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旧白滝駅(その1)

2016-01-20 00:00:18 | 2015五能線&道央&カシオペア
 今年(平成28)年3月25日で白滝シリーズは本家の「白滝駅」のみ残し、全滅してしまいます。

 現役の駅なので、カーナビに「旧白滝駅」が表示されますので、簡単に見つけられます。国道333号線沿いにあります。
 北海道は札幌(道央の政令都市)、函館(道南)、旭川(道北)、北見(道東の中心都市)周辺のみ人口が多く、地方となると汽車を動かすたびに赤字が出る超閑散路線。1987(昭和62)年、国鉄からJR北海道に引き継ぐ前に広尾線とか100円の収入を得るのにそれより上回る支出を強いられる大規模な赤字路線を廃止。JRに引き継いでも、天北線や名寄本線など採算が合わないところも廃止、現在も現役の路線は「地域に必要なインフラである」という解釈のもとで残しているわけですが、今度は、利用客がゼロの駅は維持代もかかるので、次々と廃駅にするそうです。そのため、JR北海道は株式会社であっても、国から経営安定基金で賄っている非上場になっています。JR九州はようやく平成28年度から上場に向け、手続き中だそうです。

 今年3月で廃駅になるのに、白滝シリーズの駅名票はなぜか、新しい。長年の労に感謝して「最終の美」を飾るため、きれいな状態でお別れしたいという意図もあるかも知れません。
 開業は昭和22(1947)年2月11日。白滝地区の中で歴史の古い場所なので、「旧白滝」と命名。本家の駅名に後から新しくできた駅は「新」が付く駅名が多いさなか、昭和4年に本家の「白滝」の後にできているのに、「旧」とは全国的に珍しい。

 そもそも、その土地の地名が「旧白滝」なので、駅名もそのようにしているでしょう。現在は遠軽町に合併しているので、「白滝村」のうち「村」だけ消されています。

 駅ホームに行くのに、踏切を渡なければなりません。「敷板がありませんので、注意してお渡りください。北海道旅客鉄道株式会社」と書かれていますが・・・

 敷板はありました。それがないとクルマの通行もできないので、後から取り付けたかも知れません。

 昭和22年当時、旧白滝周辺の人口は多かった。通学のために汽車を停めて欲しいと国鉄に要請し、盛り土をして、使われなくなった枕木でホームを作ったそうです。

 JR北海道は、この駅に停車するたびに毎日利用してくれる女子高校生が1名だということは把握。今年3月の卒業を待って、廃止する運命に・・・。まだまだ続きは長いです。
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