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神秘な国ネパール*読書

2019-12-09 18:54:51 | 本と雑誌

神秘な国ネパール、女ひとりの冒険日記

D・マーフィー著(女性)、社会思想社

1960年代にアイルランドの女性がでネパールの難民キャンプ場に赴いた。

ネパールにはチベットからの難民が押し寄せていて、その難民キャンプのお手伝いに看護婦さんとしていった。

中国はチベットに侵略して、ラマ僧たちを虐殺していたので、チベットの民もネパールやインドに逃げていた。

ネパールはまだまだ登山隊ぐらいしか入っていなかった時期です。

彼女はカトマンドゥとポカラを往復していたが、トレッキングでランタン地域を一人のガイドと一緒に旅にでた。

ネパール全体は極貧だけど素朴な国民だったと言っている。

1960年代というと戦後15年経っていますが、ネパールやインド、東南アジアが植民地から独立して間もない頃です。

インドにしても西側諸国の物資と文明が入ってきて、インド独自の価値観から西側の価値観に翻弄されていた時期です。

西洋の物資はインドにも入ってきて、カースト制度と物資文明の軋轢や下克上でごちゃごちゃ。

さらに、インドとパキスタン、中国の領土争い。

中国のチベット侵略。

ヒンズー教とイスラム教の争い。

ヒマラヤ遠征の登山隊のみが呑気なネパールの町々、カトマンドゥーやポカラに新しい風を吹き込んでいた。

素朴に過ごしていたネパールに登山隊が息吹を吹き込んだんでしょう。

ポカラのあたりは極貧で衛生観念がないというか、、、雨が降ると路地が濁流になり汚物が流れていて汚さの極地のようだった。

とある地域では一生お風呂に入らない部族もいた。

ポカラに限らないが匂いが凄まじかった。

ただし、トレッキングに出ると、、、それはそれは素晴らしく、アルプスを越えるスケールでマチャプチャレがそびえていた。

極貧ではあるがネパールの国民は優しかった!

面白いいつわが、、、乳飲み子が母の乳を飲み終わると、タバコをくわえて「マッチ」と母親に催促した。

そんな小さな乳飲み子がタバコを吸う!

親兄弟が吸わせていたんだろう。

それは、貧困というか、社会の無学からくる貧困でもあるんだろう。

むろん、学校など無縁の世界だろう。

それを考えると、日本は文明開化以前、、、江戸時代のあたりから寺子屋が各地にできて、読み書きや人のあり方などを教える場があった。

時代は現代になると、これからの文化にかける社会一般の意識は、、、中国が一番かもしれない。

時代の先端は変わっていくということです。

日本の没落はどうしたら止められるのかな???

 

君たちはどう生きるか 吉野源三郎著、80年前に書かれた名著で、今でも十分に通用します

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/a9da8128f4acc043d1d53ffbe1f3dd02

紀の川、有吉佐和子 女3代にわたるお話、親子供は反発しあっても、思いが繋がっていく

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/42e8223a65d0f2a5ba642c51139f88a8

日の名残り カズオ・イシグロ  英国愛をユーモアで語る ブッカー賞受賞作!

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/25998571461c070cee36d328258a1c7d

イザベラバードの日本紀行㊤ 1880年代にイギリス人女流冒険家さんの1人旅 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/9c4b8150096cccbbba33fbc2711c3c2e

イザベラバードの日本紀行㊦ 1880年代に1人で北海道に渡る 

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/119fb8e45d2c7563144f348f6c65d6bb

イザベラバードの中国奥地紀行㊤ 1880年代、ちょうど日清戦争が終わった頃です

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7c1d52aa204ccb6975824f020bdcc504

イザベラバードの中国奥地紀行㊦

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/96ac13d80f8fb7067ac229984ae53ce1

イザベラバードの朝鮮紀行 日本、中国、ロシアに挟まれた朝鮮、今も昔も変わらない

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f2f1b42636aa986b44cb7594e14d909

ホテルローヤル 桜木紫乃 個人商店のような自分の境遇が、身につまされる

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/7336ab8978fa67681d133f096c2f2390

すばらしい新世界 バックスリー 1932年に発行された破壊的懐疑主義空想物語

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/24ecbe9335f0cce6345980ca1d2c1ad7

わたしを離さないで カズオ・イシグロ 2017年ノーベル文学賞を受賞 代表作でしょう

https://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/5f171addb3dc788c75939e82d34be018

夜と霧 ヴィクトールEフランクル 第二次世界大戦時のアウシュビッツでの生活

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憑神 浅田次郎 貧乏神、疫病神、死神が次々にやってくる、ファンタジー小説

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漂流教室 楳図かずお 極限状態に設定した世界での人の本性を描く

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風の影 カルロス・ルイス・サフォン 舞台は第二次世界大戦直前のスペイン、フランコ政権時

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容疑者Xの献身 東野圭吾 大学時代の天才が時を経て再会、数学者の犯罪を物理学者が解く

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天使と悪魔 ダンブラウン この後書かれた、ダ・ヴィンチ・コードが世界的ベストセラーに

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イリュージョン リチャード・バック かもめのジョナサンで知られている作家

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注文の多い料理店 宮沢賢治 9つの短編小説 メルヘンと思いきや、結構残酷です

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病んだ家族、錯乱した室内 春日武彦 部屋は住まわれている方たちの精神状態を表している

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人間の証明 森村誠一 野性の証明のほうが面白いかな

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闇の子供達 梁石日 東南アジアの臓器売買の実態

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もの食う人びと 辺見庸 食らい、語らい、鮮やかに紡いだ、世紀末の食の黙示録

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