著者は東野圭吾
この本が直木賞受賞作だという。
大学時代の天才が時を経て再会。
方や物理学者で学校に残って研究を続けている。もうひとりは数学者で、現実の生活に追われるのが嫌で、学校の教師になり自分で研究を続けている。そこだと仕事をしながら自分の研究ができるのだ。
その２人がある殺人事件をきっかけに再会。
数学者は殺人事件を起こした母子をかばうために、己の手も犯罪に染め完全犯罪を企てる。
完全犯罪の手口は、思い込みによる盲点をつくということ。思いこみを誘うように遺留品をのこし、疑われるべくして不確実なアリバイをつくる。完全なアリバイじゃないところがミソ。
幾何学の問題に見せかけて、じつは関数の問題であるとか、、、。議論の主訴を、問題の焦点を、ずらしておくのだ、、、。
数学者はある定理を用いて理論を組み立ててイク。それにたいして物理学者は観察こそいのち。万物を観察して推測し実験で仮説を証明してイク。
天才数学者が構築した、その犯罪を同じく天才物理学者が、するどい観察で全貌を推理して事件を解決。
中身の濃いい推理小説でした。
映画のＵＲＬ
ボクはむずかしい本はわからないけど、新聞読んだり…ってか、読んでるフリをしてる仲間も居るよ。
コメントくれてありがとう！
この作品は本と映画の両方を楽しみました。
どちらもなかなか素晴らしい出来映えです。
シンプルだけれど人間の心理の盲点をついたトリックは見事でした。
読んだふりよりも、仲良しこよし、のふりのほうが多かった気がしたです。
面白いとっくりです！
さすがに早いな！
映画も見たかった。調べてみます！
犯罪の構築は複雑、推理のキッカケはシンプルでした。それが数学者と物理学者の違いなのか？