転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



両親がお世話になっている某ホームから通知が来て、
COVID-19感染予防のための来館基準の説明が同封されており、
これまで通り、発熱や風邪症状のある人は勿論のこと、
「当法人が定める感染拡大地域」へ14日以内に往来した人、
および往来をした人との接触があった人も、
「ご来館をおひかえください」と書いてあった。

その、「当法人が定める感染拡大地域」とは、11月26日時点で、
「北海道 東京都 埼玉県 神奈川県 千葉県 静岡県
茨城県 長野県 愛知県 大阪府 京都府 奈良県 兵庫県
和歌山件 山口県 愛媛県 沖縄県」
となっていた。
今後の感染状況に応じて、上記は変更される可能性があるとのことだ。
これら以外でも、
「県外からの来訪者は、入館前にまずインターフォンを押して申し出るように」
という主旨の貼り紙の立て札が、以前からホーム玄関前に出されている。

私本人はこれまで通り、県境を越えた移動はするつもりは無いが、
やはり今後も、例えば娘が来ても、会ったりすると某ホームへは行けなくなる、
ということが、わかった(汗)。
娘も年末年始の帰省はしないことに決めているので、
目下のところは取り立てて問題はなさそうと思われるが、
これからは、先日の会社の同僚のように「陽性者の濃厚接触者の同居家族」と
なっただけでも、一定期間の自宅待機になりかねないので、
自分の体調だけでなく、行動範囲にも改めて注意をしなければと思った。

なお、某ホームでは上記基準に抵触しない人は来館できるのだが、
来館の上、できることというのは、入居者への差し入れ等を受付で預けることと、
オンライン面会、及びレストランを使っての「窓越し面会」のみとなっている。
例外的に、看取りや、その後の後片付けなどの場合は居室に入ることができるのと、
書類への署名など、本人に直接行って貰わなければならない事柄が
どうしても生じた場合は、対面も不可能ではないように書いてあった。
また、入居者本人は、広島県内であれば外出は許可されており、
現に、うちの母は病院受診などには自分で積極的に(汗)出向いているのだが、
以前、銀行の手続のために、私が、両親に実家まで来て貰おうとしたときには、
「可能ならホーム内の面会用の部屋で、金融機関の人と一緒に会って下さい」
と言われて、そのように変更したことがあった。
当日は、受付で私と銀行担当者2名、合計3名は全員、検温と問診があり、
氏名や連絡先を専用の用紙に記入し、手指消毒を行った上で、
マスクとフェイスガードを着用した姿で、受付から入ってすぐの部屋に通され、
そこに両親が来て、必要な手続だけを、やった。
やはり、外部との接触は、ホーム管理下で必要最小限にして貰いたい、
という雰囲気が、感じられた。

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期せずして慌ただしい月末だった。
27日金曜と28日土曜に主人の病院受診があったうえに、
私のほうは会社からの要請で急遽、28日昼から夕方まで勤務が入った。
同僚の御家族が、コロナ陽性者との濃厚接触者と認定され検査されたため、
結果が出るまでは同僚も自宅待機となり、
私がかわりに出るようにとマネジャーから電話があったのだ。
更に昨日は、神社の総代会が朝からあって、行った。

明日からいよいよ師走だ。
今週末に、ついに仏壇が搬入されることになった。
本当はもっと早くする予定だったのだが、
仏壇屋さんが腰をヤってしまい、療養されていたのであった(汗)。
こちらはまったく締め切りも何もない話なので、
いつでも良かったのではあるが、
8月に仏間工事を終え、9月に舅宅から仏壇を運び出して以来だったので、
とうとう我が家に仏壇がやって来るかと、嬉しく思っている。

仏壇が完成したら、和室にサイドボードを入れる予定にしてあるので、
今年の私のプロジェクトであった「和室を仏間として一新する」が、
12月にして完成・完結することになりそうだ。
畳替えもしたし壁紙も張り替えたし、仏間工事もできて、
これで仏壇が入れば、入居以来はじめて我が家の和室が完成する、
という気がしている。
ありがたいことだ。

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尿管結石の診断のために撮った腹部CTで、主人は慢性肝炎を指摘され、
先日から同じ病院の内科の患者になることになった。
彼の肝臓のトラブルは歴史があり、30歳代から脂肪肝と改善の繰り返しだったが、
ここ数年、健康診断を受けるのをサボっていた間に、脂肪肝炎が悪化していた。
自覚症状は全くなく、検査でもアンモニアや血小板の値は問題なかったが、
肝臓の繊維化した部分が元に戻らないことは明らかで、
更に、尿糖マイナスでも血液検査では糖尿関係の数値が悪く、
脂肪肝炎の悪化+糖尿、どストライクの生活習慣病なのであった(大汗)。
私はもっと、彼の食生活に干渉すべきだった。
今にして思えば、足がツると言っていたのも、肝機能の悪化が原因であったかもしれぬ。
後悔先に立たず。

しかし、仮に人間ドック等を欠かさず受けていたとしても、
総合的な血液検査だけでは、なかなか肝臓内部の状態まではわからなかった筈なので、
腹部CTやエコーで診て戴くきっかけとなった今回の尿管結石には、
不本意だが感謝しなければならなかった。
「人生きょうが一番、若い日」じゃないが、どんな病気も「きょうが一番の早期発見」。
この病院に来て診察を受けることがなかったら、肝機能がもっと悪化して、
ヘタをすると症状が出て初めて検査を受けることになっていたかもしれない。
ちなみに尿管結石のほうは、レントゲンで見ても既に石は見当たらず、
尿検査も、潜血をはじめ全項目で異常なしとなり、
おそらく石は出たのだろう、ということで、泌尿器科は無事に卒業した。

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自民有志が「夫婦別姓」勉強会 抜本改革に慎重、推進派批判も(産経新聞)
『自民党の保守系有志議員でつくる「保守団結の会」は26日、選択的夫婦別姓の是非について、国会内で勉強会を開いた。勉強会では高市早苗前総務相が講師を務め、旧姓の通称使用の拡大を代案とし、抜本的な改革を行うことには慎重な姿勢を示した。』

という記事を読んでいたら、途中に、
「祖父が山本で、父が鈴木で、孫が田中みたいなことになる。混乱を生じさせないことが大事だ」
という発言があり、二度見した。
私の場合、曾祖父がSで祖父がUで父がY、私自身はKという姓だが?
世の中の大抵の女性がそうだと思うが、そんなもんで混乱するってどんだけ頭が弱いのか??

前も書いたが、今の民法は女性差別をしていない。
婚姻に際し、夫も妻もそれまでの戸籍から除籍されて新戸籍をつくり、
夫または妻のいずれかの姓を選択すること、
と定めているだけで、男の姓が優先されるとは全く言っていない。
女のほうの姓を新夫婦が名乗ったって、全く何の問題もないのだ。
妻の姓を、夫も子供たちも全員で名乗ることができる文化なんて、
むしろ世界でも稀なほど進歩的なのではないか?ほかの国で普通にあります??
民法は時代を先取りし過ぎたというほどリベラルなのに、
男側が未だに、自分が妻側の姓を名乗ることを、あり得ない冒険だと思うほど頭が固い、
ということが問題なのだと私は思っている。

私個人は、自分の祖父母や両親や孫との姓のつながりなどどうでも良いが、
新しい夫婦を単位としてつくる新戸籍に属する人々が、
同一のfamily nameを共有するのは好ましいことだ、とは感じている。
「夫と妻」あるいは「おとうさん、おかあさん、子供(たち)」の単位で
同居していることが大半だろうし、その人たちが同一の姓を共有していること自体は、
圧倒的にメリットが多いと私は思っている。

だから、自分の問題としては私は、今後も「選択的夫婦同姓」の立場を取ると思うが、
一方で、今議論されている「選択的夫婦別姓」の支持が多いなら、
私はそれにも、とりたてて反対はしない。
どうしたって改姓する側のほうが手続が大変だし、
仕事などの面でも名字が変わると混乱が起こりやすいのは事実だから、
これまでの各々の姓名の維持を重視するか、family nameを持つことを優先するかは、
個々の事情や考え方で決定されて良いと思う。
勿論それは、妻となる側が改姓するかしないかだけの話ではなく、
夫のほうも妻と全く同様に、改姓するかしないかを検討した上でのことだ。

ただ、そうなったあかつきに、婚姻した男女の選択の結果として、
「夫婦で、それまでの夫側の姓を名乗る」
「夫婦で、それまでの妻側の姓を名乗る」
「夫婦どちらもそれまでの姓のまま、改姓しない」
のいずれに決めたとしても、これら三者は対等なものとして互いに評価されるべきだ、
と私は考えている。
「奥さんの姓にしたの?なんで?婿養子?」
「旦那の名字を名乗るなんて、あなた従属物?」
みたいな、変なマウントが今後も通用するようでは、
少なくとも思想の面で、選択的夫婦別姓はなんらの進歩もしていない。
旧民法の「家制度」から少しも自由になっていない、と私は思う。

結婚したら、男女とも、それまでの家からは除籍されているのだ。
名字が変わろうが変わるまいが、既にどちらの実家からも切り離されているのであって、
名乗った姓の家に所属することになった、のではない。
そもそも、明治民法以前の「家」制度においては、
文字通り「お嫁に来た」にも関わらず、女性は夫側の姓を名乗らせて貰えなかった。
進歩的な夫婦別姓であったのではなく、女など婚家の人間とは見なされなかったのだ。
今でもそういう文化的背景を持った国や地域もある。
夫婦の同姓を平等と思うか別姓を平等と思うかは、相対的なものでもある。

私がもうひとつ個人的に気に入らないのは、
ある種の女性たちが自分のアイデンティティとして固執する「旧姓」は、
実家の姓である訳だが、それは代々、男から男へと受け継がれたものであって、
多くの場合、そこに「女」が全く登場していない、という点だ。
私が、自分流のフェミニズムの一環として願っていることは、つまるところ、
婚姻に際し、男も普通に改姓する感覚を、早く身につけてください
ということだ。
女性側はもう、改姓を現実問題として考慮する感覚は十分に身についている。
あとは男性側に、自分も改姓する側としての発想が、圧倒的に不足しているだけだ。

結婚後の姓をどうするか、は完全に男女対等の立場で話し合われて然るべきだ。
その過程を経て、結果として「夫側の姓を選択する」という結論になるのなら、
それは夫婦ふたりが選んで決めたことだから、まったくもって結構だが、
現状では最初から、「選択的夫婦別姓」で選択を強いられるのは、女性だけだ。
女性は、父親の姓にするか夫の姓にするかという、男二者の姓の間で選択する。
男性は、オレは改姓なんかしないのが最初から当然のことだと思っており、
妻となる女性に対し、キミはどうする?名字変えるの?変えないの?という、他人事。
これが、皆が目指そうとしている「選択的夫婦別姓」の実態である。
結局、「男」主体の、家制度の感覚から自由になっていないじゃないか、
と私は大いに不満である。

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KISSが大晦日にドバイから、有料ライブ・ストリーミングを行う、とのことだ。
1,000万ドルをかけた大規模な「今年最大のライブ・ストリーミング・イベント」!
KISS 2020 GOODBYE(kiss2020goodbye.com)

全長250フィートのステージを、50台以上のカメラで追い、
視野360°のパノラマビューを実現し、最前列の感動をも上回る!
通常チケットが約4000円、VIP設定のは最高額10万円!
………配信でVIP席とかって、普通、考えます(^_^;?
相変わらず商売はキッチリやるKISSらしいイベントである。
時差があるので、日本時間では2021年1月1日(金)午前2時からの配信となる。
もしや、オリジナルメンバーも集結する!??違う!???
Yee-haw!!!

―――は、まことに結構なんですが。
KISSが海の彼方でこの豪華絢爛のライブを展開する瞬間、
私もまた、必ずや、太平洋のこっちで、寝ずに新年を迎えている。間違いない。
しかし、観ることはできない。
なぜならば、例によって、村の神社でご奉仕中の時間だからである!!

私もKISS Armyの端くれ、この際だからチケット買うのはやぶさかではないんだが、
これ、アーカイブ配信はあるんですかね(^_^;?
無かったら、私のチケット代39.99ドルは、
完全に彼らへの御布施っつーか、お年玉っつーか。


追記:公式サイトからチケット購入ページに飛んで、理解した。
39.99ドルの場合、24時間以内なら何度でもアーカイブ動画が観られる。
49.99ドルの場合、72時間以内は観られる。
249.99ドルの場合は、30日間アーカイブ見放題のうえ、各種特典グッズつき。
999.99ドルの場合は、30日間アーカイブ見放題に加え、更に豪華特典つき。

……私は1月11日が終わるまでは全く休暇が取れないから、
彼らのライブ(の収録)をまともに観たいと思うなら、最低でも249.99ドル払うしかない。
そこで地獄の囁きが聞こえて来る訳ですよ、
「高過ぎるとでも?アナタはこれまで、どういうお金の使い方をして来ましたか?
26000円ぽっちで、東京や大阪まで道楽しに行って来られると思います?
ましてや、KISSは二度と来日しないのですよ。
海外まで行かなければ、金輪際、彼らのショウは観られませんよ?」
すべてを振り切り、49.99ドルのほうにしたとすると、文字通り体力勝負が待っている。
それか、もう、解脱して澄み渡った心で39.99ドルお供えして終わるか。
(『買わない』っていう選択肢は無いところが、長年のKISS Armyたる所以ですな)

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忘年会キャンセルに悲鳴 都時短要請、客足に影響必至―外食産業(時事通信)

………いや、そもそも、今年は忘年会をやったら駄目だろうよ。
第三波があろうが無かろうが。
いつから忘年会をやる気になっていたのか。

今、キャンセルされて店側から悲鳴が上がるということは、
有ると無いでは大違いな件数and/or人数の予約が、
これまでに入っていたということだよね?
店側も客側も、それなりの割合の人々が、
「気を付ければ、忘年会をやってもいいよね」
という意識になっていたのだとしたら、
やはり冬季に向かってこういう感染拡大に至ったことも無理からぬ、
という気がする。

昨日も書いたが、うちの会社は夏前から、すべての飲み会が禁止されている。
オフで社員同士で飲むのもNGだ。
神社関係も今年は一切の宴会をやっていないし、総代連合会の集まりも全部なくなった。
漢詩の会で毎年やっていた忘年会も、10月初めの段階で、中止を確認した。
今時、どこもかしこもそうなのだと思い込んでいたが、違ったのか。

マスクを外して複数人で行う「飲食」が危険、というのは妥当な判断で、
そこを、お願いベースにせよ縮小しようと政府が考えるのであれば、
協力してくれた業者が倒れないで済むだけの額の、補償が必要だろう。
宴会全般が激減して、外食産業に大打撃を与えていることは想像に難くない。
日本経済を考えるとき、飲食業界の重要さは無視できないものがあると思う。

だから私は、行動規制+大規模財政出動を望むと、ずっと書いているのだ。
感染症の対策は、ハンマー的にやって数字をガっと下げるべきだ、
というのが私の考えだ。
ちまちまと、とりあえず大きな金額を動かさずに出来る範囲で……、
皆さんひとりひとりで頑張ってください……、
などとやっていたら手遅れになるのでは?
医療崩壊は既に見えているが、中途半端な自粛で経済も共倒れ??

どうにもならなくなって緊急事態宣言を出して、外出自粛を呼びかけても、
生きて行く手段がなくなるだけだったら、今度はそうそう誰も言うことは聞かないよ?
「もしかしたらコロナに罹るかもしれない、最悪は死ぬかもしれない」のと、
「収入が途絶えたら死ぬしかなくなる」のを較べたら、コロナ脳の私でも前者を取る。
感染拡大して医療を圧迫したら社会が、日本が、……と考える余裕もなくなる。
感染を止める=医療機関を助け、生活できなくて死にそうな者を救う、
そのために必要なのは、ミもフタもない話だが「金」だよ、
「現金」を国が出さないと始まらないのよ!!

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某1氏の話

昨日、結構久しぶりに会社に出たら、
同僚カナダ人某1氏が、なんの話か知らないが
「僕は、家族との絆もペットとの絆も強くない。なにものにも捕らわれずに生きている」
みたいなことを、休憩時に同僚たちと語っていた。

私「自由で良いじゃないですか」
某1「うん。とてもNiceだと自分で思っている」
私「でもアナタは、お酒との絆だけが大変強いですね」
某1「違いない。ふっ……」

今年は、コロナ禍のためにうちの社では警戒厳重になり、
オフィスごとの歓送迎会や忘年会は勿論のこと、
オフに同僚同士で飲むことも禁じられている。
会社としてクラスター発生などを起こしたら困るからだ。
酒飲みの某1氏は、その制約のせいで、最近は後ろ姿に哀愁が漂うようになった。
先月だったか、彼が病欠したとき、マネジャーまで、
「飲み会禁止で、メンタルがダウンしてるんでしょうねぇ」
と真面目に言っていた。


某2氏の話

同じくカナダ人同僚の某2氏は、やはりコロナ禍に帰国もままならない身の上だが、
故国の家族や友人とはオンラインで会っているからいいよ、
と言い、いつ顔を見ても、感心するほど体調も情緒も安定している。
彼も酒は強い筈だが、宴会ロスに悩んではいないのだろうか。
案外、ガールフレンドがいたりして?知らんけど(^_^;。

そんな某2氏、私が村の神社の祭りで忙しかったと言ったときだけは、
ふと表情を曇らせた。

某2「祭って、もしかして、ポータブル・シュラインを担いで
 ワッショイワッショイのrallying cryの、あれ……?」
私「そうそう、その『御神輿』は余興ですけどもね、
 秋祭に、よくやりますね」
某2「あれは、本当に、つらかった……」

某2氏はうなだれていた。
彼は若くて体の大きなガイジンさんなので、
去年、地域の祭のとき、地元の人たちから声をかけられ、
よくわからぬまま駆り出されて、つんつるてんのハッピを着せられ、
神輿を担がされたそうだ。
重くて、いつ終わるのか不明で、暑くて、torture(拷問)であった、と。

私「うちの地域では、村のあちこちに小さい神社があって、
 9月から10月は、毎週末、どこかが祭をやっていますよ。
 私は20カ所以上、ヘルプに行きました」

某2氏はこれを聞くと、小さく、Oh, no……と呟いた。
本当に大変だったんだねヨシコ、
……と私をねぎらった彼は、何か勘違いをしていそうだった。
想像しただけでオモロいから、訂正せんかったけどもよ。

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私は自分が「コロナ脳」で「危険厨」だという自覚のある人間なので、
2月15日を最後に、今日に至るまで外食を一度もしていないのだが、
もし、「店内の誰も喋らない」レストランがあったら、
現在の私でも外食が可能だろう、と昨日、思い至った。

それは、昨夜ひとり静かな部屋にいて、ふと、
「サイレンスカー」の記憶が、脈絡なく蘇ってきたからだ。
昔、山陽新幹線「ひかりレールスター」4号車が「サイレンスカー」と呼ばれていて、
車内放送もなければ、車内販売も無言で通るだけ、
当時あった車内改札もチケットホルダーの切符を車掌さんが無言でチェックするだけ、
……という、本当に静かなサービスが行われており、私は大好きだった。
人と喋らなくていい、人が喋っているのを全く聞かなくていい、
というのはなんと、心和む、やすらぎの時間なのだろうとしみじみ思い、
私は選べるときは率先してサイレンスカーに乗っていたものだった。
今、あのようなサイレンス・レストランがあったらいいのに、
と私は思っている。

感染症対策として、「静かなマスク会食」が推奨されているようだが、
最も手堅いのは、孤食だろう。
『孤独のグルメ』とか『ワカコ酒』を徹底させた感じの。
店に到着して食券を買うなり、アプリで注文するなりして、
席に着いたら、無言で待ち、運ばれてきた料理を黙って食べ、
支払いをして、帰る。
要は、感染症対策としては、食事をする空間で誰も喋っていなければ、
かなり安心して良いのではないか。
これだったら、私でも感染を恐れず外食できる。

更に、現時点では、飛沫を交換しないために無言+孤食が理想的なのだが、
コロナ騒動がなくなっても、もしこういうスタイルのレストランがあったら、
私はかつてサイレンスカーを選んで乗ったように、
やはりその店を、ほかより優先して使い続けるだろうと思う。
私は以前から、「食事は会話を楽しみながら」というのと、
「口の中にものを入れたまま喋ってはいけない」というのが、
どうやったら両立するのか、実は、わからなかった。
相手の話に適切なタイミングと内容であいづちを打つときに、
咀嚼している真っ最中でないようにしようと思ったら、
いつ食べたら良いのか、私にはわからなかった。
本当のところ、今もわからない。

食べずに、聞き役専門で座っているのであれば巧く行きそうだが、
それでは「会食」にならないし、同席している人も変に思うだろう。
ならば、あきらかに返事や相づちが必要なタイミングになっても、
こちらは、食べている最中なので黙っている、ことは許されるのか?
自分がするほうの話については、食べるときは喋らなければ良いし、
咀嚼と嚥下が一段落ついたときに、話の口火を切ることはできるのだが、
人様のお話は、そのようにはコントロールできない。
私は、会話のある食事は食べるのが二の次になり、時間もかかり、
一方、自分がマイペースで食事をしようとすると、会話のほうがお留守になる。

それでも、人数がある程度多ければ、私が御返事役をしなくても、
誰かが常に何か言っていてくれるので、だいたい大丈夫なのだが、
2人とか3人となると、実に難しい。
よく、「会話のキャッチボール」というが、
双方が食べている最中に、どうやったらキャッチボールが成り立つのか。
ひとりが一方的にまくし立てているのは「会話」ではないだろう。
2人あるいは3人が、ひとつの話題を巡って、
互いに話したり答えたりコメントしたりする快適なリズムを保ちながら、
どの暇に「食べる」ことが可能なのだろうか。
本当のところ、かなり高度なことではありませんか(汗)?
お茶だけなら、およそ、なんとかなるんですが(汗)。

というわけで、私はこれまでも基本的に食事はひとりでするのを好んで来たが、
今後も、喋らなくていい・人様に構わず食事に集中しても許される、
サイレンス・レストランが出現してくれないかと、待ち望んでいる。
そうなれば、自分だけでなく周囲も静かで、食事のことだけ考えていられる。
食器の触れ合う音や咀嚼音が気になるというのなら、
言語音のない、クラシックの有線放送でも流しておいてくれたら完璧だ。
コロナ禍をきっかけに、そういうものが、出てきませんかね(^_^;。
サイレンスカーが廃れたところを見ると、人気がなかったのだろうから、
サイレンスレストランも一般的には面白くなくて、需要がないのだろうかね。

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【重要】11月歌舞伎公演「第二部」 11月23日以降の公演中止のお知らせ(独立行政法人 日本芸術文化振興会)
『国立劇場「11月歌舞伎公演」第二部に出演の片岡孝太郎に新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたことから、保健所の実地検査の結果を踏まえ、第二部につきましては、11月23日以降、25日の千穐楽まで公演を中止いたします。チケットの払い戻しにつきましては、改めてお知らせいたします。』

出演者のひとりが発熱→検査陽性となったため、本日第二部中止、
……というのが第一報だったが、孝太郎だったのか。
この御時世に、こうして孝太郎が名前を公表したことは、
大変に真摯な、そして実に勇気ある行動だったと思う。
どうか一日も早く、よくなられますように。

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【国内感染】21日 2560人感染確認 過去最多に(午後6時15分)(NHK)
Go Toトラベル・イート 菅首相 感染拡大で運用見直しを表明(NHK)

きょうの各地の新規感染者数は、
東京 539人、大阪 415人、北海道 234人、愛知 211人、神奈川 193人、
埼玉 173人、兵庫 153人、千葉 109人、……いずれも過去最多だった。
どれだけ大量に感染しても重症化が少ないのなら、別にどうということはないが、
これまでの経緯を思うと、そうも行かないのではないかね(汗)。

COVID-19に関する限り、政府の対応は私などの感覚より100万倍遅い(汗)ので、
このあと、更に進んで感染拡大がどうにもならなくなるまで、
緊急事態宣言とか、再度の給付金などの話にはならないような気がする。
感染者も死亡者も指数関数的に増え、医療機関がパンクするようだったら、
それから何か考えようか、的な呑気さを、今の政府対応には感じるのだが、
そう思うのは、「コロナ脳」の私がひとりで焦っているせいですか。

『どうにもならなくなり、緊急事態宣言』に至るのは
私の勝手な予想では、年末年始だろうか、という気がするのだが、
勿論、『気がする』だけで、大した根拠はない。
強いて言えば、年末年始はもともと各方面がお正月休みを取る時期なので、
その頃なら、日本全国の動きが止まり、各々が家に引き籠もっても、
経済への打撃は最小限にできるのでは、と政府は判断し、
年末年始を選ぶのではないか、……というくらいのイメージはある。
飽くまで、イメージだ(汗)。私の言ってることなんて話半分で(大汗)。

そうなるとしたら、……と、ここから私の無責任かつ得手勝手な妄想は広がる。
年末年始に、緊急事態宣言が出て再度、世の中の人が家から出なくなると、
私は、もしかしたらここ何年かでは初めて、
不眠不休のフル回転の正月行事から、解放されるのでは。
過去数年、私は大晦日から10連勤以上、神社で朝から晩まで過ごし、
普通の意味での年末も年始も、持てた試しがなかった。
ただただ「寝てない」「寒い」「休憩がない」@山奥 ×10日間超。
それはそれは、つらかったとも。今が何月なのかわからなくなるくらい。
それが、もしかしたら、この冬は、無くなる、……の、か、…………。
私自身が、その時点で運良くコロナに罹っていなければ、が前提ではあるが、
もしかして、私にも、この冬は、正月が来る、の、かも……?

いや、正月の初詣関連行事がなかったら、神社がツブれるって(爆)。
俺はマジだぜ(@ルキーニ)。
神社は正月のみで一年分稼ぐ業界だ。
そこが無かったら、ほかの季節の運営は不可能だ。
うちの村の神社なんて、そうでなくても、
宮司や総代会が自腹を切って、出せるものは出せるだけ出し合って、
ボランティア活動を重ねて、どうにか運営を続けているような状態だ。
今度の初詣や新年の安全祈願祭が出来なかったら、もう、来年は無いんじゃないか。
私のご奉仕なんか、金輪際、二度となくなるわ(逃)。
だけど、神社がツブれても、そのことにより路頭に迷う人は居ない。
もともと、神社で働くだけで「食える」人のほうが超・例外であり、
地域の神社の神主さんはほぼ全員、会社員や公務員、自営業との兼業だ。
神社が維持できないところまで行って、よしんば終わってしまったとしても、
誰も、生活に困るようになる訳ではないんだよねぇ(爆)。

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