国会のヤジ
亀井さんは大声であくびしたり態度の悪いので有名だけれど、だからヤジってもいいということにはならない。多少はいい気味だとは正直に思うけれど…。
だいたい国会の答弁は会議としては最悪の見本には違いない。これまで本当に数えきれないほど国会のヤジについては見苦しいということは言われてきたにもかかわらず(本当に僕の子供のころから何度も新聞やテレビで見てきた話題だ)、当の国会議員たちには「ヤジも必要」という話しか聞いたことは無い。若い議員にとってはベテランから奨励されてさえいる行為だとも聞く。ヤジれない奴は将来性がないとでもいうことなんだろうか。そんな奴が生き残る方がはるかに問題のような気がするけど。
どんなに馬鹿げた話であろうと、まずは答弁を聞くというのは基本中の基本だろう。今までは自民党の答弁は官僚が作ったペーパーだったわけで(今もそれは基本的には変わりないようだけど)、聞く時間がもったいないということはあっただろうけれど、政党政治というものは会議としての進行において明らかに欠陥があるものらしいということはよく分かる。敵対する団体の意見なんだから内容より先に反対だという態度がまずあるからだ。もちろんそれでヤジが正当化されることはもちろんできはしないが…。
どんなに論理的に論破できる内容でも、数があれば採決できるという論理の方が上なら、いつまでたっても国会でのヤジはおさまりはしないのかもしれない。
それでも進行上支障をきたすほどのヤジは、やはり退場に値すると、せめて進行役の議長にはそれくらいの権限を行使できるようにすべきなんじゃないかとは思う。
みんな退場させられて話し合いができなくなるようなら、その残った程度の人間で国政はやってもいいということなんじゃないでしょうか。