは直接には貧打のせいだから、
私は今夜の勝敗そのものには納得している。
新井の一安打ぽっきりで勝てる試合は、なんぼなんでも無いだろう(^_^;。
仮に、マエケンが9回まで投げ続けて打線を封じたとしても、
あるいは、その後の継投が最高に機能したとしても、
あの打線では延長12回0―0の引き分け以上の結果にはなりようがなかった。
そして、この試合が引き分けだったとしても、例の誤審があった以上、
カープはCSには進出できない計算になるのだから、何も違いはしないのだ。

しかし、「打てなかった」のはカープ打線が悪かったのだとしても、
「打たれた」ほうの原因を作ったのは、大瀬良ではなくて緒方(と畝)だ。
大瀬良にチャンスを与えようとした緒方の配慮は、わからないではないが、
あの回・あのタイミングでそれをやろうというのが、
緒方の駄目なところだと私は言っているのだ(--#)。
賭けるのは結構だが、勝機の見極めができなかったら選手を損なうだけだ。
もう済んだことだから今更くどくどとは書かないが、
カープを観てきた者なら、今、皆がそう思っている筈だぞ?違うか?

ともあれ、選手には心から「お疲れ様」と言いたい。
「感動をありがとう」とは私は毛頭、思っとらんが(殴)、
それでも楽しい思いは今年もたくさん、させて貰った。
シーズン最終の試合まで目が離せない展開になったことは、
ひとえに選手が諦めず、果敢に闘った成果だと思う。

真っ赤なユニフォームのマエケンを見るのは、これで最後になったかな……?
そして黒田、カープを優勝させるために帰ってきたのだろうから、来季は……。

***************

追記CS逃すも緒方監督続投「もう一回」(デイリースポーツ 2015年10月8日)
『試合後に観客からベンチに水がかけられた。』『「3位から4位になったが、チームは後退していない。若い選手が出てきた。抑えの中崎が成長した。この悔しさを来季につなげてほしい」と、強がった。』『「秋から鍛えていきます」と誓った緒方監督にとって、来季は正念場になる。』

地元は、「最終試合に負けたから」「CSに行けなかったから」
という単純な理由で怒っているのではないと思う。
過去半年、我慢に我慢を重ねてきた挙げ句にあの最終試合、
『秋から鍛えていきます』
『来季は正念場』
などと今更聞かされては、
喜んだファンよりシラケたファンのほうが多かったのではないか。
少なくとも私は、7日の(結果ではなく)試合展開を見て、
監督はじめコーチが何名か、辞任する或いは更迭されるのだと思っていた。

阪神もDeNAもケジメをつけたのに、カープは誰ひとり責任を取らない。

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