この本を読んで、書かれた後に起きた山形マット殺人事件を思い浮かべました。山河は美しいが、閉鎖的な土地柄。よそ者が住むには疑問だらけで、長いものには巻かれろ的な風土が今でもあると思います。
事件が発生しても、土地に悪評が立つから、事件にしないでおこうという、全員ダンマリの世界があるのでしょう。
コレは東北地方とか地域だけではなく、業者の談合だってそれと同じことだと思いますから。
黙っていれば、その世界では利益があるということなんでしょう。全体から見たら、もっと良いやり方、利益の出し方があるのでしょう。誰かがずるい、不正な儲けをしているということは、損をしている人がいるということ。
この部隊にいて中核だった人たちが、エイズで問題になった○○薬品の社長になられたそうです。
戦後、米軍との間で(連合軍ではなく)司法取引され、戦争責任を逃れた、亡霊のような人たちが権威を握っていき、日本の薬害エイズの被害が大きくなったんです。
すべからず、業界の利益が、国民の健康や財産に優先するんです。
目を光らせて生きましょう!
731部隊の本も流行りましたよね。なんでしたっけ?こんな話、学校じゃ教えてくれなかったなぁーと思った覚えがあります。
私も戦後スグ派なんで、子供の頃は戦記物の本が多く、ずいぶん読んだものですが、恥ずかしながら、731部隊は森村さんが本をだしたあと知りました。
おぞましい事があったことを、戦後になってもずーと日米両国の政府が隠していたんですね。
戦争だから、人を殺めるのはしかたがない。それが戦争だからですが、人体研究を他国の人を「適当に調達して」やったのは、戦争の目的からもずいぶん逸脱した行為だと言えます。
あと、山形マット事件に懲りずに、数日前に秋田で起こった男児、女児の連続殺人にしても、警察は被害者の母親に「事件であるより事故のほうがいいんじゃない」といったそうで、地方の警察官の無気力さ、保身に呆れました。
東京近郊でも女子大生が殺された事件で、必要に保護を求めていても、警察から無視をされ結局、殺人事件になったことがありました。
警察は治安(特にわかりやすい国内政治)の時のみ張り切って出てくる気がします。オームの時は出遅れたし、何とかならんのかーーー。
『悪魔の飽食』のほうは読んでいませんでした、さっそく手に入れて読んでみます。
「野性の証明」は映画は見ていないですが、小説は文句なしに面白かった。
人間描写がよく描けています。
「悪魔の飽食」は私だって戦時中だったら、何したかわかりません。731部隊や561部隊?がアカデミックだったというのは、ちょっと笑えます。当時の軍隊より上下関係、意見などがフリーであったという。
アメリカすべてがそうだと思わないけど、フェアーでないと言われることが、大きな屈辱だと聞きました。南蛮連合の白人の連中にも、それは感じます。けっこう日本の政治にも興味をもちうるさいです。
政治の話や、社会のあり方を考えていると、今どき珍しいとか、へエーって言われますが、私の仕事環境では自分が変だと感じることはやらなくて良いから助かります。
また、団塊の世代の特徴なんですが、熱いんじゃない?とも言われます。
「悪魔の飽食」ぜひ読んでください。
腕のいい研究者(医者?)が影で「あれは731にいたからだ」とささやかれていた・・・という記述があったように思いますが、もしかしたら、それがエイズ問題の○○薬品にいる人たちのことだったのかも・・・。
あと、その部隊にいる少年が、先輩から与えられた菓子を食べたら、すごい高熱が出て、部隊内の診療所で手当を受け回復したら、その後、すごく頭が良くなった、って話が印象的でした。
「731」の日本での本隊は新宿区にあったとか・・・・。
新宿区の百人町には東京都立衛生研究所、国立科学館分館、○○科学研究所、く○は等、
戸山町には心身障害福祉センター、国立感染症研究所、障害者福祉センター、国立国際医療センターと病理研究所が今でも集中していますから。病院、国の施設が数知れずありますね。
今の早稲田大学理工学部の南側に、陸軍の練兵場と大砲の射撃場があったのはご存知ですか?
射撃場は巨大なかまぼこ型でコンクリの厚さが1mぐらいあったといいます。その中で大砲を土塁に向かってぶっ放したそうです。小さい頃、鉄砲の薬きょうが転がっていて拾いにいきました。私の生まれはそのあたりです。