総天然色ウルトラQ 「宇宙からの贈り物」

WOWOWでカラーのウルトラQ「宇宙からの贈り物」が放送されていたので視聴しました。

カラーになって一番変わったと感じたのが、ナメゴンの気持ち悪さでした（汗。あのテカテカ、ヌメヌメとしてそうな光沢が何とも・・・他にはやけに明るい感じがしました。ウルトラマンやセブンをDVDで見るよりも明るく鮮明に思えます。ちょっと明るすぎるかな、とも思いましたが。

いやーでも相変わらずウルトラQは面白いですね。ナメゴンの話は宇宙からの贈り物。人間の身勝手な宇宙開発により、火星やその他の星々は迷惑しているのではないか。宇宙に既に築かれている協定を知らず、地球人は好き放題やっているのではないか。人間の科学の進歩への警告とも取れる2頭のナメゴン。
後のセブンのギエロン星獣は、まさに科学への警鐘。進歩のための犠牲は仕方が無いと一言で済ませられる問題では無いのでしょう。宇宙は人間だけの物ではないでしょうし。

必ずしもハッピーエンドでは終わらないウルトラQ。カネゴンも父母がカネゴンになってしまった!と笑える面もあれば、金への欲望がまざまざと描かれているようにも感じたり、そしてカネゴンになった2人が戻る方法はあるのか・・・と終わった後も色々考えさせられます。それは夢だったり、ちょっとした恐怖だったり。ナメゴンはいずれ倒れされるのでしょうけども、第2、第3の贈り物が、必ずしも地球の科学で対抗できるとは限らない。

民間人や科学者がギリギリまで頑張るその精神は、後のウルトラマンに頼るだけでは無く、未知の脅威に対しては人間も頑張らなければならない、という精神に繋がる気がします。ただ倒すだけでは無く、時には共存の道も。やはりウルトラQは、ウルトラシリーズの原点であるように思えました。

異国迷路のクロワーゼ 第3話「日本迷宮」

異国迷路のクロワーゼ　第3話「日本迷宮」

衣服にアイロンをかける湯音。日本にも「火のし」という似た道具があるとの事。そんな道具あったのか・・・
ふとクロードは日本がどんな所なのか気になって尋ねてみる。長崎は木と紙の迷宮。窓は紙と木で出来ており、扉は木で、敷いてあるのは干し草の絨毯。窓を開ければ山河のミニチュア。井戸があり、国技は裸の男が団子を乗っけて塩を投げてぶつかり合う・・・そうして築かれていく、クロードの間違った日本のイメージ図ｗｗ

どうやらクロードは新しい看板のデザインに悩んでおり、アイディアが欲しかった様子。前なら受けない仕事も受ける。着物を買い戻すために。
湯音がパリに来たのは、憧れの地であり、オスカーに頼み込んだから。生きたい場所や見たい場所も分からず、毎日の生活になじむので精いっぱいの湯音。そんな湯音はもらったお菓子の包み紙で、見事な鶴を折ってのける。
姉の汐音に手紙を書いていると、クロードにそれを見られてしまう。日本語が文字には見えないとクロード。湯音の文字をどう書くのか尋ねる。お湯の音で湯音。姉は汐の音で汐音。自然の音を美しいと感じるのでした。

出来あがったのは湯音の「音」をイメージした看板。音楽関連の店?にはちょうど良いようで、買ってくれた。クロードは湯音にちゃんとした便せんを買うために文房具屋へ。が、店を出ると雨が降っていた。そこへ湯音が傘を差して通りかかった。先に町でクロードと出会ったオスカーから、クロードが便せんを買うと聞いていたのだった。が、驚かそうとしていたと知ると「きいてません!」・・・可愛すぎるだろ。
傘を差して、雨の音を堪能しながら散歩。そしてクロードが見せてくれたのはパリの夕景。ギャルリは閉まっている店が増えてしまったが、この風景は変わらない。聞こえてくる鐘の音もまた同じ。日本の鐘の音を「ごーん、ごーん」と再現する湯音がおかしくて、笑ってしまうクロード。湯音はパリの音を聴き、夕景を眺めるのでした。

そしてその頃、誕生日プレゼントにあの着物と、口約束でギャルリをもらった少女・アリス。ギャルリに日本人少女がいると知るや否や、すぐさまお茶会に招待しようと張り切り・・・


感想
日本の音、パリの音。違いはあれども、雨の音は同じでしょう。楽器で奏でられる音だけでなく、自然の音も楽しむ・・・綺麗な風景でした。そして湯音が色々と可愛らしかったです。しかし日本に火のし、なんて道具あったんですね。日本人なのに、昔の事とはいえ、知らない事もたくさんあるなぁと。

で、新キャラのアリス。CVは悠木碧さん。最近プレイしたゲームの影響で、プラチナかアイリスのイメージが強いですね。それはさておき、湯音を自分の物にしようとお茶会に誘い、着物を見せる様子。自分の物になるなら、着物を返すとか言うのかな。