仮面ライダーオーズ/OOO 第42話「氷とグリード化と砕けた翼」
真木にメダルが欲しいと迫られる映司。世界を終わらせるなんて言わなければ、すぐにでも渡したいところと、映司は何とか真木から逃げ出そうと走る。だがまたも真木が立ちはだかる。そして映司に、自分がグリードになろうとしていることを、知ってて気づかないふりをしているのかと問う。
一方後藤さんバースは、氷の力を有するアンキロサウルスヤミーにより、下半身を凍結させられてしまう。更にバースバスターのセルメダルも打ちつくして大ピンチ。だが、そろそろ上司の出勤時間!間一髪、里中の援護によりバースはアンキロサウルスやミーを退ける事が出来た。里中もナイスですが、後藤さんの「上司の出勤時間~」という件が凄くカッコよく感じました。
グリードは欲望の塊。どれほど欲し続けようとも、それが満たされる事は無い。満たされたと感じる時、人間の感覚が働いている。だがグリードが見る世界、聞こえる世界では色や音も濁ってしまう。映司のグリード化の進行の1つとして、美味しい物を美味しいと感じられなくなっているのでしょうね。
グリードが完全復活すれば、人間が美しさや美味さを感じる、その五感を人間ごと喰らい尽くす。そしてそれが果てなく続けば、いずれ世界も喰らう事になる。それでもメダルは渡せない。メダルを渡せば、美しい物を美しいままに感じられる・・・そこで後藤さんバースにより、助け出される映司。
オーズとしての器無き者はグリードになる。
映司のグリード化は若干進んでいる。比奈の味覚を感じなくなっていた。それでも褒めてくれた映司の優しさ、心遣い。真実を知った泉兄妹は、映司がこれ以上戦わないように止めようと決意する。その頃、映司は魚を焼いて食べるも、熱いのがわかっても、味の抜けたガムのような感覚だった。アンクがアイスをむさぼるように食べていたのは、信吾の体を得て、初めて冷たくて美味いのが分かったから・・・アンクのアイス好きが、そんな理由もあったとは・・・
味を感じないのに、美味しいとお菓子やけんだまをむさぼり喰らうガメル。分からないけど、実感してみたいんでしょうね・・・真木はアンキロサウルスヤミーにオーズを誘き出すように告げる。そして真木自身のグリード化は更に進み・・・
ヤミーの出現に走り出す映司。だがその前に比奈と信吾が戦ってはいけないと立ちはだかる。戦いの場には後藤さんが向かっている。アンキロサウルスヤミーは、人々にオーズに助けを求めるように命令し、叫ばない者は凍らせて砕く。次々にオーズに助けを求める人々。その声を聞いた映司は尚も戦おうとする。大丈夫だからと笑顔で比奈に告げる映司。
勝手にオーズに助けを求める人々。映司君は神様じゃない。比奈の願いは通じず、人々はそれでもオーズを呼び続ける。比奈に謝り、映司はオーズ・ラトラーターコンボへ変身し、いざ戦いの場へ。
光熱とトラクローによる斬撃で人々を救い出したラトラーター。そこへ現れたアンクロスト。そこにアンクの気配は感じられない。1つだけ気になっているのは、アイスが美味しいかどうか。オーズも1つだけ分かっている事は、アンクがそう簡単に消えるはしないという事。
この赤いメダルはアンクロストのものではない。「あいつのだ!」オーズはプトティラコンボへと変身。あのー、ライオン、トラ、チーターのメダルは誰が回収するんでしょうか(汗。
俺達が望んでいる通りに戦う、と信吾。比奈は信吾もアンクも救いたい。皆勝手な望みを言い、それを受け入れ、戦う事の出来る人間が、映司こそがオーズ。
アンキロサウルスヤミーに対し、零距離でブレストキャノンを当てて撃破した後藤さんバース。
そしてプトティラVSアンクロスト。その最中、オーズの様子がおかしくなっていた。最早見ていられないのか、崩れる比奈。その手を掴み、映司の手を掴むのだろう、その都合の良い神様にしてはいけないと信吾。
プトティラはこれまで以上の力を発揮し、アンクロストの体内にある3つのコアメダルを粉砕し、遂にアンクロストを撃破する。戦い終わったオーズの、映司の手を掴み取る比奈。
そしてその目の前で、5つのコアメダルと大量のセルメダルが集まり復活を果たしたアンク。今度ばかりは礼を言ってやっても良いとアンクは告げ、あとは・・・と、信吾の前に立つアンク。果たしてアンクの目的とは?
感想
復活を果たしたアンク。今回プトティラが砕いた3つのコアのうち、いずれかにアンクロストの意思が宿る、中心となっているコアがあったんでしょうね。ちょうどクワガタメダル(ウヴァ)のような感じで、それを砕いたからこそ、アンクロストも消滅したと。で、アンクはアンクで、アンクの意思が宿っているコアを中心に復活・・・ということでしょうか。
映司が持っているタカコア1枚、砕かれたのはおそらくタカ、クジャク、コンドルのコア各1枚。なので現在アンクを構成しているのはタカ1枚、クジャク2枚、コンドル2枚でしょうか。タカとコンドルのコアは区別がつき辛くて困る。
さてグリード化が進行してしまっている映司。その影響とは、五感が薄れていく事。人々が欲望を満たされたと感じるツールの1つ、感覚(五感)が挙げられる。だがグリードの見る世界は色がくすんで見え、音が濁っていてはそれらを美しいと感じる事は出来ず、欲望が満たされる事は無い。だがグリードが完全復活しても尚、その欲望は満たされる事は無く、欲望を満たしている人間を喰らう、そして世界を喰らう。それが世界の終末・・・
助けて、というのもまた欲望。今回捕まった人々はオーズが何かは知らないが、希望があるならそれにすがりたいと思い、オーズを呼んだ。しかしオーズは神様ではなく、ただの人間が変身している存在。皆の勝手な望みを黙って引き受けることが出来る人間こそがオーズ。自分の欲望だけではなく、他人の欲望の器として、戦う存在。
オーズは、映司は自分が助けたいと思い、そして誰かがそう願っているから、ヤミーやグリードと戦っているのでしょうね。欲望を受け入れ、誰かの欲望のために戦う。その果てにグリード化が待っているとしても。比奈はそんな映司から目をそらさず、しっかりと受け止めていくことでしょう。
仮面ライダーオーズは神様でも、言ってしまえば必ずしも正義の味方ではないのでしょう。その欲望の力を使い方によって、悪にもなれる。自分の欲望のためだけに戦っていたのが800年前のオーズだったと思います。だが映司は力を使えばグリードになってしまうかもしれないと知りつつ、それでも誰かを救うために力を使う。自分の身がどうなろうとも、誰かのために戦える。カッコいいけど、どこか悲しさが漂うヒーロー。果たしてどこまで抑えられるのか。更に盛り上がってまいりました。次回はいきなりウヴァさん復活!遂に真木の元にグリード全員集合?
真木にメダルが欲しいと迫られる映司。世界を終わらせるなんて言わなければ、すぐにでも渡したいところと、映司は何とか真木から逃げ出そうと走る。だがまたも真木が立ちはだかる。そして映司に、自分がグリードになろうとしていることを、知ってて気づかないふりをしているのかと問う。
一方後藤さんバースは、氷の力を有するアンキロサウルスヤミーにより、下半身を凍結させられてしまう。更にバースバスターのセルメダルも打ちつくして大ピンチ。だが、そろそろ上司の出勤時間!間一髪、里中の援護によりバースはアンキロサウルスやミーを退ける事が出来た。里中もナイスですが、後藤さんの「上司の出勤時間~」という件が凄くカッコよく感じました。
グリードは欲望の塊。どれほど欲し続けようとも、それが満たされる事は無い。満たされたと感じる時、人間の感覚が働いている。だがグリードが見る世界、聞こえる世界では色や音も濁ってしまう。映司のグリード化の進行の1つとして、美味しい物を美味しいと感じられなくなっているのでしょうね。
グリードが完全復活すれば、人間が美しさや美味さを感じる、その五感を人間ごと喰らい尽くす。そしてそれが果てなく続けば、いずれ世界も喰らう事になる。それでもメダルは渡せない。メダルを渡せば、美しい物を美しいままに感じられる・・・そこで後藤さんバースにより、助け出される映司。
オーズとしての器無き者はグリードになる。
映司のグリード化は若干進んでいる。比奈の味覚を感じなくなっていた。それでも褒めてくれた映司の優しさ、心遣い。真実を知った泉兄妹は、映司がこれ以上戦わないように止めようと決意する。その頃、映司は魚を焼いて食べるも、熱いのがわかっても、味の抜けたガムのような感覚だった。アンクがアイスをむさぼるように食べていたのは、信吾の体を得て、初めて冷たくて美味いのが分かったから・・・アンクのアイス好きが、そんな理由もあったとは・・・
味を感じないのに、美味しいとお菓子やけんだまをむさぼり喰らうガメル。分からないけど、実感してみたいんでしょうね・・・真木はアンキロサウルスヤミーにオーズを誘き出すように告げる。そして真木自身のグリード化は更に進み・・・
ヤミーの出現に走り出す映司。だがその前に比奈と信吾が戦ってはいけないと立ちはだかる。戦いの場には後藤さんが向かっている。アンキロサウルスヤミーは、人々にオーズに助けを求めるように命令し、叫ばない者は凍らせて砕く。次々にオーズに助けを求める人々。その声を聞いた映司は尚も戦おうとする。大丈夫だからと笑顔で比奈に告げる映司。
勝手にオーズに助けを求める人々。映司君は神様じゃない。比奈の願いは通じず、人々はそれでもオーズを呼び続ける。比奈に謝り、映司はオーズ・ラトラーターコンボへ変身し、いざ戦いの場へ。
光熱とトラクローによる斬撃で人々を救い出したラトラーター。そこへ現れたアンクロスト。そこにアンクの気配は感じられない。1つだけ気になっているのは、アイスが美味しいかどうか。オーズも1つだけ分かっている事は、アンクがそう簡単に消えるはしないという事。
この赤いメダルはアンクロストのものではない。「あいつのだ!」オーズはプトティラコンボへと変身。あのー、ライオン、トラ、チーターのメダルは誰が回収するんでしょうか(汗。
俺達が望んでいる通りに戦う、と信吾。比奈は信吾もアンクも救いたい。皆勝手な望みを言い、それを受け入れ、戦う事の出来る人間が、映司こそがオーズ。
アンキロサウルスヤミーに対し、零距離でブレストキャノンを当てて撃破した後藤さんバース。
そしてプトティラVSアンクロスト。その最中、オーズの様子がおかしくなっていた。最早見ていられないのか、崩れる比奈。その手を掴み、映司の手を掴むのだろう、その都合の良い神様にしてはいけないと信吾。
プトティラはこれまで以上の力を発揮し、アンクロストの体内にある3つのコアメダルを粉砕し、遂にアンクロストを撃破する。戦い終わったオーズの、映司の手を掴み取る比奈。
そしてその目の前で、5つのコアメダルと大量のセルメダルが集まり復活を果たしたアンク。今度ばかりは礼を言ってやっても良いとアンクは告げ、あとは・・・と、信吾の前に立つアンク。果たしてアンクの目的とは?
感想
復活を果たしたアンク。今回プトティラが砕いた3つのコアのうち、いずれかにアンクロストの意思が宿る、中心となっているコアがあったんでしょうね。ちょうどクワガタメダル(ウヴァ)のような感じで、それを砕いたからこそ、アンクロストも消滅したと。で、アンクはアンクで、アンクの意思が宿っているコアを中心に復活・・・ということでしょうか。
映司が持っているタカコア1枚、砕かれたのはおそらくタカ、クジャク、コンドルのコア各1枚。なので現在アンクを構成しているのはタカ1枚、クジャク2枚、コンドル2枚でしょうか。タカとコンドルのコアは区別がつき辛くて困る。
さてグリード化が進行してしまっている映司。その影響とは、五感が薄れていく事。人々が欲望を満たされたと感じるツールの1つ、感覚(五感)が挙げられる。だがグリードの見る世界は色がくすんで見え、音が濁っていてはそれらを美しいと感じる事は出来ず、欲望が満たされる事は無い。だがグリードが完全復活しても尚、その欲望は満たされる事は無く、欲望を満たしている人間を喰らう、そして世界を喰らう。それが世界の終末・・・
助けて、というのもまた欲望。今回捕まった人々はオーズが何かは知らないが、希望があるならそれにすがりたいと思い、オーズを呼んだ。しかしオーズは神様ではなく、ただの人間が変身している存在。皆の勝手な望みを黙って引き受けることが出来る人間こそがオーズ。自分の欲望だけではなく、他人の欲望の器として、戦う存在。
オーズは、映司は自分が助けたいと思い、そして誰かがそう願っているから、ヤミーやグリードと戦っているのでしょうね。欲望を受け入れ、誰かの欲望のために戦う。その果てにグリード化が待っているとしても。比奈はそんな映司から目をそらさず、しっかりと受け止めていくことでしょう。
仮面ライダーオーズは神様でも、言ってしまえば必ずしも正義の味方ではないのでしょう。その欲望の力を使い方によって、悪にもなれる。自分の欲望のためだけに戦っていたのが800年前のオーズだったと思います。だが映司は力を使えばグリードになってしまうかもしれないと知りつつ、それでも誰かを救うために力を使う。自分の身がどうなろうとも、誰かのために戦える。カッコいいけど、どこか悲しさが漂うヒーロー。果たしてどこまで抑えられるのか。更に盛り上がってまいりました。次回はいきなりウヴァさん復活!遂に真木の元にグリード全員集合?