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ゴルデンスランバー、読書

2020-06-11 15:18:56 | 本と雑誌

ゴルデンスランバー、伊坂幸太郎著読書

 

緊急事態宣言で15冊ぐらい買ってきた本の最後の一冊です。

感想文を書いていないのが1冊ありますが、内容が悪いのじゃなく感想を書きにくいだけ。

ゴールデンスランバーは本屋大賞というので、しかも最近の人気作家なので期待でした。

おおまかなストーリーは1960年代にあったケネディ暗殺事件からとられている。

オズワルドがケネディを狙撃した犯人だとされていたが、護送中に暗殺されてしまった。

そのオズワルドを撃ち殺した犯人ジャックルビーでさえ、4年後には獄中死(怪しい)している。

果たしてケネディ狙撃がオズワルドの単独であったか、、、当時から誰も信じていない。

狙撃銃を4発も発射したのに誰も狙撃犯を見ていないのもおかしい。

証言者や証言自体を握りつぶされた可能性だってある。

当時の米国政府発表がこれほど嘘くさかったのはないほどです。

警備の厳重な米国大統領を暗殺したのは、国家レベルの犯罪組織だったんじゃないか。例えば軍隊とかCIAとかFBI他国の諜報機関とか、、、。

国家の犯罪となれば、、、完全犯罪でしょう。

その国家的犯罪を日本で再現したのが「ゴールデンスランバー」だ。

場所は仙台で、狙撃銃の代わりに「ラジコンヘリに爆弾」というアイテムだが、今だったらドローンということになるか。

ゴールデンスランバーでは犯人は不明だが、犯人に仕立て上げられたのが、、、主人公の「青柳雅春」。

日本の首相暗殺事件は、どうも国家が絡んでいるようで、「青柳雅春」を周到に犯人に仕立てている。

どうも、顔まで整形してそっくりに似せた「偽青柳雅春」を用意して、色々あちこちに出没させていた。

証拠固めを「偽青柳雅治」が進めていたのだ。

とりあえず日本は民主国家なので、対抗勢力であっても暗殺はダメでしょというので、犯罪実行犯と偽犯人と、実際に捕まる「青柳雅治」を用意したという訳だ。

伊坂幸太郎のゴルデンスランバーは予定調和で、多分この犯人にされた「青柳雅治」は逃げおおせるのだろうと言う希望が読める。

それがハラハラどきどきだが安心して先を読んでいけることになる。

勧善懲悪とはちょい違うが、主人公が殺されてしまっちゃ、読者はがっかりでしょう。

その安心感のあるスリルなんですね、このゴールデンスランバーは!

面白くてどんどん読んでしまった!

国家が国民を守ってくれるとは限らない。

国民をダシに国家という権力がさらに権力を大きくしようと画策する。

よくあることですが、国家を国民が見守っていないとマズイことになりやすい。

人は善人だと前提で過ごしているよりも、人はすきがあれば悪事をはらたくと考えて国民は政治機構を見守っていなきゃいけない。

今の日本政府や政治機構はなりふり構わず「悪事」と言っていいほどのことをやっている。

ストーリーが面白い本し、テンポが良い、、、お勧めします。

架橋ビジネス 山下昌美

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/403c49ce3ce60906e84b9f36a2e236ce

ゴールデンスランバー、井坂幸太郎 国家の犯罪に市民が犯人にされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/bd27db62541df45c8898576a24c7643d

書店主フィークリーの物語 ガブリエル・ゼウイン 

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/67c105e77fad0dab2dfe81ea2595ca16

京都の雑学100選、清水サトシ著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/464e6bafa3dcdc1ddf1c84fa9af0c6e1

神々の嶺、夢枕獏 ヒマラヤ登山の黎明期の出来事を、史実をもとにフィクション

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/0ecafc40c9d75b010683a613a7ed37fe

陽気なギャングは3つ数えろ 井坂幸太郎 明るく陽気なギャングシリーズ

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/390f44a4704683665229dbf0915e35fa

氷点、三浦綾子著 北海道を舞台にした私小説

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/8aadcbe1130b26dccfac02e258cfbe2f

ハリーポッター賢者の石 JKローリング著

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/86f85de96cb9d765f04d7c99f859549d

文庫X、犯人はそこにいる 清水潔箸 記者さんが追った犯罪の実録記事 迫力満点です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/82468b4a3f86892b534aa2650f927822

夜行 森見登美彦著 不思議な短編小説です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b81956f461db85b1a38b291d01442d34

かなたの子 角田光世箸 おどろおどろした、女性独特なブツブツした感性です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/3f9d0f6466a4fecfa0fa4d205964927d

ローカルバスの終点へ 宮脇俊三著 ローカルバスの100kmを越える旅です

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ed917733ec15d51ecd5f9a52d1904a51

神秘な国ネパール Dマーフィー著、1960年代のカトマンズあたりの話

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b275d13e8a32d2c39b5f0945880d5f8a

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

鉄道エッセイコレクション 読み鉄へのご招待

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ab719d6a265331c9c1ef97bb50b6ade3

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

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イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

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