ひびレビ

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ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム

2011-07-16 13:53:22 | 2011年アニメ
今年のポケモン映画「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」と「ビクティニと白き英雄レシラム」を見てきました。待ち時間も合わせて4時間ちょいはさすがに・・・


「大地の剣」と呼ばれる城のふもとにある町アイントオークを訪れたサトシ、アイリス、デント。失われた大地の郷を復活させようとする青年ドレッドや、その妹のカリータ、そしてアイントオークにいると言われている幻のポケモン・ビクティニ。理想と真実を求める2つの物語。

・・・と、まさかの2作品同日公開。見ないわけにもいかないので、両方とも見たわけですが、大まかなストーリーには変わりありません。変更があるのはゼクロム、レシラムが関わってくる部分のみ。サトシたちはこの地にゼクロムとレシラムが眠っている事は知らなかったので、基本的にビクティニとの友情を育んでいます。ネタバレになりますが、ストーリー展開は

①ドレッドが各地に散った大地の民の所を訪れる。
②サトシたち、アイントオークに到着。シキジカ2頭を助けようとしていた所を、こっそりビクティニに助けられる。
③バトル大会に参加。大会の最中、ビクティニがサトシのポケモンをこっそり助ける。
④カリータがビクティニの存在に気づき、サトシたちとも出会う。
⑤ビクティニの、この町の歴史が明かされる。
⑥ドレッドが自分の行ってきた事、目的をカリータや母親、町長に話す。
⑦ドレッドの目的のためにビクティニの力が利用される。止めようとするも、ゼクロム(レシラム)により阻まれる。
⑧ゼクロム(レシラム)に対抗するため、レシラム(ゼクロム)を復活させようとする。
といった流れです。この内変更があるのは①、⑥、⑦、⑧。なので序盤と終盤の展開がちょっと違うだけで、話の結果は同じ。つまり、別にどちらかを見なくても(略。

他の変更点としては
・映画開始前の配信に関する注意事項(ゼクロムはジョーイ&タブンネ、レシラムはジュンサー&ムーランド)
・冒頭のナレーション、サトシたちの冒険風景、ポケモン紹介。
・ドレッドが最初に助ける集落(ゼクロムは砂漠、レシラムは雪原)
・「ポケットモンスター」のタイトルが出た後、上がっていくと「黒き英雄ゼクロム」の、下がっていくと「白き英雄レシラム」のタイトル。演出もゼクロムならば雷、レシラムならば炎。
・ゼクロム:サザンドラが色違いで、ドレッドが使用するのはランクルス。
 レシラム:ゴルーグが色違いで、ドレッドが使用するのはゴチルゼル。
・EDの風景、コンテストの入賞絵(ゼクロム、レシラムで紹介される絵が分かれています)などなど・・・
⑦、⑧辺りに変更が多いですね。



肝心の内容は正直微妙と言わざるを得ません。理想や真実を求めるために、大地の郷を復活させるために動くドレッドですが、どうもそのやり方が強引というか、何というか・・・ビクティニの力を無理やり引き出そうとするのはどうなんだろう。理想や真実には犠牲が必要なんだといってますが、あの城を動かした時、町に被害は及ぼさないのかとか、そこら辺ちゃんと考えてるんですかね?どうにも良い事をしているようで、自分の理想や真実の達成のためだけに、周りを省みず動いている感じがして、好きになれないキャラでした。もっと明確に悪い事をしようとするキャラの方が良かったです。

サトシ一向もポケモンを含めてあまり活躍せず。専らピカチュウが頑張ってます。一応ズルッグ、ポカブ、ミジュマルも出てきますが、バトル大会が終わったら出番無し。ツタージャらはそもそも出番すら無いと言う・・・何この扱いの酷さ。アイリスはエモンガを出すも、勝手に交代技使ってドリュウズ登場。デントはヤナップでサザンドラと対戦。この3体も出番はここだけ。何だかなぁ・・・こう、「皆出て来い!」ってやって、皆で仲良くご飯食べてる風景、あれが欲しかった。後もっとアイリスに活躍の機会をですね。サザンドラを見て喜ぶのは可愛かったですけども。後、階段を下りる時、改めて髪のボリュームが凄いと感じましたw

サトシ自身もゼクロム(レシラム)を目覚めさせるのに奮闘しますが、今回はビクティニと一緒にいたら、ドレッドの目的にたまたま巻き込まれ、ゼクロム(レシラム)を復活させ、ビクティニを助けようと頑張るぐらい。いつもより控えめだった気がします。それでもゼクロム(レシラム)に問われた時の想いは、サトシらしくて好きです。でも理想を聞かれても、真実を聞かれても同じだったのは・・・理想と真実が同じってことで良いのでしょうか(汗。
そういえば終盤、サトシの目が怖かったなぁと。


今回の主役はもちろんビクティニ、ゼクロム、レシラム。ビクティニのCVは水樹奈々さんで可愛らしいですし、ゼクロムやレシラムも非常にカッコいいです。この3体は良かったと思います。CVといえば、チョロネコ、ヨーテリー、モグリュー、チラーミィの4体のCVはスフィアの皆さんだったようで。豊崎さんのチョロネコはすぐに分かりました。
さて、そんな伝説系3体を差し置いて、個人的に大活躍していると感じたのがゴルーグです。ドレッドやカリータの母親・ジャンタのポケモンなのですが、頑張りすぎってレベルじゃねーぞwwゼクロム(レシラム)を止めようと頑張り、ジェット噴射で空を飛び、攻撃を喰らって城から落とされてもまた飛んで舞い戻り、おまけに落ちたドレッドを救うわ、そのまま空気も薄くなってる所に飛んでいくわ、最後は伝説2体と同様の働きをするわ・・・何なんだお前ww何か良く分からないけど好きになりましたw
それにしても、ゴルーグがピンチなのに、ボールに戻すという事をしないのはどうなんだ(汗。

ちなみにロケット団も出てきただけ、けれどもあの台詞は嬉しかったり。


まとめとしては、ストーリーは普通、サトシたちの扱いも微妙、ポケモンたちの出番が少ない・・・と、あまり良い内容とは思えませんでした。まぁアイリスは可愛かったですけども、出番がなぁ。ただ雲の描写は素晴らしかったと思います。ゼクロムとレシラムの攻撃で晴れる雲や、流れ行く雲。BWから加わった四季の概念も少しだけ描かれていましたし、風景は素晴らしかったですね。
来年も映画があるようですし、内容はそちらに期待するとします。


余談
あの高度なら、レックウザが出てきそう。
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ダンタリアンの書架 第1話「仕掛け絵本」

2011-07-16 06:40:27 | 2011年アニメ
ダンタリアンの書架 第1話「仕掛け絵本」

蒐集家の祖父を持つ、ヒュー・アンソニー・ディスワード(ヒューイ)。祖父が亡くなったと知り、屋敷に訪れると、そこには1人の少女がいた。彼女の名前はダリアン。その胸に禁断の英知を保有した「ダンタリアンの書架」を有している。第1話は2人が出会い、ヒューイが幻書の存在と力を目の当たりにし、2人で何とか仕掛け絵本を封印する話でした。

まぁそれは置いといて(汗。我は問う・・・何故ダリアンのデザインが変更されたのかを。頭につけてる白いやつと、リボンと胸元の鍵どこいったんだよ・・・アニメ版は姫っぽくなってる印象で、個人的には原作や漫画のデザインの方が断然好きです。何故・・・
後は幻書の呪文詠唱ですが、あれは毎回やるのかどうか。ヒューイの回想も挟んでましたが、それにしたってどうなんだろう。

一応原作は全巻既読です。好きな作品ではあるのですが、アニメ第1話は微妙なところですね。とりあえず「胎児の書」を待つとします。
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