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呉服座*美濃、岐阜の旅

2024-06-04 17:54:11 | 日記・エッセイ・コラム

呉服座は明治村にありました

大阪府池田市西本町猪名川の川岸にあった芝居小屋で

明治7年創業の戎座を明治25年(1892)に西本町へ移築したもので

このときに名称が「呉服座」と改められた

江戸時代から続く伝統建築です

座では地方巡業の歌舞伎をはじめ

壮士芝居、新派、落語、浪曲、講談、漫才などさまざまなものが演じられていた

人が集まれる大きな建物なので演説や集会にも使われていたそうです

中央の枠に囲まれたところが枡席(マスセキ)

左右に花道がありその外側が桟敷(サジキ)

桟敷の方が上等な席です

役者さんが花道で目の前で見栄を切りますから

枡席は4人が定員と書いてあるものが多い

花道を行く役者さんにファンはタッチしたのだろう

お相撲さんも観客がタッチしますが

お相撲さんはあれが嫌なんだーと聞いたことがある

体をペタペタ叩かれるのが嫌なんだそうだ

役者さんはどーなんでしょうね

人気稼業だから

2階にも桟敷があって

全体を見渡せるので見晴らしは良い

2階でも奥の席や3階の奥の方は

天井桟敷とかツンボ桟敷とか言われる

見えないし聞こえないから常連さんの溜まり場になるという

提灯のマークがいいでしょ

福娘の横顔が5つ

5人の福娘を呉服(ごふく)に引っ掛けています

でも呉服座は本来は(くれはざ)と読むらしいが

私は残念ながら芝居小屋で演目を見たことがない

野外の舞台などで見たことはあるが

秩父の夜祭見物に凝っていた時代に

秩父よりも奥まったところにあった小鹿野で

八幡神社の鉄砲祭りで仮設舞台(祭り屋台)の芝居を見ただけです

地方には田舎歌舞伎が残っているところがあります

確か伊奈高遠にもあったような

座は四国の金比羅山参道にある金比羅大芝居(金丸座)

四国愛媛県の内子町の内子座

座ではないらしいがそっくりな造りの昭和の劇場の

徳島県美馬市の脇町劇場のオディオン座

全て四国にあった

うどんに凝っていた時に四国行脚した時に見つけた

 

いつか本格的な歌舞伎芝居を見たいものです

歌舞伎座のプロの演技もいいけど

素人田舎芝居も捨て難いな〜〜〜

 

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2 コメント

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Unknown (あみん (hgn))
2024-06-05 06:40:10
 会津・檜枝岐? のは違うのかな?
>田舎歌舞伎
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Unknown (shimo)
2024-06-06 14:58:25
あみんさんへ
檜枝岐にも残っているようですね
田島に泊まった時にちょうどお祭りの日だったんで、屋台の山車がでていました。屋台は舞台になっているので、稚児さんが踊っていました。
あのような文化があるところでは、田舎芝居ができるのでしょう。秩父の小鹿野のは山車の舞台と左右に仮設舞台を設けて、大きな舞台にして田舎歌舞伎を演じていました。
私が20代の頃に見た幻のようなものです。
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