カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

古臭いが、もともと古い話だし   インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国

2016-09-14 | 映画

インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国/スティーブン・スピルバーグ監督

 BSで放送されていたのを観た。観終わってから見たことあるなとは思ったが、おおむね忘れていて楽しめた。今さらだが、さすがにハリソン・フォードは老けたな、という感じ。頑張ってアクションやっているけど、かなり無理がある。まあ、そういうことも含めて面白くはあるけれど。
 舞台は冷戦時代のソ連との絡みがあって、中南米に秘宝を探して冒険する。クリスタルスカルというのは水晶のドクロで、マヤ文明などで出土されているものらしい。いろいろ意味が有るようだけど、映画では宇宙的なつながりとも発展させて解釈している。映画的には盛り上がるからいいが、それなりに荒唐無稽とまでいえないようなところもあるらしい。まあ、昔のこと過ぎて本当に分からないだけのことだろうけど。
 それにしても何度も裏切る人もいるし、ソ連はステレオタイプ的に悪い。そのような分かりやすい敵がいなくなった現代では、単純に冒険活劇が楽しめなくなっているのかもしれない。もう仮面ライダーなんか見ても、誰が敵か味方かまったくわからんもんね。世の中というのはある程度単純でなければ楽しめないのかもしれない。それだけ人間は昔から馬鹿だということだろうけど。
 インディ・ジョーンズ本人の過去と現在の絡みもあるし、ストーリーはそれなりに良く練られているのではないか。そんなに深みがある作品ではないかもしれないが、楽しいだけでなく、この作品を見続けていること自体に喜びを覚えるような感慨がある。もちろん新しい観客が観ても何の問題も無いが、これを観て過去も観てみようという気分になるのだろうか。シリーズというのは、それなりに美味しい商売かもしれないですね。まあ、皆年を取るので、いつまでも、というのはやはり大変なんだろうけれど…。
コメント
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