ランシモ

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人間の証明

2007-09-27 19:33:30 | 本と雑誌

森村誠一さんの代表作です。

070927n1 登場人物や背景のスケールが大きい作品です。戦後の闇市のようなところから、現代に続いていたり、日本と海を渡ったアメリカとの接点。時と空間を自在に使って、物語を展開させている。

コレを書いたのが20代だったとするならば、やはり小説家として天才の部類なのだろう。

内容の説明は有名な書なので、全て省きます。

野性の証明を1年ぐらい前に読んだが、アチラのほうが、より書きなれているのかなという感じを得ました。人間の証明は終わりが書きつかれた感もあり。あっさり終わってしまった、もっとわくわく楽しみにしていたが、書き込みが物足りなかった。

野性の証明には、それがなく、最後まで狂気を感じされて感心しましたが、、、。

なので、小説としては野性の証明に、私は軍配をあげます。人間の証明には、、、現代はもっと寒々しいので、空寒いというか、、、甘さを感じた。

違うんじゃないのーーーて感じかな!

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この人って、あの頃が絶頂期だったのでしょうね...... (「た」)
2007-09-27 21:57:13
この人って、あの頃が絶頂期だったのでしょうね......
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「た」さん (shimo)
2007-09-28 00:25:00
「た」さん
いやー、すごい作家だと思いますが、、、。
作家って、複雑に絡み合った話の内容を、最後にちゃんと落ちをつけ、見せ場を作って感激させるのだから、たいしたものだと感心します。
人間の証明のほうが時空のスケールが大きいけど、人間の闇の部分を描いたのが野生の証明だと私は解釈しました。
森村誠一を見いだした角川春樹もそれなりなんですが、おあとにケチが付いたのはなさけなかった。
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「野生の証明」は映画公開当時に読みました。映画... (松橋の松)
2007-09-30 08:41:26
「野生の証明」は映画公開当時に読みました。映画よりも小説の方が人間関係などが複雑で徐々に軟腐病に蝕まれていく刑事(元刑事?)が凶行に突き進む場面が今での映像として頭に残っています。この頃はインターネットを見ることばかりが多くなってきたので、秋の読書に親しもうかなと思いました。でも、まだ酷暑ですが。朝夕はともかく、昼間はまだ夏です。
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松橋の松さん (shimo)
2007-09-30 18:22:15
松橋の松さん
小説が映画化されると、どうしても時間の問題で、簡略化されるのはいたしかたない。
普段はインターネットで、本はいつもかばんの中に1冊、映画は面白そうなのがあればタマニです。TVは引っ越してから家にないので、実家で見るくらいです。それでも暮らせるんですね。
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