転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昼前に、主人が舅を、市内の某個人病院に連れて行ったのだが、
帰宅した主人の感想は、『イマイチ~』だった(^_^;。

院長先生は実に的確な方で、診察内容にはなんの不満もなく、
一般病棟でも緩和ケア病棟でも選んで良い、と言われ、
ここまでは良かったのだが、さて診察が終わってみると、
舅の車椅子を放置したまま、看護師さんがどこかに行ってしまい、
そのまま、誰も来ず、半時間ばかり、
診察室の外の廊下で、待たされたのだという。

舅は衰弱しているので、文句を言うどころか朦朧としているし、
主人は主人で入院荷物を両手に持ったまま、
待てど暮らせど先ほどの看護師さんは来ないし、
他の人に尋ねてもラチがあかないし、
ヲイヲイ、どうなるんだよ、と相当、困ったそうだ。

それでもついに思い出して貰えたのか、看護師さんが来て、
舅は車椅子のまま、病棟に上がることになったらしい。
そして案内されたのは、とりあえず一般病棟で、
あとで緩和ケア病棟も見て、その上でどちらか選んで良い、
と言われてはいたのだが、ここまでの時間がかかり過ぎたうえ、
舅が既に疲労しきっていたので、もはやそのような気力は無かった。

しかも、ハッキリ言って、病棟はかなりボロかったそうだ(爆)。
主人曰く、『診察室や待合室はフ○ーレンスマンションで、
病棟に行くといきなり官舎だった
』。

病室に入ったら、まもなく担当看護師さんが来て、
病歴や病状についてあれこれ訊ね、採血に30分も手間取り、
その間、舅は横にならせて貰えず、
採血のあとお茶を飲まされて吐いてしまったそうだ。

そして様子を見に来られた院長先生が、『カルテが上がってない』、
と指摘されているのに、うしろにいる若い医師は座っていて動かず、
食事は消化の良いお粥にしましょうと一旦、決まった筈なのに、
時間が来て出された昼食は何故か焼きうどん(爆)で、
『連携悪すぎるんと違うか・・・』、
と主人は暗澹とした気持ちになったと言っていた。

ちなみに部屋は四人部屋だが、先客はひとりだけで、
その方は六十代後半の、元気の良い(^_^;男性だったそうだ。
院内の設備のことなど、この人が親切にいろいろと教えてくれて、
主人はとても助かったと言っていた。
『朝から放っておかれとる。検温にすら誰も来てくれん。
どうなっとるんや。わしゃ暴れるぞ』
と彼はぶつぶつ怒っていたそうだが、
こんなに元気だからあの人はすぐ行かなくても大丈夫、
とスタッフさんの間で後回しにされていたのではなかろうか(^^ゞ。

とりあえず、明日、私も病院に行って、
その緩和ケア病棟を改めて見学させて貰い、
もし居住性が良さそうなら、病棟を移ることにしたいと思う。
この病院では、緩和ケア病棟でも一般病棟同様に、
望めば積極的な治療も行ってくれるという方針なので、
『最後まで闘う人は一般病棟、諦めて静かに過ごす人はホスピス』
というニュアンスは無い(ということがパンフから読み取れる)。
要は病室の患者占有面積とか、患者に対する看護師の人数比とか、
それらゆえにかかる費用、の問題だろうと思われるのだが、
そのあたりも含めて、もう一度よく説明を聞きたいと思っている。

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昨日は、午後から、姑を例の五日市の施設まで送るため、
昼過ぎに佐伯区まで出向いた。
行ってから大至急、姑の荷造りをしたのだが、
案外、時間に余裕があったので、続けて舅用の荷物も作った。
舅のほうも一日遅れで、某個人病院に入院することになっている。

私「ヒゲ剃りは・・・」
舅「それはワシが荷物に入れるけ、気にせんでええよ」
私「大事なタバコも、そいじゃご自分で御願いします」
舅「へへ(苦笑)」
私「パジャマのほかに、上下揃いの部屋着も入れときますね」
舅「おう。外に出るときゃ、そいつを着よう」

舅は今、自宅ではほとんど寝たきりで過ごしているのだが、
ちゃんと、外出する気はあるのだ。大いに結構ではないか。
その意気だ。

ところで、舅が全く運転できなくなって以来、
姑の送迎には介護タクシーを頼んで私が同乗しているのだが、
きょうは、いつもの業者さんの予約が取れず、
我々にとって全く新しい会社のタクシーさんが来た。

これが・・・・、新人さんのドライバーだった(^_^;。
姑の状態に関する情報が伝わっていなかったのかもしれないが、
姑を車椅子に移乗させるのに、手を取って立たせようとしたり、
姑が車椅子を指さして、『もっとあっちへやって云々』、
と小さい声で指示らしきことを言ったのを、マトモに聞いて、
車椅子を物凄く姑から遠ざけたりなさっていた(^^ゞ。

見かねて、ヘルパーさんが手伝って下さり
(本当は手出ししてはいけないことになっていたらしいが)、
なんとか、車椅子に座らせることが出来て、
さて出発するという段になったのだが、
今度は、タクシー内への車椅子の固定がこれまた手間取った。

舅がもうちょっと元気だったら、起きて見送っただろうから、
こんな光景を見たら、短気な彼は大噴火したに違いない。
今回、舅がベッドで寝ててくれたのは、これに限っては
とても良かった(爆)。

施設のほうでは、前回退所してまだ一週間経っていないので、
ほとんど、「お帰りなさい」な雰囲気だった。
姑は車中でもずっと上機嫌で、何も違和感がない様子だったし、
着いたらすぐ元通りの部屋に案内され、
ほどなく、姑はベッドでスヤスヤ眠った。
姑があまり活発なので、今回は低いベッドが用意されていた(^_^;。

ということで、姑のほうはひとまず、慣れたところに落ち着いたので、
次はいよいよ、舅の治療のほうだ。
広大から紹介された某個人病院に、きょうから入院なので、
今、主人が佐伯区の家のほうに行っている。
広大の主治医も直接、病院のほうに来て下さるそうだ。
そこで本人と家族の希望を聞いて、今後の方針を決め、
一般病棟にするか緩和ケア病棟にするかを選択するという。

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