転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



今回、官舎に引っ越すにあたり、主人と私は、
今まで佐伯区と中区で二重になっていた荷物を整理し、
不要なものはすべて処分しよう、と考えたのだが、
そのついでに、この機会に全体を整頓しなおして、
生活を全面的にスリムにしよう、と遠大な計画まで思いついたものだから、
いざ手をつけてみたら、おおごとになってしまった。

主人は、手始めに、これまで所有していた漫画本を大整理する、と宣言した。
お陰で、彼のその大事業のために、きょうは二部屋が占拠されてしまった。
彼は本棚も本箱も何もかもひっくり返して、
処分する漫画と残す漫画を選び、処分するものは第1巻からそろえ直し、
タイトルごとにまとめて、
「これで、B○OK-OFFを呼んでやる!」
と決めた。

改めて見ると彼のコレクションは凄かった。
『パタリロ!』『パタリロ西遊記』『名探偵コナン』『南国アイスホッケー部』
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『美味しんぼ』『エロイカより愛をこめて』
『らんま1/2』『コブラ』『黄金のガッシュ』
などがずらりと床に並べられ、どれも既刊はすべて揃っていた。
おっ、どさくさにまぎれて私の『どりる』まで出されているではないか。
これらの他にまだ『ガラスの仮面』があったはずだが、
と尋ねると、主人はやや口ごもりながら、
「や、あれは、まだ見るから……」
などと言っていた。
そうか~。『エースをねらえ!』を絶対出さないのはわかっていたけど。

と、主人はここまで来て、『パタリロ!』68巻が無いことに気が付いた。
「ちくしょ~、完品だと思ったのにな~~!」
主人は悔しがり、どっかの古本屋で68巻だけ買って来ようかなどと言いだした。
古本屋から買ったものを古本屋に売るのか。そこまでする!

その他、この際手放してもよい文庫本なども含めて、
四畳半がいっぱいになるほどの処分本が決まった。
私は即座に、これをひもでくくって外の倉庫に持って行こうとして、
主人に止められた。
そうだ、今夜は台風が来そうなのだ。
外の倉庫で万が一びしょぬれになったら、商品価値がゼロになるかもしれない。

……って、じゃあ、どこで寝るのかな~~~(^_^;)。

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昨日はあれから、約一時間おくれで引っ越し業者のトラックが来た。

ちょうど、舅が、私を座敷に呼んで(彼はこういうシチュエーションが好きだ)、
「二年間、よう面倒みてくれた。ありがとうの」
としんみり口上を述べている最中に、2トントラックが地響きを立てて到着し、
「お世話んなりま~す!!!」
と高校球児みたいなお兄ちゃんふたりが玄関に来た。
お陰で私は、ちょっと気勢をそがれ、彼らに苦情を言い損なった。
一時間も遅刻しおって、普段ならタダではおかないところなのだが。

荷物はあまり無いと思ったが、それでも積み込みには一時間近くかかった。
トラックが出たあと、掃除をして、私は舅に、
「じゃ、すぐまた来ます。来んでええと言われても、来ます」
とあつかましく言った。舅は笑って、
「ああ、来んさい。いつでもおいで」
と言った。彼はこのとき性懲りもなく、また煙草を喫っていた(^_^;)。

それから私はバスで官舎に向かった。
午後二時半、いちばん日が高いんじゃないかという時刻で、
私は外を歩くだけで死ぬかと思った。

掃除して時間を取った私よりも、直行したトラックのほうが当然早くて、
行ったら既に、荷出しがほぼ終わっていた。
中に入ってみて、状況がわかると、私はちょっと当惑した。
お兄ちゃんらは、布団袋を最初に降ろしたのはいいが、
それをそのまま、部屋のいちばん奥に運び込んでくれていたので、
それの前に段ボールがやまと積まれてバリケードを築いていて、
片づけが終わらないと今夜は寝られない、という状況になっていたのだ。
やっぱり高校球児だ(意味不明)。

今夜は立って寝るか、と一度は覚悟したが、
とにかく、主人とふたりで、解けるところまで解いて、
昨夜はかろうじて出来たスペースに、各自、まるくなって寝た(嘘)。

で、今朝からまだ、延々と作業している。
が、終わらない。
「千里の道も一歩から」
と、もう百万回も唱えて、頑張っている。

ちなみに、インターネットはADSL(♪ソミレドのフシでどうぞ)が
まだ復活できていないので、
久しぶりに、電話のモジュラージャックに直接つないで、アナログ回線で接続した。
これの設定にも、情けないことに結構手間取った(涙)。

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さきほど、職業ちゃうやろというくらいの超美形のお兄さん二名により、
私のピアノが運ばれて行った。
いい会社だなと感心し、社名をメモっておいた。

で、今は引っ越し業者のほうのトラックを待っているのだが、……来ない。
この業者は以前、福岡から松江に転勤するときお世話になったのだが、
昼から行きます、と言って夜まで来なかったというツワモノだ。
いやな予感。

ということで今、限り無く手もちぶたさんな私(^_^;。

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私と同じくらい豊満な体つきをしている友人が、きょう、
『今月は忙しい上に暑すぎて、私は、意識不明の重体だ』
と言っていて、こちらも思わずヒザを打ってしまった。
まったくだ、とにかく忙しい・非人道的なほど暑い、が重なって、
この巨体に今、まともな意識(=理性)は宿っていないような気がする。

明日はいよいよ引っ越しだ。
同じ市内に引っ越すのは、独身で仕事していた頃に一度あったが、
結婚してからは、ずっと県外への転勤ばかりだった。
近距離の移動では、出した荷物がすぐ入居先に届いてしまうから、
明日は時間的に忙しくなりそうだ。

朝、まず手始めに、ピアノ搬送会社の作業が10時から始まる。
二階の居室から、私のアプライト・ピアノをクレーンで吊って出すと言う。
そのあと、今度は12時から引っ越し屋さんが仕事にかかり、
これと並行して電気関係の工事センターの人も入って、
BSアンテナCSアンテナの取り外しをする。
これらがだいたい、午後1時には終わる予定だという。
行き先は同じ市内だから、トラックは、このあと即、中区の入居先に直行する。

計画としては、主人のほうが朝、さきに官舎に行って待機し、
私が佐伯区に残って荷物を送り出し、掃除をしてから出ることになっている。
掃除に、とてつもなく時間がかかったことにして、
どこか途中でランチでもしてから現地に行こうかな~、
とフトドキなことを一瞬、思ったが、
舅の証言などから後々、主人にバレたら怖いので、やっぱりやめよう(^_^;)。

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今回の引っ越しに際して、私はうっかりと、
インターネット関連の移転の手続きのことを失念していた。
そうだ、これは電話の移転のようには、簡単にいかないのだった(大汗)。

それで今朝、NTTに電話をした。
中区に行くと、いたるところで『Bフレッツ』の看板を見かけるので、
私は良い機会だから申し込んでみようかと思ったのだが、
実際に尋ねてみたら、なんと、工事には四ヶ月かかるという。
そりゃちょっとあんまりだ。
ヘタすりゃ工事が完了しないうちに、
私はまた官舎を出て行くことになったりせんか。

ということで今回は諦めて、今まで通りADSLを継続して使うことにし、
フレッツADSLの移転、ということに変更します、と言ったら、
これはまた、Bフレッツの新規申し込みとは窓口が違うのだそうで、
局番なしの116に、改めて申し込みの電話をかけなおさねばならなかった。

我が家の場合、今使用している電話回線は舅名義で、
我々が居なくなったらこの回線は休止にしたい、と舅が希望していたので、
私は116の担当者に対して、

転居のため、
・今使っている電話回線の休止
・今使っているADSLの移転

のふたつをお願いしたい、と申し出た。
そうしたら、担当のおばちゃんの返答がふるっていた。

NTT「ふたつ同時には、出来ません」
私「は?一度の通話で、一件ずつしか受け付けないということですか?」
NTT「いいえ。ひとつずつ、順番にしか出来ない、という意味です」

なんじゃ、そりゃ。私だって口はひとつしか無いんだよ。
二件同時に音声多重で喋れる訳ないだろう。
一件ずつ処理する以外にどういう方法があるというのだ??

呆れた私は、ADSLの移転のほうから話をする、と一方的に決めた。
余談だが、おばちゃんのアクセントは、とても不思議だった。
ADSL、を発音するのに、まるで「ソミレド」みたいなフシをつけて言うのだ。
こんな抑揚は初めて聞いた。

NTT「では、現在お使いの電話番号は」
私「928の……」
NTT「(さえぎって)市外局番!」

ほほう。確かに、省略した私が非常識だっただろうさ。だけど、
『お客様のご連絡先お電話番号を、市外局番からお願い致します』
くらいのことは、プレイガイドのバイトのオペレータおねえさんでも言うぞ?

結局、ADSLの工事は、いちばん早くて8月3日だそうだ。
全然、偉そうにするほどの早さじゃないじゃないか(^_^;)。

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荷造りが、ほぼ、出来た。
今回は、なんと言っても、世帯の一部の引越に過ぎず、
台所や風呂を一切いじらなかったので、全体に仕事が早かった。
いつも、引越の前日くらいになって、
『もしかして、荷造りが間に合わないんじゃ……』
と青ざめる瞬間があるのだが、今回は、そういうことは、なかった。
だけど、あんまり簡単だとかえって不安になる。
なにか重大な忘れ物をしているんじゃ、ないだろうな!?

一方、それより心配なのは、じーちゃんのことだ。
ご本人は今、至って元気よく、今後の計画を立てていて、
ケアマネさんとあれこれ相談したり、ヘルパーさんに幾度も質問したりして、
かえって生き生きしているようにさえ見えるから、
ばーちゃんと二人、これからはらぶらぶで何よりだ、とは思うのだが(^_^;)、
実際問題として、掃除洗濯などの家事労働のほか、
ばーちゃんの三度の食事の支度、週2回のデイサービスの準備、
1日5回(に増やした)ヘルパーさんが来られる時間の出迎え・戸締まり、
等々を、全部、じーちゃん独りで毎日やれるのだろうか、
と私は実は不安に思っている。
それに何より、じーちゃんの腰の湿布、今度から誰が貼ってあげるんだよ(T.T)?

でも、そんなことをぐじぐじ言ったら、きっと、じーちゃんは喜ばない。
むしろ、『ばーちゃんとふたりで、難なく過ごせている』、
『若いもんの力を借りなくても、わしは充分やっていける』、
という自信と手応えこそが、今のじーちゃんには必要なものなのだ。

かくなるうえは、
洗わず炊けるグータラ御用達の無洗米5キロと、
チンしたらOKの手抜き専門レトルト介護食を仕入れて置いて行くから、
じーちゃん、これで、頑張らないで頑張るのだっ!

ああ、しかしこれもまた、私のくだらん自己満足なのかもしれない(^_^;)。
『ふん。ヨメが、よけいなこと、指図しおって』
と、じーちゃんには、シブい顔をされるかな(^^ゞ。

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最近、ニュースをネタにいちゃもんつけているようで気が引けるのだが(^_^;)、

小中生の6割が「キレるかも」 / 「感動ない」過半数 / 「心の教育」空回り?

という記事があった。
教育研究団体「麻布台学校教育研究所」が、東京都内と神戸市内の、
小学校7校の5年生429人、中学校4校の2年生472人を対象に
アンケート調査を実施した結果だ。

・「『疲れた』と思うことがある」は小中学生の8割が選択
・「いつか『キレてしまうことがあるのでは』と思う」は小中学生の6割前後が選択
・3人に1人が「家で一人で遊ぶのが好き」を選択
・「最近1、2カ月で心打たれる感動があったか」と尋ねると過半数が「ない」と回答

私にとって、ひとつ疑問なのは、問いが大変曖昧だという点なのだが、
これらの項目は要約でなく、アンケートに記載されたそのままの文なのだろうか。
もしそうだとしたら、子供らが各自で勝手に解釈して回答した可能性があるのではと思う。

「疲れた」のが厳密に「精神疲労限定」なら、私も、大変そうだな~と思うが、
「肉体的疲労」も含むのなら、部活してる子なんかには当然のことだし、
「あー疲れた。寝よう寝よう!」なんてのは、本来、とても健康なことだと思う。

「キレる」にしても、どの程度のことを言うのだろうか。
「気に入らない友達の首をカッターで切ると思う」という意味なら、
6割がそれじゃ怖いことだけれど、
「カっとなる」「かんしゃくを起こす」程度なら、あっても仕方ないと思う。
ムカつくが今は我慢している・でもなんかあったら言っちゃうかも、
というのは誰しもあるのではないかしら。

「心打たれる感動」というのもまた、よくわからない。
そんなに毎月毎月、体震え涙おさえきれぬ感動を、
どの子もどの子も、すべきだとでも?
全員がそれじゃ、えらいテンション高くて、それこそ、疲れませんか。
漫画読んで、「すげ~~!!!!」とビックリする程度のことを含めてもいいのなら、
もっと大勢の子がイエスと答えたと思うけれど。

「生まれてきて良かった?」には、全体の80~90%強が肯定的だったが、
理由が「今が楽しい、幸せ」といった“刹那(せつな)的”なものだった、
ということが問題視されているようだ。
でも、それなら何が模範回答だったのかな。

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殷の「酒池肉林」は実在?というニュースが出ていた。
中国初期の都城遺跡で99年に見つかった人工池の跡が、
王の観賞用池だった可能性がある、と発表されたのだという。

中国古代王朝・殷(いん)の「酒池肉林」と言ったら、
「十八史略」に出ている通り、暴君の紂王(ちゅうおう)が、
愛妾の妲己(だっき)にたぶらかされて、退廃的な生活の限りを尽くし、
しまいに周の武王に滅ぼされた、という伝説で有名だ。
だが、この説話は後世の儒家などによって作り出された悪女伝説に過ぎない、
という説もあるのだそうで、このあたりの事実関係は未だに定かとは言えないらしい。

確か高校の漢文の時間に、この話を習った記憶がかすかにあるのだが、
そんなものより、私がもっと鮮明に覚えているのは、
わたなべまさこ作の漫画『白狐あやかしの伝説』だ。
「花とゆめ」連載で三話完結(一話ごとに前後編だったかも?)、
76年頃ではなかったかと思う。
……ご存じの方がいらっしゃいましたら、とても嬉しいのですが(^_^;)。

怪奇ロマンを得意としたわたなべまさこ氏らしく、
物語は、この悪女が実は一匹の狐だった、という設定になっていた。
それもただの狐ではない、「金毛・白面・九尾の狐」。オバケなのだ。
話は「天竺編」「中国編」「日本編」の三編から成り、
狐はインドから中国(殷)に渡り、遣唐使船に乗って日本にやってくる。
いずれも目の覚めるような美女に化けて、
時の支配者を惑わせ、国を滅ぼす、という展開になる。

ナリは美少女でも、なにしろ化け物だから、捕らえられてクビをはねられると、
俄に正体を現し、ケーンケーンと鳴きながら空に舞い上がって去って行くのだ。
そして、また次の美女に化けて、時を越え海を渡って、忽然と姿をあらわす。
その繰り返しなんだけど、……くわばらくわばら。

で、今夜、「酒池肉林」のニュースを読んだものだから、
私は急にいろいろなことを思い出してしまって、
白狐を久々に読み返したくなり、「わたなべまさこ」で検索してみた。
そうしたら、古本屋で、一軒、扱っているところを見つけた。

http://homepage2.nifty.com/takenoko/shoj_a_3.html

これによると77年初版らしい。

……申し込みましたとも(^_^;)。こういう出会いは、逃しません。

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29日に引越、と決まった。

前に、福岡から松江に移ったとき頼んだ業者さんに、見積もりを依頼し、
予算内の金額だったので、めでたく成約と相成った。
で、荷造り用段ボールが運ばれてきた。

ああ。これを見ると実感するよ。
いよいよ、ここを出て行くのか~。

じーちゃんは、脳動脈瘤のことは気になるが、また半年後に検査することになり、
その他、体調は概ね落ち着いていて、一応、元気そうではある。
「ばーちゃんとふたりで、この家で」
というのが今の彼の希望だから、結局は、それに添うのが良いのかもしれない。
もっとトシを取ったり、万が一、舅姑どちらかの体調が悪化したりしたら、
その希望を叶える機会を逸してしまうから、やってみるなら今だ、とは思う。
当面、不安はあるが、娘の学校がこちらだから、その送迎にかこつけて、
昼間ちょくちょく覗きに来てみようと思っている。

一方、ばーちゃんは、相変わらず何もわかっていなくて、
ただ、いつも、にこにこと上機嫌だ。
この手塩にかけた(違)ばーちゃんを置いて行くのが、今の最大の心残りだ(T.T)。
いや、勿論、こういう仕事を全面的にしなくていい、という状況になるのは、
すなわち、ラクになるということだから、有り難いには違いないのだけれど。
でもなぁ。

私「おかーさん。そろそろ、晩ご飯にしますね~」
姑「あらっ、よしこさん!ま~、すまんね!」
私「えっ、何がですか」
姑「悪かったねえ!わたしゃ、何も、とぼけとるつもりは、なかったんよ!」
私「……(^_^;」
夫「誰も、おかーちゃんが、とぼけとるとは思うとらんよ。
 ボケとる、とは思うとるがな」

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前々から実は疑問に思っていたのだが、
「人名用漢字」を制定する意義というのは、大きいのだろうか?

先月、法制審議会が発表した578字の人名用漢字追加案について、
国民の非難が集中した字がいくつかあり、再検討がなされるらしいが
私は正直なところ『んなこた、どーでもいいんだよ』と思っている。
どうしてこんなわかりきったことを、お上にいちいち検討して頂かなければならないのか。
国民が各自、自分の頭で普通に考えたら、良い字か悪い字か、わかるだろう?
もう、それでいいではないか。

もしも「呪彦」とか「怨子」とか「痔郎」とかが、
我が子の名前にふさわしい、と本気で思う親がいたとしたら、
その人たちがおかしいのは何も名付けのセンスだけではなくて、
現代日本に生きる社会人としての感覚そのものが、既に破壊されているのだから、
「子どもの社会的不利益や無意味な社会的混乱をもたらす」
などと周囲が心配してやる以前の問題だと思う。

そもそも戸籍法は、「常用平易な文字」を名付けの要件としているらしいが、
従来、「人名用漢字」として通用して来た字で、意味合いが悪くなくても、
実際の人名としては、「常用」もせず「平易」とも思えない字はたくさんある。
私の本名の漢字なんて、日常の読み書きではまず使うことはないし、
音読みはできても訓読みできる人は普通居ないし、
どこが人名漢字の要件にかなっているのか、我ながらはなはだ疑問だ。

そうそう、直接関係ないが、ひとつ、思い出したことがある。
娘が生まれる直前に、名付けの本を見ていたら、
男の子の名前の良い例として「樺男」というのが出ていたことがあった。
なんと読むのか忘れたが、字面の通り素直に読んだら、
「かばお」か「かばおとこ」じゃないだろうか。
「白樺」は美しい姿をしていると思うし、意味合いとしては全く悪くないが、
これって「絶対に学校でいじめられない」と言い切れるのかな?
安易に人に勧めたらいかんぜよ。

そういえば、昔『わたしはアキ(=火へんに華)』というテレビドラマがあった。
主人はこれを画面で観るたびに、心の中で、

『わたしは カバ』

と読んでいたそうである(^_^;。

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